
廊下は、我が家の温室。
ヒヤシンスが満開になり、それはそれはいい香りが漂っています。
人間にどんな悩みがあっても、苦しみがあっても、花は知らぬ顔して成長します。
その姿が、知らず知らずに人を癒し、力づけてくれます。
それはそれ、これはこれ、と思うようにすることが私の乗り越え方です。
渡辺和子さん「置かれた場所で咲きなさい」。
午前中に3人のお客様。お正月に買った洋服の袖やズボンの丈詰め。
余りお正月早々だと悪いと思って、待っていて下さったとのこと。
私の存在価値が少しある気がして、ちょっと咲けているかな、とそんな気がしました。
施設に入っている遠方の友人(高校時代の同級生)からの電話。
病気のせいで、一時は暗い内容が多かったけれど、
悩んだ末に、生来の明るさと賢明さを取り戻し、
昔のままのような彼女と話せて、私も心が明るくなりました。
彼女と話していて、あ~~っ、と思ったことがあります。
職員さんたちはいつも忙しそうで、何を言っても軽くいなされてしまい、
話す気にはなれなかったそうですが、
年末、モヤモヤした気持ちがピークに達して、思い切って、
介護職員さんに10分でいいから話を聞いて欲しいと言ったそうです。
その人は、あとで時間を作って来るので、待っていて、と言って、
あとからやってきて、10分ほど真剣に聞いてくれて、心が不思議なほど晴れたそうです。
夜は知らぬ間に鼻歌を歌っていて、他の職員さんに、ご機嫌ね、と言われたほどだとか。
彼女は目も悪くしているので、私は手紙を書くこともしてなくて、
傾聴ボランティアをしていることも、話していません。
10分? とびっくりしながら、どんなに私が聴いてあげたい、と思ったことでしょう。
傾聴の仕事って、必要不可欠なものなのだ、とそっと心の中で思いました。
今日は、午後から新年初の傾聴ボラがあります。心新たに、聴かせて頂こうと思います。
よそのポトス、うちのポトス 2016.07.31 コメント(6)
ノリウツギ。アジサイのドライフラワーを… 2016.07.29 コメント(12)
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