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SF講和条約後の「A級戦犯」

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2012.06.20

昨日は関西、東海から関東、東北へと一日で台風の雨風が駆け抜けた。

今台風4号は東北沖で温帯低気圧になり、北海道は押し上げられた気圧の谷の雨が断続的に降っている。

昨夜は風が強く、雨の降り始めも窓を叩くがするほどだったが起きてみたら雨風は残っているものの穏やかな天候になっている。

ただ昨日東北、特に宮城県に大雨が降ったのが気にかかる。
震災で地盤が変化し、沈下したところが多い。

宮城、仙台の方に伺って驚いたのだが、震災から1年3ヶ月経って未だに土嚢積みで済ませている場所が多いらしい。

河川や港湾の本工事は終わらないまでも盛ったり削ったりして水の流れを作る基礎工事くらいは終わっているものだと思い込んでいた。

梅雨もこれからだし秋の台風だってまだ来る。
勿論これら水の恩恵もあるけれど、しかし江戸時代から水を制御して豊かな生産も上げてきた。

地元の方なら尚更だろう。

いくら民主党政権といってもせめて水の流れを大まかでもいいから制御できる基礎工事くらいは始めてもらえないものかね。

被災した北関東も事情は同じだろう。
水郷地帯があり標高が低い。

震災で普段は綺麗に舗装されているものが一気に泥を吹き出しでこぼこになったあの地域だ。
こちらも江戸時代から延々と工事を重ね水を制御して豊かな地域になった歴史がある。

だからどちらも人間がまた｢震災後の新しい制御｣をしなければ復旧にならず、復旧しなければ復興には繋がらない。

これを打っている眼の前の小さな山の上には雨雲が待ち構え、南にも黒い雲が広がっている。
雨の間に間に近所に買い物に出ようとしているのだが、こちらのように見た目の開発はされても大きく変わらない景色があるのはありがたいことだなとつくづく思うのだ。

被災された地域も早く本格的な復旧工事を終えて安心できる新しい景色がどこにでも広がりますように。

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