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Number1087・1088号に別冊付録として箱根駅伝の選手名鑑が付いてきました。その中の記事に面白い文章がありました。駒澤大学の総監督・大八木弘明さんとNIKEの大迫傑さんとの対談の記事です。その中で大八木総監督が「感性がない人は,陸上競技に限らず何をやっても成功しない。だから私は『鈍感は罪だ』っていつも言っています」含蓄のある言葉です。もう一つ。住友電工の監督・渡辺康幸さんと富士通の柏原竜二さんとの対談の記事です。その中で柏原さんが「僕も学生時代にヘンなこだわりがあって,コーチをさんざん悩ませました。ふと『箱根の山が見たい』と言って,車で2時間かけて連れて行ってもらったり,そこで宮ノ下から最高地点までを見たら,もう帰りましょうって。『全部見なくて良いのか』って驚かれましたけど,気になる一部分だけで良いんです」と語っています。これに対し渡辺さんが「変人が強くなるっていうのはわかる」ということを語っています。興味深い話です。確かに,強くなるには変人的な要素が必要だと思います。しかし変人がすべて強いのではないと私は思います。変人が強くなるのではなく,強くなった人が偶然変人であったということ。変人が100人いたら強くなるのはそのうち10人程度ではないでしょうか。...話は変わって2024年は野球界ではどのようなドラマが起こるのでしょうか?とても楽しみです。注目はMLB,まずは韓国で行われる「LosAngelesDodgers対SanDiegoPadres」開幕戦です。大谷翔平選手,山本由伸選手,ダルビッシュ有選手他の活躍に大騒ぎになるのでは?もっと注目されるのはポストシーズンです。どのような9月になるのでしょうか。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.31
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Number1086の「BEYOND THE GAME」に藤島大さんが「日大フェニックス廃部問題」について意見を述べていました。最初に,阪神タイガースで同じような問題が起きても球団とチームは残る,と書いています。プロスポーツの阪神とは同じ話にはにできないと思います。勿論,藤島さんも「プロスポーツと学生のスポーツは違う。不祥事への対応も変わる」と述べてはいます。その後で「はたして日本大学には日本大学アメリカンフットボール部をつぶす資格はあるのか」と続けています。理由として,「創部より83年の歴史を刻んで,甲子園ボウルの優勝は歴代2位の21回を数える」「様々なファンの感情や記憶は,この国のスポーツ文化,社会の一部でもある」ということを挙げています。私は,だからといって罪が軽くなるとは思えません。(本ブログ12月20日投稿「楽志が実る日(上)」の後半部分も読んで戴ければと思います)大学は教育機関であり,アメリカンフットボール部の活動は教育の一環として行われているはずです。「単なる趣味」では終わらないはずです。この事件は「学生ファースト」の範囲を超えているのであり,重い処分が科せられて当然であると考えます。「教育機関」であるということは,プロスポーツチームが同様の問題を起こした場合とは違ってくるのではないでしょうか。日本大学では,2021年の所得税法違反もありました。この事件は日大フェニックスとは関係はないこととは思います。ただし,一連の事件は「日本大学の体質」と観られてしまいます。篠竹幹夫監督という日大フェニックスの名伯楽がいました。2006年に逝去されたそうです。彼は「小学生でも命がけでかかってきたら簡単には勝てない」という言葉を残しました。彼も天で泣いているのではないかと思います。藤島さんは,「廃部。冷たい響きだ」と書いています。しかし,日大フェニックスも日本大学もケジメをつけなければならないことは確かです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.30
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Number1086号は今年のスポーツ界の回顧でした。最近の「Number」は深みのある記事が減ったような気がするのですが如何でしょうか。1086号の特集では野球関係の記事も多数載っていましたが,印象は薄かったです。.バスケットボール日本代表の話に興味深いことがありました。ヘッドコーチのトム・ホーバスさんが語った言葉です。「あなたはこのチームで勝てると,オリンピックにいけると信じていますか?」この問いは,選手のみならずスタッフにも及んだそうです。そして,チームが苦境や節目を迎えるたびにその問いは繰り返されたということでした。記事には「『イエス』と答えるには重たい覚悟が必要だった」と書いています。シンプルですが,言われた方はかなりのプレッシャーになると思います。バスケットボールWORLD CUP「日本対ベネズエラ戦」のことです。ホーバスヘッドコーチは開始直後にベンチに下がった比江島慎選手に対して「ここにいたくないなら帰っていいですよ。プレーしたい気持ちはありますか!」と目を見開いて詰め寄ったそうです。なかなか言える台詞ではありません。.夏の全国高校野球選手権大会における慶應義塾高校の話です。主将の大村㚖澄選手は「どうせやるなら,100パーセント信じてやろうと。野球って,そういう教えがたくさんあるじゃないですか。あいさつをしなさいとか,グラウンド周りをきれいにするとか。それで野球がうまくなるなんてわからない。でも,それをチームでどこまで本気になってできるかじゃないですか。最後の最後,野球の神様が微笑んでくれるのはそういうチームだと思っていたので。」と語りました。なかなかできることではありません。理屈をつけてやらなくなるチームも少なくないと思います。その方が楽だからです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.29
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前回は方言でしたが,今回はアルファベットによる略語の話をさせてもらいます。[WBC]ほとんどの方はWorld Baseball Classicのことを思い浮かべるかもしれません。しかしボクシングファンはWorld Boxing Council(世界ボクシング評議会)のイメージが強いと思われます。[GM]野球界の方はgeneral managerのことだと思うでしょう。しかし,アメリカの自動車メーカーのGeneral Motors Corporationのことだと思う方もいると思います。.スポーツではなく「BS」BSと言えばほとんどの方が衛星放送(broadcasting satellite)のことだと思うのでは?しかしタイヤ等のメーカーのBridgestoneをBSと言う方も少なくありません。「CS」野球ファンはクライマックスシリーズのことだと思うはずです。しかしCS(Communication Satellites)放送のことを指すこともあります。.面白いのは[SP]野球用語としてはスターティングピッチャー(Starting Pitcher)のことを思い浮かべるでしょうか。しかし抑え投手のセーブポイント(save point)だと思う方も多いでしょう。さらには,フィギュアスケートファンはショートプログラム(Short Program)だと思うはずです。また,TV作品では「スペシャル」をSPと表記することもあります。アナログレコードの回転数のことを言う場合もあります。このことをご存じの方は少ないでしょう。SPレコードは78回転であるそうです。.略語表記もほどほどにしないと何のことを言っているのかよくわからなくなるのでは?...話は変わって久々に朝ドラの話をします。12月28日の「ブギウギ」で主人公の福来スズ子が防空壕の中で歌う場面は感動させられました。素晴らしい場面でした。が,周りの「セット」にリアリティーがあればもっと心に沁みたのではないかと思います。このドラマの今後の展開に期待します。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.28
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野球にも「方言」があります。他のスポーツにもあるのでしょうか?例えば,「打つ」という言葉を「ブツ」と表現する方がいます。最近は少なくなりました。「自転車バック」という言葉があります。これを「かめのこバック」と表現することはありませんか。これも方言かもしれません。次は方言ではないかもしれません。「エラー」を「エラ」と発音する方がいます。これは「方言」ではなく単なる個人的な言い方かもしれません。それから,「バント」を「バンド」と言う方がいます。甲子園大会の解説者が言っていたこともありますし,野球の講習会で聞いたこともあります。私の単なる憶測に過ぎないのですが,関西の方が「バンド」と言うのではないかと思っています。如何でしょうか。.方言ではないのですが,阪神タイガース,広島東洋カープ他で監督を務めた石本秀一さんが,「インコース」を「ニヤ」,「アウトコース」を「ファー」と表現していたそうです。これはあまり聞いたことはありません。石本監督だけの言い方かもしれません。周りは「ニヤ」ではなく「ニア」だろと言っていたらしいです。もう一つ,石本さん「語」です。「セカンド」のことを「セコンド」と言っていたらしいです。つまり「セカンドベース」を「セコンドベース」。.グラウンドのことをグランドと言う方がいます。明らかに誤りなのですが,もしかしてこれも方言の類かも?「ground」と「grand」は全く意味が違うはず。室内競技出身の方がこのような発音をすることが多いように思います。.他にもその地方,学校,チーム,などなど様々な方言的な言い回しがあるかもしれません。もしご存じであればコメントをお願いします。.最後に一言。東北弁を話す大谷翔平選手が見たいです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.27
