春から夏に、まっすぐ伸びた茎についた浅く切れ込んで波打った葉のわきに、淡い紫色の花弁に濃い紫の縦の筋が入った5弁花が下から上へ、5~6輪ずつ咲き上がります。
3月22日の誕生花は、正岡子規の俳句の花、ゼニアオイ(銭葵)。
花の名は、アオイ科の花の大きさが江戸時代の古銭の一文銭、中国の五銖銭(ごしゅせん)と同じであることからという説と、実の形が古銭に似ていることからという説があります。
アオイ(葵)の名は、仰日(アフヒ)が転訛したもので、花が日を仰ぐように咲くことからつけられています。
ゼニアオイはウスベニアオイ(薄紅葵)の変種(亜種)で、「鴨の子を 盥(たらい)に飼ふや 銭葵」と子規の俳句に詠まれ、かつては夏の風物詩でした。
花言葉「母の愛」は、野生化して道端に生えるほど強くたくましく、葉の間で花が目立たず、でも華麗に咲くことからつけられたそうです。
花言葉「古風な美人」は、葉に比べて花が小さく、美しい花が控えめに咲く姿からつけられたのでしょうか。
近くの空き地のゼニアオイは春に花を咲かせながら、茎をどんどん伸ばして花いっぱいになりますが、実をつける頃には花茎を切られています。
ゼニアオイと花のよく似たウスベニアオイも咲いていますが、ゼニアオイの葉はほぼ円形で大きく切れ込みが浅く、ウスベニアオイは掌状に切れ込んでいます。
アオイ科ゼニアオイ属、耐寒性多年草、原産地:ヨーロッパ別名:コモンマロウ・モルチアナ
ゼニアオイ(銭葵)の花言葉:恩恵、親切な気質、母の愛、温和、温厚、初恋、古風な美人。
ゼニアオイ(銭葵)の誕生花:3月20日、3月22日、7月12日、10月28日
流通時期:ウスベニアオイのポット苗を秋と春に見かけます。
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