まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2005.10.29
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テーマ: 風のハルカ(31)
カテゴリ: 風のハルカ
第4週終わり。



どんなに忙しくても、ゴハンは一緒に食べたほうがいい。
家族にとっては、そういうの、案外大事なことやで。


こう話す青木課長は、
意外に、湯布院のお父さんの感性に近いのかも。

で、

木綿子も、ハルカも、
がんばって食事の支度して待ってたのに、
どっちともすれ違いで、

結局、2人がはじめて一緒にゴハンを食べることができたのは、

たった30分の、母娘の食事。

でも、このときのハルカはちょっと嬉しそうだった。

田舎から都会にやってきたばかりのハルカにとって、
都会の真ん中で働くカッコいい女の人が、
気づいたら、自分にとっていちばん近い存在の人だったってことが、
誇らしいというか、頼もしいというか、そんな嬉しさだったのかも。

たぶん、それまでのハルカは、
木綿子が「母親らしい母親」であってくれるのを期待してたんだろうし、
正直、このわたしも、
いつか木綿子がそうなってくれるんじゃないかと期待してたんですけど、

考えてみれば、


そういう固定観念にしばられる必要はないかもしれない・・。
いろんな「母親像」があっていいのかもしれない。

会えてうれしい!
仲良くしようね。


これって、「母親」というより「友達」のような感じだと思う。


たとえば、
ニコにとっての美冬 というのも、

なんというか、
「遠いところにいる憧れの存在」みたいな、
そんな母親像でありえたのかもしれない、と、今になって思う。

そういう母親像だって、あってもいいのかもしれません。

ハルカは「母親らしい母親」を求めていて、
アスカは「父親らしい父親」を求めていて、
お父さんは「家族らしい食卓」を夢みてるのかもしれませんけど、

そんな「家族らしい家族」とか、
「母親らしい母親」とか「父親らしい父親」とか、
そんなの、ただの幻想、ただの固定観念かもしれない。

木綿子や、美冬のような母親がいてもいいかもしれないし、
陽介みたいな父親でもいいのかもしれない。
家族の食事が外で食べるコンビニのおにぎりだっていいのかもしれない。

そういう、とらわれない家族の姿を、
大森美香ちゃんは描きたいのかなあと思う。



東京のアスカ。

「何でもいいから早く書け」と言わんばかりの編集者。
この様子だと、やっぱりアスカのほうが、
ハルカよりも先に挫折して湯布院に帰ってきてしまいそうな雰囲気。
もし、そうだとすると、
アスカのために出稼ぎに行ったハルカが大阪にいる意味もなくなってしまう。

たぶん、アスカの夢=ハルカの夢は、
どちらも、思い描いたようには叶わないんじゃないでしょうか。

だって、このドラマのテーマ自体、
「どこかに小さな幸せが見つけられればいい」ってことみたいだし、
アスカが小説家として成功する、なんていう展開は、たぶんないと思う。

何ひとつ夢が叶わなくて、何もかもうまくいかなくても、
それぞれが、その中で小さな幸せを見つけられればいいじゃないですか、
・・みたいなことになるんだろうと予測します。

でも、とりあえず、
湯布院のお父さんだけは、
着々と新しいメニューを開発しつつあるみたいだし、
レストランの復活ぐらいは、夢がかなうのかもしれません。

とはいっても、
そこに「家族の食卓」が実現するかどうかは、やっぱり微妙。
お母さんが大阪の恋人と別れて湯布院に戻るってのは、
やっぱりないだろうなあ、と思うから。

ま、わたしとしては、
そういう、まとまりのない家族で終わってもいいです。
この際、大森美香ちゃんには、
今までにないような、新しい「朝ドラ」のスタイルをつくってほしい。

「家族らしい家族」とかじゃなくて、
ぜんぜん「家族らしからぬ家族」のありかたみたいのを、
思いっきり、NHKで朝っぱらから国民に見せてやってください。



今までにない朝ドラのスタイルといえば、
この朝ドラのヒロインって、もしかしたらハルカとアスカの2人じゃない?

