2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全29件 (29件中 1-29件目)
1
一昨日初めて拝観してきました「高野山 霊宝館」。運慶の「八大童子像」や快慶の「孔雀王像」が有名ですが、先日はこれら一般的に知名度の高い仏像は展示されていませんでした。しかし快慶作の「四天王像」は素晴らしかったですね! 多聞天・持国天・増長天・広目天が全て揃い踏みし、その表情がとても写実的で、また動きが極めて軽快!各々が、漫画の単行本の表紙を飾るくらいに洗練されたポーズです。いずれ、快慶作の「深沙大将像」や「執金剛神像」も近いうちに是非拝観してみたいものです。不動明王像に関しては、さすが密教の聖地、高野山ですね。立像・坐像、天地眼或いはそうでないもの、ヘアースタイルも様々で、頭頂部に蓮華の乗っている不動明王もいらっしゃいました。 また7月からの展示替えでは「平清盛」ゆかりの「血曼荼羅」が展示されるそうです。2週ほど前の大河ドラマで、家盛亡き後、高野山の大塔の再建という大仕事の最中、絵仏師に曼荼羅を書かせている最中に、施主である清盛に大日如来の身体に、朱の色を塗ることを勧められ、その最中に父の忠盛と乱闘するシーンが続き、傷ついて血を流した清盛がその血を岩絵の具に混ぜて、大日如来の朱の色を塗るという筋書きでした。それがあたかも家盛への供養をしているかのように。実際のところはどうでしょうか?「明王院」の「赤不動」を智証大師が頭を割って流した血を混ぜて塗ったという伝説を信じて、清盛もあやかったのではないでしょうか?自虐的行為でなく、身体を流れる血を絵具に垂らし、「一筆入魂」の思いで仏画を完成させたのではないでしょうか。
April 30, 2012
コメント(2)
幼い頃は「天皇誕生日」でGW最初の休日であったので、とても嬉しくワクワクする日でした。その日に何があるというわけでなく、後に続く連休を期待しての楽しさです。昭和天皇が薨去されてから、天皇誕生日は12月23日となり、4月29日は「みどりの日」となります。しかし、いつの間にか今度は「昭和の日」となってしまいました。しかし競馬の春の天皇賞は4月29日のままですね。秋は確か11月3日だったと思います。こちらは明治天皇の誕生日ですね。もの心ついた頃から天皇と言えば昭和天皇でした。その昭和天皇のエピソードで一番印象に残っているのは、歴代天皇の長寿記録を塗り替えられて、新聞記者から感想を求められた時のことだと聞いています。「陛下、後水尾天皇の記録を抜かれて、歴代天皇の中では、一番の長寿を記録なされましたが、御心境は?」 「でも後水尾天皇の時は、平均寿命も短かったようだからね。」昭和天皇は当時の平均寿命を考慮すると、まだまだ自分は後水尾天皇に及ばないということを言いたかったのでしょう。普通なら「誠に光栄です。」的な教科書通りの回答をするところを、正直に真っ直ぐに何事にも相対した昭和天皇の人間性が現れたコメントです。 後水尾天皇は満84歳。昭和天皇は満88歳まで長寿を保たれました。天皇長寿番付ではワンツーですが、フィニッシュではありません。 今上天皇(現在の天皇)は現在満79歳です。
April 29, 2012
コメント(0)
今日4月28日は年に一度の明王院(高野山)の赤不動の御開帳日です。正式には「絹本著色 不動明王及び二童子図(重文)」ですが、不動明王の全身や、背景の一部に血の色の様な赤色が印象的なので、一般に「赤不動」と呼ばれています。それもその筈で、伝えによりますと、その赤は、智証大師円珍が自らの頭を割って、その流れる血を岩絵の具に混ぜて、色を塗ったという話なのです。確かに、赤い色は血の色そのものでした。血の様に赤と不動尊の泣き出しそうな忿怒相から、強靭な精神力を持つ不動尊とは違う、人間に近い情と精神的な脆さを併せ持つ、ヒューマニティを感じさせてくれました。何度叱っても、なかなかいうことをきかない子供に、親の方が泣き崩れる、といった印象が感じられます。護摩による煤のために、かなり色が退化してはいますが、現在は年に一度の御開帳で、宗教者の血肉にも例えられる、この大事な仏画を守り伝えています。午後1時からの法要があり、その後3時頃までの約2時間強の御開帳です。私はぎりぎりの午後3時頃にお参りさせて頂きましたが、「赤不動」御開帳中の本堂では、ちょうど若住職がお不動さんのお話をされているところで、大勢の方々が、塗香(ずこう)をして心身を清めてから、御厨子のすぐ前まで進ませて頂き、迫力ある「赤不動」を拝ませて頂きました。二童子が両サイドに分かれていずに、右側に二人とも拝されていたのが、不動明王の二童子としては仏画・仏像ともに珍しい構図ですね。しかも制多迦童子の方は、おかっぱ頭で「寒山拾得」の如き風体でした。この年に一度の御開帳は雨が降ると、取り止めになるそうです。今日は全国的に好天でしたので、絶好の巡礼日和でした。バスで来られている団体客もいらっしゃいました。 ローマ法王と御住職・若住職が談笑しておられる写真が飾ってありましたので、ローマ法王も「赤不動」を拝んだのかも知れません。そうそう、スウェーデンのグスタフ王子も拝みに来られたそうですよ。
April 28, 2012
コメント(0)
