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「処で赤鬼さん・・又今年もやってきますね」「何が・・・」「何がて・・また惚(とぼ)けちゃあ~ いやですよ そら例の・・『鬼は外・・』・・・・」「言うな言うな皆(みな)まで言うな・・それ位の事は初(はな)から分かっていら~けどよ 考えるだけでおぞましいから考え無い様にしているのさ」「さあ~其処でさあ~」「何処だね?青鬼さん」「まあ聞いてください・節分の日にゃ~我々鬼達は何の謂(い)われも無く無闇に柊(ひいらぎ)とか鰯とか豆撒きによって只々追い出されて来たでしょ・・・我々がいったい何をしたと言うんです・・何もしちゃあいない・・我々は日々精進(しょうじん)する善良なる鬼ですよ そうでしょ 我々鬼達は人間と仲良く一緒に暮らしたいのです。処がどうです・・人間と云ったら勝手なもんで 自分達に都合の悪い事は全て鬼のせいにして人間の罪を鬼達に擦り付けている。よっぽどどれだけ人間の方が豪悪か そしてそれ『鬼は外・・』ときた」「だが それが ず~と昔からの現実だ 生まれが鬼だと諦(あきら)めるしかあるめえ~」「あっしゃ~悔しいんですよ寂しいんですよ せめて追い出された一夜の寒む空を避ける破れ庵(いおり)でも在れば・・・と思って 想い出してみてくださいよ あの雪の深々と降る凍える闇底を・・・・」「う う う ・・・・・」「其処でね!あっしゃ~鬼達にとって朗報を思いついたんです 鬼達に節分の夜の一時避難所を作るんですよ・・・・」「そりゃあ~我々鬼にとってありがたい事だが・・・で・・いったい誰がその避難所を作るんだい?」「赤鬼さん・・あんたとあっし」「だめ だめ わたしゃ~とってもそんなお金なんか持っていませんよ・・じゃあ~青鬼さん・・あんたが?持っている?」「いえ あっしも持っていませんよ ですから出してもらうんですよ」「誰に?そんな奇特(きとく)な人が今時いますかね?」「居るんです いや 居ると云うより 此処はひとつ無理にでも口説き落とそうと・・・考えてもみてください 節分の日には我々鬼達は酷いさまに為るでしょその御蔭で誰が徳をしていると思います? 大量に撒かれる大豆ね 豆協会 それに鰯屋 近年特に巻き寿司組合ね・・ですから彼らに一時避難所を作ってもらうんですよ彼らとしても もし もしもですよ この寒空で我々鬼達が凍え死に絶えるとしたなら来年の節分は遣って来ないわけでして魚心あれば水心 下心あれば涎(よだれ)がだらりん 鬼の目にも涙なら金棒も山吹(やまぶき)色の小判でしょ」「な~る程ね!その山吹色が一夜の避難所・・・か それじゃいっそ その避難所に可愛いこちゃん鬼をいっぱい侍(はべ)らして ~♪ とってんしゃん~♪ 良いね~ 早く~来い恋~♪鬼は~そ~と♪ いや~ん おひとつ如何・・・・そんな事なすっちゃ~いやですよ~♪・・・・ムニャ~・ムニャ~・・・」『鬼は~そと~♪ 福は~うち~♪鬼は~そと~♪ 福は~うち~♪』「赤鬼さん 起きて起きて始まりましたよ。早く逃げなくては 何を呑気に『そんな事なすっちゃ~いやですよ~♪早く~来い恋~♪鬼は~そ~と♪』も~うじれったいなあ~早く起きて寝ている場合じゃないでしょ・・・」「あっつ 青鬼さん 一時避難所は? 山吹色はいったいどうなったんです?可愛いこちゃん鬼の話は?」「さっきから何を寝ぼけているんです?始まりましたよ さあ逃げましょう起きて起きて」「『下心あれば涎(よだれ)がだらりん 』は?・・豆まき?なんで逃げなくちゃいけないの~あたし・たちゃ~善良な鬼達なのに・・・」『鬼は~そと~♪ 福は~うち~♪鬼は~そと~♪ 福は~うち~♪』可哀相な鬼達は寒空の下、凍えながら鬼の目にいっぱい涙をためて逃げ惑っていましたとさ。
2006年01月31日
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『狂気を伴った真摯な馬鹿は力』だと一途に信じている馬鹿な私が私の側にべったり寄り添っている一日でした。そして今日の平穏な日は暮れ行くのです。
2006年01月29日
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丹精こめて練(ね)りに練りこんで尚且つ七つの彩りを塗(まぶ)して私の口の中へポイと放り込んでいました。七彩は光の帯を引いて暗い私の口の中へ消えて行きました。だから又ひとつポイと放り込んでみました。そして又ひとつ ポイ、ポイと 幾ら放り込んでも私はいっぱいにならないのです。そこで私はホウと感心をすると同時に一人ニンマリその姿にほくそ笑んでいました。しかし後になってよくよく観てみると私の底には大きな大きな穴があいていて私の口の中は何時も何も無い只の空っぽだったのです。それではと今度はほんの僅(わず)かばかりの人思いを放り込んでみました。すると今度は飲み込めずに口の中でモゴモゴとするばかりで遂には咽の奥で詰まってしまったのです。そして息が詰まって苦しく真っ青になってひっくり返ってしまいました。それでも尚、私の中の空洞は暗い空っぽのままだったのです。ひっくり返って長~い長~い年月が達(た)って、やがてある日、私の穴のあいた底からプ~という音と伴に欠伸(あくび)ともつかない おならが出たのです。
2006年01月27日
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友人が遊びに来ていました。気がつけばもうこんな時間お店も閉めずに今ままで話こんでいました。お客さんも来ないのに本当に商売熱心だな~と言うかなんか?気のきいた日記を考える時間も無く兎に角一行でもと思いキイを叩いています。あ~今日はパスしておこう。どれ お風呂に入って本でも読みながら眠る事にいたしましょうか、夢の中で何か楽しい・・・そう可愛い妖精かそれとも妖艶な妖怪と出会えると良いのになあ~それには寝る前に読む本は・・・・ストーブも消してしまっているので、もう終わらなくては、そろそろ身体も冷えてきました。ではお休みなさい。
2006年01月25日
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それまでの心華やいだ気分に、にわかに暗雲が覆(おお)ったかに思われた。何処(いづく)からとも無く背筋も氷るばかりの冷気が いや恐怖が襲ってきた。ガチャリ! 伸びた手は、其処にある皿に触れられた。そして低く呟いた。「そこに有る 皿・・・何枚有るか・・数えて・・・・」目線は直ちに積み上げられている皿に泳いだが 深い胸内では隠しきれない疼(うず)きを既に認めていた。それでも意を決してゆっくりと数え始めた。「いち~枚~」・・「に~枚~」・・「さん~枚~」・・「よん~枚~」たらりと脂汗が滲(にじ)んだ。慌てて皿を一枚追加して積まれてあったその上に重ねた。「ご~枚~」・・・「ろく~枚~」・・・「なな~枚~」気は張り詰め もう限界に達していた。「はち~枚~」・・・・「きゅう~枚~」その先の言葉は聞きたく無い 一瞬 目と耳を塞(ふさ)いだ。しかし 執拗にその声は忍びこんでくる。「いち~ま~い た~り~な~い~」「いち~ま~い た~り~な~い~」目の前では依然として動くベルトに乗った廻る寿司の皿が流れて来る。もう駄目だ。もうこれ以上は食べられ無い。以前なら軽く10皿は食べれたのに今日は御腹いっぱいで食べられない。額に一筋、脂汗が流れた。一緒に来ている子供達が囃(はや)し立てた。「きゅう~ま~い~」「いち~ま~い た~り~な~い~」
2006年01月23日
