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入試を終えた子たちに話を聞いたら、だいたい入試当日試験開始前は、「今までいちばん緊張した。」「怖かった。」「ドキドキして、自分じゃないみたいだった。」という感想が多いです。これは大方予想通りですね。中には、「いよいよだ。この日が来るのが楽しみだった。」という強者もいますけど。「怖かった。」という子達に何がそんなに怖かったのかと尋ね詳しく聞くと、「不合格になること」そのものではないようでした。経験したことがないので、不合格がどれだけツライかということはあまり想像できないようです。この点は、合格もそのようです。周りの反応を見て初めて、それがどれぐらいすごいこととかうれしいこととか知ったというのが意外と多いのです。確かにそうかもしれませんね。受験で合格した人がすごーく喜んでいる姿を直接見たことがあるのは兄・姉がいる子ぐらいかもしれません。合格して初めて「こんなにうれしいことなんだ」「こんなに周りの人が誉めてくれるものなんだ」と知る方が多いようです。不合格がどれだけ悔しくて苦しいものか、リアルに想像できる子は少なく、子ども達が怖がっているのは「不合格」よりも「不合格になったときの親の反応」のようでした。「これだけやってきてもし落ちたらお母さんがどれだけ悲しむか。」「お父さん、お母さんをがっかりさせてしまう。」「お父さん、お母さんが恥ずかしいと思うかも・・・」お母さんが嘆き悲しむ表情ならリアルに想像できる。家族みんなが自分のせいで暗くなる。・・・友達にもなんて言おう・・・。不安はそこから膨らんでいく子が多いように感じました。もちろんそんな結果には終わって欲しくはないですが、少しでも不安を軽減してあげるために、当日少しでものびのびと問題に取り組むためにも、「たとえ不合格という結果になっても、愛する息子(娘)であることは変わりない。」「あなたの努力が0という意味ではない。」「君自身は何も変わらない。」ということを表現しておいてあげて欲しいと思います。先ほど、「入試当日が来るのが楽しみだ」と言った子がいると言いましたが、その子のご両親は、常々そういうことを伝えておられました。入試って、しない子もいるのだから、「受験に挑戦した」ということだけでも価値があるし、そのためにあなたは自分なりにできるだけの努力をして自分を磨いてきたのでしょう。そうやってがんばった自分のこと嫌い?好きでしょ?お父さんもお母さんも、塾へ通いながらお手伝いもきちんとやって、勉強だけじゃなくて、いろんなことにがんばれるようになったなぁ~って思ってる。すごく強くなったね。体も弱かったのに、少しの熱では平気になったしね。これで行きたい学校に入学できたら言うことなしだね。でも、もしも、行きたいと思っていた学校に行けなくても、今まであなたが一生懸命頑張った事実は、変わらないからね。お父さんもお母さんも塾の先生もみんなちゃんとわかってる。あなたが、「自分の力出し切れた!」って納得できたらいいんじゃない?それでもダメなら、それは、入学させたい人数が決まっている学校側の事情なワケだしね。そのときは、合格した学校で、今までの続きをあなたががんばっていけばいいからね。中学・高校が充実するかどうかは、結局は、あなた次第だからね。当日、自分らしく問題解けるように、後少しがんばれ!応援しかしてあげられないけど、ちゃんと見てるからね。そんな話をされたようです。もちろん、お子さんの性格によってかける言葉やニュアンスは変わってくると思います。中には、「落ちたら絶対に許さんからね!」ってプレッシャーをかけてあげることでプラスになる子だっていると思いますが。そして、できるだけ気丈に振舞ってあげてくださいね。焦っている大人を見て、落ち着いて勉強しろなんて無理ですよね。本音では、もういてもたってもいられないし、イライラしたり、情緒不安定になったり、親の方が気持ちの切り替えが難しい時期だと思います。講師をしているときの私もそうでした。毎年この時期は、寝つきも悪いし、いろんな情報が入ってくるとますます気が焦って、小さなミスをする生徒にいつも以上の反応をしてしまったり、お説教したくなる気持ちを押さえ込むのはなかなかの苦労でした。大切な子どものやり直しのきかない受験です。平常心でいるのは難しいですよね。ラストスパート、しっかりと詰めていくことは大切ですが、精神的に追い詰めるといいことはありませんから。そういうことを加味すると、気が焦る親と少し離れて受験のことも少し忘れ、友達とたわいないおしゃべりするとか、学校へ行っている時間は子ども達にとっては気分転換にもなっているし、規則正しく過ごすだけでも意味があるのかなと思います。中学受験という選択肢をあのとき、選んでいなかったとしたら・・・お子さんのこと想像してみてください。受験を選択したことで、なにか成長してる点があると思います。たくさんたくさん思いつくのではないでしょうか?知識が増えた、集中力がアップした、根性ついた、打たれ強くなった、考え方が少し大人になった、たくましくなった、友達が増えた・・・その成長している部分をいちばん把握できているのは、お母さんだと思うんです。本人よりも、塾の先生よりも。その成長したと思えるところをちゃんと評価してあげてください。その成長こそが、大きな価値のあることなんだと。中学・高校でその成長の続きをこれから描いていくんです。それは、どの中学へ進学しても変わりませんよね。大丈夫!どこでだっていい友達ができる!私の子なんだからね!(なんて。)
2021年01月11日
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今日、私立小学校の教育講演会のゲスト講師として小3・4年生の保護者を対象にお話をしてきました。進学校の高校生や勉強が好きではないまま大学生になった学生達も指導している中で、事例を多く挙げながらお話。「勉強」というよりも「勉強を通して磨く子ども達の力や魅力」を意識する毎日について。また子供の欠点は、何かをプラスするとそこが強みになるケースについても。「頑固・わがまま」と思われていた子が、学習を通して変化すると「信念貫く」人に成長したこと。「落ち着きがない・飽きっぽい」子が、成長していくと「周囲に配慮ができる」人に。アウェーな場所だったので、少々ヒヤヒヤしたのですが、感想には思いがけず嬉しい言葉が並びました。・先生の授業を私が受けたい。・定期的にこういう場を作って欲しい。・子供にもこういうのを受けさせたいです。というのが特に嬉しく思いました。自分の経験がお役に立てたのならぜひまたこういう機会を。こちらの教員の先生方にも「受験国語の問題の意図と解答解説・間違った生徒は何が足りないかの分析」という点で、研修をさせてもらいました。先生方、教科書国語とはまた別の視点での指導についてとても熱心にメモをとっていらっしゃいました。うちの子が通っている公立小では、塾に行く生徒を毛嫌いする先生もいるので、こんなふうに熱心に学んで一緒に応援してくれる先生方に出会える生徒さん達は幸せだなぁと思いました。
2020年10月31日
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これまで国語は安定して上位にいた生徒さんが、この時期にかくっと国語だけ成績が落ちるということは割とあります。まずは、下位~中位ぐらいの生徒さんが頑張ってきて、全体の層の幅が狭くなっていて高い偏差値が出にくいということ。もう一点、上位校向けの「深く考える」練習を積んで、ある程度自分の中で型ができてきたときに、塾の模試の傾向とズレが出てしまうというときです。下位~上位まで全員を対象にしている大勢が受ける模試、設問ごとに難易度が上がる算数なら、本人もどれが難しいかどれが簡単かわかるのですが、国語は難易度順に並んでいるわけではないのでつかみにくく、全部自分の志望校ぐらいに深くじっくり考えて答えを出すということをするためです。成績的には下がっているけど、進歩している、ということがありえます。単純に答えたらいいのまで、念のため他の可能性を考えてみたりするので時間切れとなってしまったり、要求されているのより多くのキーワードを入れて記述問題の解答を作ろうとして字数におさめるのに苦戦したり。そのため本文にさっと目を通して(理解せずに)線の近くしか読んでいない浅い解き方をする子に一時的に抜かれてしまうことがあります。長い目で見ると「自分が理解することを優先させる(時間切れになっての悔しさ、バランスの重要性に気づく)」感覚も必要です。プロ野球のスピードに慣れた後に、急に素人投手のボールがスローすぎてペースが狂うというか。やり直しで解けたなら、「時間内にその解答をすつっと出せるようにするには、どんな印をつけておけばよかったか、どんな練習をすれば時間短縮できそうか」本人が考えてみるのも大事です。時間切れで空白になった問題は、時間無制限でやり直しで、正解できているのなら全く問題ありません。あまり「時間」「スピード」というと、正確さを犠牲にするクセをつけてしまいます。それは長期的に見ると本末転倒になりますから、焦らずに。「時間がもう少し余裕できたら、○○点取れたはずだね。」と言ってあげてください。ここは、せめてはいけないところです(せめた方がいいのは、「記号問題、最初に書いていた方が合ってたわー。」という時。)
2020年09月15日
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ここのところ成績落ちています。心配で、個別指導もお願いできますか?という保護者の方もいらっしゃるのですが、逆効果かもしれません。疲れが理由であることが多いからです。夏期集中、かなりの多くの知識に触れました。点数が低いのは、「入っていない」のではなく、「入っているけど出すのに手間取った」というケースも多いのです。入れたものを脳が整理するためには、睡眠時間やぼんやりする時間が必要です。消化するための時間といいますか、しみこむ時間といいますか、とにかく詰め込んだだけでは、テストでアウトプットできません。昨年も、この時期に偏差値10近く落とした家庭教師先の生徒さんがいまして、一回思いっきり休息してみることを提案しました。2週間、塾を休み、たっぷり眠る時間を確保し、自分のしたいものだけ勉強しました。そして受けた、志望校別合否判定テストでは過去最高の成績が取れました。「頭の中にあったもやが取れたみたい」と本人は言っていました。疲れがたまっていて、鬱の一歩手前のようになると、理解できているはずのことまで間違うようになりますから。先日、塾の私のクラスで眠気と戦っている生徒さんがいました。テキストの中の文字も、呪文のようです。記号すらまともに書けていません。とりあえず埋めた解答欄の答えはすべてまちがっています。×です。それで、そのお子さんには教室を出てもらい別室で「一回机につっぷして、休みなさい。目が覚めたらおいで。」15分ぐらいして様子を見たら、寝息を立てていました。ちょうど他の生徒さんは、次の読解問題に取り組み始めていて、静かに集中しているタイミングでふと、起きて、先ほどの文章題に取り組みました。そこからは、正解の連続です。別人のようです。成績やテキストの○×は、本人の実力を常に示してくれるわけではありません。学力以外の理由もありますね。眠気と疲れには勝てません。無理に授業を受けるよりも、そこは本人の力を引き出すために、あえて、「休む」ということが必要なときもあります。他の生徒さんにも言いました。今日は調子よくない、眠くてしかたない、プールがあって疲れています、そういう情報も先生にちょうだいね。頭が動かないときに、動かそうとして動くときはいいけど、どうしても無理ってときもあるから、そのときは、国語の時間別室で休息して、次の算数はしっかり頑張るとか、そういうふうに考えていこうね。相談にのるからね。と
2020年08月31日
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年が明けましたね。関西の中学受験入試本番まであと2週間です。受験生とそのご家族にとっては、いつもとは違う雰囲気の年末年始。ラストスパートの時期です。知識分野の確認、志望校の試験問題と時間配分の調整、大事なことはたくさんありますが、もっとも大事なのは、睡眠時間の確保です。睡眠不足は、ミスを大きくします。しっかりと休んで、頭脳をベストの状態に働かせてあげるためには、うまく切り上げて、眠れるようにしてあげることも大切。緊張感で寝付けない場合は、親御さんと少し散歩やジョギングをしてもいいかもしれません。小さい頃のアルバムや映像を見返して、にこにこ楽しい夢が見られそうに誘導してあげることも効果ありです。
2020年01月03日
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今日は、「偏差値」について。「夏期講習もがんばった!最近もよくやっていると思う! でも、ちっとも偏差値が上がらない~!!なんで~?」私も、講師になりたてのころある先輩に教えてもらって、目からウロコでした。「がんばっていれば実力が上がる。成績が上がる。偏差値が上がる。」・・・と思っていますが、これがあてはまらなくなる時期がくるのです。どういうことかと言いますと、偏差値というのが、平均を50という基準にして、そこからの自分の位置を計る仕組みであるというのはご存知だと思うのですが、ここで見落としがちなのが、模擬テストを受ける子は、一人残らず中学受験を目指して勉強している子ども達である。ということ。公立中にいて、高校受験のための模擬テストを受けた場合と、ここが全く異なるのです。公立中にいて模擬テストを受けた場合、こう言ってはなんですが、あまり勉強していない子もテストを受けます。この間まで部活一色だったという子も受けます。ですから、勉強を少しがんばれば、偏差値は上がりやすかったのです。中学受験の場合はちがいますね。6年生は今、みんながみんなラストスパートで必死に勉強しています。最終的には、それぞれがおそらく限界に近い時間を使って勉強するわけです。模擬テストを受けにくる子ども、一人残らずが毎日すごくたくさんの問題を解いてきているわけです。ということは・・・毎日、すごい勢いで偏差値50の位置が上昇しているということ。イメージするとすごいものがありますね。「偏差値が前回と全く同じだ。上がらない。」というのは、『日々上がり続けている全体のスピードに負けず、しっかりと実力を上げている』と言えるのです。もっと言うと、実力は上がっても、その上がり方が緩やかだった場合は、力がついているのに偏差値は下がるという現象もありえるのです。4年生の間や5年生の前半は、基礎的な内容中心なので、その気になったら理解することも難しくありません。本気になっている生徒はまだまだ少ないし、昨日から塾に通い始めました・・・という受験生ビギナーさんもテストを受けているので、下位層がしっかりと存在していたために、偏差値は上がりやすかったんですね。その時期の下位層は、受験を考えていない子達の学力とさほど差はありませんから、塾に通って1年以上経っているお子さんなら偏差値もぐんと伸ばすことも可能でした。一度偏差値がぐっと上がった経験をしておくと、次にまたやる気が出てきますから、どんどんとよい循環が生まれます。中学受験で、スタート時期が重要というのはこういう理由もあるのです。出遅れると、すでに前を走っていく大きな団体の後ろを見ながら1からの基礎固めから始めないとといけないため、精神的にも負担が大きくなりやすいのです。5年生後半からは、そうもいきません。ほとんどビギナーはいませんし、6年生も今の時期となると、全員が本気。ですから、入試も近づいた6年の秋、もし、受験を考えていない小学生が、試しに模擬テストを受けたとしたらいくら学校でできるというお子さんでも、受験専用の練習量も経験値も0に近いのですから、科目によっては偏差値うんぬんというどころか数点とれるかとれないかでしょうね。全科目10点以上取れるでしょうか。問題見て泣き出す子もいるかもしれませんね。偏差値50の位置が、1年前の60の位置ぐらいまでに上がっているような状態です。止まっているように見えている偏差値の数字が、実は点差を表すものでした。野球やバスケットボールに例えて想像してみてださい。ライバル達が次々と点数を入れていく・・・。それに負けじと、攻めて点数を入れていく・・・。息を飲むシーソーゲーム!点差は0。同点だ。これが、偏差値が上がらない。前回と同じ。・・・という状態です。そのシーソーゲームの末に、志望者がみんな似たりよったりの実力でせめぎあい、最後の1分1秒まで考えた末に、ボーダーラインと呼ばれる点数より1点でも上回れば、『合格』がいただけます。今、戦いの真っ最中。上手に応援してあげてください!それでも偏差値が止まっているように見えて不安なときは、1年前や半年前の実力テストを引っ張り出してきてみてください。それもできるだけ成績の悪かったときの。今、やってみましょう。前よりスピーディにできるようになっている、前よりも正解率が上がっている。そういう実感を得られることが多いですよ。「実力はついてきている」「以前より多くの知識を身につけた」そういう本質的な部分をぜひ、言葉にして褒めてあげてください。(再掲)