京都国立博物館で「陽明文庫展」が開催されています。毎週金曜日は夜間拝観の日で、夜八時まで見学が可能で、人も少ないため、比較的落ち着いてじっくりと観ていくことができます。実は先週金曜日の20日の夜も八幡から戻ってきた足で、夕刻6時過ぎからから夜7時半頃までたっぷりと見学できました。国宝「御堂関白記」の自筆本が予想以上に数多く出ているのには驚きましたが、他にも中央の部屋に展示されていた「大手鑑(おおてかがみ)」の美しさと、古今の名筆を彩る歴史上の人物のお歴々にも驚かされます。聖武天皇、後鳥羽天皇、亀山天皇、後醍醐天皇と錚々たるメンバーで、書にも個性が溢れています。また近世の近衛家当主、近衛信尹(のぶただ)、近衛家煕(いえひろ)両名のコーナーも畢生の芸術家として知れ渡る両名の趣味が一気に把握できます。特に茶杓のコレクションをミニチュアの箪笥にしまってあるお茶目な工夫には、畏れ入りました。武野紹鴎、千利休、細川幽斎、三斎、瀬田掃部等、茶道オールスターの他に福島正則の茶杓もあるあたりが、幅広い人間性を見せてくれます。近衛家の当主は代々、その審美眼を要求されることはさることながら、広くそして危険を孕まない交友関係を求められていたのでしょうね。
April 27, 2012
コメント(0)
「西陣聖天(しょうてん)」という通称名で有名な「雨宝院」。大きな提灯が目立つ南門から入ってすぐ右に一本の桜が今、盛りを迎えています。名前は「松月(しょうげつ)」。確か平野神社や造幣局でも見かけた覚えがあります。里桜系で花は八重咲き。咲いたばかりの頃はうっすらとした紅色、つまり淡いピンク色らしいのですが、時間が経つと純白の花弁に変化していくそうです。その白さは本当に上品で、柔らかそうで、この花弁で造ったベッドが有れば、きっと極上の睡眠が摂れそうだと、妙なことを考えてしまいます。きっと睡眠不足のせいなのでしょう。なぜ「松月」というのか?名の由来ははっきりしないのですが、紅い色や白い色に変化する月の色に関係があるのかも知れません。そんな瑞祥の月を焦がれることから、祥も焦も「しょう」と発音することから「松(しょう)」という字をあてたのかも知れません。あるいは松林からもれ出づる月の色が限りなく透明感のある白にみえることから、そう呼んだのかも知れません。 勿論私の推測です。ひょっとしますと、昨日見かけた楊貴妃桜もこの「松月桜」だったのかも知れませんね? それから行く道で見かけた猪熊通今宮から150m程下がったところにある一軒の民家の庭から覗いていた品のある美しい桜、それもこの松月桜だったかも知れません。
April 26, 2012
コメント(0)
京都検定現地講習会で「泉涌寺」を案内してきました。観音堂の前の里桜が満開です。よく見ますと「楊貴妃桜」と命名されていました。唐美人というのは顔は瓜実型でちょっと「しもぶくれ」が良しされていたようで、眼は切れ長で細く、色は白い方が良いそうです。里桜系はその花弁の多さから「牡丹桜」とも呼ばれるくらいですから、ふっくら美人であったと思われる楊貴妃にはピッタリのネーミングです。御座所の中にあった障壁画の「官女図」の人物もやはり、楊貴妃に代表される唐美人を想像して描いているようです。 しかし楊貴妃は最初から玄宗皇帝の妻として宮城に入ったわけでなく、本当は玄宗皇帝の息子の妻としてやってきたところ、父の玄宗皇帝に見初められたばかりに、妃になったということですから、驚きです。そんな数奇な運命も、生来の美貌を縁取る魅力のひとつとなったのかも知れません。
April 25, 2012
コメント(0)
神戸新聞社文化センター(KCC)姫路校と三宮校で本日同時に「仏像セミナー」を開講しました。午前中11:00-12:30が三宮校、15:30-17:00が姫路校というダブルヘッダーです。前者は8割方が女性、校舎は100%女性の方々でした。 記■4月23日・・・「如来像」を中心に教室でセミナー■5月21日・・・「如来像」を中心に現地拝観(バス案内) 清凉寺・二尊院・仁和寺を拝観■6月25日・・・「菩薩像」を中心に教室でセミナー■7月30日・・・「菩薩像」を中心に現地拝観(バス案内) 壬生寺・千本釈迦堂・法金剛院を拝観■8月27日・・・「石仏」を中心に教室でセミナー■10月1日・・・「石仏」を中心に現地拝観(バス案内) 浄瑠璃寺・岩船寺・当尾の里を散策料金: 講義3回+バス案内3回セット=39,375円 講義1回+バス案内1回セット=13,440円予約・問合せ先: KCC三宮校(078)265-1100 KCC姫路校(079)281-7566
April 24, 2012
コメント(0)
引接寺(千本ゑんま堂)の普賢象桜が満開です。20日まではまだ咲いていなかったようなのですが21日(土)から一気に綻びだしたという御住職のお話です。千本ゑんま堂には現在2種類の普賢象桜がさいています。ひとつは元々千本ゑんま堂に由来して足利義満や後小松天皇も愛でたという里桜系の「普賢象桜」。もう一種は山桜系の二尊院普賢象桜。どちらも桜守の佐野藤右衛門(当代)が植えた普賢象桜で前者は樹齢が約60年程になるそうです。何百年や千年という樹齢の桜も例外的にありますが、殆どの桜の寿命は大体人間と同じ位だそうで、120年も経つとかなり長い方になるのだそうです。何千本に一本という突然変異の桜という普賢象桜は種からや接ぎ木によって増やすことが極めて困難とのこと。それゆえに珍しい桜ということになり、千本ゑんま堂は桜の木が何千本もあったので通り名の由来となったという「千本通」に面する古刹ですから、突然変異の桜がほんの僅かながらあったのだという御住職の解釈。さもありなんですね。まだ殆ど花は落ちない最盛期の様子。落下の風情もまた普賢象は房ごとボトッと落ちることが普通であるため見事な光景を見せてくれるので、それはまた数日後の楽しみです。