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それは 細い絹糸をピーンと張り詰めた様な寒い朝であった。瑞穂の国の八百万(やおよろず)の神々が其々の正装と思しき姿にて 此処センター試験会場に集(つど)うて来た。勿論 其々が神ゆえにか直接には浮世の世情には口を挟めぬとあって 其々に一名の若き替え添えを付き従えている。そして その其々の替え添えも些(いささ)か緊張しているのか頬(ほほ)を赤く染めている。緊張の余り神に付き従い しきりに手洗いに通っている者も彼方此方に散見された。「静(しず)や~♪ 静♪静(しず)や~♪ 静♪静(しず)や~♪ 静♪」流石や 流石 衣冠束帯に身を包み 悠然(ゆうぜん)と会場を割って進んでいく神がいた。為るほどあれは北野天満宮か・・やや あれは う~ん 春日大社 為るほど為るほど。そしてあれに連なるは八幡宮に出雲大社 お!あれにおわすは稲荷神社 居るは居るは天神さんに知恵の文殊さんも そうだろうな・・・八坂神社に野々宮さん やや 靖国神社までもそ~ら出ましたよ 御馴染み恵比寿さんに大黒さん 居るんだよね~タイガース神社に鰯(いわし)の頭 そんな有象無象の神々までも入学キップさま~に合格キップさま~そんな神々の中に有って些か近年 伸(の)して来たのがコビエンスストアーなる即席の神 キットカットさま ぷっ!失礼失礼 うカ~ルさま こりゃまたありゃりゃ?これまた試験会場の神々の視線が一瞬 艶(えん)やに揺らぎましたよ何か北野天満宮さんが一等いやらしい~神ゆえに見通せるんでしょうね~ジャジャジャ~ン プルプル あの神に付き添っている女の子 あの子 新進気鋭の神と プリプリ 蛸のプリント柄の桃色パンテー履いている え!なんて?蛸は英語でオクトパス それをパンテー ハクトパス 参った参った。遂に試験も此処まで来ましたか~ あ!そうこう云っている間にセンター試験開始のチャイムが鳴りましたよ。「キンコン~カン~コン~♪キンコン~カン~コン~♪キンコン~カン~コン~♪」八百万(やおよろず)の神々が付き添えを従え厳(おごそ)かな面持ちで試験会場へ入廷していきます。さて さて いったい どの神が一等御利益があるのでしょうか?天神さん頑張れ 狸頑張れ 狐頑張れ キットカット 入学キップ そして 頑張れ ハクトパス。
2006年01月21日
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どうも近頃ここにきて、死んでいる様な気がしなくって妙に落ち着きが無く不安にかられてしょうがないそこで取り合えず目の前で小さな焚き火にあたりながら、ぼそぼそと小声で横の二人の男に諭すように話こんでいる男に声を掛けてみた。「すみません 詰まぬ事を伺(うかが)いますが 此処はいったい何処なのでしょう? どうも今まで見た事がある風景なのですが それが何処だか想いだせなくて・・・」掛けた言葉に振り返った男は一瞬 困った様な嫌な顔をした そして口先で弾くような軽い舌打ちをしたかと思うと「あんたもかね・・・迷うとは難儀な事じゃ まあ仕方無い 其方では寒いだろうから先ずは火にあたりなさい」と言った。言われるまで寒いなどほんの毛ほども感じなかったけれど そう言われると何だか背筋がゾクリと氷りでも入れられたかのような悪寒を催した。そこで早速 その男の言葉に甘えて燃える火に近づいた。舐める様なオレンジ色の炎が顔にさすと暖かい安堵(あんど)がゆっくり腹に座って来た。男は 尚も 低い声で傍らの二人の男に喋(しゃべ)っている 聞くとはなしに耳を傾けると「・・・わしも・・好き好(この)んで こんな役人仕事をしている訳ではない・・・そりゃ 承服できかねる事も重々有ろうが 事がこう此処まで進んでは如何しようもなかろうが・・・それ其処が川の渡しじゃ・・・心を残さず安心立命・・・いやいや安心絶命して・・」下手な言葉の言い廻しに噴出しそうになったが見ると二人の男達は頷(うなず)く様に首を振っているのを見ては そうも出来なくてグット堪(こら)えた。諭されていた二人の男達は時折 深く溜息を漏らすと その低い声の男に同調していっている。 