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2012/03/07
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カテゴリ: アート
リャド4


版画展とあるのにどうしても油彩画にしか見えません。それが不思議で、斜めに
見上げてもキャンバス地の目や筆のタッチが立体的に見えます。絵にかじりつく
ように見入っている私に説明の方が近づきました。

聞くとこれは「ジークレー」という版画技法で、早い話、原画をコンピューター
で精密解析し、インクジェットプリンターで吹き付けたものだという。だから
キャンバス風の凹凸のある印画紙にも色が乗り、重ね塗りのタッチも出るそうです。
印刷でなく版画と称せられるのは、色の密度も刷り回数も並はずれた手間をかけた
上で監修するからだそうです。それでこんなにリアルで迫力ある絵になるのです。


絵具の影なによってその色をいっそう引き立てたり、絵に深みを与えたりします。
これは平板な絵では味わえない者です。量産版画でありながらこんな魅力を持つ
ジクレー版画は、本物の絵画を誰でも購入できるようにしてくれました。
ま、それでもちょっと高いのですが手の届く範囲ではあります。

リャド5

リャドについてもいろいろと話してもらいました。彼の生い立ちから大動脈瘤破裂
による急逝、肖像画家としての成功、写実と抽象を混ぜた技法、一気に描き上げる
驚くべきスピード。
彼が来日したとき、TVの番組でジュディオングの肖像画を描くシーンの撮影があり、
そのあまりに早く鮮やかに描き出される様に、撮影クルーが漏らしたため息が録音
に入ってしまったとのこと。肖像画は肖像権の問題で版画には出来ないそうです。

今回の画商さんは購入を押し付けることなく対応してくれました。先日に業者が

業者のこととしてご理解いただきましょう。
ちなみに、会場の作品の7割がすでに売却済みでした。どれも30万もするのに。


彼の作品をざっと見るのに適した動画がありましたので紹介します。
スペインのリャド美術館も紹介されます。

Xim Torrents Llad?


彼を日本に紹介したガレリア・プロバの鈴木さんの手記(ヒロ・ヤマガタもこの人)

「リャドとの出逢いから別れまで」





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最終更新日  2012/03/07 06:25:10 PM
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