最後のエントリー後、子供達も大きくなってプライマリーyear5とyear4。自閉症診断もらったちび助はまあ、穏やかな方で勉強が遅れているけど、イギリス式にのんびりさせてもらっている。ちび太は言葉が遅い、というわけで二人共special need educationのもと、かなりのんびりしている。自閉症の保護者の方のブログを見るとすごく頑張っておられるので、なんだか顔を隠したくなる。
職場は相変わらずホスピスで、きがつけば10年過ぎて、古株の仲間入り。part of furnitureと冗談かますクチになった。昔の"やっていけるのか!?自分!?こんなんでいいのか!?"と書いている自分に言いたい。なんとかなるもんだ。 正直、色々たまり"職場かえちゃる!"とcommunity hospice careの職を当たり始めた。イギリスの就職、自分で当たってなんぼ、上から"そろそろ、どう?"なんてお伺いはない。日本で看護師になって就職後半年で移動になったくろ、思い起こすに、ありゃないわ~。 ともあれ、緩和ケアの有名どころ、St Christopher's hospiceの訪問部門に行こうとしたのだ。なんと昔の同僚がマネージャーになっていて、気がおけないしね。しかしえらいことが起こってしまい、転職は流れてしまった。ああ、クリストファーズ、縁がなかったのね。ワタクシ、網膜色素変性症でした。運転免許失効になってしまいましたがな。ホスピスケア訪問看護、運転免許必須なり。 この病気、日本だと難病指定されている。遺伝性疾患で個人差があるが、かなり重度の視覚障害に至る。日本だと視力検査だけみたいだけど、イギリスの運転免許には視野も必要条件になっている。一度取ったら、70歳まで更新のないイギリス免許。免許の顔写真も近年導入だったし、引っ越しとか苗字変わる時に情報更新するだけ。でも、一定の疾患を持つ人は所定のテストをして、2年とか5年で再判定する制限付き免許に切り替わることもある。そんな中で、サクリと免許失効。そんなに悪かったのか!?と驚く。とは言え、この病気のことは知っていたから、いつか来るな、と思ってはいた。判っていてもやっぱりツラいな。 It's not end of the world, 日本語でも同じだな~、この世の終わりではないのだ。やれること、やるしかないのだ、と落ち着こうという気持ちと、イギリスで最悪失明かあ、どうすんのよ~という不安。当分揺れますな。