顔を焚き火の炎にかがし 足先を暖め しっかりと濃い影を落としている 手の先は先ほどまでは心もとない姿で有ったが 今では強い線を描きだしたようだ。そして 低い声で二人の男達に諭すように話していた男 そう 死神と名乗っていただろうか・・その男が私の方に向かって語りかけて来た。「未だに迷っておられるようですね・・・そら 貴方の足は確り此方に有りますが 手をご覧なさい 顔をご覧なさい あ!顔は御自身では見えないですよね・・・兎に角 身体を・・そら 見えない身体はこの世では無く あの世に残していらっしゃるさて同様に 心もあの世に残して居られるんじゃないですか 困るんですよね 私としては死神の役務を・・・・」為るほど見ると私の足は燃える炎にくっきり影を刻んでいるが手は顔は身体は朧(おぼろ)に霞んでいる。それが未だ死んでいる様な気がしなくってと言う感覚を生じている所以だろうか・・・・尚も 死神の言葉は続いた。「そんな 心構えだから・・・生きていると思ったら何が辛い事が有りましょうか その気さえなれば そら先ほどの二人のように三途の川だって気楽に渡れるものですよ・・・・・」私は それでも迷いながらその声を遠くの声を聞くように耳元に流しこんでいた。そんな時間を有しながら 一方 私の手と顔と身体は あの世とやら浮世に彷徨っていた。其処はうらぶれた街中 電車の高架橋の下、湿ったトンネル 通り抜けるには心寂しい 怪しげな噂の多いトンネルであった。生霊への恐怖から身を震わせながら足が地に着かぬ浮遊する私の肉体を運んで行く先にまさに そのトンネルは有った。いや言うならばむしろ怪しげなるトンネルが有ったゆえに私は其処に居合わせたのかもしれない。しかし 可笑しな事に私はそのトンネルを通るのが怖わかった増してや一人で通り貫けるとなると尚更である。カツ カツ カツ 私はギクリとした。乾いたヒールの踏みしめる音を響かせ誰かが近づいて来る。トンネルを通って向こうの街中へ行くようである。私は同伴しようと試みようとした時、そのヒールの主は私に声を掛けた。どうやらうら若き女性のようである。アルトの声が暗闇に響いた。「よかったら 御一緒にこのトンネルを通って行って貰えないでしょうか 兎角 此処は気味が悪い所 一人では心許無くて・・・お願いします」女は私の返事もそこそこに私の腕を取りその身体を預けてくる 髪から匂う甘い香りが私の鼻腔を刺激する。恐怖は一転して桃色気分に包まれた。暖かい丸みを持った隆起が押し付けられてくる。「このトンネル 変な噂が絶えないのですよね 腕が急に壁から出てくるとか・・・」女は恐怖を忘れる為にか頻(しき)りに私に話し続ける 私は私で只黙って頷いて恐怖を忘れ忘我に浸っていた。やがて トンネルの出口に来たのか暗闇もうっすらと明るくなった。「きゃ~~~あ~!」そのとたん絹を引き裂くような叫び声が私の耳元と云わず暗闇に響き渡った。私は明るい方へ向かって我を忘れて駈けに駈けた。慄(おのの)きに足が縺(もつ)れた。一息ついて気がついた時には 先ほどまで腕を取り合っていた女は居ない 狐に摘(つ)ままれた思いでキョロキョロ周りを見渡しても誰も居ない。私は背筋に寒気を催して 俗に言う腕の出る恐怖のトンネルの由縁を思い出した。・・・・あれが 性の生霊なんだ・・・・甘い微香が 鼻に残っている・・・・・良いもんだ・・・恐怖は一条の耽美なエーテルとなって漂っている。そんな時 一方 死神の話を聞いていた私は・・・・・あ 足が 足が消えていく この世から 浮世へ足が帰って行く・・・手も身体も 一層 影が薄くなって行く・・・・私は又 帰って行くのか・・・・消えていく私を見た 死神は 慌てて「待て まて・・早まるな・・お前は安心絶命しなくては・・・わしの 死神としての役務が・・・・・ぎゃ~~~~お~」職務欠落の恐怖に終(つい)には死神は失神してしまう始末 為るほど正に失神なるか。画(かく)て 一方トンネルの傍らに呆然と佇(たたず)むに至った私は さて これからいったい 何処へ行って何をしたら良いのでしょうか。性の生霊に慄(おのの)いて生きるのもまた良し 浮世の風を袂(たもと)に入れて過ごすのも良し。