April 23, 2012
コメント(0)
雨の降る中、松尾大社神幸祭の船渡御を見物するたみ、桂大橋まで行ってきました。4-5年前に行った時には既に全ての神輿が渡岸を終えた後で、落胆したつらい思い出の地です。12:20頃から12:45頃までときいておりましたので、バスを乗り継ぎ最後は西京極運動公園前から、桂川を走って急行しました。 今年は雨天のせいか、御神輿が遅れていましたのでまだまだこれから、という状況でした。風も強かったので橋の上は傘が飛ばされそうなくらいの荒天でした。しばらく寒さを堪えて舞っていますと、三宮社の神輿が船に乗って渡ってきました。担ぎ手達は別の船に乗って勇ましく渡岸です。岸辺に着いて再び担がれた神輿が橋の下を潜るとき、その時だけは橋の上も車の往来をストップです。警察官がしばらく橋の上で車を止め、橋の下を神輿が通るまで、そのままの状態です。七条通を往来する車はなぜ止められているのか判らない状態のようでしたが、そこは京都。祭礼の時に、しばし待たされるのはあたりまえとばかりに、誰も文句は言いません。今回はかなり遅れていましたし、風雨が収まる気配もなかったので、二基の神輿がビニールを被せて船渡御で渡岸している姿を見届け、桂大橋を後にしました。
April 22, 2012
コメント(0)
明日22日(日)は松尾大社の「神幸祭(しんこうさい)」が実施予定です。日で決まっているわけでなく、このところは例年4月20日を過ぎた次の日曜日に実施となっています。そしてその3週間後に「還幸祭(かんこうさい)」があります。今年の場合は5月13日(日)です。神幸祭とは神様が本来のお住まいである神社の本殿から、神輿というリムジンに乗って、氏子地域を練り「元気でやっとるかー!皆の衆!」と見て回ることです。そして「御旅所(おたびしょ)」という神様専用のウィークリーマンションに滞在され、しばらくは氏子と同じ目線で過ごされます。還幸祭はこの逆で、御旅所から神輿で神社の本殿に帰られることを指します。松尾大社の神幸祭では、神輿6基と唐櫃1基の計7社の神様方が桂川の桂大橋下を船で渡る「船渡御」が大きな見せ場です。4年前の船渡御は観に行ったときに既に、着岸していましたので、肝心の渡るシーンを撮影できずでしたが、今年は4年ぶりの満を持して臨みます。しかし明日は強雨の予報も出ているだけに「船渡御」自体があるかどうか?昨年の八朔祭も台風による雨風の影響で、女神輿の船渡御も八朔相撲も中止になったので、心配です。増水が予想されるとやはり危険ですし。はてさてどうなることやら、明日の天候次第です。予定通りですと正午過ぎからです。松尾大社の大社のHPによりますと、12:20頃-12:45頃となっていました。
April 21, 2012
コメント(0)
八幡市に臨済宗妙心寺派の「円福寺」というお寺があります。僧堂、即ち禅僧が修行をする道場であるため普段は中に入ることが出来ないのですが、毎日托鉢でお世話になっている里の方々への感謝として、毎年4月20日と10月20日は「万人講」と称して、修行僧達がお斎(とき)、つまり精進料理を振る舞います。最近は里の人達でなく、他の地域の人々も参詣に来られるため、お斎は2,000円で頂戴することができます。私がお邪魔したのは、もう午後3時前で最後の法要が行われている真っ最中で当然、お斎は終わっていました。しかし庫裏の玄関を入った時、良いお出汁の香りが鼻をくすぐってくれました。 さて、方丈に進みますと、ご住職を始め客僧や若い修行僧の皆さんが読経をしている最中で、しばらくは心地よい声明に身体を任せていました。お勤めの最後には焼香もさせて頂き、強飯を盛り上げ、四天王に守られた斎壇に御米と水を捧げる儀式にも参加させていただきました。施餓鬼会か或いは萬福寺で見られるような祖霊に対する先祖供養の儀式にも思えました。最後の法要のお勤めが終了し、僧侶が退出されあ後、残っていおられた皆さんとご一緒に達磨大師像(重文)、摩耶夫人像、十大弟子像、聖観音像、地蔵菩薩像に手を合わせました。達磨大師像は木造で均整の取れた衣服のライン、坐像であり、拝する者の視線は自然とその達磨大師の眼光に引き寄せられますが、かっと見開いた眼も激しいだけでなく、威厳と迫力が実によく調和しています。例えて言うなら、ベテランの演技派俳優が、その眼の力で縁起をする円熟の域。もとは石清水八幡宮の宮司職を務める田中家に秘蔵されたいたそうですが、縁あって江戸時代頃に円福寺に譲られたのだそうです。
April 20, 2012
コメント(0)
今後見頃を迎えるであろう洛中の桜のお薦めは「御衣黄(ぎょいこう)」と「普賢象(ふげんぞう)」です。「御衣黄」は黄緑の花を咲かせる桜で仁和寺や平野神社、雨宝院や京都御苑にもあります。突然変異のため、群生せず、基本一本です。雨宝院の御衣黄は遅れていたとしても、おそらくは来週見頃でしょう。千本ゑんま堂や二尊院で有名な普賢象桜は、花の中心である「ガク」が特徴的です。普賢菩薩が乗っている象の牙の様に「ガク」が二本伸びていることからその名がつけられました。また、散るときは花びら単位ではなく、房ごとボトッと落ちるのも特徴です。見頃は例年で20日過ぎですから、他の桜同様に遅れていれば24-25日頃でしょうか。ゑんま堂狂言(5月初旬)の時に、まだ地面に花弁が残っている位の遅咲きです。