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前回に続いて,相模原高校の佐相眞澄監督が著した「打撃伝道師」という本の話をさせてください。最後です。.佐相監督が書いた次の文章も印象に残りました。「監督としてはデータを鵜呑みにしてもいけないことを知っておかなければいけない。私の経験上,データばかりに頼った試合は上手く進んで行かない。大事なのは実践での感性や感覚であって,『データ通りじゃないな』と感じたら,選手が調べてくれたデータであっても,スパッと捨てるぐらいの覚悟がなければいけない」「『ルーティン』と書くと何か堅苦しいところを感じるので,言い換えるのなら『自分なりに,心が落ち着く方法を考えておく』となるだろうか」周到な準備をなさっていることが窺えますね。佐相監督は「ジャンケン」が嫌いであるそうです。理由は「勝負運を使い果たしてしまう気がする」からだそうです。同じ理由でパチンコもやらないそうです。分かるような気がします。.次の文章は教員にこそ読んで戴きたいと思います。「『学校の行事に,そんなに一生懸命取り組まなくても好いのに』と思う人もいるかもしれない。今は授業優先で,行事にかける時間が減る流れにもなっている。たしかに,授業が大事なのはわかる。それでも,クラス全体で一つの目標に向かって,みんなで何かをやり遂げようとする経験は,大人になってからは味わえないものである。言葉にすると軽くなってしまうが,行事を通して『やればできる!』という成功経験を少しでも積ませてあげたい。それは,部活も同じである」学校行事,部活動で「一つの目標に向かって」取り組んだ経験が希薄な人間がこれから大人になっていきます。その原因はコロナ禍だけではなく,働き方改革も関係すると思います。そして文章は続きます。「クラスも授業も行事も部活も,それらすべてを含めての学校生活である。部活だけ頑張っても,周りからの信頼を得られないのは,生徒も先生も一緒。結局のところは,目の前のことに一生懸命になれる人間が,信頼と人望を得ることができる。これは,社会に出ても同じことが言えるだろう」その通りですね。私も少々反省させられました。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.26
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前回に続き,相模原高校の佐相眞澄監督が著した「打撃伝道師」という本の話をさせてください。.「本音を言えば,いずれ社会に出ていくことを考えたら,多少の理不尽を乗り越えられるような精神力を身に付けてほしい。監督に少々厳しいことを言われたからといって,心が落ちていたら,今後も苦しいことには立ち向かっていけない」と佐相監督は語っています。私も賛成です。勿論,だからといって指導者が何を言っても何をやっても良いということではありません。「楽しいとか,好きだけでは,根っこは作られないのではないか。褒めて育てたところで,草木はグングン伸びるかもしれないが,肝心の根っこの部分は弱いかもしれない。風が吹いたら,飛ばされてしまう」とも佐相監督は語っています。私も全面的に賛成です。.次はバッティングについての話です。相模原高校では,重たいバットと軽いバットの組み合わせで,スイングスピードを上げていく。重たいバットだけ振り込んでいたら,筋肉に遅い動作を覚え込ませることになるので,これは逆効果だ」この件は科学的に証明されている考え方です。重いバットだけ振らせたがるチームがありますが,やめた方が賢明です。私も軽いバット(ノックバット)と重いバットを組み合わせて練習していました。.「何事も始めるのは簡単だが,それをやり続けるには意志の強さが必要になる。自分の調子が良いときは実践できたけど,疲れているときにはできなかったでは意味がない。野球に置き換えてみれば,調子が良いときは結果を出せたけど,悪かったときは何もできなかったではチームのためにならないのだ。調子の良し悪しで野球をやっているようでは,高いパフォーマンスを持続することはできない」継続は力なり,ということですね。.試合前の佐相監督はマイナス思考であるそうです。「試合前は心配と不安しかない。」「指揮官が『明日は勝てるだろう』なんて甘い気持ちを少しでも抱いたら,それは選手に伝わってしまう。実際に,楽観的に考えてしまって,苦い経験をすることもある。監督は『石橋を叩いて叩いて叩いて,ようやく渡る』ぐらいがちょうどいい」私も何度もこのような苦い経験をしました。指導者だけでなく周りにいる大人が楽観的な話を選手にしたときも同じように甘さが出ました。指導者はマイナス思考,選手はプラス思考が原則ではないでしょうか。...話は変わって大谷翔平選手の契約は総額1015億円だそうです。今年のスポーツ庁の年間予算は359億円だそうです。このうちパリ五輪や2026冬季五輪に向けた強化費が100億5000万円です。文科省の肝入りで進める「運動部活動の地域移行」の関連予算が約24億7000万円です。この額で地域移行は無理では?それらを除き,約234億円で日本のスポーツ環境の整備や老若男女のスポーツ振興まですべてを網羅するそうです。大谷選手が凄いのか,日本のスポーツ予算が貧弱なのか?どっちですか?いずれにしても,プロスポーツや予算が潤沢な一部のアマチュアスポーツ(「甲子園大会」,「箱根駅伝」)以外は,かなり苦しい競技運営になっていくことでしょう。..12月24日に開催された全国高校駅伝では,宮城県代表の仙台育英以上に気になったことがありました。それは岩手県の一関学院の連続出場が28年で途切れたことです。岩手といっても栗原のすぐ隣り,当然応援しておりました。来年の出場を期待します。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.25
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神奈川県立相模原高校の佐相眞澄監督が著した「打撃伝道師」という本を読んでみました。なかなか面白かったので紹介します。佐相監督には「昭和の指導者」という印象を持ちました。この方も中学軟式野球指導者から高校野球監督に進んだ方です。.佐相監督は「環境は人をつくる その環境は人がつくる」という言葉を意識しているそうです。なるほど。.佐相監督は練習試合でも公式戦でも,ベンチの中でつぶやいたり叫んだりしたことをマネージャーにメモさせているそうです。忘れてしまうこともあるので,貴重なメモになっているそうです。私がびっくりしたのはこのメモを選手間のグループLINEで共有できるようにしているという点です。かなり画期的な方法ではないでしょうか。.佐相監督のミーティングにおける話はとても短いそうです。練習後には10秒で終わることもあるそうです。試合後のミーティングも,負けた時でも長くて10分。私の場合はもっと短かったと思いますが,佐相監督の場合はLINEでの共有があるから短くしているのではないかと推察いたします。.「『進学校の生徒は,頑張れば結果が出ることを知っている』勉強での成功体験があるからなのだろう。部活でも,手を抜かずに頑張る子が多い。努力を続ける才能がある。全国的に,進学校は部活が盛んなことが多いが,こうした理由もあるのではないだろうか」私もそのような傾向はあるような気がします。そして,コロナ禍によって努力の大切さを学んでこなかった生徒が多いように思います。努力の大切さを知っている生徒と知らない生徒の二極化傾向も見受けられます。.「褒めるだけで人が育つなら,指導者としてそんなに楽なことはないだろう。これから社会に出ていく高校生のことを考えたら,叱ることも必要だと思う」全面的に私も賛成します。このことは部活動の指導者だけではなく,保護者にも言えることです。.「昔から『叱る時は1対1が良い』とも言われるが,それは学校での生徒指導の考えであって,野球部のようにチームで戦っているときは全員の前で厳しく言う。チームで動いているのだから,他の選手が同じ失敗をしては困るからだ」今の世は『人前で叱ってはいけない』『人前で恥をかかせてはいけない』というような考えが大勢を占め,全員の前で叱ろうものなら指導者を非難する輩も見られます。私は佐相監督に同調します。...話は変わって12月23日にはNHK-BSで「大学ラグビー選手権 準々決勝」の試合を中継していました。私は「京都産業大学対早稲田大学」をTV観戦しましたが,どうしても「京産大」の応援をしてしまいます。12月20日・21日投稿本ブログで紹介した「楽士が実る日」を読んだからです。結果は65対28,京産大の勝利に終わりました。それにしても最近の早稲田は,箱根駅伝にしても東京六大学野球にしても,そして今回の大学ラグビーも「勝負弱い」という印象ですね。奮起を期待します。もっとスポーツ界を面白くしてください。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.24