2006年01月18日
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黒く、どっしり安定感の有るチェアーは宛(あたか)も宇宙船の操縦席を思わせるもので有った。事実、その懐(ふところ)に包まれる様に座った時、ざわめく人混みから遠く離れて行く離脱感に抱(いだ)かれた。その刹那(せつな)奇異な感覚に見舞われたのは何だったのだろう・・・・・・・・このチェアーの中には人間が入っているに違いない それもかなり高度に訓練されたマッサージ人間が入って手で肘(ひじ)で指で摩(さす)り押し叩いているに違い無いと思った。・・・・心地良い多幸感がシールドとなって私を覆(おお)った。時折訪れるエアー仕掛けの締め付け、軽い叩く様な振動、異次元への離陸であった。デジタルの数字が示されている 後10分 7分 3分 1分。身も心も解(と)き解(ほぐ)れて行く・・・・・急にデジタルの数字が0を示すとそのチェアーは動きを止めた。一瞬 周りのざわめきが蘇えって来た。「如何で 御座います?これが新式のマッサージチェアー・・云々・・云々・・云々・・今なら決算セールにて 云々 云々・・・あ~の こ~の」見ると半被(はっぴ)を着たセールスが近づいてきてチェアーに抱かれるように座っている私に説明し出した。「う う う・・・・・・・」私は言葉を失った。折角 プリンターを見に来て 戯れに家電店に飾られていたマッサージチェアーを試みていたのに・・・・一気に気づつ無い気になって寧ろ肩が凝って来た。息子が先ほどから この様子を見て傍(かたわ)らで笑っていた・・・・私は まさか 只 買うんじゃ無く試運転をしてみただけですとも言えず 恥ずかしさを押し隠し 息子へともなく「二三 マッサージチェアーのパンフレットを持っといてな・・・」と言っていた。店員さんには少しはにかんで 「今 少し考えてからに・・・・」悪いなあ~恥ずかしいなあ~と思いながら気弱い私は どっと以前に増して肩が凝って来ました。そして息子を促し駈け去る様に家電店から離れると食料品売り場へ向かいました。でも 心の何処かに あのマッサージチェアーの中には高度に訓練された人間が入っているに違いないと思いつつ *今 ほんの今 奇しくも 昨日のマッサージチェアーの事を書いていると息子が遣って来て。「お父さん・・肩揉(も)んで・・やっぱり 機械より人間(お父さん)が揉むのが一番 良い・・・」とですから 「日記書いているから もう十分したら書き終わるから終わったら揉んでやるわ」と言ってやりました。私は我が家では重宝なマッサージ人間みたいです。
2006年01月16日
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また やってしまった。 一冊105円の気軽さゆえか 以前に読んだ文庫本を遂買ってしまうのである。表紙の絵柄が変わっていると 既に読んだ本かどうか解らなくなってしまって買ってしまうのである。暫く読み始めると・・・・これは 以前読んだ事があると気づくのではあるが その時には もう此処まで読んだのだからと最後まで読んでしまおうと思い諦め だらだらと読んでしまう。只 只 文字を追っかけていれば良いと言うか みすみす 買った本が惜しいと言うか いじましいばかりである。そんな事が此処近日数度あった。お蔭で本箱には数冊の同じ本が並んでいる始末。先ほど読み上げた文庫本も本箱に二冊並ぶ事になった。明日は 月に一度の休日 本の買出しに行って ゆっくり選ぼう 十数冊買っておけば二週間は持つであろう 良い面白い本に巡り合えたらいいのに。
2006年01月14日