だいいち、朝ドラのヒロインが1人でなきゃいけない理由もないんだし。

っていうか、
そろそろ男の子が主人公の朝ドラが出てきたっていいくらいなんだから。

そういうわけで、
このドラマのヒロインは、ハルカとアスカの2人だと思うことに決めました。



で、

その、ハルカとアスカの電話のシーンですけど、

びっくりするぐらいのカットの割り方!
怒涛のような勢いでしたね。
あれよあれよという間に、すごく引きこまれました。
電話のシーンで、あんなにカットを切り替えるのって見たことないです。


現実の世界では、
電話する2人を同時に見るなんてことありえないわけだけど、
でも、まるで電話してる2人をほんとに見てるかのようにリアルでした。

会話の内容も、あっちに飛んだりこっちに戻ったりするんだけど、
逆に、そういうところがリアルで、不自然じゃなくて、
さすがはセリフの名手と思わせる脚本だったし、演出も上手だった。



その、怒涛のような電話の会話の中にも、聞き逃せないセリフが。

「結婚とかしそう?」
「いや、そういうんやなさそう。なんか、安全な同居人っていうか」
「とかいって、そのうち弟とか妹とかできたりして!!」
「うわっ、きついなぁ。あんたの小説みたい。」


木綿子と青木課長、
ほんとに結婚はないんでしょうか?

そういわれれば、なさそうですけど、
かといって、陽介との復縁もなさそう・・。

そして、アスカの小説には、
血の繋がらない兄弟の話とかも出てくるんですか?
売れないぐらい内容が暗くて、眠くなるほど難しいらしいけど。(~~;;



お父さんも、いい人さがせばいいのに・・。(アスカ)

恋かあ・・。恋したいな・・。(ハルカ)

という話の流れから・・
どうして お父さんと百江さんのツーショット になるんですか?!

それがわたしには解せない・・。

いくらなんでも、
この二人の恋愛はないと思うんだけどなあ・・。

無いでしょう。

だって、
母親の恋人の存在を電話ごしに気づいてたアスカでさえ、
父親と百江さんのことなんて、気にもしてなかったし、

やっぱり、ないでしょ。この二人は。



・・それはそうと、
このシーンのときの、
カゴいっぱいのきりぼんちゃん人形。
耳が可愛い。(*~~*)





せっかく野菜を送り続けても、木綿子に食べてもらえない陽介。

木綿子は木綿子で、
せっかくパンプスを買ってきても、ハルカに受け取ってもらえない。

みんな、ちょっとずつ擦れ違うんですね。

ハルカは、おしゃれなパンプスなんかより、
動きやすい運動靴のほうが好き??だったのかもしれないし、

湯布院出身の木綿子にとっては、
湯布院の野菜なんて、珍しくもなんともなかったんでしょうね。

むしろ、湯布院の野菜を喜んで食べてたのは青木課長だったってことで。

ってことは、
陽介は、青木課長のために野菜を送り続けてたんですね。(~~;;

なんて不憫な・・



たこ焼き器 は、
湯布院の実家に、もともとあったんですか?

なんとも不思議な家です。

で、

まさか父親に「ひとりでたこ焼き食べてね」って意味で
“たこ焼きの素”を送ったわけじゃないんだろうから、
やっぱり、あれは、
「エプロンつけて、たこ焼き器もって、みんなのところに行って食べてね」
って意味なんでしょう。

そこまで考えて、父を思いやってプレゼントしてるハルカって、
頭がいいのか、そうとう発想が個性的なのか、・・よく分かりません。



支店長、3番にカメラマンの猿丸さんよりお電話です!

ハルカが旅行会社に入社できたのは、
青木課長のコネというより、もっと上のほうのコネのようなんだけど、

ここの支店長って、
木綿子のことも、ハルカのことも、青木課長のことも、
さらには、「たこばあば」から「猿丸」とかいうカメラマンのことまで、
何もかもを知ってるキーパーソンみたいですね。

なんか、支店長ってちょっと怪しい。

たしかに、そういう意味では怪しい。

あの子は、ああ見えて、お母さん似なのかわからんなぁ・・

ふーむ・・。 
これも意味深なセリフ。






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最終更新日  2005.10.30 02:18:03


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