桜の森の満開の下

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はんびゃーぐ @ Re[1]:ママ(11/18) ともさん >この物語はおもしろいです。 …
とも@ Re:ママ(11/18) この物語はおもしろいです。
はんびゃーぐ @ Re:はじめまして(06/29) saku5319さん > 可愛い、お話。私も転…
saku5319 @ はじめまして  可愛い、お話。私も転校した事あります…

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2006.07.07
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「ヘイこの野郎、その大口をきけないようにしてやろうか?」
 こんな腕で殴られたらマジで死ぬかも知れないと俺は思う。だが、俺はプロだから恐怖を顔に出さない。逆に落ち着き払った態度で、決めゼリフを口にする。
「分かった、ユーがそこまで言うなら、もうひと勝負やってもいい、ただし・・・」
 と、ここでひと呼吸置いて、相手の目を見て俺は続ける。
「ただし、中途半端はなしだ、ゼロか百、つまり互いに命を賭ける、ユーが負ければ人買いの契約書にこの場でサインしてもらう、俺が負けても同じようにする、この条件でどうだ?}
 人買いと聞いて、黒人の男は一瞬ひるむ。だが、こういうタイプの男は絶対にのってくる。俺は経験的にそれが分かる。
「ヘイ上等じゃねえか、やってやるよ、あとでほえ面かくなよ」
 案の定、黒人の男は俺の挑発に引っかかる。テーブルの上に、五十三枚のトランプが広がる。黒人の男の目が一段と鋭くなる。だが、俺はプロだからカードでは絶対に負けない。今夜も一人、屈強な男の命が俺の手で奪われる。





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Last updated  2006.07.09 18:23:01
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