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「お~い まだかいな 今年はえらい遅いなあ~ 忘れとんちゃうか? みてみい お蔭で身体の彼方此方パンパンに固まって硬とうなとるがな」昨夜の事である。風呂にも入り さあ~本でも読みながら寝ようとしていると飾ってあった御鏡餅の方から 何やらぶつぶつと不平を呟く声がしてきました。ふっと振り返り御鏡餅を見ると白い手らしき物が下の台の餅から出て御鏡の重なった肩らしき所を揉みながら しきりに独り言を言っている。「なんじゃ 人間どもめ自分らだけええ気分で風呂に入ってしもうてからなに 今日をいったい何時やと思とんじゃ 今日は鏡開きと違うんかい・・ほんま しゃ~ないなあ~」「わしも はよう あの小豆(あずき)の風呂に入りたいんじゃ~ ああ~小豆がプックプック煮えて甘い匂いの湯気が こうプワ~と昇ってくると わしの固まった身体もジワ~と自然に柔らこうなって肩の凝りもいっぺんに楽になるのに・・・・」「ぶつ ぶつ ぶつ・・・・・ぶつ ぶつ」夜中に怪しげな不平の囁き。 これじゃ眠ろうにもたまったものじゃありません ましてや この囁きを無視してそのまま眠ろうものなら必ずや夢の中にまで御鏡餅が出てきて取り付いて一晩中愚痴を言い続けるに決まったいます。家族全員召集です。「お~い みんな 見てみい あの御鏡餅 煩(うるさ)そうて煩そうて しょうがない 今日が鏡開きやったんやと」「あっ そうか今日やったんや 忘れとったな・・」「御鏡餅 今から切ろか?」「え! もう今夜は遅いやろ 明日にしよう」「小豆 缶詰やけれど有るで 明日ぜんざいしよう・・・」「そやな」「そや 明日や明日・・」「今夜はもう寝よう 明日や・・おやすみ」 *先ほどから甘い匂いが漂ってきます グツグツフツフツと小豆の風呂の沸いた音がしてきました。気の早い御鏡餅は早速裸になってその白い身体を晒しています。あっつ 既に その身を四つに割って今にも小豆の煮える中へ飛び込もうとしています。ひとつ ふたつ・・みっつ 飛び込みました。・・・よっつ。見てください気持ち良さそうに どっぷり浸かっています。グツ グツ グツ~♪グツ グツ グツ~♪グツ グツ グツ~♪「あ~~ええ気持ちや コチコチに固まっていた身体も小豆のお風呂で十分に解(ほぐ)れたわい もう ええぞ~ もうええぞう~♪」さて そろそろ 善哉も煮えたみたい・・家じゅう良い匂いが立ち込めてきました では どれ善哉を一杯頂(いただ)きましょうかな・・・。
2006年01月12日
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いこか いくまいか はてさて、どうしよう? 毎年必ず恵比寿さんには行っているのだけれど 恵比寿さんは耳は遠いのは知っているんだけれど それにしても ここもうひとつ 耳が遠いと言うか さっぱり聞いてくれている様子も無いし・・・・・・迷ってしまう。「商売繁盛で 笹 持って来い~♪商売繁盛で 笹 持って来い~♪」かほんま よういわんわ 恵比寿さんも ええ気な者(もん)や やっぱ本当は笹(ささ)やのうて酒(ささ)なんかなあ~どうせ 賽銭箱を横目に酒(ささ)を食らいながら弁天さんを相手に しっぽり濡れているんやろなあ~「観音さん 御開帳~♪」とか何とか ええなあ~ 羨(うらや)ましいなあ~ ああ それなら一夜でもなりたや恵比寿さんにそや こうなったら わても・・・・・「厄病神だすけれど どうや わても入れて七福神じゃなくて八福神てのは」と頼んでみようかな~?だめなんかなあ~やっぱ厄病神は福の神には化けられんかなあ~巫山(ふさん)の神女(しんにょ)雲となり雨ともなりて濡れてみたいなあ~せめて夢の残り香なりと嗅いでみた~いああ~どうしよう いこうか いくまいか「商売繁盛で 笹 持って来い~♪商売繁盛で 笹 持って来い~♪」か
2006年01月10日
