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SF講和条約後の「A級戦犯」

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2003.12.31

今年はどんな年でしたか。

国として日本を見るならば、戦後荒廃した国土を復興し、懸命に前へ向かって突き進み経済も常に上向きだった区切りがついたのかもしれないと私は思っています。

それは権利を主に主張しても、全てが上向きで成長している間は何となくいつしか主張どおりに物事が収まってしまう時代の終わりではないかと。

勿論権利を主張するのはすばらしい事でもありますし、またそうする事が出来る国に私達は生きています。

先ほど私は区切りがついたのではないかと思うと書きました。

それはどうやら権利を主張する為の義務がこれからはよりきちんと果たされるようになるのではないかと思っています。

果たされるようになるのではないかというのは私の願望でもありますが。

黙っていても年々納税額も国家予算も増え続けている時代の本当の終わりという事でもあります。

そんな時代なんぞとっくに来ていると仰る方も多いでしょう。

それまでの上へ上へ、欲しいから欲する、予算があるからやってしまうという考え方をすっかり変えるのには国単位では時間がかかります（かかり過ぎですが）

それまでの甘い果実の味を偉い人も庶民も忘れられなかったのです。

果実はいくらでも成るように思えました。

採っても採ってもいつしかどこかから、そして永久に成りつづけるものだと思い込んでいたんですね。

本当は木を育て、肥料をやりそして時にはかわいい木の枝も切り落とさなければ果実は成らない。

木がすっかり古くなれば時には接木をし、駄目ならまた一から苗木を育てる事も必要でしょう。

義務を果たすというのは時には苦しくもありますが、苦しいばかりでもないですね。

人様に言うのは憚られますが、内心はちょっと気持ちよくもあります。

皆が気持ちよく義務を果たし、そして権利を有する世の中になればこの国は大丈夫だと思います。

この一年、駄文にお付き合い下さり誠にありがとうございました。
暖かく見守ってくださった皆様に篤くお礼申し上げます。

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