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12月22日にMLBが来シーズンのルール変更について発表しました。私が最も驚いたのは「打者の打席から一塁への走塁について,これまでは一塁に走る際に,原則としてラインの外側を走ることになっていたが,内側も土部分(約46~61センチ)に限って走ることが可能になった」ということです。守備妨害を防ぐためのルールなので,これに伴って,一塁線に関する打者走者と守備のルールが変更されると思われます。また,スリーフットラインがなくなるのか,またラインの引き方が変わるのか,ということにも注目です。右打者は真っ直ぐ走ることができるというメリットがあるかもしれません。何故このような話が出てきたのでしょうか?何か支障があったのでしょうか?本当に必要なルール変更なのでしょうか?安全上必要なら理解できるのですがどうなのでしょうか。ピッチクロック関連では,塁に走者がいる場合の投球時間制限が20秒から18秒に2秒短縮されるそうです。投手交代以外でコーチらがマウンドに向かえる回数も1試合に5回から4回に減らされるようです。これは必要がない変更だと思うのですが如何でしょうか。再来年は18秒から16秒でしょうか。.継続審議されるのは以下の2つです。一つは内野手もベースを足でブロックしてはいけないというもの。捕手は本塁でのブロックが許されませんが,安全のため内野手も同じであるべきだということです。もう一つは投手は走者がいる時は常にセットポジションから投げるというもの。特に2死三塁のケースでワインドアップで投げる投手は少なくありませんが,これもなくすということです。内野手のブロック禁止は安全上理解できますが,走者がいるときにすべてセットポジションから投げるという件はそれほど意味があるようには思えません。.今後,もっと詳しい規則変更についての報道があると思いますので,注目していきたいと思っております。そして日本ではどうするのか,こちらも注目です。ベースのサイズは大きくしないのでしょうか?ピッチクロックは?ワンポイントリリーフは?...山本由伸投手がLosAngelesDodgersとの契約が合意に至ったという話です。ということは大谷翔平選手とチームメイトということになります。もの凄いことになりそうです。報道もかなり過熱するのではないでしょうか。そして,来年3月20日,21日に韓国・ソウルで開催される「LosAngelesDodgers対SanDiegoPadres」は狂乱の2日間になりそうです。また,再来年にはMLB開幕シリーズを日本で行う計画があるようです。大谷選手が所属するチームの試合を開催するという前提で話を進めていると聞きました。この試合に至ってはどうなるのか想像できません。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.23
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MLB情報誌「Slugger」はデータが多く,読み物としての面白さは少ないように思うのですが,ところどころに興味深い話が載っています。例えば,1月号では,BostonRedSoxに伝わる格言として「Baseball is not a life and death matter, But the Red Sox are」という言葉を紹介していました。「ベースボールは生死に関わるようなものじゃない。でも,レッドソックスはそうなんだ」ということです。本当でしょうか?格言?.もっとも興味深いのは「ダークサイドMLB "裏歴史»の主人公たち」という連載記事です。1月号は「“愛すべき負け犬»カブスの迷走史」という特集でした。ChicagoCubsはMLBでも屈指の古い歴史を持つ球団です。黒人選手締め出しの端緒となったり,1980年代になってもナイトゲームを開催しなかったり,かなり保守的なイメージがあります。このCubsが画期的な,というより「暴挙」に近いことを1961年に行いました。それは「監督を置かない」ということでした。従来の監督の仕事は「ヘッドコーチ」が行い,その期間は2週間,長くても1か月としました。「監督輪番制」です。複数のコーチが入れ替わり立ち替わり指揮をするというものです。発案者はオーナーのフィリップ・K・リグレー氏です。さらに「ウチにはマイナー球団というものは存在しない。それも含めて全部がCubsなのだ」とジョン・ホランドGMが語り,ヘッドコーチがマイナー球団のコーチに行ったりしました。指揮を任されたコーチが独自色を出そうとし,当然のことながら一貫性はなく,守備位置や打順,作戦を変えてしまいます。球団としては「『標準となるシステム』さえあれば,誰が指揮をしても同じだから監督は不要」という考えだったそうです。そんな単純なことではないはずです。当然このことは失敗しました。それでも1965年までこのやり方は続きました。結局,1966年,名将レオ・ドローチャー監督を招聘して,このシステムは終焉を迎えました。失笑を買ったCubsですがこの期間に先進的なことも行っています。1962年には陸上競技のコーチを招いています。さらに,退役軍人を呼んで軍隊式のトレーニングも行いました。一方で,初の黒人コーチとして,バック・オニール氏を採用しました。また,IBMのコンピューターを購入し,MLB全選手の分析を試みました。これは画期的でした。.球団オーナー(当時)のフィリップ・K・リグレー氏は「野球は太陽の下でやるものだ」という言葉が有名な方です。この言葉が野球ファンの共感を得たため,照明灯は長い間設置されなかったそうです。私もこの考えには賛成です。.ChicagoCubsの本拠地リグレー・フィールドの特徴として,外野フェンスにツタが生い茂っていることが挙げられます。時期によって茂り方や葉の色が異なり見る者を楽しませると言われています。ちなみに,打球がこのツタの中に入り込み野手が両手を挙げて申請すると球場特別ルールでエンタイトル・ツーベースになるようです。情緒のある球場を本拠地とし,されど「山羊(ヤギ)の呪い(ビリー・ゴートの呪い)」という伝説もあり,エピソードに事欠かない球団です。..「Slugger1月号」に載っていた興味深い記事をもう一つ紹介させてください。それはMLBの「監督年俸」についてです。これもChicagoCubsの話題です。今季MilwaukeeBrewersで監督を務めていたグレイグ・カウンセルさんがCubsの監督に就任しました。興味深かったのはその年俸です。5年4000万ドル,年俸800万ドルであるそうです。今季WORLDSERIESを制覇したブルース・ボウチー監督でさえ年俸400万ドルです。ボウチー監督は3度WORLDSERIESを制覇した名将です。MLBでは年俸100万ドルぐらいの監督が多いようです。選手の年俸と比較すると,こんなに安いのかと思ってしまいます。勿論,日本ではもっと安いはずです。今年100万ドルを超えていたのは読売ジャイアンツの原辰徳監督ぐらいであるようです。選手と監督の年俸差はNPBの方が近いと言えます。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.22
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前回の続きです。宮部真典さんが著した「楽志が実る日 大西健の47シーズン」,京都産業大学ラグビー部監督を47年間務めた大西健教授の話です。.大西健監督はスクラム練習で泣きながら組む選手に「人生を投げ出すのか」と諭しながら練習させたそうです。「昭和」の指導者という印象です。どんな青春時代を過ごしたのか興味があります。大西監督は,高校時代,本を読んでいることが多かったそうです。一匹狼タイプだったようです。正義感が強く,ある生徒への偏見をめぐって教師と議論し,授業が2時間潰れたこともあったということでした。大西監督が高校3年生の時,藤井主計監督(2022年逝去)が赴任,ここで大きな影響を受けました。藤井監督は後に天理大ラグビー部監督も務めた方です。合宿では午前2時に選手を起こし練習させたそうです。大西監督は「眠りながら走っている選手もいた」と回想しています。.大西監督も斜面を使ってスクラム練習を行ったり,藤井監督に負けず猛練習を課しました。その方針は「日々の地道な訓練で『鎧』をつくることが選手を重傷事故から遠ざけることになる」というもの。たとえ学生が嫌がろうと,周囲から強制的だと言われようと,勧誘した高校生から厳しい練習を理由に進学を避けられようと,学生たちの身体を守るための信念は揺るがなかったそうです。.また,大きな騒ぎとなった不祥事を起こした大学ラグビー部が「試合を組めずに困っている」と伝え聞いた大西監督は試合相手を申し出たそうです。その理由を聞くと大西監督は「同じラグビー仲間ですから。困っている時は助けるのが当たり前だと思いました」と答えました。なかなかできることではありません。不祥事を起こした相手との試合は避けるのが普通です。大西監督が尊敬の念を集めるのも理解できるエピソードです。2019年7月19日,定年を迎える大西教授が最後の講義を行いました。そのテーマは「共生社会」でした。「障害は特別なことではなく,個性です」「お互いに人としての尊厳を傷つけない社会」ということを呼びかけたそうです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.21