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何も無い ほんとうに何も無い 只 空っぽの胸の内。 こんな日は少しでも日記を書いておこうとPCを開ける。さりとて やっぱり何も無い 昨夜思いついたストーリーでも書こうと思ったが いまいち それが形をなしてこない。ならば 裸の映像でも見て 気力を奮い立たそうと考え直し くんずほぐれずの裸の映像を見る。春場所、初日の取り組みを見入ってしまった。明日は成人式に恵比寿さん 気分一新してお店がすんでからでも出かけてみようか・・・・
2006年01月08日
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「七草粥だってねえ~ 処で どうでい言えるかい?」「言えるかいって 何がよ~」「決まってるじゃねいか 七草よ。質種じゃねえよ ありゃ~一昨年(おとどし)言った」「じゃあ 去年の 例の『センズリヤア・・・なんとかかんとか・・ホトケのスズシイ・・・いいきもち』か?」「いやあ~去年のは品(ひん)が無かった 今年はちっとうは まともに行こうや」「まともたって どうせしれていらあ~ セリだろ・・う~ん ナズナ そうそうゴギョウ・・後は忘れた」「忘れたって? 耳の穴かっぽじって 良く聞いていな 行くよ セリナズナゴギョウハコベラホトケノザスズナスズシロ 春の七草と どうでい」「やっぱり 去年の方が聞き良い どだい念仏みたいで何んの草だか さっぱり分かんない」「そうか・・・そうだな 何んの草か分かんないなあ~じゃあ こうしょう」「どうするんで?」「通称で春の七草を言ってみよう『母子草(ははこくさ)~♪蕪(かぶ)にペンペン若菜摘む~♪ 芹(せり)大根(だいこん)ハコベ(運べ)オオバコ(大箱)~♪』どうでい これで七草が言えた」「ああ 言えた言えた そしてそんなの直ぐ忘れた それよりも兎に角 食べようぜ 七草粥を・・・食い気が一番 色気は二番と・・歌なんてどうでも良いや」 *母子草=ごぎょう 蕪=スズナ ペンペン草=ナズナ 芹=セリ 大根=スズシロ ハコベ=ハコベラ オオバコ(田平子)=ホトケノザ
2006年01月06日
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「今年は 何年だったっけなあ~ 確か・・・犬年・・・・・」「そう そう 犬年!」「そうなんだよね やっぱり 道理で・・・」「何が道理でなんです?」「犬年・・英語で言やあ~ ドッグイヤア~ 犬の歳勘定じゃ一年が四年にあたるでしょ 月日の目ぐるましく変わるのが速くって あっ!と言う間に世の中 変わってしまっているでしょ」「そう言いや~そうですね」「IPだか PCだかその最たる物 何だか知らんけどP P Pとね ブログにしてもUP(あげる) UP(あげる)と言っても ほんと あたしはUP UP(アップ アップ)ですわ」「それでなんですね あなたの御髪(おぐし)もドッグイヤア~」「いや~あたしだけじゃ無いですよ その内 みなさんのお顔も身体もドッグイヤア~」
2006年01月05日
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ご~~~ん♪ あれに響くは鐘の音(ね)か陰(いん)を含(ふく)んでなびくなり。してこの鐘は除夜の鐘?・・・・心澄ませば暁(あけ)七つ、はや七つの鐘も六つ鳴りて残るひとつが今生(こんじょう)の・・・ この世の名残(なごり)、夜も名残、死にに行く身をたとふれば あだしが原の道の霜・・・・ 「お初・・」「お初!」 あれ? あれ? お初は居ないのか?「お初・・・」 そうだろうね~そうなんだ!此処で麗妙(れいみょう)なる女性(にょしょお)お初と手に手をとって舞台は佳境(かきょう)に入って行くはずなのになあ~ それにしても此処はえらく陰気な所ですよ。 で 此処は?あだしが原か曽根崎の原、はたまた それとも鳥部山(とりべやま)。 お~わたしゃ 嫌ですよ。 