2019年10月27日
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6年生、ここからは偏差値は気にし過ぎてはいけません。平均の位置が毎日上がっていくので、これまでの数字とは意味が変わってきます。全員がラストスパートをして、集中して取り組みますから。ちょっと気を抜いたりミスをすると、こんなに勉強しているのに偏差値は下がってしまいます。頑張っている生徒でも維持がいっぱいいっぱいのところとなるのも、そういうものだからです。だから、偏差値の数字で焦る必要はありません。それでも偏差値が上がっている人は、かなり自信を持っていいです。偏差値は、その模試での立ち位置を示すもので目安でしかありませんから、模試よりも過去問の正答率にこだわっていきましょう。ここからは志望校の過去問で1回目に何点取れたのか、2回目だと何点アップできたのか、それを時間内にどうやって獲得できるようにしていくか、分析と練習の積み重ねが合否を分けます。集中して、一問一問大事に解いていきましょう。
2019年10月27日
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運動会の練習など学校行事との兼ね合い、季節の変わり目でつかれやすくなっていますね。授業は基本的には80分なんですが、ぽつぽつ集中が切れたように見えるときには、「はい、2分休憩 無の時間」と言って、みんなで机の上に突っ伏しています。ふうっと緊張感を解いて緩めて、また「はい、頑張ろう、集中するよー。」と本文の内容に戻るときもありますし、まだまだきつそうなときには、「さんずいへんの漢字5つ」「木へんの漢字よーいどん」などのクイズを出して、脳トレタイムをはさむときも。高校生や大学生を指導するときもそうなのですが、「ちゃんと受け止める姿勢が取れているか、集中できているか」「そうでないときにはそれに働きかける」ということも大切な授業の技術の一つです。
2019年10月19日
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関西の私立中学校は、10~11月にプレテストという形で模試をするところが多くなってきました。ぜひ、受験してくださいね。いい練習になります。各塾が開催する模試は、その塾の色がありますからそればかり慣れても実際の入試とはまたちょっと別物です。五ツ木駸々堂は、これはこれで完全に独自路線でこれまたデータとしての信用度は高くなくなってきています。プレテストですと、いつもとちがう教室でいつもと違う顔ぶれで、入試に近い問題を解くことがうまくいってもいかなくてもいい練習になります。志望校ではなくても、場数の一つとして受けてみることをお薦めします。説明会が同時に開催されて、意外と候補の一つに入れてもいいかもという発見もあるかもしれませんね。イマイチ緊張感のない生徒さんには、「いよいよ入試が近付いている」という精神的なスイッチが入ることを期待します!→こちらのサイトに一覧があります。問題のバランス的には私は清教学園のプレテストが力試しにいいと特にお薦め。清風南海は、問題がちょっと難易度高めです。難関校を志望している人には、実践でどのぐらい解けるか腕だめしにいいですね。
2019年09月29日
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塾講師のアドバイスについて。もちろんその人の人柄や、仕事への情熱の具合、生徒への愛情などに左右されますけれど、一般的に・・・と保護者の方の頭の片隅に留めていただくといいのでは?と思うことを書きます。これは、複数の塾の講師と話をしたり、他塾から転塾してきた保護者の方からお聞きしたことから感じたことです。結論から言うと、塾講師1人の話をそのまま「中学受験界での常識(正解)」と思ってはいけないということです。大手塾の場合は特にですが、システム化がしっかりなされている分、各講師の守備範囲は深いかわりに狭いです。教室がたくさんあって移動する講師も多いとなると余計に。国語の講師は、その生徒さんの国語の成績については熟知していても、他教科についてはあまり知らないということもあります。なので、極端な例を出すと、国語の講師に「今回の成績よかったですね!太鼓判を押しますよ~」と言われても安心してはいけないということです。または、「今のままではかなり厳しい」と言われてもそれは、あくまでも国語という教科についてのことであるということ。あくまでも、その先生の『守備範囲において』という前提をお忘れなく。各中学校別の問題傾向については専門の部門に任されていて、授業担当の講師はそこまで詳しくないケースも多々あるようです。そういう場合は、教科担任ではなくて、進路指導に関わる講師にアドバイスをもらう方がいいですね。高学年になって、アドバイスを求めたときに、今の学習内容についてだけでなくて、志望校の名前やその学校の出題傾向をからめた課題についてのアドバイスが出るかどうか。懇談会などでお話する際には確認できるといいと思います。出題傾向に特徴がある学校の場合であれば、その部分が得意か不得意かは大きく明暗が分かれますからね。その点を把握してくれるとなるとかなり信頼できますよね。少人数制の塾の場合は、講師どうしの情報交換が密になされていることが多く、比較的その生徒の目標にしている学校の分析なども各講師が自分ですることも多いようです。その点ではいいですが、小規模な分、データの数は大手と比べてかなり少なくなりますからできるだけ講師と情報を共有できることを期待したいですね。個別指導の要素があるのでしたら、効率よく利用できるように、志望校がある程度数校に絞れている場合は、講師に学校名を出しておくといいでしょう。■また、塾講師の判断基準は『中学受験で合格する』という視点での大前提を忘れてはいけません。ま、当たり前っちゃ 当たり前ですけどね。人生とか進学後については考えていない人もいます。例えば、「習い事を辞めたほうがいい?」と聞かれれば、「やめて勉強してください。」ということが多い。合格の確率を1%でも上げたければ勉強時間を増やして欲しいにきまってますから。これは、化粧品売り場の美容部員さんに言わせれば、「洗濯物を干すだけでも日光に当たる以上はシミの原因になりますから、必ず日焼け止めを塗ってください。」というのと同じ感じ。お医者さんからすれば、「風邪引かないように冬場は人の多いところには絶対に行かないで下さいね。」といいますよね。もちろんそうできればいいけれど、できないこともあります。あくまでも塾講師は、『合格する』ということから逆算して今の状況を分析し、アドバイスします。ただ、そのアドバイスが『子育て・人の成長』という視点からは必ずしも正しいとは言えないこともでてくるということを、忘れずにいて欲しいと思います。『合格する』ことだけにピントを合わせて、公立中学をバカにする発言をする講師もいます。少しでも私学への執着心を持ってもらった方が勉強に力が入るからかもしれません。塾での友人関係を軽視する講師もいます。子どもたちにとって友達関係はすごく大きなことです。『塾は勉強する場所なんだから、そんなくだらないこと考えずに問題解け』と言うのは簡単ですが、塾講師がそう言ったとしても、家族はそうではいけないと思うんですよ。友達の発言に心を痛めたことを理解し、悩んでいることを認めてあげ、安心させてあげて、それでいて、自分の言動を省みたり、前向きに勉強に取り組めるように背中を押してあげて欲しい。『お母さん』までもが『塾講師』と同じ視点になった叱り方をしなくてもいい場合があるんですよね。お父さん、お母さんと塾講師は、役割がちがいます。お父さん、お母さんが、「お父さんお母さん」としての役割を果たしてくれるからこそ、塾講師も思い切って「塾講師」としてのアドバイスをすることができます。以前、できのいいお兄ちゃんと比べて、学習面で苦労する弟のことをずっとけなす保護者の方がいらっしゃいました。「あの子の母親をやめたくなることがある」とまで言われたことに私はショックで、彼には「塾講師」としてのアドバイスができなくなりました。元々お母さんが頑として譲らない目標校は現実的ではありませんでしたので、本当にそこを目指すのであればかなり厳しい課題とアドバイスが必要でしたが、あんなふうにけなされていると知ると、どうしてもやさしい言葉をかけ、彼の彼としての成長を認めては誉める。そして越えられそうな範囲での課題を与えるということになりました。塾講師としては、失格です。保護者の方のニーズに応えられませんでしたから。塾講師が塾講師としての仕事をするためには、保護者の方が、ちゃんとお子さんの様子を丁寧に見ていただく必要があるんです。健康管理もそうですけど、気持ちの揺れに敏感に察知して、相談して欲しいです。集中できない事情があるときに厳しい叱責は、届きません。やる気にあふれている時も教えていただければ、いつも以上の成長を期待した指導ができます。どんなこと習ったの?すごーい! 去年の今ごろからは信じられないぐらい賢くなったんじゃないの~?!たまには、小さい頃に幼稚園から帰ってきたらしていた会話のようなちょっと親バカな「わが子絶賛タイム」を作ってあげてほしいなと思います。そんなときには、叱る諭すのは講師に任せちゃってください。電話1本で承ります。→講師目線の「中学受験体験記」
2019年09月23日
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中学受験の準備をしている生徒さんたち、うちの子も含めてですが、学校の成績は全く別物ですね。学校の教員をしている友人もいるので、そちらからの話を聴いてもそうですが、〇字が丁寧できれいな子が高く評価される。〇基本的な問題ばかりなので、そこでミスをしてしまうと大幅に評価が下がる。 →難問に燃えるタイプは評価されにくい。難問がそもそも学校では出題されないから見えない。〇挙手をして発表をする子が高く評価される。 ただし、全部の問題に手を挙げると当てられなくなる。 変な空気を読むようになる子も。ネット上では、数式的には合っているのに模範解答とちがう書き方だから×されたものや、白黒のプリントで「ピーマン」が模範解答のところを「パプリカ」と書いて×になったというものもありました。国語のプリントでも、正解にしていいと思われる解答まで×にされているのをよく見ます。あくまで「限られた問題」だけで判断した「担任の先生一人の個人的な感覚」においての成績であって、それが適切な評価である場合もあれば、ずれている場合もある、と割り切りましょう。
2019年09月23日
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保護者の方ができる教育効果UPのサポートです。〇授業後に、「今日何習ったの?」と質問をすること。 その返事には、「すごい!」「それで、それで?」「他には?」と興味があるように、相槌を打って、どんどん聞き出してください。 そうしてもらえると、脳が今日の授業を思い出そうとしていろいろと動きだしてくれます。「復習」効果があります。同じ内容を3回繰り返してインプット・アウトプットすると長期記憶の引き出しに入るそうです。 その1回を帰り道か翌日の朝に引き出してもらえたら、教育効果が上がります。〇脳が活性化する方法の1つに「楽しみ」という気持ちを持つことというのがあります。 お楽しみを用意してあげてください。デザートでも、旅行でも、気分転換のお出かけでも、なんでもかまいません。それを「楽しみ~」と思いながら、教室に向かってくれたら、今日のこの授業も頑張って乗り切ろう。そうしたら、お楽しみのあれが待っている~と前向きな気持ちになります。〇家族の笑顔は、ポジティブな感情や自己肯定感を高めてくれて、それが新しい知識を吸収するエネルギーともなります。つまり、がみがみモードは封印です。私は我が子にはガミガミ言ってしまうのがわかっているので、この夏めっちゃ仕事入れています。横についてイライラして怒ってしまうならいない方がマシだから、それでさぼってて、自業自得になったらなったで、それも子供の人生の勉強だからと。2か月前に、知り合いの知り合いという形で引き受けました家庭教師。6年生で、過去自己最低点を取ってしまったというその生徒さん、5回の家庭教師で偏差値19ポイントアップしました。[国語の公式]を説明しましたところぐんぐん吸収して使いこなせて、自己ベスト更新。志望校諦めなくて済みそうです、とのこと。同じ説明を、先日は高校3年生の大学入試対策講座でもしてきました。コメントに「もっと早く知りたかった・・・」「今まで感覚や運だと思っていたことに、ちゃんと裏付けや根拠があったのだと改めて理解しました。ちゃんと解きます。」「先生のやり方やったら、びっくりするぐらいセンター対策の問題集が解けた。ほんとにびっくり。間に合ってよかったー。」と。中学受験のときに、きちんと現代文の解き方を整理できれば、そのまま大学受験まで使えますからね。あとは文章が抽象的で小難しくなるだけです。頑張れ受験生。
2019年08月04日
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小学生が、自宅で集中して勉強に取り組むのがこんなに難しいものかと、我が子を見てつくづく思い知りました。でも、働く私にとっても自宅はリラックスの場所。大人でも自宅で100%仕事モードになれないのに、生まれたときから自分が甘やかしてもらえて好きなタイミングで好きなことができた自分の家で子供が100%勉強モードになんてなかなかなれないのは自然なことですね。そんな中で、しっかり集中できているお子さんは、本当に素晴らしい。叱りつけて機嫌が悪くて、いやいやしぶしぶテキストに向かってもなかなか勉強の効率も上がらないなら、家庭教師や個別指導を利用するというのも手ですね。しかし、そうなると次は費用的な問題が発生・・・。費用は抑えつつ、自分で学ぶ時間と質を確保したいという方は、ぜひのぞきにきてください。私が国語で関わっているmanaviでは、日曜日の個別コースで他塾の生徒さんも1時間1500円で個別指導が受けられます。日曜日限定ですが、10:00~18:00の間、好きな時間だけ利用できます。各自が問題に向かい、質問したいタイミングで塾長先生含む数人の先生にわかるまで丁寧に個別指導してもらうことが可能です。そして、月18000円を超えた分の費用はノーカウントです。1か月12時間までは、1時間1500円でカウント。毎月12時間を超えた分は定額制、何時間利用しても18000円までです。3時間を4回の日曜日とも行けば12時間。それ以上は費用負担なし。自分で問題に取り組んで、自分で答えを出すことも大切です。でも、質問したいタイミングにすぐに尋ねることができる環境も大事です。一般的な個別指導だと60分や80分の自分の購入した時間帯しか質問ができないということもありますし、費用も高め。それがこの形式だと、普段塾で学んだことが定着しているか課題に取り組んで自分で勉強して気づくことができます。それでつまずいたり、応用問題と向き合うタイミングで先生のアドバイスを受けて、ステップアップすることができる。塾の授業を受けた生徒さんにとって、効果的な日曜日の使い方ができます。私立中学入学後に定期テスト対策などでの利用も可能です。→https://www.manavi-osaka.com/privatelesson
2019年05月28日