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京都産業大学ラグビー部監督を47年間務めた大西健先生のことを描いたドキュメンタリーです。本の名前は「楽志が実る日 大西健の47シーズン」,著者は宮部真典さんです。試合の記録が多く,内容的には不満でした。ガラス越しに観ているような感じがします。しかしながら,ところどころに含蓄のある話が出てきました。メディアのカメラマンが練習を取材中,タッチライン際まで近寄ると,大西監督に「練習の邪魔だ。こちらが頼んできてもらっているわけじゃない」と一喝されたそうです。当然です。カメラマンはどこまでも入っても良いわけではなく,取材の前に大西監督にどこまで入って良いか確認すべきです。次の話です。1986年のことだったそうです。学生たちが自分で考えたメニューで練習させて欲しいと言い始めました。「意見に耳は傾けるけれども練習方針は学生と話し合って決めるものではない」というのが大西監督の考え方です。私も賛成です。学生の好きにさせたら,やはり結果は出なかったそうです。大学生でさえそんなに簡単なことではありません。知識も経験もない高校生や中学生が自分たちで練習メニューを組むのは不可能に近いことだと思います。大西監督によると「自分の考えを曲げて,学生に迎合する気持ちはない」「妥協するするくらいなら辞める。僕でなくていいのなら,監督をする必要はない」ということだそうです。1987年,京都産業大学が同志社大学に初めて勝利した試合後のことです。このときの主将,森迫政信選手はリザーブからも漏れていましたが「僕が試合に出ないでチームが勝てるなら,こんなに嬉しいことはありません。苦労ですか?苦労はしていません」と話したそうです。なかなか言える言葉ではありません。...話は変わって日本大学のアメリカンフットボール部が廃部となることが12月15日に報じられました。「連帯責任」の是非,「アスリートファースト」ではないのか,等,様々意見が出たようです。しかし,いかに「アスリートファースト」という考え方があろうとも,事実として,不祥事の内容が悪すぎます。2018年の関西学院大との定期戦で起きた「悪質タックル」をめぐる問題もありました。そして今回の薬物事件です。日本大学並びに日大アメフト部としては,言い訳できるような状況ではないし,情状酌量の余地があるとは思えません。連帯責任止むなし,ではないでしょうか。現部員は気の毒に思いますが,少しずつ再建の道を探るほかはないでしょう。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.20
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2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」が12月17日にめでたく最終回を迎えました。最終回は面白かったのですが不満。もっと余韻が残るしんみりとした最終回にできなかったでしょうか。全体的な印象ですが,徳川家康公を取り巻く家臣団の物語であったように思います。少しずつ家臣がいなくなっていきました。疑問に思うようなことも多かったストーリーでしたが,視点としては面白かったのではないでしょうか。真田ファンの私としては真田信繁公が家康陣に突っ込む話が省略されなかったのは嬉しかったです。最終回を観ていてわからなかったことがあります。真田信繁公から逃れた家康公がなぜ,真田の六連銭の赤い陣幕の中にいたのでしょうか?おかしくないですか?どなたかご存じですか?私個人としては2022年の「鎌倉殿の13人」の方がドラマとしては面白かったと思っております。好みの問題であるかもしれませんが,脚本を担当した三谷幸喜さんと古沢良太さんの違いだと思っています。.さて2024年大河ドラマは「光る君へ」,紫式部さんを描くそうです。正直に言いますが私が興味をそそられる人物ではありません。ですが一応視聴します。さらに2025年は蔦屋重三郎さんという方を描く「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺〜」です。こちらもあまり興味が沸きませんが,多分視聴します。.最近のNHK大河ドラマはアイドルを配役し,話題作りに懸命であるように見えます。もっとどっしりした骨太のドラマは制作できないのでしょうか。視聴率が問題なのでしょうか?ちなみに12月19日の河北新報によると「どうする家康」の平均視聴率は,過去2番目の低視聴率だったそうです。.私としては「九戸政実」 首を落とされた,最期の地が栗原市栗駒「立花宗茂」 戦国最強の武将を主人公に据えてほしいのですが,資料が少ないので1年間の長丁場としての大河ドラマの制作は無理かもしれません。ほかに「後醍醐天皇」これはいけるのでは?南北朝時代には足利尊氏公,楠木正成公,新田義貞公等々著名人物も数多く登場します。「東郷平八郎」明治の世からいかに太平洋戦争に向かっていったのかを描いてほしいのですが,そのきっかけを問うことができるのでは?「お市の方」豊臣秀吉公,織田信長公サイドからではなく,反対側からの視点で描いてほしいと思います。最終回は越前北ノ庄城の落城で描く,涙涙のラストシーンにして欲しいです。「福沢諭吉」どのような経緯で「慶應義塾大学」を設立したのか,その教育理念は?詳しく描いてほしいです。「平賀源内」とても興味深い人物です。昔,NHKでドラマ化されていますが,再度描けないでしょうか。.人物ではないのですが,描いてほしいのは「沖縄戦」「アイヌ弾圧」です。これは日本という国にとって都合の悪い話になるので,NHKで描くのは難しいかもしれません。しかしもし実現したら,大喝采!「大河ドラマ」だけではないですが,どうしても「勝者」「成功者」がドラマとして描かれることが多いと感じています。「敗者」「暗部」も描くことにももっと目を向けてほしいと思います。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.19
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続×30・映画の話をさせて戴きます。[首]11月23日公開,北野武監督作品。北野監督らしい作品であるように感じました。海外でうける作品なのかもしれません。実力派俳優を揃え,迫力のある作品になっています。私が鑑賞したのは平日の朝でしたが,休日ではないにもかかわらず,まずまず席が埋まっていました。人間の愚かさと欲を描いた作品に見えました。グロテスクなリアリズムを随所にちりばめてあります。私はあまり好きになれません。R15作品なのも頷けます。台詞は時代劇らしい侍言葉ではなく,現代語を使っています。私は少し違和感を感じました。気にする必要はなかったかもしれません。ラストは少々衝撃的でした。もしかして海外で何らかの賞をとるかも。[JFK/新証言 知られざる陰謀]名匠オリバー・ストーン監督による渾身のドキュメンタリー作品です。11月17日公開でしたが,仙台チネ・ラヴィータでは12月1日からの上映でした。ストーン監督は1991年に「JFK」を発表しています。彼は歴代で最も好きな大統領はジョン・F・ケネディ氏であると語っています。「JFK」にはただならぬ思い入れがあるようです。作品はスピード感があり,ちょっとでも気を抜くとついて行けなくなります。私は少々気を抜いてしまいました。1991年の「JFK」とセットで観るべき作品だと思います。「JFK」の方は12月から1月にかけて何回かwowowで放映されます。可能ならばぜひ観てください。[ナポレオン]12月1日公開,名匠リドリー・スコット監督作品。87歳になったスコット監督の重厚な作品です。私は「ナポレオン」の本格的な伝記を観たことも読んだこともありません。とてもリアルな作品で,戦闘シーンも迫力満点,残酷なシーンもあり,見応えがありました。この作品が「史実」ではないとは思いますが,とても面白い作品になっているのは間違いありません。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.18
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12月11日のNHK-BS「球辞苑」は待ちに待った「挟殺」でした。私はこの「挟殺」にかなりの拘りがあるので,異常な関心を持ってこの回を視聴しました。.千葉ロッテマリーンズの田村龍弘選手が「挟殺では野手は全力で走者を追う」と主張していましたが,私は反対です。送球ミスが増えることに繋がるからです。挟殺で多いのは送球ミスです。全力で追うことよりも送球のタイミングでアウトにする,正確に送球することに注力すべきだと思います。また,田村選手は「ボールを味方野手に見せる」よりも「腕を振って全力で走者を追う」べきであると主張しました。私も「ボールを味方野手に見せる」ことには拘らなくても良いと思うのですが,全力で走ることには反対です。同じく千葉ロッテマリーンズの小坂誠コーチは「できるだけ少ない送球の回数でアウトにしたい」と語っていました。私も賛成です。送球回数が増えれば増えるほどミスの確率が高まります。偽投については,出演者が揃って「やらない方がいい」と言っていました。怖いのは走者を騙そうとして味方を騙してしまうことです。これについては私も賛成です。.逆の立場,挟殺に陥った走者の話です。オリックスバッファローズの田口壮コーチは,挟まれたら「3歩全力で走る」と語っていました。私も賛成です。目的は野手に投げさせることです。全力で走れば,勿論ストップして反対側に走るのも難しくはなるのですが,野手の送球回数を増やせます。守備の立場と逆のことをさせるわけです。さらに田口コーチは一・三塁で挟殺に入った場合,三塁走者は一塁走者をアウトにしようとした野手が投げる瞬間にホームに走ると語りました。私も同様の指導をしておりました。田口コーチの話で興味深かったのは野手が来る方向に走者はターンすると走塁妨害を狙えると話していました。なるほど。勉強になりました。面白かったのは,タッグされると思ったら「しゃがむ」という話です。タッグするのに時間がかかるし,次の送球までまた時間がかかる,複数の走者がいる場合には有効であるということです。なるほど。.挟殺の場合の審判員の位置や動きについての話もありました。全然知らなかったことだったので興味深かったです。.絶対にアウトにしなければならないプレーです。挟殺練習をしないチームもありますが,絶対に時間をかけて練習すべきです。番組では阪神タイガース他で守備走塁コーチを務めた大阪経済大学の高代延博監督が指導する挟殺練習の様子も出てきました。高代監督は「絶対ミスしてはいけないプレー」「ミスするとガックリする」と語っていました。私も同感です。また,「声に頼るな」という話もしていました。凄く興味深い内容でした。走者が障害物にならない位置取りについても話がありました。走者を間において野手同士が対角線になると送球が走者に当たるという話です。私もこのことについては繰り返し練習していました。そして,「スピードのついたランニングスローは危ない」と高代監督は話していました。私が挟殺の際には野手は全力で走者を追いかける必要はないと主張するのは,まさにこの理由です。高代監督は最後に「逆に言えばわざと挟殺に持ち込んで点を取る」というプレーもあると話していましたが,実は私も中学監督時代「わざと挟まれて点を取れ」というサインを使っていました。この場合は後の走者が挟まれることが鉄則になります。.「挟殺」については,本ブログ2021年9月22日投稿「挟殺の基本」をご覧戴けると嬉しいです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.17