見上(みあ)ぐれば雲心なき水の音、北斗は冴えて影映る。益々もって心細いねえ~ 「誰か居ませんか~♪」 お 何処からともなく陽気な旋律が聞こえてくるじゃないですか・・・ ぴ~ひゃら♪どこどん ぴ~ひゃら♪どん ぴ~ひゃら♪ ぴ~ひゃら♪ こうでなくっちゃいけませんよ。 「ぴ~ひゃら♪ ぴ~ひゃら♪」あたしも乗ってきましたよ。「ぴ~ひゃら♪ ぴ~ひゃら♪」 七福神だ。 あれまあ これはこれは陽気に これは酒(ささ)を召(め)しておりますね。このだみ声はえべっさんの歌声では・・・・ 「むかし♪むかし♪ へそのし~た~♪」 「たすけた♪亀に♪ へそのし~た~♪」 「竜宮城に♪きてみれば♪」 「絵にも♪画けない へそのし~た~♪」 そう そう ここで あたしも あいの手を 「絵にも♪画けない へそのし~た~♪」「絵にも♪画けない へそのし~た~♪」 え!なんですって?新春そうそう宝船にて七福神総出で福袋を配っていらっしゃる 弁天さんが艶袋 福禄寿が知恵袋 大黒さんが金玉袋 毘沙門天が胆袋 布袋さんは紙袋 寿老人が命袋で 恵比寿さんが笑い袋? ここで会うたが何かの縁 あたしにも 福袋を分けてくださる? いえ いえ いりますよ 分けて頂けるなら そりゃ遠慮なく頂ます。 そうですな~「絵にも♪画けない へそのし~た~♪」と・・・あ 弁天さんが変な目で見ている そりゃ 本音は弁天さんの艶袋と言いたいところですが ここはひとつ男我慢で 「恵比寿さんの笑い袋!!!」 「ありがとう ありがとう 蟻(あり)が十(とう)とくらあ~・・こいつは~春から縁起が良いねえ~」 「むかし♪むかし♪ へそのし~た~♪」 ぴ~ひゃら♪どこどん ぴ~ひゃら♪どん 「たすけた♪亀に♪ へそのし~た~♪」 あ~あ もういっちゃったよ。 宝船の行くのも速いね さて 此処に残りし「笑い袋」ちょっこら開けてみましょうか・・・・・ 「ふ ふ ふ・・・ハ ハ ハ・・・ワハハ ワハハ ハハ・・・・」 「ふ ふ ふ・・・ハ ハ ハ・・・ワハハ ワハハ ハハ・・・・」 「ふ ふ ふ・・・ハ ハ ハ・・・ワハハ ワハハ ハハ・・・・」 ご~~~ん♪ あれに響くは鐘の音(ね)か陰(いん)含(ふく)んでなびくなり。してこの鐘は除夜の鐘?・・・・「おかあさ~ん 見て 見て お父さんが 御屠蘇を飲んでひっくり返っているよ~ うわ~何か寝言を言ってるみたい」「むにゃ むにゃ・・・絵にも♪画けない へそのし~た~♪・・むにゃ むにゃ・・・ふ ふ ふ・・・ハ ハ ハ・・・ワハハ ワハハ ハハ・・・・」「あら ほんとうに いい気なものねえ~」「おとうさ~ん おとうさ~ん ちょっと起きてくださいよ」「・・・・ん・・ 絵にも♪画けない へそのし~た~♪・・ん・・どうした?七福神は行ってしまったか?笑い袋は・・・・・」「おかあさん お父さんは 夢をみていたみたい たった御猪口(おちょこ)七杯の御屠蘇を飲んで初夢をみていたんちゃう? おとうさん・・・」「・・・・ん・・夢・・初夢? わたしゃ初夢を・・・」「そう なんか 絵にも♪画けない とか何とか・・・」「嘘 おっしゃい 私がそんな初夢を・・・見るはずが無い ましてや絵にも♪画けない むにゃむにゃとは・・・初夢とは えへん!一富士 二鷹(たか)三なすび・・・・そもそも初夢とは・・・」「お と う さ ん 御顔が 御屠蘇かもしれないけれど 真っ赤ですよ」「・・・ん・・そうですよ 絵にも♪画けない 真っ赤な赤富士・・・」「そうですね 真っ赤なうそなんじゃありませんか」「面目(めんぼく)ねえ~」「ふ ふ ふ・・・ハ ハ ハ・・・ワハハ ワハハ ハハ・・・・」 「ふ ふ ふ・・・ハ ハ ハ・・・ワハハ ワハハ ハハ・・・・」 「ふ ふ ふ・・・ハ ハ ハ・・・ワハハ ワハハ ハハ・・・・」
2006年01月03日
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