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2013/09/19
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カテゴリ: 店舗
木屋町の飲み屋街を歩いていてふと目に留まった看板に、「エノケン流れるお店・半兵エ」とある。えー、あのエノケン? でも今どきエノケンって通じるの?

若い人はほとんどご存じないと思うのでご紹介しますと、エノケンとは榎本健一の略。昭和初期に一世を風靡した喜劇役者です。
とりあえず、彼の歌を聴きながらでも、読んでいただきましょうか。



榎本健一/「エノケンのダイナ」~「月光価千金」~「私の青空


で、気になって仕方ないので、後日モノ好きな友人と出かけました。入り口はいたってフツーの飲み屋さん風。引き戸を開けるとびっくり、そこは一面駄菓子屋。

半兵ヱ-02駄菓子屋-w400


すると奥から店員が出て来て、鄙びた茶の間風小上がりに案内してくれました。ごちゃごちゃしていて気づきませんでしたが、周りにバーや茶の間や応接っぽい小部屋が幾つもあり、奥の方にはテーブルの並んだ広間が見えました。

半兵ヱ-06茶の間2-w400


半兵ヱ-03バー

そして、店内にはエノケンの歌を始めとする昭和初期の歌が流れています。
♪シナの夜、一杯のコーヒーから、丘を越えて、うちの女房にゃ髭がある~
懐かしさを通り越した、不思議な時代感覚を体験させてくれます。




半兵ヱ-05茶の間w400

メニューを見ると串焼きやおでんから駄菓子まで、ひとつ60円から。酒類はヤカンに入れたビールとかトリス・ウイスキーとか赤玉ワインとかミルクカクテルなど2-300円台からと、まさに薄利多売 。どこか、学園祭のノリですな。
半兵ヱ・メニュー

若い店長さんに聞くと、客層は学生さんなど若い人向きだけど、けっこうおじさんや年配の方も来てるとのこと。

気になっていることを聞くとやはり、「僕もエノケンて何か知りませんでした」とのこと。これを店のキャッチにするというのはどうなんだろう?エノケンを知ってる人なんて、相当高齢なので飲みに来るのは無理なハズ。

このお店は全国に展開していて、昭和をコンセプトにした低価格路線はそこそこ当たっているようです。楽しいのでまた行きたい店ですが、昭和オヤジとしてはちょっと軽薄過ぎて物足りません。
こだわりの店主がしっかり時代考証したようなコアなレトロの飲み屋が欲しいものですね。


<おまけ>

これが自由というものか(1954) / 榎本健一 + 歌詞


ところでエノケンについてですが、エノケン大好き人間の私としては、いつか改めて取り上げたいと思いますが、1曲だけここで紹介したい歌があります。
当時流行った冗談音楽の奇才・三木トリローさんの過激な作詞の歌です。よく聴いてください。1954年の歌ですよ。

「知らない間に金上げて、知らない間に金取って、
 知らない間に税金で、知らない間に自衛隊。

 これが政治というものか、おかみ任せの政治論。」

そういえば「知らない間に憲法改正」なんてセリフをどこかで聞いたことありますね。





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最終更新日  2025/04/26 09:12:22 PM
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