T・K's DAY CARRER

Jul 22, 2005
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カテゴリ: カルチャー
マズローの欲求が、世間でどのように扱われているのだろうか。
重要なのは欲求階層説が次の4つの仮説によって成り立っていることを理解することである。

1.欲求は満たされると、それは欲求ではない。
なぜなら、満たされない欲求によってひとは動機づけられるからである。
欲求が「目標」であり「動機付け」となる。

2.この階層上で、基本的な「低次の欲求」が満たされて、はじめてより高次の欲求が出現してくる。
つまり、一つの欲求が満たされると、次の欲求を充足させようという動機付けが発生する。
ただ、人には成長し続けたいという人間的な高次欲求が存在するため、自己 実現欲求だけは、充足しきることがないということである。生理的欲求が満 たされない人間は、安全への欲求を満たすことが出来ないものなのだ。

3.承認と自尊心の欲求に至るまでの欲求は、不足のものを満たすという欠乏欲求=D欲求であるのに対し、自己実現は一人ひとりの人間の「かけがえのない存在:beingそのもの」にかかわる欲求=B欲求である。



モチベーション理論は大きく分けて、「内容説」と「過程説」の二つに分類される。
「内容説」・・・『人は何によって働くことに動機付けられるのか』
『その内容を重視する』
「過程説」・・・『動機付けの流れや背景を議論する』
マズローの欲求は「内容説」である。

マズローの欲求は、検証されているわけではない。
「人間重視の視点」が評価されているのである。

現代において、「マズローの欲求」が都合の良いように扱われ、本来の「性質」が抜けている。
自己実現的人間の特徴を理解しないまま、目標や動機付け、自己実現の手法に用いると、「自己実現とは何か」、「自己実現的人間とは」という答えが曖昧で、役に立たない「雑学」になるのだ。

7/21エントリー「 自己実現
自己実現的人間の特徴

自己実現、マズローの欲求は、中・高生も、現代国語、保健体育、公民・倫理社会で学ぶ機会がある。





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Last updated  Jul 22, 2005 12:00:14 PM
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