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世の野球人が皆楽しみにしていると思われる「球辞苑」,そのシーズンが始まりました。12月4日は「ロジン」を扱っていました。凄く面白い内容でした。皆さんご存じのように,「ロジン」の正体は松ヤニです。日本では松ヤニ+炭酸マグネシウムなのですが,アメリカでは松ヤニだけという話でした。MLBのロジン製作メーカーの話ではホンジュラス産の松ヤニが一番良いとか。ロジンの触り方もピッチャーによって様々,まさに千差万別であるようです。日本のロジンは8割ぐらいは山形で生産されていると聞いたことがあるのですがそれは昔のこと?それから,私の記憶では,卵の殻を砕いた物を使ったロジンを使ったことがあります。公認野球規則4.01審判員の任務(f)には「試合前に公認ロジンバッグが投手板の後方におかれていることを確認する」と記載されています。以前は「審判員はロジンバッグを携行する」という一文が公認野球規則にあったはずですが,現在は記載がないようです。当然ですが「ロジン」は主催者で用意すべき物でしょう。また,公認野球規則にはロジンバッグの成分についての規定も見当たりません。東北大学大学院・山口健教授によると,ロジンは「滑り止め」というより「摩擦調整剤」「摩擦安定剤」と呼びたいという話でした。非常に興味深い内容でした。NHKさん,今後も面白く楽しい「球辞苑」の制作をお願いします。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.16
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Number1085「BEYOND THE GAME」は大谷翔平選手が全国の小学校にグラブを寄付した話でした。文章を書いたのは鷲田康さんです。プレゼントしたグラブは右利き用2つ,左利き用1つ,そして特別支援学校にも寄付するということで,称賛の声が上がっています。一方,鷲田康さんの記事によると,「野球は9人でするもので,グラブ3つだけプレゼントされても困るのではないか」「もらった学校の方が困惑するのでは」というコメントがあるそうです。鷲田さんは,子供達がキャッチボールを始めるための環境作りのための寄付ではないかと述べています。そして続けて「『父親が最初に教えるべき3つのこと』というアメリカの伝承がある。その3つとはキャッチボールのやり方とキャンプでの火のおこし方,そして釣りの餌のつけ方だという」という話を書いています。私も本ブログ11月27日投稿「道路でキャッチボールが許された時代」にて述べさせて戴いたことですが,鷲田さんの文章にも「今の日本ではお父さんとキャッチボールをするにも,そんな広場もないしボール遊びは禁止という公園がほとんどだ」とあります。大谷選手がプレゼントしたグラブで少しでも多くの子供達がキャッチボールをしてくれることを願います。.今朝(12月15日)のNHK「朝イチ」では異例の大谷翔平選手記者会見中継を行いました。大谷選手のLosAngelesDodgersでの活躍と怪我の回復をお祈りいたします。.Number1085には四竈衛さんがMLB事情について書いていました。今シーズンのWORLDSERIESを制覇したブルース・ボウチー監督(TexasRangers)は68歳,2022年のWORLDSERIESを制覇したのは73歳のダスティ・ベーカー監督(HoustonAstros),2021年は66歳のブライアン・スニッカー監督(AtlantaBraves)でした。3年連続で65歳以上のシニア監督がWORLDSERIESを制しています。四竈さんによると「決してデータだけに頼ることなく,独自の卓越したコミュニケーション力を駆使し,孫のような若い選手たちを束ねてきた。その一方で,古いスタイルに固執しているわけではない」「彼ら古い監督たちが続けていられるのは,オープンマインドで進化し,成長しているからだ」ということです。興味深い話です。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.15
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前回に続き,日本スポーツ協会の情報誌SportsJapan vol.70「スポーツ・ハラスメント みんなが『NO!』と言う社会を目指して」特集の話です。早稲田大学教育・総合科学学術院の川村茂雄教授が書いている文章についてです。「今,学校現場では『自分の思いの一方通行的伝達』『相互理解能力低下』『同意や反意は伝えるものの会話にならない』『同質的なグループや人間関係のなかでしか行動できない』『異質グループでの課題解決を苦手にする』―そうした子どもたちが増えている,といった問題が生じています」その通りなのですが,これは子どもだけの問題ではなく,大人(指導者や保護者,協会)にも同じことが言えると思います。川村教授は「プレーヤーの取り組み理由から指導者の力量が分かる」と述べていますが,文章全体から「机の上で考えたこと」である印象を持ちました。.どっちかといえば,現場から出てくる話の方が指導者にとって参考になることが多いように思います。この情報誌に載っている座談会の話の中で日本スポーツ少年団の荻原智子本部長が,自身の経験を語っていました。荻原本部長は水泳競技のオリンピック選手でしたが,そのときの日本代表チームのミーティングにおいて,ヘッドコーチが話した時のことを述べています。チーム内のいざこざが原因で雰囲気が悪くなったときのミーティングであったそうです。「文句があるなら今みんなの前で言ってくれ」「でも,今言えないなら自分の胸にしまっておいてくれ」これを機に険悪なムードがなくなったそうです。私はこの話の方が心に響きます。.次は富山県魚津市「うおづスポラ」の学校運動部活動地域連携・移行についての記事です。「教育委員会などと協議してきた結果,来年度からは地域連携・移行に関する予算化が決まった。一方で,市からの継続的な支援は恒常的に受けられるものではない。予算がないから継続できない。―では,子どもたちに対する責任も果たせない」「保護者へ向けた負担額に関するアンケートでは,月2.000円~3.000円が許容範囲」と書いてありました。行政からの支援があるとしても,保護者の負担が月3.000円では足りないのではないでしょうか。「指導者の考えも,少数精鋭でやる気のある子どもだけを指導したいという指導者もいれば,もっと広い視野でたくさんのこどもたちを受け入れたいと考えている指導者もいます」このことについては,子どもたちや保護者も同様の意見を持っているそうです。当然と言えば当然です。部活動の地域移行が進めば,多様な考え方・方針が出てくることでしょう。行政や学校の思惑通りにならなくなるでしょうし,子どもたちと保護者との考え方のズレも大きくなっていくはずです。...話は変わって元阪神・ロッテの鳥谷敬さんが面白い話をしていました。「変な話ですけど,コーチもあまりやりたくないんですよ」理由として「今まで人生で野球やってきたじゃないですか。人に言われたスケジュールでずっと40歳ぐらいまで生きてきたんですよ」野球をやっていた間は決められたスケジュールに沿って生きてきた,そして「この2年間,(現役を)辞めてスケジュールを自分で決めるじゃないですか。スケジュールは人に決められるんじゃなくて,自分で決めた方が楽しいことに気付いてしまったので」と現在の生活が楽しいと語ったそうです。「岡田彰布監督の次の阪神タイガース監督は鳥谷さんですか?」と質問された際に出てきた言葉です。わかるような気がします。私も他人にスケジュールを決められる生活はしたくありません。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.14
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日本スポーツ協会の情報誌SportsJapan vol.70は「スポーツ・ハラスメント みんなが『NO!』と言う社会を目指して」という標題の特集号でした。この情報誌については前から「当たり障りのない話」「無難な論」であるように感じていました。あまり本音のような話は出てこないし,思い切った極論のような話も出てきません。この情報誌は「日本スポーツ協会」の機関誌なので当然のことです。.大阪体育大学体育学部スポーツ教育学科の土屋裕睦教授の調査によると,公認スポーツ指導者よりも一般の方の方がスポハラに対する容認度が高い結果が出たそうです。「強くなるために必要なことではないか」「それによって本人が成長するなら許されるのでは」という考え方です。保護者の方から「うちの子はやんちゃなので,たたいたりしてもかまわないから強くしてください」と言われて指導者の方が困ることもあるのでは?という土屋教授の話です。私も同様のことを言われたことがあります。このようなことを言う保護者は自分で子どもを教育できない親でした。.次は弁護士の畑中淳子さんの話です。「練習に遅刻したから試合に出さない」ということが適切かどうかという話です。私もこのようなことは何度もしました。「試合に出る資格」があるのかどうかということです。畑中さんは「“差別では”等の声が上がるなら,『集団のルールや規律が守れないと,ほかの子どもが楽しむ権利を阻害しかねない。場合によっては事故になるおそれもあるので今のままでは集団のメニューには加えられない』等の理由を説明する必要がある」と書いています。その通りではあるのですが,私の場合は「スポーツの神様は許さない」「世の中に出て通用しない」「まじめにやっている子を優先的に試合に出したい」という説明をしていました。もう一つ,畑中さんは「“エンジョイ・プレー”というのは,決して選手に迎合しろという意味ではありません」と語っています。当然ですね。.暴力や暴言が許されるはずはありません。私も昔のことを反省しております。しかし,指導者の方が「これもだめ」「あれもいけない」というような雰囲気になり萎縮しているように見えることもあります。暴力や暴言を肯定するのではないですが,未来を担う子どもにある程度試練を与えないと成長しないということもあります。成長のためにはつらい体験も必要です。「エンジョイ」「楽しい」のみ求めるから不登校や社会に適応できない事例が増えていると言えませんか?ちょっと嫌なことがあるとすぐにやめてしまうような人間を育ててはいけません。暴力・暴言以外の方法で試練を与える,ということです。.続く. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.13
