書店で「NHKテキストナビ2025春」というガイドが配布されていた。無料である。
新しい番組や中止になるものの案内である。NHKの語学は、コストパーフォーマンスが
抜群である。テキスト1冊が600円台。あとはラジオかテレビで視聴するだけである。申込手続きなど必要ない。しかし1回聞いただけでは、ほとんど物にならない。これをどう利用するか、学習する側の必要度、力量が試されてしまう。
「ナビ」からポイント情報を抜き出してみる。
「ラジオ英会話」:講師、大西泰斗。定番の英会話番組。文字が大きくなり紙面を刷新した。別に「サブノート1日1文集中トレーニング」というテキストが販売されている。1日1文に集中して音読、書くという体を使ってのトレーニング教材である。
「英会話タイムトライアル」:講師スティーブ・ソレイシイ。日本語を即英語にするというトレイニング。瞬発力を養う。
「ラジオビジネス英語」:講師、柴田真一。仕事で英語が必要な方向け。ビジネス英会話、英文メール、ゲストのインタビュー。実践向き。
「中学生の基礎英語、レベル1,2」:英語としばらく縁がなかった人が英語をやってみようと思ったら、ここからスタート。
「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」:多読多聴を狙った番組。1回5分のミニ番組だが、毎日少しづつ英文が読めるようになる。ある程度の基礎があることが必要。
「会話が続く!リアル旅英語」:これはテレビでの新番組。海外旅行を考えている人にとっての必須の英会話。アメリカ現地ロケで各地を旅しながら現地の人と会話していく。旅先での聞き取りづらい会話を重点解説していく。早口、なまりに慣れよう。これはNHKプラスで何回か視聴することで再学習可能である。
残念なのは「基礎英語 in English」が、この3月で終了してしまうことだ。「基礎英語」とはいうものの、オールイングリッシュで、まるでアメリカの語学学校の授業のようだった。テキストはすべてのスクリプトが掲載されているので、聞き取れなかったところはテキストで確認できる。しかし単語の説明も英語であるので、相当手ごわいものだった。講師は東海大学のゲーリー・スコット・ファインさん。相当長い会話文をもとに日本人にはわかりづらい単語、フレーズを英語で解説、課題として内容をまとめる(サマリー)というものがあった。週の後半はアジア各地の英語の達人を招いてのチャットという構成で、英語が世界語になっていることを実感せしめた。面白いのは英語の達人といえども間違いがあるもので、語学番組としては異例だが、そのまま放送されていた。テキストには修正が施されていた。これがヒアリングだけでわかるレベルになれば、海外の語学学校で勉強できる資格になる。
終了になる番組は、テレビ「英会話フィーリングイングリッシュ」、ラジオ「ステップアップ中国語」、「ステップアップハングル講座」。
CDとダウンロードチケットは販売中止になる。「テキスト音声」は、4月からはNHK出版のウェブサイトで購入できるようだ。
「ナビ」には、その他、多言語テキストの案内や趣味・教養のテキストの紹介も出ているので近くの書店で入手ください。
新語学番組の紹介だったが、あえてこれらの新番組を聞かないで勉強する方法を提案したい。それは、すでに長い間、学習されている人は、すでに過去のテキスト、音声テープ、CDをお持ちの事と思う。それらを活用すれば費用はゼロである。語学は、繰り返すことが要諦だ。CDであれば、ある語学の先生は、短い文章、英会話のスキットはCDを90回くらい聞けと指導している。耳に焼き付けるという精神だ。そして音読。これも相当回繰り返す必要がある。あとは英文筆写、書き写すのである。これは漢字の書き取りと同じである。中高年になると、相当漢字を忘れ、いざという時、書けないという事態になる。
語学は頭の体操と思って楽しめばいい。
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