April 19, 2012
コメント(0)
先週の土曜日、嵐山に向かう途中「きぬかけの道」を自転車で走っていますと、「仁和寺」二王門の前には「御室桜つぼみふくらむ」の表示が。でも築地塀の前の桜が綺麗で、御室桜以外の枝垂れ桜は期待できると踏み、少しの時間立ち寄ろうと、境内に足を踏み入れました。拝観受付の後ろ、ちょうど仁王門からも背後になりますが、ここの桜は満開、そして御室桜が群生する奥の境内に向かう二天門(赤門)の前にも、そから参道にかけても桜が見頃を迎えていました。御室桜の咲く奥までは行くつもりはなかったのですが、仁和寺の方のご案内で、これから咲く準備を整えた御室桜(有明桜)を間近で愛でることができました。殆どが蕾ではありましたが、ほんの僅かながら須フライイングスタートをきった花もあり、却って興をそそられました。鐘楼前の桜、確か枝垂れ桜だったかと思うのですが、満開でした。袴腰鐘楼の朱の色とのコントラストが見事でした。御室桜はもう見頃を迎えている頃でしょうね、きっと。週末にかけまだまだ元気なはずです。週末にかけての雨でどれだけ影響を受けるか?ちょっと心配です。
April 18, 2012
コメント(0)
平野神社の桜、珍種十種を紹介します。■魁桜(さきがけ ざくら) ※開花3月28日頃■寝覚桜(ねざめ ざくら) ※開花4月5日頃■胡蝶桜(こちょう ざくら) ※開花4月8日頃■嵐山桜(らんざん ざくら) ※開花4月10日頃■虎の尾桜(とらのお ざくら)※開花4月15日頃■平野妹背桜(ひらのいもせ ざくら)※開花4月20日頃■御衣黄桜(ぎょいこう ざくら)※開花4月20日頃■松月桜(しょうげつ ざくら) ※開花4月20日頃■手弱女桜(たおやめ ざくら) ※開花4月20日頃■突羽根桜(つくばね ざくら) ※開花4月20日頃 ※開花は例年の予想です。今年は全般的に 一週間程度遅れているようです。上から順番に早咲きの桜で、下に行くほど遅咲きの桜です。15日の日曜日に行った時には寝覚め桜もまだ残っていましたから、かなり今年は開花が遅れています。「嵐山」も「虎の尾」まだまだこれからで、珍種10種の半分以上がまだまだ楽しめるということになります。今週の週末が珍種百種の花盛りで、平野妹背以下4種は来週の週末でもまだ楽しめるかも知れません。平野神社の夜桜は桜に直接ライトを当てずに、その他の場所の明かりで桜を楽しんでくださいというスタイルで、桜にとっては優しい配慮です。
April 17, 2012
コメント(0)
昨日15日日曜日、嵐山から夕刻自転車を走らせて嵐山電鉄北野線の踏切を越え、洛星中学校・高等学校の前に差し掛かった時、思わず自転車を停めて、桜に見入ってしまいました。紅枝垂れと染井吉野だったかと思うのですが、ライトアップされ、しかも噴水から流れ出る水とうまく調和して、ちょうど夕刻の西陽を受けて、妖艶な様子が感じられました。日曜日でしたがクラブ活動で来ていた生徒が買い出しから帰ってきて学校に入る様子、父兄が車で生徒を迎えにきている場面など、日常的な学校の気配と、京都の雅な夜桜の世界が交錯した、桜の穴場的スポット。嵐山電鉄北野線も桜並木を通り、この時期定評がありますが、こちらもなかなかのものです。嵐電界隈は桜の名所が多いですね。
April 16, 2012
コメント(0)
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」の北口から出て北東の方角になりますが、丸太町通よりも一本南に入った辺りでは「有栖川」が東西に流れています。もう少し東へ行きますとこの有栖川は南北に流れを変えます。東西に流れる有栖川沿いは住宅地で、マンションなども建っています。今日は夕刻その川沿いを通りましたが、桜が満開でした。紅枝垂れや山桜、染井吉野など種々桜が咲き誇っていましたが、その中で一際眼を引いたのがホームセンターの南側の舗装された川沿いの小道に咲く、真白な桜。「太白」でしょうか?それとも「寝覚め」でしょうか?いずれにしても名のある桜です。品のある純白の花が八重状に重なって咲いていました。その近くにはまだ蕾の状態の桜の木がありましたので、こちらも遅咲きの里桜系なのだと思います。嵯峨嵐山の一角なのですが、観光客は全く訪れることなく、近所の老夫婦がゆっくりとした足取りで愛でる、まったりとした花見の風情も良いものです。有栖川は宮家の名前にもなった由緒ある川ですが、今は庶民の生活の中に溶け込んでいます。
April 15, 2012
コメント(0)