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捕手のプロテクター,レッグガードをベンチ内で着用してはいけないと審判員から言われ始めたはのいつだったでしょうか。おそらく2005年以降だったのでは?憶えている方はいませんか?何故だったのでしょうか?ベンチ内でのんびり防具を着けている選手がいたからだと思います。スピードアップが声高に言われ始めた時期なのでそのような話になったのだと推察します。最初の頃は,ベンチ内で防具を着用している捕手をわざわざベンチから出すこともありました。「かえって時間がかかるのでは?」と私と捕手が審判員に言ったこともあります。この時はナンセンスなのではと思いました。今はこのことが徹底されたので,確かにベンチ内で着用するよりは早いと思います。「スピードアップ」のためであれば,「ピッチクロック」「タイムの制限」よりはずっとましだと思います。今後のルール改正についてです。「プレー」の根幹に関わる部分ではなく,このような直接プレーには関わらない部分の「スピードアップ」であれば,私は反対しません。...話は変わって大谷翔平選手のLosAngelesDodgers入団に伴い,様々な話題が飛び交っています。来シーズンのホーム開幕戦は「LosAngelesDodgers対SaintLouisCardinals」の対戦ですが,そのチケットが高騰しているということです。一説によると,最低でも5万円であるとか。ただしリセール価格だと思います。大谷選手の契約は10年1015億円ですが,これはNPB全選手の年俸を合計した額319億円より多いということになります。また,「1秒につき吉野家の牛丼1杯食える」「年末ジャンボが当たっても大谷選手の月給ぐらい」「スカイツリーが2.5本立つ」などという話になっているようです。注目は来年3月20日,21日に韓国・ソウルで開催される「Los AngelesDodgers対SanDiegoPadres」2連戦です。日本からも大挙観客が押し寄せるのでは?「大谷翔平対ダルビッシュ有」を観たい方はたくさんいるはずです。そのチケット価格は?. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.12
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Number1084は「日本シリーズ特集」でした。残念ながら深みを感じさせる記事はあまりありませんでした。面白かったのは次の2つの記事です。一つ目RugbyWorldCupの話,生島淳さんの記事です。Irelandのヘッドコーチ,アンディー・ファレルさんは敗退が決まったあとの会見で「スポーツは時に残酷だ-だからこそ,私たちはスポーツを愛してしまうんじゃないだろうか」と語ったということです。深い話ですね。二つ目四竈衛さんのMLBに関する記事です。今季から導入された「ピッチクロック」についてです。MLBでは試合時間が平均で24分も短縮されたこと,観客は9.6%増加したこと,ストリーミングの平均視聴時間も9%増加したこと,そしてMLBの人気は復調したと書いてあります。「ベース拡大」と「けん制回数の制限」は大幅な盗塁数増加につながったこと,盗塁成功率は昨季の75.4%から80.2%へアップしたことも書いてあります。これがなければ,ロナルド・アクーニャ・ジュニア選手の73盗塁はもう少し減っていたはずです。「シフト禁止」は平均打率が.243から.248に上昇,また1試合の平均得点が8.6点から9.2点に増加することにつながったということです。確かにこれがなければ,ルイス・アラエス選手の高打率はなかったかもしれません。MLBでは,次の手として「ロボット審判」「打者のチャレンジ」を検討しているそうです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.11
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ビッグコミックオリジナル第23号に載っていた二宮清純さんのドキュメンタリー記事についてです。この回はヤクルトスワローズ他で活躍した飯田哲也選手の話でした。1993年の「ヤクルトスワローズ対西武ライオンズ」の日本シリーズは今も語り継がれている熱戦でした。10月27日の第4戦,西武・鈴木健選手が放った中前打を捕った飯田選手が,二塁走者・笘篠誠治選手をホームで刺したプレーについて書いていました。この時ベンチから「3メートル前に出ろ」と指示が出たそうですが,飯田さんはさらに3歩ほど前に出たという話です。このことでは野村克也監督から誉めてもらえたと飯田選手は語っています。野村克也監督には「直感を信じなさい」とよく言われていたそうです。野村監督は「データ重視」というイメージがあるのですが,このようなことも言っていたのですね。さらに野村監督が残した言葉が載っていました。「直感と山勘は違う。直感には元となる根拠があるが,山勘にはそれがない」なるほど。最後は野村監督の話になってしまいました。..ビッグコミックオリジナル第23号には他にも興味深い作品が載っていました。「遡る石」という77歳の斎藤なずなさんという漫画家が描いた作品です。ある老人の話です。他の漫画家には描けない雰囲気の作品でした。機会があったらご覧になってみてください。...去就が注目されていた大谷翔平選手はLosAngelesDodgersへ。10年総額7億ドル(1.015億円),プロスポーツ史上最高額の契約であるそうです。もの凄いことです。私はLosAngelesAngelsに残るのかなと思っていましたが,それは日本的な考えにしか過ぎなかったようです。WORLDSERIESで活躍する大谷選手が観たいですね。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.10
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Number1083の「BEYOND THE GAME」において,鷲田康さんが2028年のロスアンゼルスオリンピックにおける野球・ソフトボールの「復活」について,問題点を述べていました。僭越ながら私も10月17日投稿本ブログ「CSファーストステージ10.16 GAME3」後半部分でこのことについて触れました。NBAでも当初はバルセロナオリンピックのバスケットボール競技に「ドリームチーム」が参戦することに反対だったそうです。圧倒的な強さで金メダルを獲得した「ドリームチーム」,このことがオリンピックの「プロ化」に拍車をかけたと鷲田さんが書いています。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のリカルド・フラッカリ会長は「全てのプロリーグから支援の文書を取り付けた。米大リーグ選手会からも文書をもらっています」と語っています。「証拠」ということでしょうか。私が心配するのは,文書は「MLB」ではなく「選手会」からのものであるということです。鷲田さんが指摘するのは,「MLBのオーナーたちの存在」です。シーズンを中断することにオーナーたちは反対するだろうということです。また,試合会場候補のドジャースタジアムをLosAngelesDodgersが2週間も明け渡すことはないだろうという話です。そしてもう一つの大問題は保険問題であるそうです。今春のWorld Baseball Classicでもアメリカ代表として出場を表明していたDodgersのクレイトン・カーショウ投手が保険の折り合いがつかずに出場を断念しました。鷲田さんはこの保険に関する問題が大谷翔平選手のオリンピック出場に対して大きな障壁になると述べています。私も,MLBの選手がオリンピックに参戦するのはそんなに簡単ではないと考えています。怪我のリスクもあります。もちろんそれに対応する保険の問題もあります。しかしそれ以上に大きな問題は「カネ」です。オリンピックがMLBの収益に大きな影響を与えるとすれば,各球団のオーナーは協力しない方向に行くはずです。繰り返しますが,前出の文書を出したのは「オーナー」ではなく「選手会」です。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.09
