人間は、「人を傷つけるものである。」という認識も必要なのだと思う。はじめは被害者だったが、いつのまにか加害者になるのも人間。
パワー・ハラスメントというのが、上司が部下に対して言葉や態度、不可能な目標設定を与え、執拗な要求で精神的に苦痛を与えることをさすが、最初にこの「職場」でおきたことは、部下が上司に対して言葉や態度、不可能な要求で精神的に苦痛を与えていることだった。
とにかく異常な残業が続くようになった4人組み。朝8時半~翌朝4時の勤務状態が半年間。
・女性チーフ(N次長と親しい:正社員)
・Aさん(女性チーフの紹介で入社:正社員)
・Bさん(A専務の紹介で入社:正社員)
・熟睡Sさん(女性チーフの紹介で入社:正社員)
さて、この「女性チーフ」が、あからさまに態度に出しはじめたのが、窓際に、6人が寄り添うような配置をとる、係長代理・係長・課長ゾーンの「Z課長」であった。
もともとの、彼女達のスケジュール、シフト管理をする立場であった、Z課長。彼女達が「助けて」と声を上げたときには、「経験とともに解決するもの」という「経験話」で終わらせたことによる、彼女の復讐心が膨らんだ。
完全なる無視状態。そしてその行為に、女性チーフをヒロイン視する残業チームの3人。
すぐに、4人は「Z課長」に対して、同じ行為をするようになっていく。
・無視 返事をしない。
・Z課長から手渡されるものがあると、手洗いにいく。
・Z課長に視線を投げかけながら、ひそひそ話し、嘲笑・冷笑を浴びせる。
・Z課長から指示や言葉がかかると、黙って聞き、最後にうなづくだけで、すぐに4人が集まりひそひそする。
そのうち、そこへN次長も加わるようになった。
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