「桜守(さくらもり)」で有名な佐野藤右衛門さんの経営する「植藤造園」が花見の人達のために造園会社敷地を開放しています。例年のことで、2-3年前に一度お邪魔したのですが、その時は広沢池を自転車で走っていた時に、桜の美しさに、ふらふらっと入って行ったところが、佐野藤右衛門さんの造園会社だったということで、広い敷地に石塔や灯篭、手水鉢などの石仏と桜のコンビネーションが印象的でした。今回は事前に植藤造園のHPを拝見した上で出向きました。桜の開花が遅れる中、敷地内で最初に咲いたのはどうも「台湾寒緋桜」で、「十六夜桜」という名の名前も出てきましたので、様々な種類の桜が咲いているのだなと再認識したのです。敷地内は無料で開放しているため、マナーの良くない花見の方もいらっしゃるのでしょう、HPでマナーを守るよう呼びかけていました。一番にマナー違反は自家用車で来園することの様です。桜のための地面ですから、基本的には車の駐車するスペースはありません。また前の道は広沢池の沿道ですが、この道に駐停車しますときっと渋滞がおきます。 さて、今日は様々な種類の桜の名前に出会えました。「虎の尾」は平野神社でも見かけたことがありますが、「太白」も平野神社や造幣局(大阪)で出会いました。しかし「佐野」という名の桜は初めてでした。植藤造園の当主の名字が「佐野」ですから、当主が見つけた新種の桜なのでしょうか。花を観る人のために椅子を用意されたり、篝火の用意もしてありました。見学料も取らずに、桜を愛でてくれる人達を自然体でもてなすこの精神こそ、桜守のスピリットなのかも知れません。いつか篝火にゆれる、妖艶な桜も観てみたいものです。
April 14, 2012
コメント(0)
私の3か月間の講演・案内情報をお知らせします。 4月4日・・・サンケイリビング新聞社 ちょっと学んで倍楽しむシリーズ 「関雪桜と哲学の道」~白沙村荘・法然院・哲学の道~ 6日・・・朝日カルチャーセンター 世界遺産シリーズ3 第1回 現地案内 ~銀閣寺&法然院~ 7日・・・京都検定講習会「神社と祭礼の魅力」第1回 ~上賀茂神社と下鴨神社そして賀茂祭~ 8日・・・よみうり文化センター 天満橋校 京都の歳時記とパワースポットシリーズ4 第1回「やすらい祭」~今宮神社・大徳寺~ 10日・・・京都リビング新聞社「新・仏像セミナー 仏像と仏画シリーズ1 第1回 如来編」 11日・・・小倉百人一首財団主催 時雨殿リニューアル記念 現地セミナー「藤原定家 ゆかりの地を訪ねて」 ~時雨殿・大堰川での船上昼食・常寂光寺・慈眼堂・厭離庵~ 13日・・・よみうり文化センター高槻校 平清盛セミナー第1回 ~長講堂・三十三間堂・法住寺陵~ 14日・・・よみうり文化S高槻校 古刹・隠れ寺セミナー4 第1回 教室 ~貴船・鞍馬・愛宕 洛北の信仰~ 15日・・・よみうり文化S神戸校 国宝十一面観音セミナー 日曜G 第1回 「観音信仰」 15日・・・よみうり文化S天満橋校 国宝十一面観音セミナー 日曜G 第1回 「観音信仰」 16日・・・寺泊中学校 修学旅行講演「京都の魅力」 宿舎訪問講演 17日・・・寺泊中学校 修学旅行講演「京都の魅力」 現地案内 ~清水寺と三十三間堂~ 17日・・・びゅう大人の休日バス案内 初日「大阪国宝三観音 秘仏御開帳」 ~禅定寺・寿宝寺・観音寺~ 18日・・・びゅう大人の休日バス案内 二日目「大阪国宝三観音 秘仏御開帳」 ~観心寺・道明寺・葛井寺~ 23日・・・神戸新聞文化センター 三宮校 仏像セミナー第1回 如来編 23日・・・神戸新聞文化センター 姫路校 仏像セミナー第1回 如来編 24日・・・京都新聞文化センター仏像シリーズ2第2回「尊像」 24日・・・京都リビング新聞社 「仏像エリア巡礼」シリーズ 第1回 現地 ~千本閻魔堂・雨宝院~ 26日・・・よみうり文化S京都校 仏像セミナー4 第1回 現地 ~千本閻魔堂と雨宝院~ 27日・・・よみうり文化センター神戸校 国宝十一面観音セミナー金曜G 第1回「観音信仰」 27日・・・よみうり文化センター天満橋校 国宝十一面観音セミナー金曜G 第1回「観音信仰」 5月1日・・・よみうり文化センター天満橋校 京都の歳時記パワースポットシリーズ4 第2回「競馬足汰会式」上賀茂神社にて 8日・・・京都リビング新聞社「新・仏像セミナー 仏像と仏画シリーズ1」第2回 菩薩編 9日・・・朝日カルチャー 文化財とグルメシリーズ 「新島旧邸と御所雲月」 10日・・・朝日カルチャーセンター 世界遺産シリーズ3 第2回~清水寺&八坂神社~ 11日・・・読売日本テレビ文化センター 恵比寿校 仏像セミナー 12日・・・読売日本テレビ文化センター 荻窪校 仏像セミナー 13日・・・よみうり文化センター神戸&天満橋校 国宝十一面観音セミナー日曜G第2回 ~観音寺・寿宝寺~ 15日・・・京都リビング新聞社 食事付き現地案内セミナー 「葵祭 路頭の儀 観覧席での見物と食事」 16日・・・びゅう大人の休日バス案内 初日 「一度は拝観した仏像シリーズ 京の如来編」 ~仁和寺・二尊院・清凉寺~ 17日・・・びゅう大人の休日バス案内 二日目 「一度は拝観した仏像シリーズ 京の如来編」 ~戒光寺・長講堂・醍醐寺・蟹満寺~ 18日・・・よみうり文化センター神戸&天満橋校 国宝十一面観音セミナー金曜G第2回~道明寺と葛井寺~ 19日・・・よみうり文化センター高槻校 古刹・隠れ寺セミナー4 第2回現地案内~貴船神社・鞍馬寺と「くら満荘」での食事~ 21日・・・神戸新聞文化センター三宮&姫路校 仏像セミナー 第2回 如来編 バス案内~仁和寺・二尊院・清凉寺~ 22日・・・京都新聞文化センター 仏像シリーズ2 第6回 現地案内 ~神護寺・西明寺~ 24日・・・よみうり文化センター 京都校 