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昔々「柔道一直線」というドラマがありました。桜木健一さん,吉沢京子さんが主演,この2人の出世作となった作品であるそうです。「スポ根ドラマ」の端緒となった作品とも言われ,この作品の影響で柔道少年が激増しました。番組の人気から柔道入門者が急増した講道館からTV局へ感謝状が贈られています。反面,荒唐無稽な技が数多く出てくるため「この作品が世間に歪んだ柔道観を持たせてしまった」という指摘もあります。その荒唐無稽な技とは?代表的なのは「地獄車」ですが,「断頭台がため」「花吹雪」「地獄車回転レシーブ」とかいう訳が分からない技もあるようです。アニメではなく,実写版だったというところが人気を博したポイントだったかもしれません。他に実写版のスポ根ドラマには「サインはV」「ガッツジュン」もありますが,ほとんどはアニメだったように思います。アニメで制作した方が荒唐無稽な「必殺技」をダイナミックに表現できたような気もするのですがどうでしょうか。有名なのは近藤正臣さん演じる結城真吾が足でピアノを弾くシーンです。曲は「ねこふんじゃった」です。衝撃的なシーンでした。地獄車の特訓シーンも印象に残っています。最初は布団にくるまって石段を転がり降り,次は毛布,そして何もない状態で転がり落ちるという,信じられない特訓でした。本当にやったら死ぬと思います。相手を投げて壁を突き破り一本,というシーンもあったように思います。これはルール上どうなるのでしょうか。このようなシーンの連続だったのですが,むしろ実写だから表現できた部分もあるのかもしれませんね。いずれにしてもとんでもないドラマでした。このドラマで私が好きなシーンは,桜木健一さん演じる一条直也が,大根を生で頬張り,「うめぇー」と言う場面です。多分大根だったと思います。このシーンもアニメでは表現できなかったと思います。.「巨人の星」の話も一つ。スポ根ドラマには「必殺技」「魔球」が出てくるのが定番でした。「巨人の星」で有名なのは「大リーグボール」です。しかし,「魔送球」というものがありました。主人公・星飛雄馬の父,星一徹が編みだしたものとして出てきます。内野手からの送球が打者走者に当たりそうになり,それを避けた打者走者は一塁にまともに走れなくなり,そしてその送球が大きく曲がり一塁手のミットに収まる,というものです。これはまだ現実的と言えるのではないでしょうか。この時代のスポ根ドラマ(アニメ)には「荒唐無稽」な技やプレーがたくさんあります。今考えると変な時代だったのかもしれません。...話は変わって2019年の京都アニメーション放火殺人事件の裁判について大きく報道されています。検察側は「極刑を回避すべき事情はない」として,当然のように死刑を求刑しました。弁護側は「妄想に影響を受けて事件を起こした」として,無罪もしくは刑を減軽すべきと主張しました。無罪ということがありますか?精神疾患であろうが36人もの人の命を奪ったのは事実です。少々罪が軽減されることがあったとしても無罪になることは誰も許さないと思います。弁護側も「仕事」なのでしょうが,人間としての良心,正義感にしたがって欲しいと考えます。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.08
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12月6日のニュースによると,仙台市が中学校の部活動の地域移行について指導員の派遣などで企業との連携を図るため,仙台経済同友会と協定を結んだということです。協定では,経済同友会の加盟企業が指導に当たる人材を学校に派遣するなど,地域移行への支援を行うことになります。費用の一部は国の補助金を活用して仙台市が負担するということでした。注目の取り組みです。全国的にも注目を集めるのではないでしょうか。私が疑問に思ったのは,「スポーツ協会」「地域クラブ」との関係です。そちらにはそちらで協力を要請しているのでしょうが,バランスを取り,臍を曲げられないようにしないと思わぬ方向に行ってしまうことも予想されます。経済同友会では,加盟企業のメリットとして,人材の確保・採用にメリットがあるとしています。経済同友会に予算を使うとなれば,ほかのスポーツ団体,つまり「スポーツ協会」「地域クラブ」他にも予算を使うべきでしょう。不満が出ないようにすべきです。この流れは他の市町村にも波及するでしょうか?12月2日投稿本ブログ「Number1082」最後の部分で私も述べましたが,のんびりしたことをやってはいられませんよ。スポーツ庁の方針では令和7年度までに地域移行についての目処をつけるということです。あと2年でできるのですか?. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.07
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前回の続きですが,今度は横山博英部長の話です。とても興味深い話がたくさんあります。.新入生が入ると横山部長は次の話をするそうです。・人のせいにしない。・うそをつかない。・言い訳をしない。・自己評価をしない。・不平不満を言わない。気づくまで何度も話をするそうです。根気強い方なんだなと思います。次に教えるのが以下の3つ,・自己中心的・マイペース・何があっても他人事としてとらえることこれを横山部長は「ダメなヤツの3要素」と呼ぶそうです。「ガサツなヤツはガサツなプレーをするし,テキトーなヤツはテキトーなプレーをする」その通りですね。「斎藤監督がひと冬かけて戦えるチ-ムにするのではなく,秋からすぐに戦えるチームにする。横山部長にとっては,秋の大会が自分の育てたチームの集大成」他のチームとはシステム(考え方)が違うように思います。「イライラしっぱなしですよ。我慢しきれないこともいっぱいあります。選手らによく言うのは『成功の反対は失敗ではない,妥協だ』と。『その先に見えるのは成功ではない,成長だ』と」「成長って何かといったら,新しい価値観が入ることだと思っているんです。AとBの価値観しかなかった人間の中にCという新しい価値観が入ってくるとする。そうすると,AとCが化学反応を起こしてDが生まれることもある」感銘を受ける言葉です。次はキャッチボールに対する考え方の話です。「パッと握り替えないでボールをグローブに入れている時間が長いとか,足もステップしないで投げるとか,バックステップしたりとか。そういうことをちゃんとやってなくて,ノックのときだけ『いいボールを投げろ』と言ったっていかないよね」このことについては分かってはいてもやらないチームが多いと思います。.なかなか面白い本でした。興味を持った方はぜひお読みください。...話は変わってLosAngelesAngelsのロン・ワシントン新監督がインタビューで,大谷翔平浅春のことを訊かれて,「それについては話したくない」と答えたあと,高笑いしていました。大谷選手が出ていくかもしれないというのに笑っている場合なのかと思ってしまいました。それとも?.. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.06
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前回の続きです。.「すぐにブルペンに入りたがるヤツはたいしたピッチャーじゃない」斎藤監督は「投げる練習として重視しているのはバッティングピッチャー。名目上はバッティング練習だが,打者のためにやるのではなく,投手自身のためにやる」と語っています。私も同様の考えであり,ブルペンでのピッチング練習はほとんどしませんでした。「聖光学院では野球を継続する3年生は夏の大会後も練習することが義務づけられている。日曜日は休みだが,それ以外の平日と土曜日はグラウンドに来て3~4時間は練習する」大賛成です。高校生に「引退」という言葉は必要ありません。中学校でも中総体以後も練習に参加して欲しいと思います。「試合ではセットポジションで投げることのほうが多いのに,ブルペンで半分以上ワインドアップで投げてる選手とかは,その時点でイメージ力が足りないってことになる」ひとつの方法ですが,全てセットポジションで投げるという方法もあります。勿論試合でもです。また,ブルペンよりもケースバッティングやシートバッティングで投げる時間を増やせば良いと思います。「一つひとつの場面で人間の信頼関係のドラマがあれば,末端の選手でもそこにいたいという存在意義を見出せると思うし,そういう組織であり続けることが普遍的なチームであることにつながってくると思う」感銘を受ける言葉です。「ジグザグ打線がポリシー---。こう聞くと,右打者と左打者を交互に並べる打線をイメージするが,斎藤監督のいうジグザグはそうではない。バントがうまい選手とバントがうまくない選手を交互にするのだ。言葉を換えれば,バントが下手な選手を並べないということになる」なるほど。足が速い選手と足が遅い選手を交互に並べるということもあるのでしょうか。斎藤監督は,グラウンドネット裏の本部室に次のような言葉を掲げていそうです。「人生は『選択』の連続であるが,最良の選択ができることは稀である。大切なことは,よい選択をすることよりも,自分の選択の結果をよくすることである。 志村史夫」選択の失敗を嘆くよりも,努力をすることが大切です。この言葉も感銘を受けました。「厳しい状況になったときほど,修羅場に遭遇したときほど人の本性が出る。いつも言うけど,本当の強さ,弱さが一番見えるのは一番どん底に落とされたときか大勝負のときだよね」なるほど,確かにそうです。「表情を見せるようにしてたね。マイナスの顔はしないって自信あったんで。マスクしてたら生徒の表情が伝わらない。もし文句言われたら,『マスクしてたら生徒に伝わらないんです。伝えるのに言葉を発さないで,ジェスチャーと表情で見せたいんです』って言うよ。テレビに映るのは嫌だけど,生徒との戦いなんで」私はすぐ感情が表情や仕草に表れる監督でした。そのことが雰囲気を悪くすることも少なくありませんでした。反省しております。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.05