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大学でのレポート作成、大学入試や就活の際の小論文講座、小学生の読書感想文などの講師もしています。先日、私立高校の小論文講座の指導に行ってまいりました。私立高校ですので、中学受験か高校受験を超えてきている生徒さん達が対象。受験勉強の際に、ある程度説明文や論説文の解き方を学んできた生徒さんは、少しのコツを説明するだけでここまで文章が書けるのかという驚きを改めて感じました。個別に添削していますが、予想以上に良い出来です。大学生も教えていますが、AO入試や自己推薦入試での入学者が多い学部だと、なかなかこうはいきません。語彙も文法も論理展開もまっさらな学生に小論文やレポートを書かせるのは、素人の富士登山みたいなものです。その点、中学受験である程度日本語運用能力に自信を持てた生徒さんは強い。自分の意見を伝えるための語彙や論理展開のサンプルを数多くインプットしてきたようなもの。これまでの経験値によって、一歩の大きさが全然違います。春期集中講座、毎日おつかれさま。「今、頑張っている自分が未来の自分に自信をつけてくれます。今日の1問正解は、未来に10問の正解する大事な鍵となるものです。さ、集中していきましょうね。」と言いつつ、花粉症で辛そうな子がたくさんいます。薬を飲んだせいで眠そうな子もいます。涙目、くしゃみ。ときどき顔洗う?鼻かんでくる?と声を掛けて、応援しています。
2019年04月05日
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「塾に通っているのに成績がまったく伸びない。」それは、本人の能力不足のせいではありません。本人の理解のペースが塾のカリキュラムと合っていないミスマッチが大きな理由です。少し早めてもらった方が伸びる子もいますし、もう少しゆっくりの方が伸びる子もいます。また、一方通行の授業で力がつく子は少ないです。指名されたり、先生が採点したりなど、「かまう」方が教育効果は上がります。manaviでは、3~12名生徒の理解度・学習のペースに配慮して丁寧に指導していきます。宿題には解答をつけておりません。講師が解説しながらその理解度を確認しつつ、解説の度合いを微調整していきます。算数は、塾長が全員分一人一人一問一問採点して、個々の力をはかっています。力がついてきたら、速度を上げ、難度を上げます。つまずいたりスランプになったら、ゆっくり説明し直したり、横について復習します。「面白い」「わかる」「解ける」という手応えのためには、ときどきマンネリ化する学習の中で手抜きになったり、わからないからと空欄にしたり、投げやりになる生徒さんに厳しい言葉をかけることもあります。その後の「不正解の連続による自身喪失」の方が怖いからです。小言は、「不合格」よりずっとマシです。ぴりっとして集中のスイッチが入ったら、その後格段に正解が増えます。そうしたら「すごい!さっきと全然ちがうね。集中してからの正解連続、かっこいいね。この調子!」と褒められます。そうして軌道修正していきます。わかっていない、集中していない、ぼんやりしている、そういうのを放置しません。わかってきた、集中している、理解を深めた、そういうのを見つけて声を掛け、評価し、次の授業に繋げていきます。「育てていく」という感覚を持って授業をしています。消化不良や自信喪失の呪いにかかると、成績を伸ばすのに2倍以上の時間が掛かります。伸びる可能性や能力を充分に持っていながら、その塾の進度があっていないがために、成績不振となっているケースも多々あります。春から夏は、スピードよりも、「本人の理解」をまだまだ優先すべき時期だと私は考えています。→進学教室manavi 大阪府堺市 堺東駅から徒歩7分 熊野小学校近く。
2019年03月22日
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2月から新学年の授業が始まり、manaviでももうすぐ2か月となります。少し慣れて来た頃ですね。6名~8名の少人数ですので、生徒さんのペースに合わせて昨年よりもずっと早い進度ですすめていけているクラスもありますし、つまずいているようなのでじっくりゆっくり同じ問題の復習なども挟みながら、自信の核となる部分を大事にしているクラスもあります。今日、弟さんの送迎にいらっしゃった保護者の方から、manaviで学んでこの春から中学生となるお兄ちゃんが、卒業間近の小学校での作文課題のテーマ「感謝」でこの塾の話と私の話を書いてくれたのだと教えてもらいました。「すごくコワいときもあるけど、すごく力を伸ばしてくれた」と。友だちの間では、「あの先生、マジ、神やで。」とまで言ってくれていたとか。ぜひ、その作文を読ませてもらいたいと思ったのですが、お母様もそのように言ってくれたのですが、「添削されるからダメ」と拒まれてしまいました。笑。残念。「でも、その気持ちわかる。」と周りの講師が言っていました。6年生になってからめきめきと頭角を現して偏差値70台まで国語の成績を伸ばしました。このクラスの生徒さん、みんな本当に良く頑張りましたが、「歯を食いしばって耐えた」という感じではありません。受験に近づくにつれ、「面白さに気づいてのめり込んだ」「文章の内容に没頭した」という感じになって伸びていきました。最初から偏差値70台の子向けの授業を彼にしていたら、ここまでは伸びなかったと思いますし、国語の文章題を楽しむというところには連れていってあげられなかったと思います。スピードも正確さも同時に要求できるようになったのは6年生の秋ごろからでした。6年生の夏までは、スピードは度外視し、正確さ、読み取りの深さの方を重点的に指導して、コツがつかめてからスピードも要求するようにして伸びが加速していきました。「面白い」「わかる」「そういうことか」の積み重ねがあって、初めてスピードに乗れます。以前は苦手だと思っていた科目が、得意になり、その面白さに目覚めてから中学に進学できる。そうなってくれたことが嬉しいです。
2019年03月22日
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関西の入試の結果が出揃いました。 お父さんお母さんも、本当にお疲れ様でした。 呑気な本人よりもずっと気を使っておつかれのことと思います。 まだ小学生の子ども達にとって、緊張の中自分の持っている力を出し切るというのは大変難しいことです。 あれだけ世界中から「金メダルに最も近い選手」と言われていたフィギアスケートの浅田真央選手も、 金メダルは取れませんでしたね。相当のトレーニングを積み、ありとあらゆる分析をして、それでもうまくいかないこともある。その悔しさはいかほどか、私のする想像よりもはるかに大きいものだと思います。 翌日のフリーでは、見ている方が涙があふれてくるような素晴らしい演技で世界を魅了しました。 その気持ちの切り替えについてのインタビューで、真央さんが言っていました。 「実は前日の失敗を引きずってしまって、朝の練習ではジャンプが一度もまともに跳べませんでした。自分の体を自分でコントロールできないまま、フリーの直前の時間まできてしまいました。 音楽が鳴るというその瞬間、最初のポーズを決めるその瞬間、しーんとした会場で、いつもなら誰も声を発しないその瞬間に、『真央ちゃんがんばれー!』応援してくれた方がいました。静かな中で声を出すことにその人も勇気を出して声を出してくれたのだと思います。そのあと何人かも続けて『がんばれー!』と。それが耳に届いてた瞬間、すべての鎖みたいなのが解けたように、すっと体が軽く自由になりました。もう好きなようにやろう。思い切ってやろう。と思えたのです。」 自分にできることをやりきった後、人の声を素直に自分の中に受け入れて力に変えることができる。 声を出した側について「勇気を出してくれたと思う」と言える。 「フリーで納得のいく演技ができたのはなぜか」と聞かれて、自分がしたことではなく応援の声について話をするというそういう視野の広さというか、周囲を大切にしている姿勢。 見習いたいです。 生徒さん達も、この受験を通して皆さんお持ちの力に多角的に磨きをかけました。 論理的な考え方、 多くの知識、 積み重ねることの意味、 複雑なものを楽しめる感性、 つまずいたときに教えてもらって理解できた体験、 油断するとまんまと下がってしまった成績、 「解きたい」「できるようになりたい」という前向きな気持ち 磨いてきた力が、先生や友達と出会うことでさらに開花していくのでしょうね。 多くの実りある日々となりますように!
2019年01月28日
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今日、関西で一斉に中学受験の入試が始まりました。生徒全員が、全力を出せますように。昨日の最後の授業では、改めてポイントの確認をしていきました。各科目のポイントの説明だけでなく、気持ちの部分についても。緊張してきたら、それは「いつもの自分よりもできること」を考えているからかもしれない。そうじゃなくていいよ。「いつもの自分でいい。いつもどおりに。これまでやってきたことをここでもやるだけ。」そう思ってリラックスできるといいね。皆は、ちゃんと合格できる知識も技術も磨いてきました。新しい技は必要ありません。ちゃんと持っているので、おちついて、手順を思い返そう。ただし、できそうだからと粘ってしまうのだけ注意ね。少し悩む問題は、後回し!先にできるところを埋めてから残った時間で考えても十分だから。そこでしがみついてしまうと後の簡単な問題を取り損ねてしまうからね。ちょっと難しいけどできそうな問題のときは、意識して「にこっ」と笑って。笑顔を作ると脳のスイッチが入り直すから。1科目終わるたびに「できたー。」とつぶやいてね。前の科目を引きずらないために。次の科目に気持ちを切り替えようね。周りが答え合わせし始めても気にしないこと。今日の夜眠れなかったら、「落ちたらどうしよう」というマイナスの自己暗示をかけないこと。「受かったら何部に入ろう」と楽しいイメージをたくさん作ることね。どうしても落ちたらどうしようって思ってしまう?落ちたら「僕の実力を引き出せないテストを作ってしまった学校が悪いのだー」でいいよ。笑。先生たち「そうだよ、君を不合格にするなんて見る目ないなぁ」っていうから、そのときは塾の教室においでね。次の入試まで密着特別特訓授業してパワーアップの手伝いするからね。なんて、ことも頭のすみっこに置いといて。ほんとにここまでよく頑張りました。これまで頑張ってきたけど、ここ10日ぐらいの伸び方はものすごかったよ。めきめき音が聞こえるぐらい力がついてる。それ、発揮しようね。全部出し切っておいでね。後は、先生たち「おめでとう」を言う準備して待っていますね。講師全員から、それぞれにメッセージを書き込んだカードをお守り代わりに渡しました。
2019年01月19日
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例えば第一志望校として挑戦するA中。 (本人の平均偏差値+7)第二志望校として実力的に妥当なB中。 (本人の平均偏差値±0)第三志望校として余裕の合格圏C中。 (本人の平均偏差値-5~10)以上3校を受験を考えるとします。「第一志望校」と「挑戦校」を別に考える。「第一志望校」を「挑戦校」と呼び、「第二志望校」を「第一志望校」と呼ぶ。挑戦校として挑戦するA中。 (本人の平均偏差値+7)第一志望校として実力的に妥当なB中。 (本人の平均偏差値±0)第二志望校として余裕の合格圏C中。 (本人の平均偏差値-5~10)生徒さんが精神的に少し楽になります。不合格になる確率が高いときには、「挑戦校」と言って、もし不合格となっても「挑戦」したことを誇りに思えます。「失敗」というのではなく前のめりになったことを賞賛してあげてください。後に引きずりにくくなります。通学時間という物理的なものもそうですし、部活動や行事についての取り組み、コース編成、説明会での先生陣の印象・・・いざ、進学先として、大切なわが子を6年間(3年間)預ける学校として、偏差値以外にも様々な項目が出てきますよね。現実的に進学するであろう学校を「第一志望校」と呼んでおく。「ダイイチ志望校に不合格になってしまったから不本意だけど、こっちに来た」という気持ちで入学式を迎えるのは賢明ではありません。変にプライドが前に出てしまうと友達も作りにくくなります。挑戦校に合格した場合。それは子供にとって大きな大きな自信になることでしょう。しかし、現実的なことを言うと、自分よりも成績がよい生徒がほとんどの中に、なんとかぎりぎり滑り込んだような合格の場合、その環境で伸びる性格の子か、苦しむタイプの子かしっかり見極めましょう。極端な例を言えばA中の最下位で6年間苦しい思いをするのなら、D中のトップの方が本人にとっては快適ということもありえます。私立の中学のカリキュラムは、かなり早いです。上位で合格してもついていくのがやっとということもおおいにあります。また、B中は部活は趣味程度。あくまで勉強中心の進学校。C中は、コーチなども熱心で全国大会常連の運動部もある。という場合、成績的にはゆとりを持って入学できるC中で、運動部に入り学生生活ならではの厳しい部活動でしか学べないことを学べることがあるかもしれない。いろいろな角度から考えて収穫の多い学生生活を過ごすことを考えてあげるのも大切なことです。塾は上位に合格してもらいたいのでいろいろいいます。それこそ最下位だろうがなんだろうが合格は合格です。でも、通う本人にとってのベストは何か。(大学の指定校推薦枠を意識するのなら、余裕をもって上位をキープできる学校がお勧めです。)過去の教え子さんの例でいいますと、ある子は、A中に合格したけど通学がしやすいC中へ進学して、部活も勉強も一生懸命、全国模擬テストでは成績上位者の常連になっていました。入試では1位だったそうですが、定期テストなどでは油断するとベスト10を逃すこともあり、また気が引き締まって次はまたトップ・・・といい刺激もあるようです。お母さんは、「もしA中に進学していたら、よくても半分ぐらいのところだと思うんです。450人中220位とかでは次にがんばって10位あげても210位。それだと少しずつパワーダウンしていただろうと思う。」とおっしゃっていました。小学校では「賢い」と一目置かれていた彼女は周りの期待に応えたいというのがエネルギーになっていた。それに近い環境という点では、あえて余裕のある中学への進学が功を奏したと言えるでしょう。ある子は、最初は予定になかった挑戦にA中を受験してみごと合格。成績的にはちょっと背伸びをしてA中に進学。それによって、のんびりほんわかしていた彼女が、きりっと芯の通ったというか、自分の意見をしっかりと持って表現できるようになったとお母さんがおっしゃっていました。「先生、周りはみんな自分より賢いから、手を抜けへんよ~。大変やけど、みんなと肩並べられる自分になりたいから、必死にがんばってる。がんばり続ける自分て、ちょっとかっこいいかな~と思ってるからこの学校に来てよかった~!」この子の場合は、挑戦校に進学してよかった。こつこつ取り組む努力家の性格、自分を磨き続けることに前向きな彼女は、周りがみんな自分より上というのは絶好の環境だったようです。お子さんの性格を加味する必要があると思います。こんなはずじゃなかった・・・そういうエピソードも結構耳に入ってきていませんか?私自身が、高校進学の際、偏差値だけで決めて失敗しました。ですから、私の教え子については、できるだけ性格や本人の描いている中学生活も配慮して進学先について話し合ってきました。少なくとも成績だけで自動的に進めるようなことはしてきていません。こういう塾や講師は少ないようです。勉強してきた人にしか得られない「合格」はどれも全てに大きな意味があります。ですが、塾にとっての価値と、お子さんの人生にとっての価値は必ずしも一致するとは限りません。一致していればいいんですが、そうでないとき、判断できるのは、親しかいません。進学先として中学を見たとき、性格と校風を見比べて、判断できるのは生まれてからずっとお子さんを見続けてきた親だけです。学校の持つイメージや風評、見栄、ブランド・・・揺れる気持ちはわかりますが、大切なのはお子さん本人。6年間、結構長いです。学校に照準を合わせて無理にお子さんをねじこむとどこかで無理が生じます。「なにかのまちがいでもいいから合格させて~」なんて拝むように中学を見上げるのではなくて、お子さん側に基準を合わせて学校を選択していく。せっかくここまでがんばってきたお子さんです。「この学校に入ってよかった!」毎日楽しそうに学校に通ってほしいですね。しかく
2018年12月11日