仏像セミナー4 第2回 現地案内 ~二尊院・清凉寺~ 25日・・・よみうり文化センター 高槻校 平清盛セミナー 第2回 教室 「清盛と平家一族のDNA」 26日・・・京都力養成講座 京都産業大学主催 公開講座「京の文化財」 於:キャンパスプラザ 29日・・・京都リビング新聞社 「仏像エリア巡礼」シリーズ 第2回現地案内 ~神護寺・西明寺~ 30日・・・サンケイリビング新聞社 ちょっと学んで倍楽しむS (バス案内)「嵐山船上での食事と世界遺産」 ~嵐山通船(大堰川)・天龍寺・東寺~6月1日・・・「智積院」東海教区檀家 京都案内(バス案内) ~京都御所・新島旧邸 他~ 2日・・・「智積院」東海教区檀家 京都案内(バス案内) ~智積院・泉涌寺・東寺 他~ 3日・・・よみうり文化センター神戸&天満橋校 国宝十一面観音セミナー日曜G第3回~室生寺・大野寺~ 6日・・・びゅう大人の休日バス案内「秘仏・秘尊・美仏 巡礼」 初日 ~唐招提寺・秋篠寺・法華寺~ 7日・・・びゅう大人の休日バス案内「秘仏・秘尊・美仏 巡礼」 二日目 ~善法律寺・善願寺・醍醐寺~ 8日・・・よみうり文化センター神戸&天満橋校 国宝十一面観音セミナー金曜G第3回~室生寺・大野寺~ 9日・・・京都検定講習会「神社と祭礼の魅力」第2回 ~八坂神社と祇園祭&松尾大社と八朔祭~12日・・・京都リビング新聞社「新・仏像セミナー 仏像と仏画シリーズ1」 第3回 明王編13日・・・びゅう大人の休日バス案内「一度は見たい仏像シリーズ 鎌倉編」初日~東慶寺・円覚寺・円応寺~14日・・・びゅう大人の休日バス案内「一度は見たい仏像シリーズ 鎌倉編」二日目~ 鎌倉国宝館・来迎寺・浄妙寺・高徳院~15日・・・朝日カルチャーセンター 世界遺産シリーズ3 第3回 ~西芳寺~16日・・・サンケイリビング新聞社 ちょっと学んで倍楽しむS 「大覚寺 源氏蛍千匹放生会」~大覚寺・嵯峨野~18日・・・JR西日本CDW&ジパング倶楽部 京の庭園S バス案内 ~三千院・平安神宮・智積院~20日・・・よみうり文化センター天満橋校 京都の歳時記パワースポットシリーズ4 第3回「鞍馬の竹伐り会式」22日・・・よみうり文化センター高槻校 平清盛セミナー第3回 現地案内~鞍馬寺・由岐神社~25日・・・神戸新聞文化センター 三宮校 仏像セミナー 第3回 菩薩編25日・・・神戸新聞文化センター 姫路校 仏像セミナー 第3回 菩薩編26日???京都新聞文化センター新シリーズ 第1回 「 ? 」26日・・・京都リビング新聞社 「仏像エリア巡礼」シリーズ 第3回 現地案内 ~三千院・来迎院~28日・・・よみうり文化センター 京都校 仏像セミナー4 第3回 現地拝観 ~東大寺ミュージアムと興福寺国宝館~29日・・・アスニーセミナー 京観深々S「夏の歳時記 セレクション」30日・・・よみうり文化センター高槻校 古刹・隠れ寺セミナー3 第6回「太宰府・山崎・長岡 西の玄関口」
April 13, 2012
コメント(0)
雨のそぼ降る中、嵐山・嵯峨を案内してきました。時雨殿、大堰川での船上食事、常寂光寺、慈眼堂、厭離庵と「藤原定家」をテーマとした小倉百人一首の案内でした。天龍寺境内、大堰川両岸、二尊院と桜が満開でしたが、あいにくの雨で傘も満開。しかし雨に煙る嵐山も風情がありました。中国の周恩来元首相が留学中に嵐山に来た時も、こんな雨の一日だったようです。夕刻、清凉寺前の喫茶店で小倉百人一首財団の職員と打ち合わせをしたあと、前の道をあるいていますと、以前から大好きだった嵯峨小学校の桜が満開ではありませんか!大島桜でしょうか?幹の黒く太い古木で、小学生達の入学をを門の両脇で見守るようにたっています。またその奥の校舎も木造の様で、かなり歴史が感じられる古風な校舎です。桜の似合うノスタルジックな小学校の陽春の光景です。
April 11, 2012
コメント(0)
京都リビング新聞社での「仏像&仏像」講演の帰り道衣棚通下立売を少し上がった東側に真如苑京都支部があり、その庭に、品のある大きな桜の木が満開でした。幹は黒く花は一重で白く、しかしモノトーンの地味さはなくむしろ気品が漂う桜でした。飾り気のない古武士の様な桜でした。品種は何という桜なのでしょう。花弁は一重ですから宝鏡寺の「奈良の八重桜」ではないでしょうし、でもそんな歴史を秘めた桜にも見えるから不思議です。またそこから自転車で2分。京都府庁の北側にあたる上長者町通新町西入ルの民家に、白と赤の両方の花を咲かせる源平桜を見つけました。花の形からすれば、ひょっとして梅だったのかも知れませんが、時期からいって桜だと思います。花の中には赤と白のハーフ&ハーフの桜もありましたので吃驚。大河ドラマも源平の話が中心ですし、今年注目される桜でしょう。
April 10, 2012
コメント(0)