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標題の本を読みました。勉強になることがたくさん書いてありました。私が興味を持ったのは,斎藤監督の話は勿論ですが,それよりも後半部分にあった横山博英部長の話でした。.ではその本から「野球道を追求すると,日本人の歴史を勉強したくなるという斎藤監督。ミーティングには,特攻隊をはじめ,宮本武蔵,徳川家康,西郷隆盛,山岡鉄舟ら歴史上の人物が数多く登場する」私も歴史好きなので,一度聞いてみたいものだと思いました。「野球をやるのにふさわしい人間に成長させてやらなきゃいけない。部活動をやって,選手を育てる。これが絶対的な根底にあるよね」素晴らしい考えです。私も少しでもこのような方向に行きたいです。しかし,「部活動の地域移行」が進めば,益々難しくなっていくのでは?「ノーアウト一・二塁でピッチャーライナーでトリプルプレーになった。そのときにケロッとしてられるかどうか。『あれさえなかったらぁ』なんて思って守っていると,チャンスのあとにピンチがくっからね。チャンスのあとのピンチは精神的なもの。選手にそれを訊くと答えるよね。『引きずってるような鍛えられていないチームは,次の回に点数取られるようになってます』って」なるほど。しかしそのような境地までチームを引き上げられるものでしょうか。「人と比較すると優越感と劣等感しかないんだよね。人間はバカだから,自分を高く見せたいから,自分より下のヤツを見つけてバカにする。自分より上のヤツを見ると不都合だし,追従できないし,自信がなくなるので,自身を呼び戻すために自分より成績が低くて運動音痴のヤツを見つける。弱い人間ほど,このパターンが多くなる」これについては古今東西,国や年代を問いません。その通りだと思います。「指導者もそうだけど,選手に寄り添っちゃうと妥協が生まれちゃうので,選手に嫌われないように機嫌を取るヤツは最悪だね」今の中高生は大人に機嫌を取ってもらえるものと思っているようです。「3年生じゃないとあの大きな舞台で大仕事はできないって。高校野球は甘くないからね。ウチの野球だと逆に1年生や2年生のほうがプレッシャーが大きく載っかっちゃう。使命感なんて言って,『仲間を勝たせることがお前らの使命だ』とか『負けさせたら地獄なんだから』ってやり方でやってきているからね。1年でも足りないのは全然違うね」このことについては,下の学年の方がプレッシャーがないと考えるチームもあります。賛否両論,といったところでしょうか。...話は変わって筒香嘉智外野手が自費約2億円を投じて作られた「YOSHITOMO TSUTSUGO SPORTS ACADEMY」が,12月2日,和歌山・橋本市にて完成,お披露目会が行われました。先日の大谷翔平選手のグラブ寄付と同様,素晴らしい地域貢献だと思います。ほかの選手も,様々な地域貢献に取り組んでもらえないものでしょうか。.. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.04
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12月2日付河北新報スポーツ欄の一番下に「高野連,リプレー検証導入検討」という記事を見つけ,少々びっくりしました。思ったより早かったからです。私は高校野球におけるリプレー検証にはもっと時間がかかると考えていました。検討を始めた段階なので,すぐに「リプレー検証」「ビデオ判定」が始まるということではありません。しかし大きな1歩です。私は本ブログでも繰り返し「リプレー検証」「ビデオ判定」の導入について意見を述べております。日本高等学校野球連盟では,賛否の意見が半々ぐらいという状況であるそうです。寶馨会長は「高校野球でそこまでしないといけないのかというのも分かる一方で,毎日の努力の結果が判定で残念な気持ちになるのを解消しないといけないというのもある」と述べたということでした。甲子園(全国大会)では阪神タイガースが使用している設備とNHKの映像を使えば,それほど難しくないはずです。河北新報の記事によれば,都道府県大会の決勝も導入可能であるということでした。導入する理由については言うまでもないと思います。問題なのは導入に反対する理由です。審判の権威?その理由は何であるか私には理解できませんが,たいした理由でないことは間違いないのでは?高校野球に導入されれば,軟式野球,中学野球,ほか,全ての野球競技で何らかの方法での「リプレー検証」導入が検討されるようになると思います。...話は変わってサッカーJ1への昇格をかけたプレーオフの決勝が国立競技場に5万人を超える観衆を集めて行われました。東京ヴェルディが終了間際に同点ゴールを決めて清水エスパルスと1対1で引き分けてJ1昇格を決めました。やはり「入れ替え戦」は凄くヒリヒリした試合になります。NPBでも実施できないでしょうか。レギュラーシーズン1位と2位で「クライマックスシリーズ」,勝者は日本シリーズへ。5位と6位とで「降格候補シリーズ」,敗者は独立リーグチャンピオンシップ(これを新設する)で勝ち上がったチームと入れ替え戦。それなりに盛り上がると思うのですが如何でしょうか。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.03
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Number1082は「誇り高き死闘」RugbyWorldCup特集でした。いくつも面白い話が載っています。姫野和樹選手の話です。彼は今WorldCupでキャプテンを務めましたが,出身の愛知・春日丘高,帝京大ではその経験はありません。しかしトヨタ自動車ヴェルブリッツではルーキーなのにキャプテンを務めました。珍しい事例だと思います。彼は「自分に『大丈夫』と言い聞かせている時はダメですね。まずは自分の弱さを認める。弱さを受け止めると『じゃあどうすべきだろう』と,先に進めると思っています」と語っています。深い言葉ですね。.Fiji代表のキャンプ(合宿)の話です。「首都のきれいなホテルではなしに村の集会所で雑魚寝をする」日本では考えられないことです。Fiji代表がAustralia代表を破ったのは記憶に新しい話です。.Rugbyではなく,陸上競技やり投げの北口榛花選手の話です。「最初の頃は600kgの軽いものを投げるのに,なんでベンチプレスで100kg挙げないといけないの?と思っていた」もちろん今でもこのような考えであるはずがありません。Czechに渡る前の話だそうです。野球界でも「野球の試合では100m走ることはない,中長距離を走ることは必要ない」という理由から長い距離を走るトレーニングを否定する方を時々見かけます。そうではないことは北口選手の話からも理解できると思います。.相撲の話です。大相撲・二所ノ関親方が語る話「1日80回同じ作業をしないと身体は勝手に動いてくれない」角界にある言葉だそうです。なぜ「80」なのでしょうか?ご存じの方はコメントをお願いします。.ラグビージャーナリストの藤島大さんがコラム「BEYOND THE GAME」に書いている話です。8月2日のサッカーJ1の「浦和レッズ問題」,名古屋グランパス戦で集団暴徒化した事件に関連して興味深い話を載せていました。1993年のJリーグ発足前,ラグビーの名将,元ラグビー日本代表監督・元早稲田大学ラグビー部監督の大西鐵之祐さんが「ファンの熱狂をクラブがどこまで管理できるかという問題が出てくるだろう」と語ったそうです。さすがは大西鐵之祐さんです。未来が視えていましたね。...話は変わって宮城県内の中学校部活動地域移行について話し合う協議会が11月30日に初めて県庁で開催されたというニュースがTV,新聞で伝えられました。今頃ですか?あまりにも対応が遅すぎます。おそらく,各方面から様々な意見,批判が出て,会議を持たざるを得なくなったのでしょう。のんびりやっているからそうなるのです。. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.02
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本ブログ8月20日投稿「全国元高校球児野球大会」の続きということになります。「『あの夏を取り戻せ』全国元高校球児野球大会」は11月29日に開幕,12月1日まで行われるということでした。試合は甲子園だけでなくほかの球場も借りて行うようです。初日の29日は,当時各都道府県で行われた独自大会で優勝した高校のOBなど45校42チームの球児たちおよそ700人がそれぞれの母校のユニフォームを着て甲子園球場に集まりました。クラウドファンディングで7,000万円を集め,「あの夏を取り戻せ」大会を開催したとのことでした。また,夏の甲子園を主催している朝日新聞社をはじめ,いくつかの企業も支援しました。これらの団体にも拍手を送りたいと思います。発起人の大武優斗さんは「取り戻すだけじゃに意味がない。僕たちは未来に向かって歩んでいかないといけない。『あの夏』を今から超えたい」と語りました。過去は取り戻せません。取り戻せないとしても意味がある企画だと思います。3年前,中止になったのは甲子園大会だけではありません。この時の大会や各種行事の中止は大きな代償を支払ったことを忘れてはいけません。.もし興味をお持ちならば,本ブログ10月24日投稿「最後の1年 緊急事態宣言 学生アスリートたちの戦い」もご覧ください。...話は変わって東北楽天ゴールデンイーグルスの安楽智大投手がパワハラにより自由契約となりました。もしかして氷山の一角では?と思ったのは私だけでしょうか。安楽投手ひとりだけでやったとはむしろ考えにくいのでは?安楽投手ひとりに罪を着せたということはないでしょうか?もしかして私のTVドラマの観すぎ?他球団から同じような話が出てくる可能性もあると思います。.. 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。
2023.12.01
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