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「大学の学科図鑑」イマドキのキャラクター設定されたイラストで、気楽な気持ちでページをめくれますね。将来こういう世界に関わりたいなぁと漠然とイメージができれば、そこに近づくために今できることをきちんと丁寧に取り組むことの意味がより深まると思います。例えば、「試験の出題範囲が非常に広範囲におよぶため、大学に入るとひたすら勉強。心の準備はしっかりしておこう。」というような特徴だけでなく、その後どんな業界や仕事に関わる人が多いかというところも参考になります。そして、その学科の学費も説明されています。国立ならいくら、私学だといくらからいくらの範囲内とか、具体的な数字で気持ちも引き締まるかもしれませんね。興味は惹かれるけれど、その後の就職に結びつきにくいというような現実的な説明もありがたいと思います。オススメです。楽天ブックス私は、夕方からは塾の教室ですが、昼間は大学で文章・国語読解問題・語彙力・就活の自己PR文章などの講座を担当しています。たくさんの就活関連の本にも目を通しましたが、バブル時代の古い手法や考え方のものもまだまだ多い中、大学ジャーナリストの石渡嶺司さんのものに共感することが多く、以前からメッセージのやりとりをしておりました。『キレイゴト抜きの就活論』が昨年に出版されているのですが、その後日大のあの件依頼テレビでもよくコメントされています。日本中あちこち飛び回っていらっしゃる忙しい方ですが、先週関大キャンパスでようやくお会いして直接お話を聴いたり、学生へのアドバイスを共有したりすることができました。質問に残った学生と一緒に食事もしました。先生の著書の中でもこれは小学生でも楽しいと思えるものがあるので紹介します。
2018年12月09日
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中学受験生、「家で勉強しない」ということに保護者の方が悩まれます。が、20年見てきて(その中にはわが子も塾長の息子くんも含まれます)、理想としては家でも集中して頑張ってもらいたいというのが親としては共感いたしますが、結論として「そういうものです。」塾で頑張っているからこそ、家は休息の場となるのも自然なことだという考え方もあると思うのです。生まれてから育った自分がもっとも素直な気持ちのままでいられるのが家です。そういう愛情あふれた幼少期を過ごせた子だから、家では甘えっこモードになることで、バランスをとっているのかもしれません。塾では背伸びして、集中して難問に取り組んでいます。職場で真剣に取り組んでいるお父さんが自宅では部屋着でリラックスしてビールを飲むみたいなもの。自宅が「職場」でもあるお母さんには、受験生であるわが子のリラックスしている姿しか見えないと不安になられることもあるかと思います。塾での真剣な表情も見えませんし、いつもだらだらしているように見えてしまう。「そんなぐうたらしている時間があるのなら漢字の一つでも覚えなさいよ!!」と私も何度牙を剥くかのごとくわが子に怒鳴ったかしれません。経験から申し上げます。・・・怒鳴ったって何の効果もありません。そんな状態で机に向かってもイライラして頭に入らないし、夢見も悪くなって睡眠の質も下がるし、私の肌も荒れるし、一つもいいことありません。反省。最後のラストスパートの時期に保護者の方がにこにこしていること。これがもう効果大です。サプリや点滴のような効果があります。メンタル的にはかなり大きな意味があります。これがこれまで歴代で印象に残るような子たち、成績をぐんと伸ばされたご家庭の共通項であったということも申し加えたいと思います。「万が一不合格だったとしても、得たものは大きいし、いい、いい。それも人生。」みたいなどーんと構えた雰囲気。「塾で頑張っているんだから、家でぐらいゆっくりしたらいい。切り替えろ。」「そんなにしたいなら家で勉強してもいいけど、1日2時間以内な。それ以上は家族に迷惑がかかる。家族団らんの時間を犠牲にすることは許さん。したいなら早起きしてやりなさい。」とおっしゃっていたご家庭もありました。不思議なものです。2時間しかしちゃいけないというルールを設けられると、2時間したくなる。その2時間でいろいろやりたくなって、結果的に集中する。そうやって、「リラックスする場と時間」をしっかりと確保してくださっているから、塾の教室で少々スパルタ気味の授業にも耐える力がついて、ぐんと伸びている気がします。不安な顔、怒られた後味の悪さ、その空気はうちの息子の場合には負のスパイラルを引き起こしただけでした。数問であったとしても解けた問題があること、昨日の自分よりも成長したことがあること、そういうプラスを見つけて言葉にして、ほめたたえて、自身の種に水を与えてあげるように接することができたときには、すんなりといい感じにもっていっていくことができました。「家で勉強しない」。ありです。その分、塾の教室で頑張ってもらいます。集中した時間をこちらで過ごしてもらいます。塾でも家でも頑張りすぎて疲れ切ってしまうよりもずっと効率的に吸収してくれるでしょう。フルスイングでリラックスする場所としての役割をご家庭が担ってくれる。これは大きなサポートです。大阪堺市堺区 進学教室manaviのHP
2018年11月14日
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過去の生徒さんとのエピソードを物語にしたものです。名前は架空のものです。タイトルをクリックorタップしていただくとそのページに飛びます。中学受験塾物語第1話中学受験塾物語第2話中学受験塾物語第3話中学受験塾物語第4話中学受験塾物語番外編(第5話)中学受験塾物語第6話中学受験塾物語第7話中学受験塾物語第8話中学受験塾物語第9話中学受験塾物語第10話中学受験塾物語第11話中学受験塾物語第12話中学受験塾物語第13話現在は、方針が変わったこの教室を離れ、独立した杉中先生と一緒に大阪府堺市の進学教室manaviで授業をしています。→ホームページはこちら。。
2018年11月08日
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ここのところ大阪の私立中学で複数プレテストが行われています。試験の練習になりますし、五ツ木駸々堂よりも比較的解きやすい問題もあり、自信につながることも多いので、まったく興味のない学校でないのならぜひ受けてもらいたいですね。教え子くん達も、第2志望校、第3志望校の候補になるかもしれないと受けたプレテストで高得点が取れて非常にいい笑顔で報告してくれました。「A判定」とか書いてあるときもあり、モチベーションも上がりますね。第一志望校の場合、大変緊張してしまって焦ったり時間配分のミスがあったり、いつもならすんなり次の問題にいけるのに正解にこだわってついもう一度考え直してみたりして、いつもの成績よりも低い点数になってしまうこともしばしばあります。そうなった場合、心配な気持ちもわかりますが、「これが本番でなくってよかったね。本番ではどうしたらいいか考えてみよう。ピンチはチャンスだよ。」と前向きな取り組みを引き出してあげてください。問題と解答がもらえるところであるなら、改めてチェックしてみて、もう何点アップできるか確認してみましょうね。似た傾向の問題が入試当日出題される可能性大ですから、繰り返しやりこんで「全部わかった」という事実を作っておきましょう。きっとその記憶は当日緊張を緩めてくれます。私の指導している教室 大阪堺市 中学受験進学教室manaviのホームページができました。もしよかったら、こちらものぞいてみてください。manavi →https://www.manavi-osaka.com/
2018年11月07日
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21年前に小4だったJさんとは3年間一緒に勉強しました。彼女は、今私立の高校の教師をしています。また別の私立高校で教師をしているKくんとも今回一緒でした。K君も6年生のときに日曜特進コースや夏期集中講座で指導していました。そして、ここ数年塾の教室で教えた子が、JさんのクラスにもKくんのクラスにもいるとのことで、教え子に教え子を託すということになったのかぁと、そりゃ私も白髪が出てくるわーと思いました。経験値も浅くて未熟だっただろうに、二人が本当によく当時の授業や前後の話を覚えてくれていて、胸が熱くなります。「教師という仕事をしてみて、改めて先生たちにどれだけ大切に育ててもらったか感じました。」と言ってくれたのは宝物にします。経験値が上がりましたが、体力は正直落ちています…。でも、生徒の未来を大事に考えて少しでも意味のある時間を提供するというこだわりは、少しずつレベルを上げていきたいという気持ちを新たにしました。受験まであと2か月ちょっと。これまでの生徒たちがたくさんのヒントをくれました。それを思い出して適切な指導ができるように勉強を続けます。今年関わる生徒にも受験を通して多くのものを得られますように。過去の生徒の中学受験のエピソードを塾講師の視点から物語にまとめたものです。→「中学受験塾物語 第一話」
2018年10月29日
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6年生の保護者の方々受験の日程をそろそろ組まれていますでしょうか。もし、以下のような疑問をお持ちでしたら、進学教室manaviでは他塾に通う生徒さんには有料ではありますが、「進路指導のセカンドオピニオン」でお手伝い致します。例えば、うちの子の成績ぐらいの場合、受験日程の組み方のスタンダードを知りたい。うちの子の性格に、その学校の方針は合っているか心配になってきた。志望校選び、失敗したくないけど、具体的にはどこが現実的なの?第一志望校は選んだ。第二志望として受験するのはどこがいいの?そもそも2校とか3校とか受験するメリットは?デメリットは?ホームページの情報や説明会での話は、いいことばっかり。ぶっちゃけ、どうなの?学校の印象が自分が学生の頃で止まっているけど最近はどうなんだろう?社会の受講は続けて4科目でいく?算国理の3科目に絞る?今の成績で志望校を受けるときに、残りの時間でどんな勉強をしていくべき?第三者の立場だからこそ、率直な意見を申し上げます。ネットには書けない本音や最近の動向も交えて。manaviを立ち上げる前から約30年間以上、中学受験の指導をしてきて、大阪府下の私学には塾対象説明会や参観日など足を運んで集めた情報の蓄積がございます。また、小さな塾だからこそ生徒とは強い関わりを持ってきましたので卒業後にもいろいろと生徒達の素直でときには辛辣な意見も耳に入ってきています。過去には、せっかく合格した第一志望校だけど合わずに転校した生徒さんもいます。第一志望校に合格をいただけずに泣く泣く第二志望に進んで、そこで花開き大学で難関校に合格した生徒さんもいます。もちろん入学してみないとわからない部分も多々あります。友達関係などは受験前には予想もできません。それでも、お子さんの未来を考える際の材料として、少しでも我々の持つ情報がお役に立つのでしたら幸いです。まずはメールにてお問い合わせください。manavi-suginaka@ymobile.ne.jp 件名に「セカンドオピニオン希望」と入れてくださると助かります。 場所:大阪府堺市堺区 熊野小学校近く。 地図はこちら。多くの塾では説明会に行くのはそういう部門の担当者で、授業は学年ごとに担当者が決まっていて、ハイレベルクラスの講師は原則ハイレベルな生徒だけを担当するといったように部分的に担当していることが多いのですが、manaviでは、杉中塾長が情報を集め、算数・理科は学年・レベル問わずに全員の生徒を指導して入試まで指導してきています。その中には灘合格者もいます。だからこそ、現在どの段階にいて残された時間でどこまで伸びるのか、合格を確かにするためにどういう課題をクリアする必要があるのか、コメントできます。manaviは、その子の課題と得意分野と目標を分析して確かな学力を育てていくことを大切にしています。模擬テストではずっと志望校F判定だった生徒さんがその中学に合格しているということもあります。模擬テストの傾向ではなく、その志望校の傾向に合わせて絞って指導してきたからこういうことも起こります。また、模試で6年生になってから偏差値20ポイントUPする生徒さんもいます。各学年多くても12~20名しかいませんが毎年います。志望校の対策が模試でも活用できるようになってぐんっと伸びる生徒さんは、一気にそんな上昇を見せてくれます。保護者様と塾長の時間の合うときに予約を入れてもらう形で面談を行います。(授業時間や内部生との懇談の時間を除きます。ご了承ください。)だいたい90分間までの枠をお取りします。模擬テストの結果(どこの塾のものでもかまいません)、最近のテキストやノート、受験校を決める際の優先順位などの資料をお持ちください。入塾の案内・勧誘は致しませんのでご安心ください。まずはメールにてお問い合わせください。manavi-suginaka@ymobile.ne.jp 件名に「セカンドオピニオン希望」と入れてくださると助かります。 場所:地図はこちら。(大阪府 堺市立熊野(ゆや)小学校近く)→ホームページ 進学教室manavi(大阪府堺市)(日曜日の個別指導(他塾併用コース)についてのご案内を必要とされる方は、おっしゃってください。 manavi講師による家庭教師は本年度は空きがございませんため受け付けられません。ご了承ください。)
2018年10月26日
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同じ授業を受けていても、伸び方は十人十色。やればやるだけ模試の数値に出てくる生徒さんは、本人もその上下する数字に納得しますし、メンタル的にも指導しやすいです。模試の数値に出にくい生徒さんもいます。幼い部分、時間が制限されると焦ってしまう、問題は解けるようになってきているけれど文章を読み込むのに時間がかかってしまうなど。こつこつ取り組んできて、つながりはじめている手応えが少しずつ。テキストの問題や授業内のやりとりでは光るものがあり、私達講師はその成長を実感として持っています。が、模擬テストになると緊張してしまいなかなか得点につながらず、もどかしく、じれったく、はがゆくてしかたない。塾長は「さなぎの時期」と言います。外からは微動だにしていないように見えて、内側では革命が起こっている。時間はかかるけれど、飛び立つ前の段階。焦って追い詰めるのがいちばんダメ。それでいい、その調子と、いいところを誉めて伝えて、飛び立つ勇気になるような、自信につながる言葉をかけて。 先日、入試の過去問を採点したとき「あれ?○○君この問題2回目だっけ?!」と尋ねてしまいました。 文字数制限のないどーんと枠だけの記述式の解答が、模範解答そっくり。 きた!そう!それ!本文中のあちこちに散らばったキーワードを適切にまとめて解答できました。こちらでは、語句の問題が全問正解。その年の合格者平均点を突破!そして私は解答欄のいくつかに★マークをいくつかつけました。「○○君、これ落ち着いて設問読んで。この3問で12点まだ取れたはずよ。」「□□君、こら、ここ。本文に君がつけた印に近いの選べばどうなる?そう、それそれ。あと16点はもらえるやん。本番までにはそれ注意したら80点越えるかもよ?」次の段階の自分を自分自身が意識できたようで、とてもいい笑顔です。
2018年10月26日
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2学期が始まり、ここらへんでそろそろスランプモードに入ってしまう生徒さんが多くなる時期です。夏休みにたくさんの単元に触れて、インプットしました。「わかっている」でも、テストで時間内に処理する程の得意単元にまではできていない。どこに入れたかなーと脳内の引き出しを開けて閉めてしているうちに時間切れがきてしまう。次のテストではそうならないように、焦り気味で素早く解いてみたつもり…がミス連発。「わかった」はずなのに得点に結びつかないもどかしさ。6年生も5年生も、テキストや模擬テストの問題の難易度が上がっていて、ひっかけポイントが倍増しています。「塾に行きたくない」という形で出てくる子、塾には行くけれど、「ぼんやりしてしまう」という形で出てくる子、「言葉遣いが荒くなる」という形で出てくる子、「朝起きられない」という形で出てくる子、それはいろいろです。テストの結果に出ないともどかしいです。不安になります。私たちも試験中机間巡視してして、「なぜ、そこをまちがうかーーーー!!」とわなわなしてしまうことがよくあります。でも、でもですね。ひっかけポイントが多い難問に、ぐぐぐっと集中して取り組もうとしていることだけでもすごいことなんですよ、本来は。正解したいと思って向き合っています。真剣になっていくれていれば、そこは褒めてあげてください。「×」の連続に、メンタルはかなり疲れてしまっています。講師からは、「こらっ」とか「おい、気合い入れろ」なんて言われていますから、バランスをとってあげて欲しいです。せめて、せめておうちでは甘やかしてあげてください。「こんなに難しい問題解いているんだね。すごいね。 先生の解説聞いた?それでわかったの?理解できたんだ。すごいね。 どうやって解くの?へぇ~、なるほどね。そうすると答えがわかるのか。 次に似た問題が出てきたらできそう?そっか。そしたら大きな前進だね。 毎日そうやって、昨日の自分をこえていくんだね。 有意義な時間を過ごせているね。かっこいいね。」