桜の花咲く京都博愛会病院に行ってきました。花見ではなく歯の被せが取れたためで、歯科を受診する目的でした。歯科外来の前の廊下で座って待っていますと、大きな声で歌いだす女性の入院患者がひとり。周りの人は取り分け吃驚したような風でもなかったのですが、ケアをしていた若い男性スタッフが他の患者さん達への配慮からか「おばあさん、桜が綺麗ですから、ちょっと外に観に行きましょうか?」と移動式のベッドを回転して廊下から外へ出て行こうとしました。私はあばあさんの歌う歌詞を聞きこんでいたのですが、桜と出てきましたので、どこかの学校の校歌ではないかな?と思っていたところ、若い男性スタッフを、一人の年配の男性が呼び止め「今、このおばあさんが歌っていた歌は奈良女子高等師範学校の校歌ですよ!東京と奈良にしかなかった女子教員の養成学校です。現在の奈良女子大学でんですよ。」と伝えました。当の本人のおばあさんは全くそれに反応せずでしたが、若い男性の病院スタッフは「ああ、そうでしたか!」と感心しきり。もう一人の女性スタッフも「じゃあこのおばあさんは、学歴のある方なんですねー」とこれまた感心しきり。私にしてみれば、歌を少し聞いて、それが奈良女子高等師範学校の校歌と判ったおじいさんの方がもっと凄い!と思いました。何でもお孫さんが先年、奈良女子大学を卒業されたのだとか。卒業式か入学式に出席されたのか?或いはお孫さんが通っていた学校のことなので、調べられたのか?いずれにせよ、そういうことを若い世代に伝えられることが貴重なことだと思いました。また素直に歩みを止めて、おじいさんの話に耳を傾けていた若い病院スタッフにも好感を持てました。診察を待つ退屈な時間にも今日は思わぬ、良き一コマがありました。 ♪春日の山に出ずる日の 曇らぬ光仰ぎつつ? ♪かざせや心の花ざくら つめよ真のおしえ草?何と! 貞明皇后の歌を歌詞にあらためたたということで貞明皇后(大正天皇皇后)下賜の校歌ということになるそうです。これまた吃驚ですね。
April 9, 2012
コメント(0)
今年の4月8日は第2日曜日にあたり、「花祭り」と「やすらい花(祭)」が重なりました。川上のやすらいと今宮上野のやすらいを今宮神社で待ち構えた後、今宮上野のやすらいの一講を上野町の町角で再び待ち構え、「やすらい花」を一通り堪能した後は、桜の綺麗な建勲神社の東の鳥居付近に行きました。5分-8分咲き位で、ほぼ満開にも見えました。桜につられて船岡山のほぼ頂上にある本殿、そして船岡山まで登りますと、途中で「やすらい花」の行列の鉦や太鼓の音が。「玄武やすらい花」の行列でしょう。これで本日のやすらいの講は全て、見納めた聞き納めたということに。残るは5月15日の「上賀茂やすらい」ですが、葵祭の案内が午前中から入っていますので、今年も見物が出来ません。やすらい花(祭)の日にあわせて、建勲神社の桜も花を綻ばせたようです。例年ですと、かなり散りかけた桜が花吹雪のように「やすらい花」の行列を覆うのですが、今年はちょっと様相が違ったようです。 船岡山の頂上から見る京都盆地は春霞にうっすらと覆われ、夕陽が桜の咲き始めた町並みをほんのり紅色に染めていました。「紫野御霊会(むらさきの ごりょうえ)」発祥の地、船岡山です。
April 8, 2012
コメント(0)
京都商工会議所での講演での帰り、京都府庁の桜を眺めてきました。土曜日でしたので、人もそれ程多くなく、日露戦争の年に完成した旧庁舎(重文)の中庭には中央に白く大きな枝垂れ桜、円山公園の先代枝垂れ桜の孫にあたるそうです。またその東側に紅枝垂れ桜、どちらもまだ2-3分咲きといったところでした。そして、中庭の西側にひっそりと立っていたのは「容保桜」。山桜でありながら大島桜系の特徴を持つということで、突然変異として注目を集め、京都守護職上屋敷が現在の府庁の敷地にあった縁から、佐野藤右衛門氏によって名付けられました。京都府庁の中庭は七代目小川治兵衛が手掛け、桜守で有名な佐野藤右衛門が世話をするという、豪華な組み合わせです。円山公園と同じですね。
April 7, 2012
コメント(0)
哲学の道から南禅寺水路閣の上を抜け、蹴上駅に出る少し手前に田辺朔郎博士の銅像があります。ちょっと高台になったこの場所は、疏水事業の立役者の功績を讃えるに相応しい場所と言えるでしょう。そのすぐ下を降りる階段には「慰霊碑」があり、疏水の工事で命を落とした人達に供養をしています。そしてその辺りから南禅寺前交差点までの約300m程にはレールが敷かれ、疏水傾斜鉄道(通称:インクライン)の跡が偲ばれます。その線路跡に無数の桜が植えられ、今の時期絶好の桜道となります。まだ1-2割は花が開いているものの、まだこれから勝負という感じです。昨年は7日に歩いた時には満開の桜にむせぶような雰囲気でした。
April 6, 2012
コメント(0)
哲学の道に咲く多くの桜は「関雪桜」です。品種の名前ではなく、画家の橋本関雪がよね夫人と共に、お世話になった京都の皆さんを喜んで貰おうと、360本もの苗木を京都市の援助もあって大正7年に哲学の道に植えました。樹齢にして80-90年経つ桜の古木が哲学の道に今なお、春には桜を咲かせているのです、しかし中には樹勢の衰えた桜や、幹の中が病気で朽ちかけている桜もあり、つい先頃、今後の保存のためにクローン桜が作られ、その若木が育ちつつあるそうです。今年は開花が遅く、まだ一分咲き位の状況ですが、もう4-5日もすれば満開を迎えることでしょう。品種は「大島桜」で、伊豆大島に自生したためその名が付いていますが、桜のシェアトップの染井吉野はこの大島桜とエドヒガンの交配種だそうです。ということは染井吉野の親桜ということになります。哲学の道を歩いていますと、関雪桜とその他の桜の違いがよく判ります。その古木の燻されたような黒い幹を見るにつけ、京都人とりわけご近所のお世話になった方々への感謝の年輪がひしひしと感じられます。
