「遊び」と「学び」の交差点

「遊び」と「学び」の交差点

PR

×

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

アマテラスの暗号@ 自然数の本性1・2・3・4次元で計算できる)  大和言葉の[いろは詩]と[ひふみ詩]…
Maru@ Re:麻布中学入試問題「ドラえもんは生物か」-話題の問題とは?(02/08) ドラえもんは体内に原子炉(原子胃袋)を…
Maru@ Re:麻布中学入試問題「ドラえもんは生物か」-話題の問題とは?(02/08) ドラえもんは体内に原子炉(原子胃袋)を…
まさき@ Re:変わりゆく日本語-「消えゆく言葉」と「新しい言葉」(10/04) 答えは全て(ア)です。そうですか?

Archives

2026年10月
2026年09月
2026年08月
2026年07月
2026年06月

Category

カテゴリ未分類

(1)

本

(12)

生活

(9)

言葉

(26)

対馬

(16)

釣り

(3)

家電

(4)

旅行

(1)

地域

(6)

教育

(27)

音楽

(1)

ニュース

(1)

Free Space










2013年01月13日
XML
カテゴリ: 教育
「体罰」によって一つの尊い命が失われた「事件」

自殺した高校生がどれだけ追い詰められていたか、それを考えるだけでも胸が締め付けられる思いです。

にもかかわらず、 体罰事件を起こした顧問は「たたくこと」は「体罰ではない」と認識していた と報道にあります。

2011年9月に大阪市の公益通報窓口へ「体罰が横行している」と告発の電話が寄せられた際、顧問は当時の校長の聞き取りに対し、「体罰はしていない」と答えていた。(読売新聞記事より)

「体罰」が違法行為である ことから、言い逃れをしているとしか考えられません。このような誠意のない態度では 「誤った教育」 が改められることは難しいと思ってしまいます。


「体罰」は、学校教育法で厳に禁止 されています。

学校教育法第11条

校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、学生、生徒及び児童に懲戒を加えることができる。ただし 体罰を加えることはできない

文科省は平成19年2月に「学校教育法第11条に規定する児童生徒の懲戒・体罰に関する考え方」という通知を出しています。

その中で、体罰について「 身体に対する侵害を内容とする懲戒(殴る、蹴る等)、被罰者に肉体的苦痛を与えるような懲戒(正座・直立等特定の姿勢を長時間にわたって保持させる等) に当たると判断された場合は、体罰に該当する。」としています。

教師が生徒を「たたく」行為は、明らかに「身体に対する侵害」に該当します。

学校側の「言い訳」は、あまりにも無知で、いい加減です。


ただし、文科省は、先の通知の中で以下の行為は「通常体罰に当たらない」としています。

○放課後等に教室に残留させる(用便のためにも室外に出ることを許さない、又は食事時間を過ぎても長く留め置く等肉体的苦痛を与えるものは体罰に当たる)。

○授業中、教室内に起立させる。

○学習課題や清掃活動を課す。

○学校当番を多く割り当てる。

○立ち歩きの多い児童生徒を叱って席につかせる。

具体的すぎて、少しあきれる気がします。そんなことよりも、 「体罰の本質」や「教育の原点」


そんななか、 元プロ野球選手である 桑田真澄さんの「体罰論」 が注目されています。


「体罰は自立妨げ成長の芽摘む」-桑田真澄さん経験踏まえ



私は、体罰は必要ないと考えています。「絶対に仕返しをされない」という上下関係の構図で起きるのが体罰です。監督が采配ミスをして選手に殴られますか? スポーツで最も恥ずべきひきょうな行為です。殴られるのが嫌で、あるいは指導者や先輩が嫌いになり、野球を辞めた仲間を何人も見ました。スポーツ界にとって大きな損失です。

指導者が怠けている証拠でもあります。暴力で脅して子どもを思い通りに動かそうとするのは、最も安易な方法。

昔はそれが正しいと思われていました。でも、例えば、野球で三振した子を殴って叱ると、次の打席はどうすると思いますか? 何とかしてバットにボールを当てようと、スイングが縮こまります。それでは、正しい打撃を覚えられません。「タイミングが合ってないよ。どうすればいいか、次の打席まで他の選手のプレーを見て勉強してごらん」。そんなきっかけを与えてやるのが、本当の指導です。

今はコミュニケーションを大事にした新たな指導法が研究され、多くの本で紹介もされています。子どもが10人いれば、10通りの指導法があっていい。「この子にはどういう声かけをしたら、伸びるか」。時間はかかるかもしれないけど、そう考えた教え方が技術を伸ばせるんです。

体罰を受けた子は、「何をしたら殴られないで済むだろう」という後ろ向きな思考に陥ります。それでは子どもの自立心が育たず、指示されたことしかやらない。自分でプレーの判断ができず、よい選手にはなれません。そして、日常生活でも、スポーツで養うべき判断力や精神力を生かせないでしょう。

(朝日新聞デジタル 1月11日の記事より抜粋)


「体罰は必要ないと考えています。『絶対に仕返しをされない』という 上下関係の構図で起きるのが体罰 です。」

「スポーツで 最も恥ずべきひきょうな行為 です。」


この考え方は、体罰を受けてきた経験者だからこその実感を含むものでしょう。

また、スポーツの指導者だけでなく学校における教師と生徒の関係にも当てはまる問題です。

「 指導者が怠けている証拠 でもあります。暴力で脅して子どもを思い通りに動かそうとするのは、 最も安易な方法 。」

まさに、その通りです。

暴力でしか相手を思い通りにすることができない人間は 「努力」をしない、「弱い」者 と言えるでしょう

「体罰」は卑怯であり、安易であり、教育から逃げることに他ならないのです 。

「体罰」を全否定すると、よく現場の先生が 「仕方なくやっている」「愛情があれば効果がある」 という言い方をします。 「現場を知らない者が何を言うか」 と逆ギレをする場合もあります。

しかし、法律云々の前に 「暴力」で押さえつけるしかない自分の「指導力」の限界、「教育力」のなさ を自覚すべきです。

まず、 「教育はいかにあるべきか」 から考え直していくことが大切でしょう。

まだまだ、「暴力は愛のムチ」などという「誤った教育」が横行している現場があります。今回の悲劇を繰り返さないためにも、まず 「体罰は違法行為であり、犯罪である」という正しい認識を世間一般が共有することが必要 だと思います。

今回の事件をきっかけに、 「教育の原点」 について、生産的な議論がなされる必要があると思います。

桑田真澄氏の勇気ある言動に今後も期待しつつ、 スポーツ界が学校が変わっていく ことを願っています。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013年01月13日 14時43分23秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: