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また放火があった。この前、1人の放火犯が捕まったばかり。別の犯人がまだ、この辺にいる。放火があったのは、うちの近所ばかり数件に及ぶ。私がPCを開いて間もなく、火事のサイレンが鳴っていることに気が付いた。消防車や救急車が何台も行き交う事は、珍しくない立地に、我が家はある。時間も早いので、今日は楽天に日記を書けるな、などと思いながら、IEを開いて、数人のプログをさっと眺めたりしていた。しばらくして、何台も何台もの消防車の音が近くで止まって聞こえた。あまりのうるささに、手を止め、窓を開けた。そこでやっと、近所が燃えていることに気が付いた。別の窓に移動すると見えた。煙だ。近い。ところで、私の友人は、2年前に自動車に放火されている。最近、その話で持ちきりだったが、その友人宅方面に煙が見える。まさか。咄嗟に、夫に留守を頼んで上着を羽織り、家を飛び出た。夜も10時を回っている。友人にはその日、昼間会って、話をしたばかりだ。救急車が通り過ぎる。ドキドキしながら、私の足取りは速くなった。まさかが的中してしまった。友人の姿を探した。友人の息子が居た。「お母さんは?お母さんは?」と、大声で聞いた。息子が指差す方向に、友人は居た。野次馬に混じり、空のバケツを手に薄着で震えていた。5つくらい年上の友人が、私よりも年下に見えた。「良かった。無事で良かった。」と、思わず友人を抱きしめてしまった。後で考えると、目の前で火災が起こっているのに「良かった」は無かったと思うが。家族は全員無事だったが、旦那様が軽い怪我をしていた。消火に当たり手に火傷をおい、消火器を運んでいて、階段で足を踏み外したそうで、びっこを引いていた。近所の人の話によると、「ものすごい破裂音が3回くらいしたので、これは異常事態だ」と、すぐに駆けつけてくれたそうだ。来てみると燃えていたので、びっくりして、消防車が来る間、皆で消火に当たったということらしい。偶然にも燃えている最中、何かが破裂したらしいが、この音が無ければ、誰も気が付かなかっただろう。とにかく、ものすごい音だったという。「消防車が、なかなか来んがよー。」と、おじさんが後で言っていた。倉庫は全焼したが、不幸中の幸いというのか、住家には燃え移ることを避けられた。初期消火が、功をなしたのだ。もう少し遅かったら、台所の窓が割れていたよ、と言っていたので、ぞっとした。現場に目をやると、倉庫のアルミの柱は、飴細工のようにグニャグニャに曲がっている。友人は、気丈に振舞っていたが、そのショックは計り知れないと思う。許せない。殺人未遂の犯人を。
2005年01月30日
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案の定ダメだった。ただ、救われたのはアナキフィラキシーショックではなかったこと。牛乳の時のように息も絶え絶えだったら、今度は涙が出るかも。もうどうしようかと、病院に着いてもギリギリまで私の口から言葉というものが、あまり出てこなかった。朝一番に、卵を割った。11ヶ月ぶりに、卵を泡だて器で混ぜる。丁寧に混ぜる。砂糖と、塩と醤油を少し、垂らした。先生の「全卵一個、いり卵で」という指定どおり、丁寧に焼いた。黄金色に出来た。ほかほかして、おいしそうだ。私といえば、手についた少しの卵も舐める勇気が無い。手を洗って、丁寧に拭いた。通販で「無農薬野菜のミレー」で買った卵だ。とても質が良い。味は、判らない。6個入りだったので、5個余った。娘の友達が泊まりに来ていたので、5個いけるなと思い、残り物のキャベツをみじん切りにして入れ、全部焼いた。11ヶ月ぶりの、厚焼き玉子の朝ごはんだ。自然に、「のり」を出す。昔は定番だった。まあ、みんなおいしそう。私も食べたい。先に焼いた息子用の黄金色の卵は、密封容器にラップを敷いて、容器に卵が少しでもつかないように、ちゃんと入れた。我ながら神経質だな、と思いながら。病院では、息子のほかに2名の患者が経口誘発試験を受けていた。聞けば、二人とも2歳だという。うちの息子よりもう1年も我慢してきたのだ。片や兄弟合わせて、3年も除去食してきたというお母さん。えらい。これで、この子が卵が食べられるようになっても、もう1人下の子がどうやらアレルギーらしいから、また最初からだと、嘆いていた。卵焼きを食べていた。が、途中で、舌を何度も引っ掻き始めた。どうもダメなのかな。もう1人も、同じようなことを言っていた。下の子が、耳切れしているとか、目の周りがカサついているとか。上の子で経験済みなので、判るのだ。典型的な、アレルギー症状だ。バースディケーキに、除去ケーキを食べさしたけど、気に入らなくて食べなかったから、今年はケーキ無しで誕生日を過ごしたと言っていた。こっちの子は乳製品だけらしいが、アイスクリームやプリンを、おいしそうに頬張っていた。完食してから「あいゆ、あいゆ。」もっと頂戴とおねだりしていた。それほどおいしいんなら、もう大丈夫。顔も赤くない。これからは、何でも食べられるよ。良かったねー。心から、そう思った。アレルゲンであるものを、体は拒否する。拒否反応はまちまちだが、まず、食べ物を受け付けない。つまり、アレルゲンは、美味しくないのだ。大人でも、無理して食べると蕁麻疹が出たりする。それがアレルギー反応だ。さて、うちの息子は、牛乳の時にあまりにもひどいアナフィラキシーだってので、先生は最初「ちょっとにしときましょうね。」と、数ミリ角の卵を食べさすように指定した。牛乳の時に、5ccではなくて、2ccにしとけば良かったと言っていたから、今回は慎重なのだ。恐々、口に入れた。息子は、昼ごはんを食べさしてもらっていない。もう1時半だ。なーんか、おいしそうに食べているように見える。15分経って先生が診てくれた。では、もう少し食べましょうと、また、数ミリ角の卵を指定した。息子に異変は見られない。20分ほどして、もう少し食べましょう。今度は、もう少し大きな破片を指定した。息子は、食べた。ぐったりどころか、元気が有り余って、のけぞり、へそを出している。なんか、拍子抜けだ。先生曰く、「おかしいねー、すごいねー。」おかしい?まるで、絶対反応を起こすはずなのにと思っているように取れた。食べる、様子を見る、を繰り返し、窓の外は夕方になった。待ちくたびれた息子は、昼寝もろくにしていなかったので、眠くなっている。別に持ってきていた昼ごはんの弁当を開け、アレルギー用のホットケーキを与える。少し元気が出てきたが、眠くてたまらない様子。揺り起こしながら、また卵の破片を口に運ぶ。だんだん機嫌が悪くなってくる。最終的に、1/2個くらい食べたところで、ふんわりと口の下に赤い点が2個出た。「出た出たー。」なんか、喜んでいる風な先生…。私も思わず、笑ってしまった。乳よりも、卵の方が数値が上である。が、卵よりも乳の反応がすごかった。血液検査では判らないものだと、改めて思った。やはり、耳で聞いていても実際に体験・経験をしてみないと、実感は湧かない。乳製品より、卵の方が早く耐性が付くかも知れない。結果、今までのようにお母さんの方が神経質にならなくても良いかも知れませんということ、つまり、卵が手についたのを神経質に洗わずにペロリとやってしまうことぐらい、平気かもね、ということか。それでも、お好み焼きや、ラーメンや、親子丼や、ドーナツや、はんぺんや、ピザ…などは、お預けのままであることに違いない。息子は、相変わらず完全除去を続けていかなくてはならない。卒乳も、まだまだ先のことのようだ。4月に、県外で結婚式があるが、そのために断った。高知のように、皿鉢料理だったら行けたのだけど。でもそれも、卵が食べられる日は、そう遠くないのかな、と、内心、心が軽くなった。…が、体は重い…。12時半に家を出て、6時半に帰って来たのだ。息子は、その日、いつものように苦労して作った昼ごはんも、そして晩御飯も食べることなく、風呂も入らず、そのまま朝までぐっすりと寝てしまった。15時間後、起床した息子は、いつもと変わらない息子に戻った。
2005年01月23日
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今まで、書きたいことがあって、何度か頭の中で文章を作っていましたが…。あの日のショックで、どうも筆(?)が進みませんでした。明日は、いよいよ「卵」の経口誘発試験です。夫が、「強制でないんだから、見るのが嫌だったら止めてもいいよ。」と言っていましたが、前に進むために通る道ですから、行ってきます。頑張れ、息子!
2005年01月16日
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