April 5, 2012
コメント(0)
昨日、白沙村荘から哲学の道を歩いて、夕刻南禅寺境内に到達しました。境内の桜は殆どまだ蕾の状態でしたが、三門裏北東の方角に1本だけ満開に近い桜がありました。若い子供の桜でしたが、2日前に鴨川で見た寒緋桜(かんひざくら)に似たタイプの桜でしたので、その種の桜ではないかと思います。色も薄紅色でした。南禅寺の三門といえば歌舞伎「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」で有名な場面設定で、天下の大泥棒「石川五右衛門」が大見得(おおみえ)をきる場所としても有名です。「絶景かな! 絶景かな! 春の宵は値千金とは小さな例え、この五右衛門の眼からは・・・」歌舞伎脚本作家の並木五瓶も、桜に染まる南禅寺の春の宵を思い浮かべたのでしょう。実は五右衛門の生きていた時代には、南禅寺三門はまだ再建されていなかったのです。 五右衛門が釜ゆでの刑に処されてから20数年後のこと、大坂の陣で多くの将兵を失った藤堂高虎が家臣郎党の供養のために三門を建立しました。アドバイスをしたのは以心崇伝(金地院崇伝)です。三門の楼上内部には藤堂高虎とその主君であった徳川家康の像が今も安置されています。
April 4, 2012
コメント(0)
京都御苑の北部、猿が辻の北向いに「中山邸跡」があります。明治天皇の母方の御実家です。柵で囲まれてはいるのですが、敷地内は結構外からオープンに見えます。その邸宅跡に一本の真白い花びらの桜が昨日2日咲いていました。幹や枝は真っ黒なので、今まで余り見かけたことのない白黒桜(?)です。最初は梅かな?と思ったのですが、どうやら桜のようです。邸内敷地にはもう当時の建物は何も残っていませんが明治天皇がお生まれになった時、産湯を汲み上げたという井戸「祐(さち)の井」が今も残っています。明治天皇の幼名は「祐宮(さちのみや)」です。黒白の桜に名前が付いていなければ「祐桜(さちざくら)」とでも個人的に呼ぶことにしましょう。花の数が少ないので、その分ひとつひとつの房が際立ちます。
April 3, 2012
コメント(0)
京都でも今年は全般的に桜の開花が遅れています。そんな中、過去に早咲きの桜という認識のあった洛中の桜を今日、3個所確認しました。最初は今出川大橋西詰の鴨川畔の枝垂れ桜。高さは10m近い巨木です。この桜がいつもは3月末にかなり花を咲かせ、今頃は満開なのですが、今日見たところまだ蕾が膨らむ状況でした。しかし、そのすぐ南に赤い桜が2本咲いていました。近づいてみますと「寒緋桜」と表示がありました。高さは2-3mの華奢な桜でしたが、周辺には他に咲いている桜が無かったので、ひと際人々の注目を集めていました。場所は鴨川畔右岸の今出川大橋から南へ約100m、同志社女子大学の寮のちょうど裏手にあたります。 次に向かったのは京都御苑の南部、白雲神社を少し北へ上がったろころの巨大な枝垂桜。府庁に勤めていた頃、退職の挨拶回りをした3月末には既に満開を迎えていましたので、この桜もやはり早咲きの枝垂桜です。 今日の夕刻、観に行ったところ、3部咲くらいでしょうか。青い空に既に上っていた白い半月と好対照で、桜の淡い色が強調されていました。日本画で描かれるような幻想的な構図でした。 そして最後に近衛の糸桜を観に行きました。陽もかなり傾きかけていたのですが、夕闇の迫る頃の糸桜も妖艶な雰囲気です。旧近衛邸池に張り出した大きな枝をたわわにしならせ、紅白の糸桜の白い桜は既に満開に近い状態紅の枝垂桜は蕾もかなり残っていたので、まだ3分咲位でした。近衛の特に早咲きで有名な桜のペアが紅白に色が分かれているとは、初めて気が付きました。陽明文庫に脈打つ美術的な感性を感じさせてくれます。
April 2, 2012
コメント(0)
和歌山県の湯浅(ゆあさ)といえば「醤油」で有名ですが、そのお隣に「由良(ゆら)」という町があります。その由良に建つ古刹が「興国寺(こうこくじ)」。臨済宗妙心寺派の寺院です。鎌倉時代に心地覚心(しんちかくしん)という僧が宋に渡り、径山寺(きんざんじ)で禅の修行を積みます。帰国の際に持ち帰ったのが味噌。これが今に伝わる「金山寺味噌」そして、その味噌から垂れた液体が醤油です。覚心は後に国師号を授けられ、法燈国師(ほっとうこくし)と呼ばれますが、この法燈国師こそが味噌と醤油の生みの親といっても過言ではありません。由良の地は山間部で物流に適していなかったため、寺で造っていた径山寺味噌は、やがて隣の湯浅で盛んに商業化されることになります。そして、その湯浅の醤油醸造技術を黒潮にのって、横浜や千葉県房総半島に持ち込んだのが「浜口悟陵(ごりょう)」。「いなむらの火」で有名な和歌山県人です。大津波から村の人々を救ったとして、最近脚光を浴びています。戦前の教科書にもそのエピソードが載っていたという有名人です。実は大堤防を造る費用は醤油業から捻出していたそうです。TVドラマ「仁」でも、南方仁先生のペニシリン開発のスポンサーとして登場しましたね。法燈国師に話を戻しますが、覚心禅師が宋から帰国するときに4人の虚無僧(こむそう)を連れて帰ったそうです。今も興国寺は「虚無僧」の本山的存在なのです。
April 1, 2012
コメント(0)
全29件 (29件中 1-29件目)
1