2018年09月25日
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夏期集中講座でこれだけ勉強したのだから、成績上がるはず!と模擬テストを受けても思ったより伸びていないとがっかりしてしまい、そこから急激にモチベーションを下げてしまう生徒さんが多い時期です。夏休みは、受験生ほとんど皆さん夏期集中で勉強してきました。その人たちだけが受ける模擬テストですので、偏差値は上がっていないように見えます。実力は上がっているけれど、偏差値は上がって見えないことが多いです。そういうものだと保護者の人は知っておいてくださいね。ここからが大切です。夏休み、多くの新しい知識をインプットしました。整理するここから2か月ぐらいがとても大切です。インプットしたことを使いこなせるのかどうか。活用してトレーニングしていく中で、使いこなせる技として自分に定着させていくのです。ここからが大切。ぐしゃぐしゃの洗濯物を、広げて折りたたんで決まったひきだしに直していく作業のような勉強が必要です。まだまだ残暑が厳しいですし、学校が始まってストレスもたまってくる時期です。うまく息抜きやお楽しみを用意して、少しペースダウンしながら頑張っていきましょう。→関連記事。過去の記事から。https://plaza.rakuten.co.jp/ktakta/diary/200808240000/
2018年09月02日
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春期集中講座は、どこの塾でも「新学年」でのカリキュラムですね。4~6年生は、授業内容も難しめの単元で、宿題が多いか拘束時間が長めか、もしくはそのどちらもということがあるかもしれません。授業でケアレスミスや集中が切れて、きつい注意を受けることもあるかもしれません。春期集中は、子供達のこれまでの甘い考え方や習慣をぶっ壊して、もう一段上の自分を意識し、エンジンを掛けなおす絶好の機会なのです。学校の授業がないので、スタイルを強く印象つけることが可能です。また、強く注意されたとしても、それを覚えているうちに次の授業があり、指摘されたところを意識できます。直すことで正解が増えることや効率よく解けることが実感しやすく、本人自身も「先生の言う通りにやったら、できた!」とバージョンアップした自分に気持ちよさを感じて、それを習慣にしやすという点もあります。この時期を逃すと、4月以降は学校とのバランスを考えないといけなかったり、クラス替えでの友達関係など微妙な問題にメンタルが疲れてしまう子もでてきます。春に運動会をする学校は、体力的な負担もあります。夏が近づくとプールも始まります。それに、学年の半分も過ぎると「自分のキャラ」が定着してしまっていることも多く、根本的な変化をもたらすのが難しくなります。このぐらいにある模擬テストの結果を上げたければ、春期集中講座がややスパルタであることは、これから伸びるための根っこへの栄養を十分にあげることになります。国語は特に厳しくいきます。手を抜きやすい科目だからです。テキストを一見勉強したかのように見せかけることが、やり易い科目です。記号と抜き出しは、テキトーに答えを書けますから。そうやって手抜きし続けて、変な癖をつけてしまったら、その癖を取るのに時間がかかります。すごく遠回りになるのです。○簡単に問題を飛ばさないこと○勘に頼らず、考えて答えること○時間を見つけて語彙力を増やしたり、読書をすること○先生の話を聴き漏らさないように集中すること○習ったポイントを活用して宿題をすること○知らない言葉は意味を調べること○物語や詩は、文字ではなく、話をイメージでつかむこと○論説文では、筆者の価値観をつかんでそれを基に解くこと↑この全部が習慣になれば、必ず実力がついていきます。しかし、なかなか。特に宿題を理由なくやってこない場合は、その習慣をつける必要性を感じてもらうためにいろいろたとえ話をします。それでもダメなら雷を落とします。「先生がこわいから」という理由でもなんでも、宿題を自分からするようなる確率を上げたいですから。1度やって、それを習慣にするのには、時間がかかります。作戦も必要です。もちろん雷だけでは伸びません。拍手して誉めちぎる機会も作ります。絶讚します。自分は苦手だからと諦めかけている生徒の思い込みと甘えという呪いを解くためには、多少強い負荷も必要なのはスポーツと同じです。ただし、それと同じだけの励ましと自信に繋がる課題と正解と称賛も必要。それらを2週間の中で組み合わせて実践できるチャンスが春期集中なのです。一回りも二回りも成長することを期待して、「できるようになるはずの君がこんなのあきらめてとばすなんてありえない!」って言います。
2018年03月29日
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○ 合格された方へ おめでとうございます。 長い受験勉強の結果がこのような形に結び付いて、本当によかったですね。 ご家族のサポートも一区切りつきましたね。おつかれさまでした。 …もしかしたら、塾に結果を報告した際、意外とあっさりしていて、もう少し一緒に喜んでくださると思ったのに…なんて気持ちになられる方もいらっしゃるかもしれません。すみません、合格された方には「あっさりと」が鉄則なのです。すぐ横の教室に、不合格の報告に気落ちして、今後の相談に来られている保護者の方が待っていることもあります。今、そのような電話が掛かってくるかもしれません。泣き崩れた生徒が教室に来て、明日の二次試験のために気持ちを切り替えるのに四苦八苦していることもあります。できましたら、数日おいてから塾に改めて連絡されると、そのときには落ち着いてゆっくりと勝利の喜びを共感したり、今までのエピソードで盛り上がったりもできると思います。心底喜びたい気持ちもあるのですが、生徒の人数分心配を抱えておりますので、どうかご理解ください。おめでとうこざいます。→「合格だけど、希望のコースではなかったとき」↓クリックすると似たテーマのブログが読めます。このブログの応援1票入ります。教育・学校ランキング
2018年01月14日
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残念ながら、合格いただけなかった…という方へ。保護者の方は、あまり落ち込み過ぎずにいてあげてください。生徒は、まだ子どもです。ことの重大さは、周囲の人の反応で計るところがあります。模擬テストで失敗したときみたいに軽い反応を周りがしてあげることで、ショックを和らげてあげられるかもしれません。中だるみすることなく打ち込んで頑張ってこられたのに残念な結果になってしまって落ち込んでいる生徒さんには、できれば、「○○くんの実力を見抜けないテストしか作れなかった○○中学の先生の落ち度だね。」「こんなに頑張って来た生徒を見落としてしまうなんて、もったいない。逆に第二志望校の学校さんが得したね。」ぐらい言ってやってください。不合格になったことのある生徒のアンケートによると、「最もショックだったこと」は、「不合格」ではないのです。「母親の涙」「不合格で恥ずかしいとか言われたこと」「罵倒」。だそうです。「不合格だったときの親の反応」の方がショックだったと答える数の方が圧倒的に多いそうです。中学受験は、「試験を2回やれば合格者の半数が入れ替わる」ともいいます。激戦です。1点に最低でも3人並びます。人気校の平均点辺りには20~30人並びます。一問4点だとしたら、その一問で12人~120人の順位が入れ替わります。たまたま今回の結果では、自分よりもできた人が合格者の人数で埋まってしまった。全ての受験生がラストスパートをかけるラスト3ヶ月は、偏差値50の位置がものすごいスピードで毎日上がり続けていたのです。偏差値は、「弱点が多かった人」の方が上がりやすい傾向にあります。25点とか取れなかった人が50点にはしやすいのですが、88点取れていた人は、ここから25点上げることは不可能です。上げられても3点とか。団体の真ん中がものすごいスピードで上がってくるので、上位は、偏差値キープするのも精一杯。それが普通です。中学受験をするのは日本の全部の小学生のうち、わずか3~5%程度です。頑張った3~5%の小学生の中の一人。まず、すごいことに挑戦したんです。小学校時代にこれだけの集中力と学習量のトレーニングを積んできた、この紛れもない事実。このトレーニングも入れると、公立トップ校(に高校受験で合格する)人はまだその準備運動すら始めていません。人生はまだまだ続きます。今回の受験がドラマの最終回なんかではありません。気持ちが落ち着いて、もしも、受験勉強を振り返って不合格の原因となったのはあれだなと自分を厳しく分析することを本人ができたら、それもすごく大きな収穫です。
2018年01月14日
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関西の中学受験、13日(土)から始まりました。結果ももう発表になっている学校もありますね。第一志望校に残念ながら不合格だった方、残念な結果で胸が苦しいかと思います。第二志望の中学に進学することになかなか前向きになるのには時間がかかるかと。そんなとき、ぜひ、その進学することになった第二志望・第三志望の中学の「中学」の部分を「高校」に換えて、検索してみてください。A中学の場合、中学の偏差値では46です。A高校ですと、50~66と出ます。高校受験でその偏差値が出ている学校への合格を自分の力でつかみ取れたのです。中学受験よりも高校受験をする人の方が多いのです。全国での試算によると、全児童のうち受験するのは2~3%。高校受験をする人が95%以上です。「中学受験に挑戦した」「そのためにたくさんの問題に取り組んだ」それだけでかなりのリードですし、「勉強しないでのんびり過ごした自分」よりも確実に自分の力を磨いたことになります。そして、第一志望校には君よりも得点できる人がたくさんいて、残念だけど一歩及ばなかった。でも、第二志望校、第三志望校には合格がいただけた。現実的な話をしますと、第一志望校に合格できていたら、それはきっとギリギリです。そこに向かって勉強しての第二志望校での位置は、きっと余裕があります。相当上位の可能性だってあります。「悔しさ」は大きなエネルギーに変えることができます。中に入ってから1ケタ順位を狙って勉強して、大学受験で自分の理想に近づけることは十分可能ではないでしょうか。6年間ありますからね。過去には、憧れの中学に合格できたことで満足してしまい、その制服を着ているだけで幸せで、結局授業についていけなくなった生徒もいました。「小6で私の力をすべて使い切りました」と言っていました。合格することが必ず本人にとって幸せではないと思わされたことがあります。合格を確信していた学校に不合格になり、泣いて泣いて泣いて泣いて第二志望校に進み、そこで気の合う友人に会い、気持ちを理解してくれる先生と会い、生徒会にも参加して、大学は現役で京都大学に進学できたという子もいました。中学受験のラストスパートの際に、反抗期真っ盛りとなり、塾をサボリ、ゲームにはまり、親には口答え、ギリギリで「受験だけする」と言って第一志望校は不合格、第二志望校は合格したという子もいました。彼は、「生徒の心理も深く理解してアドバイスできる教師」を目指しています。問題に向かい、考える、自分の将来と今の過ごし方を繋げて判断する、集中する、様々な角度で考える、図にして考える、情報を整理する、多くの文章を読む、文字情報から情景をイメージする、時間内に解答を出す、限られた条件でその後どうなるか推測する、、、、中学受験の問題が要求する力は多岐にわたります。それらに取り組み、磨いた時間は、有意義なものです。得たものは大きい。その事実は、合否では測れません。取り組んだプリントや問題集、ぱらぱらめくってみてください。そこにある頑張りは、必ず身についています。過去の記事→「不合格という結果について」↓クリックすると似たテーマのブログが読めます。このブログの応援1票入ります。教育・学校ランキング
2018年01月14日
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中学入試において、「作文」や「面接」がある場合のポイント。1)作文について・事前に志望理由などを書いて提出する場合と、試験時間内に与えられたテーマ書く場合とあります。 ・小学生の書く文章で、大きく差が出る部分としては1つ目「構成」です。 思いついたままにその順番に書いていく文章ではなく、ざっとした流れをまず決めて軽くメモをしましょう。 その際、「まとめ」を最初か最後に配置します。 そして、1つは「詳しく具体的に述べる段落」を作ります。 例や体験などを交えて詳しく説明するのです。 そうすると、めりはりがついて個性のある文章になりますよ。・ 字数がやや多い場合もう少し原稿用紙を埋めないといけない場合には、「例・体験」をもう一つ増やしたり、「テーマ」を噛み砕いて説明するといいですよ。 例えば、「思いやり」についてというテーマであったとします。 ①「思いやり」とは何か、噛み砕く。自分の言葉で説明しなおす。 (例)「相手の気持ちや価値観に寄り添って、手を差し伸べたり言葉をかけることです。」 「自分がしたいことを押し付けて満足するのとは違います。」 「普段から周囲に気を配っていることが大切です。」 「相手によって、かける言葉も違ってきます。」など。 ② 自分が「思いやり」を感じた体験談を思い起こして説明します。 ③「まとめ」を作ります。 「自分」と「未来」を入れて考えを述べましょう。 「自分が今後そのテーマとどう関わるか」ということについて書くとまとめっぽくなります。・「思います」は別の語句にしましょう。 癖のように繰り返して使う人が多いのですが、文章の中での「思います」はなくした方が力強い意志が浮かび上がりやすくなります。せめて「~と考えました」「と気づいたのです」など別の表現も検討しましょう。・「がんばります」は使わない。「目標」と「具体策」で述べること。 何をどうすることを「がんばる」と言うのか、その中身を明確に示しましょう。 「〇〇できるように、□□と△△に計画的に取り組んでいきます」など。・できれば語彙力のアピールを意識しよう。 少し余裕のある人は、ぜひこの点を意識してみてください。 漢字テストや論説文の読解問題で出てきたちょっと難しめの語句、慣用句など使えそうなら使ってください。ひらがなが続いたときに、少し漢字を使う言葉にするだけでも印象はぐっと変わりますよ。 「ちょっとだけ」→「多少」 「わかりました」→「理解できました」 「できるだけ」→「可能な限り」 「ちょっと変だなと思った」→「違和感を覚えました」・志望動機は、「知ったきっかけ(過去)」よりも、「入学後の自分の活躍のイメージ(未来)」を中心に。 「志望動機」を尋ねるとほとんどの人が知ったきっかけを伝えがちなんですね。相手が求めているのは「入学してからのあなたがどんな活躍ができるか」に繋がる情報。その材料となる話を伝えないと意味がありません。きっかけだけで終わらないように。「特に〇〇に力を入れたい」「〇〇という目標に向けて〇〇をしたい」勉強面はもちろん、先生や友達との関係、部活動や行事ごとなど、新しい学校生活に向けての自分の意欲や期待について詳しく述べることを忘れずに。2)面接ある程度は先生方も想定してくれ、緊張のせいだろうと理解もしてくれますが、背中が丸まったり、視線が定まらなかったりということのないよう、少しは練習しておきましょう。明るく元気に自己紹介できるように。名前は、緊張していると早口になりがちです。気持ちゆっくりとはっきりと発音しましょう。咄嗟に答えが出ないことだってあるでしょう。沈黙でもじもじとするぐらいなら、はっきりと「わかりません。」「今は思いつきません。」と言っていいんだよと教えてあげてください。わからないことをわからないと言えることも学力が伸ばす人の一つの条件です。これが即座に不合格になる理由にはなりません。面接で志望動機を訊かれたときも、上と同じです。入学説明会の印象なども交えながら、「入学後に〇〇をしたくて、□□だから◎◎中学校を選びました。」↓クリックすると似たテーマのブログが読めます。このブログの応援1票入ります。教育・学校ランキング
