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2011/04/28
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カテゴリ: 本

近頃、言う事に辻褄が合わなくなってきた母ですが、昔の事はしっかり覚えて
いるので覚え違いではないようです。舟なら、京都四条の舟入で嫁入り道具を
乗せて高瀬川で伏見に至り、大型船に積み替えて枚方に出、大阪の江戸堀まで
行ったのでしょうか。いや、大正時代には一部陸送になっていたかもしれま
せんが。

​ 鴎外の「高瀬舟」 ​を読んでみました。短いながら深いものを考えさせる小説です。
これは実話かもしれません。鴎外が参考にしたのは京都奉行所の与力・神沢貞幹
「翁草」の巻百十七雑話「流人の話」 ​です。翁草は200巻を超える
大作だったそうで、様々な見聞や古来からの伝承話を記録したものです。

「流人の話」は内容がリアルなので、自らの体験か聞き書きとみていいのでは
ないでしょうか?どの現代にもこれと通じる事件が見かけられるように思います。
安楽死、欲と無心は人間の永遠のテーマなんでしょうね。鴎外はほとんど原文の
ままの記述に、同心の心情をたくみに加えて文学作品として纏め上げていますが、
これには医師としての意識も盛り込んだと鴎外自身語っています。

高瀬川の源流にある​ 「がんこ二条苑」 ​で飲んだ一杯が、いろいろと勉強させてくれました。



「高瀬舟」のあらすじ;

なく、穏やかな風情。不思議に思って訊ねると、彼は牢で食事や支度金の小銭を
もらってありがたいと感謝さえしている。それだけ大変惨めな人生であったようだ。
同心はその男に後光がさすように思え、ならば何故弟を殺める程の罪を犯したの
か、と重ねて問うと、兄に迷惑をかけないために死のうとした病気の弟に頼まれ、
その匕首を引き抜いた為の始末という。

しまう。



この日記は「きんくんの閑談」を参考にさせていただきました。
原文も載せてあり、大変勉強になりました。
きんくんの閑談R/高瀬舟(2)

きんくんの閑談R/高瀬舟(3)

きんくんの閑談R/高瀬舟(4)





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最終更新日  2020/06/05 01:58:43 AM コメントを書く
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