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2005年12月21日
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カテゴリ: 成長株投資
12月20日に、フィンテックのホームページが一新されました。

フィンテックHPのリニューアル版

大きな変更点は、3つあります。

(1)玉井社長のブログが来年より開始
「タマイノキモチ」として、来年よりブログを開催するそうです。

2005年11月30日の個人投資家向け説明会では、「株主と玉井社長との間でコミュニケーションができるように、ホットラインをつくる」と玉井社長が発言していましたが、Blogという形とは意外でした。株主対応で社長の貴重な時間を使うのでは、と心配していましたが、このような形であれば、それほど負担がかからないでしょうから、ほっとしました。


(2)事業案内がより詳しくなった
「事業案内」のページがより詳しくなりました。

コンサルティング会社のようにケース(事例)を並べ、潜在的なお客様(問題点を抱えている)に対して同社が提供できるソリューションを提示しています。潜在的なお客様を掘り起こす目的で作成されています。

株主の立場からしても、より同社の事業を理解するためには有益ではないかと思います。



自分は、オリジネータのメリットはリスクの分散管理できる点にあると理解していましたが( フィンテックの事業内容 )、その側面だけではなく、オリジネータの資金調達を成功させることにあるのだということを今回認識しました。つまり、資金が不足しているオリジネータの需要に応えているのです。資金繰りはいつの時代でも経営課題として大きなものですから、「そりゃ同社のサービスは売れるわ!」と思いました。

たとえば、「事業内容」の「信用補完」の例で見ていくと、Case01は運転資金を使途とする借り入れが必要となったケースと見られるし、Case05の場合はマンションの開発で銀行から25億円融資を受けても10億円不足しているケースですし、Case06はMBOしたいのだが20億円不足しているケースです。いずれも、保険会社からの保証をとりつけて、資金調達して問題を解決しています。

もう1つは、同社が統計学を活用するようなくだりをどこかで読みました(聞きました)が、そのイメージがより湧くようになりました。

同じく「事業内容」の「信用補完」の例ですが、Case01ではABS債券を発行するための対象となる資産のデータを分析したり、Case03では回収不能債権の過去の発生データを分析しています。このことを指していたのかと、より具体的にイメージが湧くようになりました。

いずれにしても、世の中にわかりにくいビジネスの場合、事例で説明されると、イメージが湧きやすく、今回の取組は、株主としてもありがたいです


(3)従業員の方の声が掲載
採用情報には、従業員の方の声が掲載されていました。これも株主にとって同社の事業を理解するうえで有益かと思います。

個人的に従業員の方の次の発言は、銀行を含めた金融機関と同社の関係を示しているようで、示唆的でした。

「例えば、主要業務である不動産ファイナンスアレンジでは、対象不動産の複雑なリスクを分析し、信用補完スキームを駆使して、金融機関から調達しやすいストラクチャーを試行錯誤しながら構築しなければなりません。そのためには多くの金融機関との信頼関係構築が欠かせません」

前にシリーズで、同社の経営環境を分析した際に、銀行は、競合他社でもあるが、それ以上に、おいしい貸付先を斡旋してくれるブローカーなどでもあると指摘しましたが( フィンテックの経営環境

「金融機関から調達しやすいストラクチャーを構築」という文言からは、同社のビジネスが銀行を口説く側面があることと、逆に銀行から見たら融資先の案件を紹介する立場(ブローカー)であることがよくわかるし、「多くの金融機関との信頼関係構築」という文言からは、銀行と競合というよりも融資先を紹介する深いつながりのパートナーであることを個人的には読み取れるのです。
つまり、改めてですが、フィンテックのビジネスは、銀行が融資しやすいようにお膳立てをし融資が実行されることで、資金需要があるオリジネータだけではなく、銀行にも喜んでもらうビジネスだと思いました。銀行とは競合関係ではあるが、むしろ、おいしい融資先を斡旋してくれるブローカーとして銀行からは見られているのではと個人的には解釈しています。

だからこそ、なのかもしれませんが、紹介されている従業員の方は、銀行などの金融機関出身なのでしょう。もちろん、金融技術の素養があるということもそうですが、銀行が「よし、融資しよう!」といってくれるツボを分かっている人間を採用しているのではないかと個人的には解釈しています。





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最終更新日  2005年12月21日 19時29分11秒
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