2018年01月07日
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先日、理科の太陽の公転の話をしていた授業が聞こえてきていまして、「冬は『もう暗いね、暗くなるのが早くなったね』っていうのは、こういう理由だったんですね」というようなことを講師が言ったときに、「暗くなるのが早いとか遅いとか思ったことないけど、そうなん?」という生徒の声が聞こえてきました。別の日に大学でも、似たようなことがありまして、SPI対策の問題集の中にこういうのがありました。《月見:団子》と同じ関係になるように( )にあてはまるものを後から選んで答えなさい。《冬至:( )》 A 南瓜 B ちらし寿司 C かしわ餅 D ぼた餅正解者は1割程度でした。「先生、とうじって何なん?」という質問も出ました。まじか。そこからか。論説文の中で、筆者がよかれと思って挟んだはずの例やたとえ話が通じません。「ヘンゼルとグレーテル」「こぶとりじいさん」など王道の昔話を知らない。「こおろぎ」や「風鈴」を知らない。見たことがない。「影がのびるのも知らない」学校の理科で習っているはず。知らないというのではなく聞き流して頭に入っていない。もちろん「戦争がまだ続いている地域がある」ということも知りません。架空の世界のキャラクターやゲームのアイテムのことには大変詳しいのですが、できれば、もう少し身近な生活環境の中のあれこれに触れて、疑問を感じて、調べてみて、体験から得た知識を多く持っておいてもらいたいものだと思いました。そういう根っこの部分が大きく大きく育っている人は、たとえ今は効率よく得点することにはつながっていなくても、物事を多角的に捉えたり、じっくり深く考えたりすることに繋がっていく中学高校時代に成長することが多かったようにこれまでの生徒さんの顔を思い浮かべて経験的に思います。雑学というか、ごく普通の生活の中での知識となるようなことを一昔前なら「おばあちゃんの知恵袋」と言われたようなことを、親子で冬休みに会話のネタにされてはいかがでしょうか。↓クリックすると似たテーマのブログが読めます。このブログの応援1票入ります。教育・学校ランキング
2017年12月28日
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スポーツも頑張りつつ、中学受験もする、そんな生徒さんを進学教室manaviは応援しています。少人数クラスですから、可能な範囲で試合前の授業など多少の融通は利かせることも可能ですし、「どっちも頑張る」という気持ちが長い目で見たら、それはきっと大きな収穫のあることだから、本人が納得するまで応援します。クラス授業はここ3週間お休みして、その分日曜日の個別指導の方で埋め合わせをするということもあります。これまで、野球、サッカー、水泳の選手コースやバレエ、フィギアスケートなどを受験を理由に辞めずに頑張るという生徒さんも一緒に頑張ってきました。「小学校までの範囲でそのスポーツを卒業して中学入学後は進学のために勉強中心にして部活動ぐらいのバランスでのスポーツというのなら□□中、どちらかというとスポーツに力を入れつつ両立できるようになら○○中がお勧め」と、本人の納得のいく進学先を校風やその学校のスポーツに対する姿勢なども含めて塾長が実際に先方の学校の先生にも質問しながら進路指導も親身にいたします。バレエのレッスン終わって、息を切らして教室に入って来る5年生のAさん、疲れてしまっていてペースをゆっくりにした方がいいかな?とも思ったのですが、いやいや、むしろハイスピードで問題をこなしました。大好きなことに没頭し、そこでハイレベルなものを目指しているからこそ磨かれる脳の力もありますね。「頑張る」という土台は、スポーツも勉強も同じです。目標設定→具体策→実践→チェック→課題発見→対策→変化・成果。↓クリックすると似たテーマのブログが読めます。このブログの応援1票入ります。教育・学校ランキング
2017年12月09日
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子ども達のやる気を引き出すのも私達の仕事。まず私が納得して、子ども達に向き合わないと。授業前のちょっとお話。*******偏差値のいい学校が、必ず誰にとってもすばらしい学校だとは先生は思っていません。それぞれ、自分の個性に合わせて、本当に君達にとって充実した6年間を過ごせる学校かしっかり見極めることが大事だって思っています。その前提は、しっかり理解してね。でも、イイ学校は確かにイイ学校なんです!私は、君達に可能性のある中でいちばんいい自分になって欲しいって思っています。高い偏差値をとるということはカンタンなことではありません。毎日毎日、復習して、他の人が遊んだりぼんやりしているときも集中して取り組んだ人の方が少しでも高い偏差値にたどりつく可能性が高くなります。そりゃ中には天才もいて、全く努力しなくてもどんどんと覚えちゃうんだーっていう人もいるかもしれないけれど、少なくともそんな人には先生は出会ったことはありません。自分はそうじゃないんならそのセンは諦めてくださいね。偏差値が高いってことは、ある意味では「努力できる人」「我慢できる人」って証明してくれたようなものなんだよ。学校の名前がすごいんじゃなくて、そこまでたどりついたあなたはすごいよ!って認めてもらえるってこと。例えていうと、パッケージ。お菓子とか化粧品とか、なんでもいいんだけど、パッケージがしっかりしていてかっこいいと、みんなも「おっ!こっちの方がいいな~」って思うでしょう。パッと見たイメージとか、そこからその中身がいいものかどうか想像するよね。「○○高校出身です。□□大学出身です。」そういうことで、その人が今までどのぐらい自分を磨くのに努力してきた人が、他の人が想像しやすくなるわけ。それは別に高校とかじゃなくてもいいんだよ。たとえば「オリンピック金メダル。」とか「全国大会優勝チームのキャプテンでした。」とか。「英検○級」とかね。自分に特別な才能や恵まれた環境があって、スポーツとか芸術でやっていける人はそれをがんばったらいいと思う。いちばん平等に近いのが「勉強」なんだよ。だれだっていっぱい書けば漢字書けるようになるもんね。1問解けなくても1000問やれば解けるようになるもんね。成績って「目標に向かって努力したことがあるよ。」って証明。そして、偏差値とかメダルとかの記録は、「その努力はこのぐらいすごいもんだったんだよ」ってわかりやすい目安になるんだよね。君達は今、1努力する人なのか、10努力する人なのか、100努力する人なのか挑戦している。大人になって、いろんな人と出会っていく中で、努力できる人が集まる学校でさらに自分を磨いていた人と、あまり努力しない人とばかり接してきて本人も努力がキライって人だったら、やっぱり努力してきた人といっしょに仕事をしたいと思う人の方が多いよね。友達になりたいって思う人、その人のために手助けしたいって思う人も多いよね。今、小学生の間の君らが自分のために勉強して、頭を鍛えて、いろんな問題に立ち向かう力をつけることで、将来の自分も、将来の友達も助けることができる。すごく世界が広がっていくことになるんだよ。もちろん、偏差値ばっかり勉強ばっかりだったら、パッケージはよかったけど、中身はイマイチだなって思われちゃう。だから、心の勉強っていうか、友達関係とか礼儀作法とか、面白い遊びとか、体力とか他にもバランスよく生活していくのも大事なんだけどね。逆にパッケージはイマイチなんだけど、この人中身はすごくいい人だよって見抜く力もつけたいよね。僕は、これだけ努力のできる人なんですよー!私は、こんなにがんばれる人間なんですよー!そういうのをぱっと見てわかってもらえる方法の1つとして偏差値があるんだと思ってね。ただ生まれた日もちがうし、食べてきたものもちがうし、勉強し始めたスタート地点もみんなバラバラだから、それぞれの目標に合わせてがんばらないとね!とにかく自分の偏差値をしっかり見つめて、それを上げる努力ってみんなが思っているよりもみんなの未来に関係してるんだよってこと!度取り組んでみて復習していく。考える力をつける。そうやって上がっていった偏差値って、すっごく意味があるよ。そして、そんなにがんばった自分と同じぐらいがんばった友達に会える学校をいくつかの中から選んでいく。そこで出会う友達が、先生が、また君達を磨いてくれる。さ、今日も、磨くとするか!↓クリックすると似たテーマのブログが読めます。教育・学校ランキング
2017年11月23日
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通常、ご家庭でも、子どもに対して注意されていると思います。「どうしても感情的になってしまって・・・」と保護者会で相談されることもありましたが、私はその子が信頼できる相手限定ですが、感情的に叱られる経験はプラスになると考えています。「いつも冷静に諭すように」は理想的と言われていますが、1パターンの叱り方では効果は下がります。叱り方にも「新鮮味」がある方が効果的ですから、あるときは優しく諭す、あるときはいい例を具体的に示す、あるときは段階的にキツイ口調になると、人間として真剣に向き合わないといけないときもあるでしょう。バリエーション豊富な叱り方をすることを心掛けます。「親の未熟さを見せることで子どもは安心して親の前で失敗をさらけ出せる」というのも心理学の本で読んでなるほどと思ったこともあります。私は、教室長時代に「いちばん叱る講師」と生徒達に言われていましたが、同時に「いちばん叱られたい講師」でもあったようなんです。どこを直せば自分が合格に近づくか、いい大人に近づくか教えてもらえる。そこがよくなったら必ず誉めてもらえる。そういうことが大前提として浸透すれば、おのずと授業はある程度の緊張感に包まれますし、毎日、以前の自分よりもいいところを見てもらおうと生徒達も自分の持っている最大限の力で吸収しようとしてくれます。講師なり親なりに強く叱られるという場面に出会うでしょう。ただ、子ども達の話を聞いていると、注意した後、その点が改善されたことについてきちんと誉めてあげることのできているご家庭は少ないように感じました。叱りつけたり、注意したりしても、しっぱなしで終わってはそのエネルギーがもったいないです。また同じことを繰りかえす子に、また、キーッとなりますよね。できれば、注意した項目をご夫婦で共有していただけたらと思います。お子さんがその点の改善が見られたら、ちゃんと、「できてたね!」「UPしたね!」「力ついてきているね!」「今日いいじゃん」と声に出して、表情に出して、認めてあげることが本当に子どものやる気につながります。お母さんに注意されたことを、意識してがんばったらお父さんが誉めてくれたというようなことは、本当にうれしいようです。叱った後や、塾から改善点を伝えられたとき、できれば、メモにとっておいてみてください。しばらくして、そこが改善されたかどうか注意して見てください。よくわからないところでしたら、本人にその話題を振って、自分ではどう思う?直せた?と聞くのでもいいんです。「覚えてるよ」「見ているよ」というのが伝わることが大事。自分の親がちゃんと自分のがんばりを見てくれている。この間、叱られたけどそこを直したことに気がついてちゃんと誉めてくれる。それって、まだ長い受験までの道のりをがんばる子どもさんにとっては大きな意味があると思います。↓クリックすると似たテーマのブログが読めます。教育・学校ランキング
2017年11月11日
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子供の勉強をそばで見ているとき、問題を解いているのを見て、「あっ・・・そこ、まちがってる。」「う~ん・・・ちょっとつまってるな・・・。そこはね。こうするのよ。」つい声に出したくなりますが、そこはじっと我慢です。声に出したくなる気持ちはよくわかるのですが。まちがった答えに気がつかずに次の問題を解いていたとしても、いったんそのページが終わるまでとか めどがつくまではそっとしておいてあげてください。また、その逆で本人が答えを書くたびに「うん。あってるよ。」とか「正解。」と声をかけるのも低学年の間だけ。高学年になったら控えてください。せっかく続いている集中力を切るのは、長い目で見たときによくありません。横について「正解。」と言ってもらって安心しないと次の問題へいけないという癖は困りものです。まちがえば、そこでブレーキをかけてもらえるという気持ちで問題を解いていては、依存する相手がいなくなったテストのときに大きな不安の課題を背負わせることになります。「私が横についていると結構できるのに、なぜテストになるとできないのかしら?」という場合、「横につく人がいないとスイッチが入らない」というパターンになってしまっている可能性があります。お母さんといっしょに毎日買い物しているのに、ある日いきなり一人で初めての町でおつかいに行くという感じで、試験を受けることになります。目標が入試である場合、解く力をつけるのももちろんですが、最終的に、自分のミスを自分で見つける力もつけたいわけです。一度自分なりに答えを作らせ、(できれば『見直し』でミス発見できるかどうかも確かめて)、採点をする。まちがいの問題はここだとわかる。ここですぐに消しゴムで、ささっと消してしまう生徒もいますが、それもあまりよくありません。残しておいて、ノートなり余白なりに改めて1から解きなおします。ここで、正解した場合は、さっきの自分のどこがよくなかったのか比較させます。生徒それぞれのまちがいのクセを、見つけ、次に似た問題をする際の注意点を赤でしっかりと大きく書き込んでいくといいでしょう。カルテのようなノートが作れるといいですね。どこでまちがうのか、どうすれば間違わずにすんだのか、というアドバイスがたくさん書かれたノートは、いわば自分専用の参考書。宿題や練習問題は知識の定着を図るためであるのと同時に、まちがうため・知らないところを発見するためにあるのです。だだし、×ばかりだとやる気をなくしてしまいやすいのも事実。ここまでは合っていたね。 』○ と合っているところまでに印をつけてあげる、途中まではいい考え方であった場合などは△にしておくということなどの工夫も必要かもしれません。ただただ、そばにいる。集中が切れたら声をかける。頑張っていることに対してほめる。それぐらいがちょうど良くなったら、横ではなく後ろとか、同じ部屋だけど視界に入らない位置とか、少しずつ距離を置いてあげられると、「一人でも集中して頑張れる子」になるサポートとなります。段階を踏んで最終的には『自学自習』のできるように。
2017年11月10日
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長期的に見たとき、現時点では×ばっかりと言うのは、必ずしも悪いことではありません。本人が力をつけてきたときや、集中力がついてきたときにぐっと○の数が増えて成績の伸びが目に見え、実感できる機会があるとも言えます。ご両親のフォローもやりすぎは厳禁です。最初に「手助けしてもらっての○」ばかりでも、本人としては「できた」と思ってしまうからです。手助けしてもらっての正解は色を変えるとか番号に印をつけておくなど区別をしておきたいですね。そして、後でまったく同じ問題でもいいので本人だけの力で正解できるかを確認する時間を取ることが、教育効果を上げます。少人数制の塾の場合には、本人の「✕」と両親の手助けありでの「○」だと、前者の方がありがたいです。私たちの塾では、宿題の答え合わせも講師が目を通します。特に算数は、一人ずつテキストチェック・採点を行いますし、模範解答も配りません。素の状態での課題を見せてもらえた方が、どの問題につまずくのか、苦手意識を持っているのかによって、説明の丁寧さが変わりますし、例題の数も変わります。「理解」の積み重ねをする際に、本人のペースや理解度にマッチした指導を受けることが可能になるのです。テキスト×・△ばっかり→テキスト○が増えてきた→小テスト・確認テストで点数が取れるようになってきた→模擬テストでちょっと成績が上がった(入試まで時間がある学年であれば)そういう階段を昇らせてあげた方がやる気が持続することもありますよ。焦りは禁物、急がばまわれ です。
