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灰色の空と白い氷原に覆われた街・紋別。竹内美砂は流氷研究家・紙谷誠吾を知り強く魅かれていく。彼はかつての恋人を奪い自殺したという友人のことで心を閉ざしていた。一途に燃える美砂の愛の炎は、そのわだかまりを解かすことができるのか。二人は結ばれることになるのか。移ろいゆく北国の四季の中で、大切なひとを見失わないよう、まっすぐな思いに自身を駆りたてる女性の、豊潤な恋愛小説。渡辺淳一“おとなの恋愛小説”コレクション第1弾。
2012.11.27
頼子は自分を求めるデパートの御曹司を利用して、熊倉に復讐を果たした。東京の大企業専務、椎名と結ばれ身籠った里子は、家を、夫を捨てる決意をする。マリファナで逮捕されたミュージシャンと別れた槇子は、大学卒業と同時に商社マンと結婚しようとする。京都・祇園を舞台に三姉妹の姿を華麗な筆で描いた。
2012.11.25
京都・祗園の料亭「蔦乃屋」の美しき三姉妹――頼子は舞妓から銀座のクラブのママになった。一緒に舞妓に出ていた双子の鈴子が、犯された客の熊倉の子を身籠り自殺した過去がある。里子は結婚し老舗の若女将だが、東京の大企業専務に惹かれる。槇子は東京で奔放な大学生活を送る。華麗なる渡辺文学の真髄。
2012.11.24
1905年ロックフェラー医学研究所の首席助手に任命された野口英世は、蛇毒、スピロヘータの研究に没頭。そして白人女性メリーとの結婚。世界的な名声をえた英世は、1915年日本に凱旋帰国。だが研究にゆきづまった晩年、アフリカの黄熱病研究のため現場におもむき、自らの研究の犠牲となり、53歳の生涯をアクラの地に果てるまでの後半生。偉人野口英世の真実の姿を描き、吉川英治賞受賞の感動の長編伝説小説
2012.11.23
1876年猪苗代湖の貧農の家に生まれた野口英世は、母シカから受けついだ天性の忍耐力で肉体的なハンデを乗り越え、医学への道をめざす。周囲の援助で21歳で上京。北里研究所を経て、横浜海港検疫所、ペスト防疫のための清国行き、同郷の山内ヨネ子への恋の破綻。やがてアメリカに渡っての研究生活。若き無名時代の苦闘の日々―。人間野口英世の生命力あふれる半生を赤裸に描く伝記小説。吉川英治賞受賞作。
2012.11.22
みんな知らずに食べている「実は危ない食品」!“原料表示”では見分けられない、隠された「食品の履歴書」を公開。
2012.11.21
20年前、町中が甲子園の夢に燃えていた。夢が壊れたとき捨てたはずの故郷に戻った悲運のエースは38歳、目下失業中。父と、小学5年の娘と3人の同居生活がはじまった。留学中の妻はメール家族。とまどう日々で見つけたあふれる思いとは。
2012.11.20
近視、遠視、乱視はもちろん、老眼、白内障、緑内障、ドライアイまで、簡単な脳刺激トレーニングで「眼のトラブル」を予防・解決! テレビで紹介されて話題のトレーニング法を紹介。1日10分、2週間で成果がでます。
2012.11.17
「お母ちゃんな…笑い方、忘れてしもうた」親友をいじめた。誰からも助けてもらえなかったあいつは、自殺を図り、学校を去った。残された僕たちは、それぞれの罪を背負い、罰を受けて、一人の年老いた「かあちゃん」に出会った―。母が子どもに教えてくれたこと、子どもが母に伝えたかったことを描く、感動の最新長編。
2012.11.14
原文にトコトンつきあい、テクストに響く原作者の声に耳を澄ましては、たった一文字の訳にも七転八倒―。古今東西さまざまな言語の翻訳にたずさわる当代きっての名訳者三七人が明らかにする、苦悩と、苦心と、よろこびのとき。翻訳という営みに関心をもつすべての読者に贈る、読みどころ満載の翻訳エッセイの決定版。
2012.11.13
週刊誌記者・池谷は、脳にメスを入れるロボトミー手術によって夫を廃人にさせられた、という女性からの訴訟を取材するため関係者を追う。池谷は病院のでたらめさに義憤を感じ告発記事を書くが、次第に複雑な人間関係のベールが一枚一枚剥がされ、最後に、ある恋愛関係の不幸な結末にたどりつく。医師出身の著者ならではの視線とストーリー展開が冴える、文庫オリジナル長編小説。
2012.11.12
渡辺淳一文学初期の異色短編集! 病院を舞台にした深層心理をえぐるような男女の織り成すドラマをサスペンスタッチで描いた琴線を刺激するような怖さ画味わえる名作。愛人の子供を産めなかったナースが自分が担当する幸せそうな患者に対して抱く逆恨みを描いた表題作のほか、5編の作品集。長編を得意とする著者によるが、長編の醍醐味が凝縮され、短くて濃厚な医療サスペンスドラマになっている。
2012.11.05
免疫力を上げて健康になる「済陽式食事療法」の集大成。「食」が病気をつくる、「食」が病気を治す。
2012.11.04
『きらきらひかる』や『落下する夕方』など多数の作品で、揺れる女性の内面と恋愛模様を描いてきた江國香織の短編小説集。淡く繊細な筆致でつづられた12編は、さらりとした読みごたえでありながらも、男と女の物悲しさを秘めたものばかりだ。第130回直木賞受賞作品。 満ち足りていたはずの恋に少しずつ影が差す様を描いた表題作「号泣する準備はできていた」、妻のある男性との濃密な関係がずれはじめる一夜をつづった「そこなう」など、当たり前にそばにあるものが静かに崩壊していく過程を、江國は見慣れた風景の中に表現してみせる。また、若かりしころの自分と知人の娘の姿を重ねた「前進、もしくは前進のように思われるもの」や、17歳のときの不器用なデートの思い出を振り返る「じゃこじゃこのビスケット」では、遠い記憶をたどることによって、年を重ねることの切なさを漂わせる。 各編の主人公は、もう若いとはいえない年齢の女性たちである。家族や恋人を持ち、同性の友人にも恵まれている幸福そうな生活の隙間に忍び寄る、一抹の不安やわずかなすれ違いは、誰もが経験したことがあるだろう。主人公の心境が「残りもののビスケット」や「捨てられた猫」といった身近なものに投影されるのも、江國作品の特徴である。決してドラマチックではない日常の瞬間を切り取った物語が、シンプルながらも美しくまとめられている。(砂塚洋美)
2012.11.02
あれは本当に事故だったのだと、私に納得させてください。高校卒業以来十年ぶりに放送部の同級生が集まった地元での結婚式。女子四人のうち一人だけ欠けた千秋は、行方不明だという。そこには五年前の「事故」が影を落としていた。真実を知りたい悦子は、式の後日、事故現場にいたというあずみと静香に手紙を送る―(「十年後の卒業文集」)。高校教師の敦史は、小学校時代の恩師の依頼で、彼女のかつての教え子6人に会いに行く。6人と先生は20年前の不幸な事故で繋がっていた。それぞれの空白を手紙で報告する敦史だったが、6人目となかなか会うことができない(「20年後の宿題」)。過去の「事件」の真相が、手紙のやりとりで明かされる。感動と驚きに満ちた、書簡形式の連作ミステリ。
2012.11.01
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