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2024年11月28日

百妖譜第2期　第8話媼姫おうき（中）感想

テーマ：アニメあれこれ(27270)

カテゴリ： ◆ アニメ　百妖譜　第２期

山海「お婿さんが来るたびに、体も消えていく」
かわいそうに。

「山海姉さんと呼んで」
磨牙「えぇ！姉さんと呼ぶの？僕は、山海と呼びます」
仏門に入った者は、姉さんという言葉を使ってはならないのか？それとも、単に照れ臭いのか？

「まずは、ここを出なきゃ」
山海は`怪物に食べられてしまう´と恐れるが、磨牙が窓を壊し、二人は外へ出る。

彼らが落ちた所は、なぜか天水の町市場。人っ子一人いないのが不気味だ。しかし山海には覚えがあり、学問所へと走る。
「きっとここにいる」
そこは、恋人・若麟（じゃくりん）と出会い、共に学んだ場所。
二人は駆け落ちするつもりも、山海は母に説得され若麟を諦めた。そのことを後悔していると涙を流して言う山海。

「お母さんに何を言われたの？」
山海は、思い出せない。（肝心なことを忘れている！妖術のせい？）

温邸。山海と磨牙が並んで横たわっている。
ん？！ということは、部屋を出て町にいる二人は、幽体
離脱した身体みたいなもの？

彼らの指と老婆の指が、チューブのようなもので繋がっている。それは、血液が流れているように見える。（時代からしてチューブではないはずだし、そもそも違和感ある画だな！）
桃夭「婚姻の術を使うとはね」

老婆に手を出せば、二人の命はない。

温夫人「山海を幸せにする、唯一の方法よ」
「優しくて誠実な娘だから、相応しい身分が必要なの」
ん？一体どういうこと？！

「この子は、媼姫の娘であってはならない。本物の人間でなってほしいの」
「私と同じ運命だなんて、あってはならない！」
娘を人間にしたいと強く願う理由とは？
愛する娘を幽閉したり、こんな状態を容認するのはなぜ？

町にいる山海が、若麟の墓を見つける。
「思い出した。若麟はもういない。あの時、彼の寿命があと半年だと見えた」
「なんで寿命がわかったの？」
「私は、媼姫だから」
「母上は私が悲しまないようにと、閉じ込めた」

「ただ娘を、幸せにしてあげたいだけなの！」
「ふん。人になれば幸せになれて、苦しみがなくなるとでも？」
「少なくても、愛する人と暮らせるわ。捨てられたりしない」
愛する人・捨てられる　がキーワードに思える。

「若麟が、もしも長く生きられたとしても、私が妖怪だと知れば、捨てられると母上に言われたの。そうなったら、もっと苦しむって」
だから、駆け落ちするのをやめた。

「私の父上は、人間だって」
山海が生まれてすぐに、父は出家した。
「母上は理由を聞きに行ったけど、結界が張られていて
入れなかった」
「母上は、最後に紙を一枚受け取った。こう書いてあった。`人と妖怪だ。縁は尽きた´と。妖怪だから捨てられてしまったと、母上は思っているの。だから、私を人に変えようとしている」
なるほど、愛娘が自身と同じ悲劇を辿らぬようにという
親心。

「人になれば、私と同じ目に遭うことはない。全ては山海のためなの！」
心の傷が深い。娘も妖怪であることが恨めしい。

老婆「奥様、落ち着いて。ご安心ください。私が必ず成し遂げますから。この術が成功すれば、山海様は妖怪から人になれます」
仮面の男「素晴らしい医者と評判で、人も妖怪も治療できるそうだ」
う～ん・・・怪しくないか？
「奥様の親心を酌んで、謝礼も受け取らず、山海様を人にしようとしている」
お金目当てではなさそうだが・・・怪しい。
「私は手足を縛られ、気の流れを塞がれた。これでは全てが水の泡だ。奥様すまないね。約束は果たせそうにないよ」
あー、もともと妖怪を人に変える能力はなく、適当な言い訳で諦めさせるという筋書きか？

「温夫人、わかっているはずよ。どんなに修行しても、
妖怪は人の姿になれるだけ」
ということは、老婆の言うことは偽りだ。

「外から促してやれば、不可能ではありません。浄化された魂と、私のセキゲンの縄があればねぇ」
「浄化された魂・・・小坊主のこと？」
「おお、そうさ。出家した男の子は、心身ともに清らか。お嬢様の心臓とつながれば、妖怪の魂は浄化される」

「あんたには一つだけ、見込み違いがある。ウチの磨牙はね、そこら辺の小坊主とは違うの」
磨牙は困難に立ち向かい、切り抜けられる子という意味？
「同業者の医者としては、嘘やハッタリは迷惑なだけなの。見過ごすわけにはいかない」
老婆は温夫人を騙していると。だが
「先生の話は嘘じゃない！山海の力は、確かに弱まってる！」
すっかり老婆を信用している。
「妖怪の力が弱くなっても、それで人になれるというわけじゃないから」
温夫人の勘違いってことね。

眠っている磨牙が苦しみだす。
危機感を抱く桃夭が、セキゲンの縄を捻じる。そんなことして大丈夫なのか？！二人の命に関わるのでは？

「僕と一緒に、ここから逃げよう」
磨牙は優しいなぁ。
山海が苦しみだす。
「わかってる。私に消えてほしいんでしょう。誰か来る。怪物が。私に消えてほしいのね！」
髪が逆立ち、目は吊り上がり赤くなる。
黒い、巨大なマンモスのようなものが現れる。（安っぽい怪物だな）

「大事な山海様の命は、あと僅かよ」
二人一緒には戻ってこられないのか？