2017年11月09日
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テストの最後の数分間。どのように過ごしているか、確認してあげてください。意外と雑な扱いをしている生徒さんが多いです。頬杖ついてぼんやりしていたり、伏せてうとうとしたり、裏に落書きしていたり。そのぼんやりしている時間に、他の生徒さんが一問解いて順位を抜かれてしまいますよ。受験は、上位からの人数で合否が決まります。基準点は最初から決まっているわけではなくて、その順位との兼ね合いで線が引かれますよね。試験が始まってすぐに急いで書いたために雑になった漢字をとめ・はねに気をつけて丁寧に書き直したり、計算問題を確認して「うん。合ってる。」と思うだけでも、心は落ち着いてきますよ。記号で迷った問題、時間が余ったのなら文章を読み返せば根拠を発見できることもありますよね。中学受験をする小学生は、最初「はじめ!」の時間にぴたっと集中力のピークを持ってくることが難しい子も多く、テストが返ってきて見てみたら、最初の簡単な計算をまちがっていたり、「あてはまらないものを選びなさい」なのに、あてはまるものを選んでいたり・・・という単純なミスは少なくありません。教えてきた実感として、「ミスをしない子はいない。」「見直しの上手な子は有利」そう思います。模擬テストなどでも、「家に帰ったら解けた。」とよく言いますが、入試当日では、それでは意味がないんです。テスト会場で余った時間があるのならその時間中に「2回目」をする。それで得点アップできるのならするべきですよね。
2017年11月07日
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□ 過去入試問題(赤本)の使用例受験する学校の過去入試問題への取り組みは、同じぐらいの実力の生徒の明暗を分けるのに十分な要素です。塾によっては全体に向けての総復習で膨大な課題が出るかもしれません。優先順位や間引く必要があることもありますね。活用法としての例を挙げたいと思います。1] 第一志望校・第二志望校の過去入試問題を入手する。 合格を確実にしたい第二志望(若干成績的に余裕のある学校の)入試問題からスタートし、合格ラインをこえたという経験をさせてあげてから、ステップアップするというやり方を勧めます。 2] 最近の年の入試問題1~2年分の問題・解答はホッチキスで留めるなどして封印する。 入試目前に時間・服装なども当日に近づけ、緊張した状態でリハーサルするときに使用するため。3] 極力コピーして、「テスト」として使用する。目覚まし時計やタイマーなどで正確に時間を計って取り組む。4] 採点する。塾の講師か保護者の方が採点することが望ましい。 また、本人は自分の手ごたえとしての予想点数を記す。 (採点については漢字まちがいなどは本人が気づきにくいということと、 人に見せる答案という意識をもって欲しいということ。 本人はどうしても自分に甘めの採点をしがち。 自分の手ごたえと実際の採点がかけ離れている場合は、要注意。 厳しい目で見直しできるように指導し、ラスト5分の精度を上げたいところですね。)5] 点数ばかりにとらわれず、時間配分などの反省はないか考えて記録する。入試当日に比べればリラックスした状態なので、ここで合格最低点を超えたからといって安易に安心しないこと。目安として基準点より20点以上取れていれば合格確率は50%ぐらいだと厳しめに思っておく。また、思わぬ高得点が取れた場合、喜ぶのはまだ早い。その年の入試問題には自分の得意分野が固まって出題されたとも考えられる。意地悪な言い方をすれば、今年、苦手単元が固まって出題されるかもしれない・・・というように考えて、苦手単元に前向きに取り組もう。6] ×の問題を時間関係なしに再度チャレンジする。多くの学校が、似たような傾向の問題を出題してくるので、過去の問題のやや難しい問題を解けるようにしておけば有利。 7] 再度チャレンジしてもできなかったものを先生に質問して解決させる。中にはいわゆる「捨て問」もあったりするので、『作戦』が必要だったりする。塾の講師なら、自分にあった得点アップのアドバイスがもらえるので、絶対に利用するべき。8] ある程度納得したあとで、(数日以上間をあけるのが理想だが)もう一度時間を計って取り組む。このとき、質問した問題を理解して自力で解けたかどうか、前よりも速く解けるようになったかがポイント。入試問題をすらすらと解けたと体験することが大切。9] 以上のことを生かすことを意識して、次の年の問題に取り組む。10] 以上のことを繰り返す。11] 入試がいよいよ近づいてきたら、当日に限りなく近い状態を作り、 封印していたテストを試す。 (ただし、塾によっては授業ですでに学習している場合もあるので その場合は点数は参考にならないが、緊張感や時間配分の練習にはなる。)受験生であれば、当然全員が過去問に取り組んでいます。ですから、ただやり流しても何の役にも立ちません。じっくり徹底的にやりこむことで、5年分もすれば体が自然と時間配分を覚えこむでしょう。過去と同じ問題数・同じ傾向での出題というケースが多いですから、受験生の中で一番過去問をやりこんだというのは、精神的な自信以上に有利にことを運ぶでしょう。万が一、自分の第一志望校が急に出題傾向を変えたとしても、不利となることはないはずです。特に人気のある上位校をねらう生徒は、その1ランク上を受けている生徒が第二志望として受験しにきていることも考えて、1ランク上の入試問題にもできるだけ取り組むことが必要です。1ランク上の入試問題に挑戦することで、難問に目が慣れ、自分の志望校の問題が解きやすく感じたり、スピードアップするといった効果、また、入試当日に必要以上に周りの生徒に対して緊張することも防ぐということを期待できます。
2017年11月03日
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志望中学、第3ぐらいまでもう決定されましたでしょうか?もしも、まだだという方は、なんとなくイメージや成績で却下した学校の説明会にも足を運ばれることをお勧めします。成績的には、手が届かないと思っていても、見学することで本人のやる気に火がつくかもしれません。また、逆にお子さんにとっては偏差値が低いかなと思う中学でも、内部的には成績上位者を集めた特進などがあって、めんどうみのいい指導や特待生制度、今後進学率アップを目指して力の入れた指導を期待できるかもしれません。世間の無責任な風評ではなく、ご自身の目で確かめるといいと思います。意外といい先生がいるじゃないのということもあるかもしれませんし、また、あぁ、やっぱりここはうちには合わない。やっぱり第一志望は○中だわ。と第一志望校への志望動機を再確認することにも役立ちますよ。その際、できるだけ第2・第3志望の学校のいい部分をしっかり見つけておくことが大切です。その中学を第1志望にしているお子さんもいる学校ですから、必ずいい点があります。「第1志望が不合格だったから、しかたなくしぶしぶ来ました・・・」これでは、お子さんの6年間のスタートが悲しすぎます。「この中学の○○も捨てがたかったんだよね。きっとこの中学にあなたに影響を与える先生と友達が来ているんだよ。だから、がんばったあなたに必要な人がいる方に縁があってのことかもしれないわ。」そう言い聞かせてあげるだけでも、ずいぶんちがいます。第2志望以下に進学する場合、学校に入学してしまえば、成績的には真ん中より上のはずですから、そこからのがんばり次第では、大学受験で逆転なんてできることなんですよ。世間的にいう「いい学校」が、お子さんに合うかどうかなんてわかりません。どの中学でも必ず賛否両論あるものです。「有名である」ということ自体は、お子さんには何もしてくれません。影響があるのは、その中学の先生とそこにいる先輩や同級生達です。だいたい保護者の方が、「あそこはちょっと・・・」と言われる理由は「あまりイメージがよくない」とか「有名校ではない」ということが多いのですが、そのイメージというのは、保護者の方が学生であったころのイメージであることが多いようです。ですが、私立中学のランキングは数年単位で変わったり校長が変われば校風も変わりますよ。塾の講師として、塾対象に行われる説明会にたくさん参加してきましたが、そこで感じるのは、イメージ通りの学校は少ないということです。各中学の先生と直接お話させてもらって、そりゃそうだ。実力のある先生とか熱意のある先生が、なにも偏差値の高い中学から順番に採用されているわけじゃないんだし・・・。と思ったりします。私は、こういう質問をして試したりもします。「○年生担当でいらっしゃるんですね~?うちの塾からそちらに進学した○○○○という子がいるんですが、どうですか?がんばってくれていますか?」「あ~!○○部でがんばってますよ。正直、今は勉強は二の次みたいですけどね。でも、元気に学校に来ています。」というような返事が返ってくると、ほっとします。ちゃんと生徒の顔が思い浮かんでお話されていると、内容はどうであれ、目がいきとどいていることを確認できてうれしくなります。時期がくれば、がつーんとしかってあげてくださいね。それを受け止める力ぐらいはついていると思いますから・・・なんて、話をしたりもします。進路指導でこの中学への受験の話を進めてよかったなぁなんて思ったりもします。「・・・がんばっていますよ~。はい。」といういい加減な答えが返って来ると、私の中のランキングが下がり、次回の懇談会での取り上げ方が変わります。あぁ、有名中だからってあぐらかいているなぁ~。うちの子はそういう中学には預けたくないぞ。保護者や生徒にこちらから名前を出すのはやめとこうっと。と内心思っています。大手の塾の中には、最近力をつけてきている学校ではなく、あくまで昔のイメージをものさしにして、有名であるところの受験を勧めるところが多いそうです。はっきり申し上げると「広告に載せたときの名前の価値」での進路指導です。もちろん、ご家庭の志望と重なっていれば問題ないですが、「○○中合格、○○名」と、お子さんの努力をひとまとめにして、塾の手柄かのように書かれるためにお子さんの性格や学校方針無視のアドバイスがけっこうまかり通っています。お子さんの性格なんかもふまえて、これから6年間預ける価値のある中学であり、先生であるといえるかどうか、ぜひ、多くの選択肢の中から厳しい目で見てあげてください。どうしても迷ったら、私は生徒自身にこういっています。「どっちも第一志望校だと思っておき。入試の日、周りを見わたして、友達になりたい人が多い感じがした方に行けばいいよ。」
2017年10月30日
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□ カンニング。私は優等生であった時期も、劣等生であった時期もあります。カンニングしてしまう子の気持ちも理解できます。見つけても頭ごなしに叱るということはしませんでした。そこへいたった葛藤は少し理解できるから。カンニングというのが悪いことだとわかっていても頭をよぎるというのは成績上位の子の方が圧倒的に多いです。自分に対する基準を厳しく設定している子、周りの期待に応えたいという気持ちが強い子ほど、悪い点数を取る自分が許せない、その気持ちの部分については褒めてあげます。「理想の自分をイメージできているんだよね。そこに早く近づきたいっていう気持ちが強いのもいいことだよね。」「でも、そのいい点数を取る自分に近づく方法は、今回間違っちゃったね。どういう方法を取るべきだったと思う?そこだけ修正しようよ。」悪い点数をとった自分にがっかりされることが恐怖だったりもするんですよね。カンニングって一つのSOSであることもあります。安易にズルイ方法をとったというだけではないかもしれないので、対応は慎重にいきます。とにかくじっくり話をして意味のないことをわかってもらう。「多少悪い結果が今回出ても、君のことは嫌いにはならないよ。それよりもその弱点を発見できた方が意味があるよ。先生も子どもの頃やってしまったことがあるんだけどね。やっても見つからなかったけど、やっても何もいいことなどなかったよ。イヤな思い出が増えただけだよ。」じっくり話せばわかってくれるし、どこか肩の力が抜けたというか大きなプレッシャーから解放してあげられたようなこともあります。ただ、できる子の中には、「努力しないでいい点数をとるのがかっこいい」「速く勉強を済ませるのがかっこいい」と勘違いしてしまっている子もいます、この場合にはもっと時間を掛けて、学ぶことの本質について理解してもらえるように働きかける必要がありますね。時間をかける=かっこ悪い・頭が悪い。というような変な価値観を持ってしまっているケースは意外に多いですし、先生に質問することや個人的なアドバイスが「カッコ悪いこと」という認識を持ってしまっている場合は教育効果も期待できないので注意が必要です。塾での学習を、低い点数からスタートした子は、強いです。自分の弱さを認め、至らないことを認め、素直に努力をしようとできたら本当に強くなります。進学後にますます伸びる。塾物語のユリナ(→塾物語・第6話~)はそのいい例だと思います。特に低学年から通塾をスタートして、4年生ぐらいまで上位にいる生徒さんは、5年のときに壁にぶちあたるときが来ます。プライドだけが育って、地道な努力ができないまま高学年になってしまったら、リードして貯めた知識の貯金を使い果たし、ぐんぐんと追い上げてくる子達に抜かれたりして、大きなプレッシャーがかかります。親が点数・偏差値・カリキュラムの速さに重点をおけば、ますます子どもを追い詰めます。要注意です。幼い子どもに受験をさせるという決断をしたのなら、早めのスタートで伸ばすべきなのは、見える部分の芽や茎ではなくて、集中力や地道に取り組むことを習慣にできること。根っこの部分だと理解しておくことが大事だと思います。
2017年10月28日
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「口うるさい母」は「きめ細かくアドバイスする母」です。フロイトは、人の「良心」は、社会のあり方や考え方を周りの人間から見て学び、経験していく中で芽生えるものだと言いました。「良心」が人の心にあらかじめあるものではなくて、環境や学習の中で初めて育っていくものだと。 長期間の日々の生活って、それそのものが学習時間なんだなぁ・・・とたくさんの子どもたちを見てきて、何度もそれを実感することがありました。 TPOとか、躾の点も、その一つです。例えば、合宿で生徒が各部屋に入っているときに、見回りをしたり、指示を出したりしてのぞくときがあるのですが、最初に見たときにはほぼ100%の確率でスリッパはばらばらです。女子の部屋でたま~に全員きれいにそろっていることもありますが、そういうことは珍しく、それだけで誉めるに値します。 「スリッパそろえるのって難しいかい? こんなことができないんなら、単位そろえるの、そりゃ難しいわよねぇ~。」と言うと、みんなあわててそろえます。 次にのぞいたとき、二つに分かれます。もう、それ以降は必ずきちんとそろっている子と、同じことをまた言われるとか私の顔を見て、あわてて直しにくるのをくり返す子。 公式を必要な箇所で思い出して、利用する・・・とか、文章を書いているときに効果的に表現技法を使うとか、理科で、これもあの原理と同じだと気がつくとか、そういうことと、関係ないとは思えません。 他にも、講師に対しての言葉遣いとか、使ったものを元の場所に戻すとか、開けた扉を閉めるとか、その場その場に応じて、「こうした方がいい」と言われてきたことを、習慣のように自然にする動作でも、やっぱり脳はそこでピピッと命令を出しているわけです。そういう生活に慣れていれば、「しかし」が入るべきところに、「だから」が使われていれば違和感を覚えるでしょう。必要なときに必要な公式を思い出すこともできるのでしょう。言いにくいことを友達に言うときに言葉を選ぶとか、場の空気を読んでもりあげるとかもそうでしょう・・・。おもしろくないことがあったときには、気持ちを上手く切り替えるとか。そんなことにもつながっていくのかもしれません。 普段、生活の中で注意されているポイントが多いということは、それだけ、脳に命令がいく回数が多いということ・・・と考えると、「口うるさいお母さん」は、「きめ細かく指導するお母さん」です。すごく大きな意味があるんじゃないかと思うのです。 ・朝、自分で起きる。・家族に「おはよう」「おやすみ」など挨拶をする。・時間割りを自分で確認して、準備する。・朝ごはんの後、食器は自分で流し台に運ぶ。・自分で洋服を選ぶ。・くつはきちんとそろえる。・帰ってきたら、手を洗う。・風呂掃除など自分の担当のお手伝いがある。・洗濯物は裏返しにしない。・宿題をきちんとする。・字をていねいに書く。・出された食べ物はできるだけ残さない。・友達に攻撃的な言葉・感情的な言葉を投げない。・年配の人への敬意。・妹・弟への態度。・公共の場でのマナー。・大人のいないところでの立ち振る舞い。 全てに注意されている子もいれば、全く一つもされていない子もいます。生徒達に話を聞いていたら、中には、お手伝いというのは物語の中の貧乏な子たちがするものだと思っていたとかいう子までいて驚きました。「王子様」「お姫様」として育っている子たちの感覚は、想像を絶します。そういえば、算数の講師に「おつり」の意味をたずねてきた子もいました。「一生懸命勉強に集中できる環境を整える」ということと、「大人に近づいていく人として身につけるべきことを身につけるためのアドバイスをする」ということ、片方を犠牲にする性質のものではありません。十分両立が可能。むしろ相関関係にあると思います。 私は、責任者時代、日曜特進の授業の初回には必ず普段の教室から授業のある教室まで引率していました。その際、エスカレーターは片側に寄ること、電車内では自分たちより席を必要としている人がいないか周りを確認してから座ること。おしゃべりの声のボリュームを考えること。車内でお菓子など食べないこと。宿題などを広げて座席を独占しないこと。困ったことがあれば駅員さんに尋ねてみること。などを伝えていたが、みんな結構興味を持って聞いてくれて、大人びた振る舞いをしてそんな自分たちを心地よく感じている様子も見られました。きっかけを与えてもらえれば、できる子は多いですよね。中には、自分で実行できるようになるのに時間がかかる子もいますが、それでもちゃんとその場で理解はしていて、少しずつ行動に移せるようになりますね。ちょっと悪びれた態度をしていても、それが悪いこととわかりつつちょっとやってみてしまうのか、それが恥ずかしいことだとは知らないからやってるのとでは全然ちがうと思います。大人の言う言葉を素直に聞ける間に伝えておかなきゃいけないことはたくさんあります。 受験勉強というハードなことをしている子たちが、中学受験に批判的な人たちに悪く言われる機会は減らしてあげたいという気持ちもあります。できるだけ「勉強だけできても…」とか言われるようなことのないように言葉遣いやマナーなども授業前後に話題にしてきたつもりです。授業前後のくだけた雰囲気のときには、よくいっしょにくだらない上段も言って笑いますが、授業中は必ず敬語での発言を求めました。それが、結果的にけじめにもつながったし、成績にもつながっていきました。そういう礼儀作法的なことや、言葉遣いについてまで口うるさく言っている教室長は当時最初私ぐらいでしたが、教室平均点が常にトップをとるようになり、その意義は学習の部分にもあったと思っています。とある進学校から「塾別に分析をしたところ、先生の教室からうちの中学に入学してくれた生徒さんは、皆さん入学後も伸び続けています。昨年度は、受験された生徒さん全員が合格していまして、そして全員が特進クラスに在籍となりました。どのようなご指導をされているのか見学させてもらってもいいですか。」という連絡が入ったこともありました。
2017年10月27日
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志望校の入試問題等に取り組んで、思うように点数が取れず焦ってきたら、「自信回復」のための作業を挟みましょう。例えば、去年の今頃やった模擬テストの問題を引っ張り出してきて、解いてみます。去年の自分よりもスムーズに解けて、得点も高くなると、「自分の成長」の実感があるかと思います。また、漢字・四字熟語・ことわざ・慣用句などの知識的な分野の学習をして、自分で小テストを作る側になったり、おうちの方が作った小テストを解いてみます。その際、この後にまた難問に取り組むモチベーションを膨らませることが目的ですから、試験範囲としてページを区切ったり、「この30個のうち10個のテストをするね。」と小さめの範囲にして集中できれば100点が取れるように。「自信回復」がポイントです。簡単なことを簡単!と思い、自信を持って答える分野があることを再確認しましょう。ついつい大人は苦手な部分、課題に取り組んでもらいたいと思ってしまいますが、苦手な人ばっかりの人間関係、苦手な作業ばかりの職場で、自分の実力を発揮するのは大人でも難しいですよね。
2017年10月19日
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私の勤めているmanaviは中学受験の個人塾です。3階建ての家の1階部分を改造した小さな教室です。中学受験の大手塾と比べて、頼りないかもしれません。建物や設備的には見劣りするかと思います。その分、一人ひとりへの生徒への思い入れは大きく、ぐいぐいと関わらせてもらっています。いいところを見つけて褒めます。良くなるようにアドバイスも個別に行います。カリキュラムだって変更しちゃいますし、叱るときもびしっと叱ります。成績の低いコは、なんとか苦手じゃないように。得意科目があるコは、もっともっと得意になるように。同じ時間に別の教材をするように指示することもよくあります。得意な生徒にはAプリントを、苦手とする生徒には比較的取り組みやすいBプリントをというように。だから、苦手な部科目を放置しっぱなしにはしないです。「この子はこういうのが無理なんだ」と諦めてしまわずに、できるようになることを一緒に考えます。小手先のテクニックで見た目の数字を瞬間的に上げるような姑息なことではなく、長い目で見て役立つ方を選択します。少し時間はかかりますが、そうして身につけた力は中学高校で役立ちます。得意な生徒は、がんがんと自分のペースで先取して進めていきます。5年生だけど6年生の教材をすることもあります。manavi開講年、たった一人だった生徒は灘志望でしたから、灘に進学する準備となる教材が揃っていますし、それを指導できる講師がいますから。でも、中学受験はゴールではない。だから、無理はさせない。心がくじけてしまうような無茶苦茶なペースで宿題を出したりはしないです。本人の人生に関わるつもりで、指導しています。五ツ木・進々堂テストの成績の推移。個人が特定できないように、一科目だけの推移の画像となっています。
2017年10月14日
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運動会の練習がまだ続いている小学校もありますね。そうでなくても、そろそろ疲れが出てくる頃です。週末は模擬テストもあり、説明会や文化祭なども。塾の授業は、自分がそんな気分にならなくても先生が来て授業が始まって、そんなこんなでいつの間にか勉強モードに切り替わりますが、自宅ではなかなか難しいのではないでしょうか。そんなとき、目をつぶって、「よーい、どん!」と言ってみてください。体が前に出ていく感じがしませんか?これまでの経験で「よーい、どん!」というと、「出発する」という刷り込みができていますから、これを利用しましょう。前に走り出すイメージを作れるとそこからしばらくは集中しやすくなりますよ。〇分までがんばろうと自分に約束して、「よーい、どん!」一段落したら、ゴールテープを切るイメージと拍手喝采も。自分の努力を賞賛することも、意欲を持ち続けるために大切なことです。ぜひ、お子さんにそんなことをお話してあげてください。
2017年10月01日
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夏期集中、親子共々お疲れさまでしたね。この時期の注意点がいくつかあります。1)認識のずれ生徒は、毎日遊んでいる自分の友達と比べて「がんばったー!!」と思っています。親は、もっと頑張れた理想と比べて、効率の悪さにイライラします。こんなときに頭ごなしに注意すると、子ども達は反抗モードまっしぐらになってしまいます。あくまでも、まずは勉強時間の長さ、事実を褒めてあげてくださいね。「毎日よく頑張ったよねー。何百問?何千問?」注意も、「~すればよかった」と過去のことを掘り返されると、かちーんときます。できれば、改善点は、「未来」を中心に説明してあげてください。(例)9月は運動会の練習とかもあるでしょう。 そうなると、体力も奪われるし、集中力も切れやすくなるから、 短い時間でぱっぱっとしないといけないことをできるようにして、 しっかり自由時間や睡眠時間を確保していくようにできるといいよね。 声もかけていくけど、自分でもそのへん意識してみてね。2)成績が思うように上がっていないこれは、以前の記事でも書いていますが、夏休み明けの模擬テストはそうなかなか成績が上がりません。こんなに夏休み頑張ったのに、どうして???と思われるかもしれませんが、多くの受験生も頑張ったから平均が上がるというのが1つ。あと、多くの知識を頭に詰め込んだ状態なだけで、整理整頓することがまだできていないため、試験中にとっさに最適なものを取り出すことがうまくいかない生徒も多いです。たとえて言えば、頭の中に、いろんなジャンルの本がばらばらに収納された本棚が増設されたような状態です。ジャンルも巻も順番どおりに並んでいなくて、毎日の授業の中で、とりあえず習った順番に頭に入れていったようなものです。算数のおうぎ型面積の公式の横に四字熟語の65番目に覚えたものが並んでいたりしているのです。詰め込んだ知識が、うまく整理されるのには十分な数の練習問題に触れることと、睡眠時間が必要です。夏休み明けの模擬テストは、それがうまくできていない状態で受けると、かなり残念な結果になりがちです。落ち込まずに、時間をかけて丁寧にやり直しをして、時間制限なしならどの程度得点できるか、知識としてはどの程度対応できるようになっているかまで確認してみてくださいね。3)学校が始まって、「受験辞めたい」と言いだす子も多い。バカンスを楽しんだ子や新しいゲームの話、子ども達にとって魅力的な話題についていけないために疎外感にさいなまれて、ふと解放されたくなることは多いです。また、いよいよ志望校の絞り込みや説明会などの話もリアルになってきて、焦りや不安から、逃げたいと感じる子もいます。運動会がこの時期の子は、特に体力も奪われて塾に行くだけでも疲れているのに、塾では「ラストスパート」とばかりに鬼気迫る感じで授業が進みます。心身ともに疲れをためやすいです。それらの対策として、「プチごほうび」「息抜き」の準備がなかなか効果的です。また、サインを感じたときには講師に早い目に相談してみてください。他の塾の体験入塾や家庭教師を数回だけ頼んでみるなど、雰囲気に変化を与えるのも一つかなと思いますね。
2017年08月31日
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さてさて、夏期集中講座ですね。ぜひ、小学生の皆さんにも意識してもらいたいことがあります。授業の聴き方、上手になりましょう。大学の講義が一段落つきまして、成績をつけるためにここ2週間で600枚ぐらいのレポートを読み、採点し、成績の処理をしていますが、学生の言葉の中に毎年もっとも多く感想欄に書かれるのが、この聴き方の部分です。「先生の講義を受けて、初めて『聴く』というコミュニケーションを磨く意識を持ちました。 集団の中でも、姿勢を整え、視線を合わせ、理解したらうなずきやメモを取るという動作、合図を送ること、表情で返事をするつもりでいること。それを別の講義でもアルバイト先でもしていたら、人から褒められたり、自分を大事に扱ってもらっていると感じることが増えました。」というようなものが多々あります。塾で勉強を頑張っている小学生の生徒さんも、ぜひ、意識してください。授業をする講師が主役ではありません。生徒の皆さんが理解し、解けるようになるために講師は話をしています。「受け止めたよ」という合図を送るために、うなずいてください。「ちょっと難しいな」って思ったら、首をかしげたり、そういう表情を浮かべてサインを送ってください。理解できたときには、うんうんってうなずくのを習慣にしてください。それができるかどうか、ぜひおうちでも練習してみてください。周りがぴたーっと止まっているのに、自分だけ動くのは恥ずかしいと思う生徒さんが多いのですが、周りが止まっていると、自分の動きが目立つということは、それだけ自分のサインが講師にとって大きいということになります。サインを送れる生徒の動き、実は情報のスピードやテンポをコントロールします。つまり、授業がいつの間にか自分に合うペースになっていく…という感じになるのですから、お得ですよ。4クラス、同じ授業を担当していて、同じように授業の準備をしていても、進度にはどうしてもずれが生じます。理解度や反応に合わせて、練習問題の難易度を変えたり、たとえ話のレベルを変えたりしますから。その際に、生徒の反応が大きな材料になっています。
2017年07月28日
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今ドキな学習の仕方ができますアプリをご紹介したいと思います。講師仲間に教えてもらったのですが、もうあちこちで言いふらしたい。quizlet(クイズレット)。これ、かーなーり 使えます!途中で「先生ですか?」って聞かれますので「いいえ」と答えれば、ずっと無料で使えます。IDを設定すれば、スマホでもPCでもタブレットからも使えます。一度その端末で表示させると、オフラインでも使用できます。どんなことができるかというと、記憶するための単語帳みたいなのが(単元ごとにだいたい日本のだれかが作ってくれているのを)無料で使えます。ちょっと自分と合わない場合には自分専用にカスタマイズもできます。その語句を覚えたかどうか小テストやミニゲームもできます。間違えたものだけをまたテストすることもできます。例えば、「四字熟語」検索してみます。「学習セット」というところを見ます。「四字熟語」関係の学習セットは40個以上ありました。↓パソコンからだと、最初の4枚のカードを見ることができます。それで、ちょうどいいレベルのものがあれば、ポチっと選択します。時々、英訳した場合のとか、韓国語・中国語に変換しているものもあるので、ご注意を。↑気に入ったら、上の丸いアイコンの中の「+」マークをタップ・クリックします。「フォルダに追加」を選択して、自分の名前とか、科目名とか名前をつけて保存できて、後でここから何度でも取り組むことができます。編集も可能。いくつか取り組もうと思った学習セットを手に入れたら、まずは「学習カード」を開きます。例えば、四字熟語だと↓この意味の四字熟語なんだったっけ?思いつかなければ、そのカードをタップ(クリック)すると裏返ります。「左下」のオプションで操作すると、四字熟語をまず表示して、意味を答えさせるということもできます。で、とても使えるのが、「テスト」です。「テスト」→「オプション」最初は↑こうなっているので、「選択問題」だけチェック✔が残るようにするのが小学生にはお勧めです。パソコンやタブレットでは文字入力よりは、選択肢を触るだけでいい方が効率がいいので。で、「選択問題」のテストにするとすべてを4択問題にしてくれます。取り組む度に問題も選択肢もランダムに変わります。これでテストをしていきます。結果、正答率が何パーセントか教えてくれます。ここで、次に「間違いだけでテストする」こともできますし、学習カードに☆を選択できるようになっているので、ピックアップした☆マークだけでテストをすることもできます。中学高校で英単語や化学・生物・古典などの語句を覚えるのにも役立ちますよ。試しに英単語の参考書で有名な「ターゲット」で検索してみました。網羅されています。音声も出るので、正しい発音も確認できます。電車の移動中等にイヤホンつけてやると、さらに効果的ですね。インストールできるサイトのリンクはこちらから。Google→Quizlet 学習アプリiPhone→Quizlet 学習アプリgoogleアカウントかFacebookアカウントを持っていたら、登録は簡単です。お持ちでなければ、ちょっと最初だけ面倒ではありますが、2回目からは楽なので入力して登録してみてください。
2017年05月30日
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