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2013/09/27
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カテゴリ: 音楽
よいとまけ



さて、
添田唖蝉坊は180曲もの唄を残しましたが、風刺を効かせたオモシロおかしい唄ばかりでなく、しっとりとした人情ものや、悲痛な告発の唄もあります。

唖蝉坊の「かた糸」は廓に売られた女性の哀れな行く末を面々と語る唄で、当時は全国の娼妓で知らない者はなかったという。


また「ああ踏切番」は胸に迫る悲痛な作品。これは、居眠りをして列車事故で人を死なせ、その晩にレールに身を投げた二人の踏切番の話。その二人に同情した人々からは1万円もの弔慰金が寄せられたとか。今の金で1000万円以上という。

実実際に起こった事故を題材としており、テレビ・ラジオなどなかったこの時代、この歌は今でいう再現ドラマの役割として人々に伝わった
のでしょう。この歌を聴く度に目頭を押さえる人々が続出したのは、皆、深く同情し、我が身を彼らに重ねていたのではないでしょうか?


添田唖蝉坊・ああ踏切番(完全版) / 土取利行(唄・演奏)

http://www.youtube.com/watch?v=wxrBvU9D-8s



社会の底辺で、貧しく蔑まれていた人が、自らの責任を身を以てあがなった時代と、
昨今の、「責任」を取らない「責任者」が横行する現代。(いや、死ねとまでは言いませんがね... 気持ちの問題です)

人の歩みに「進歩」などという文字を当てはめてよいものかどうか、ちょいと考えてしまいます。


この唄についてのブログ<土取利行・音楽略記>
2011-12-02 添田唖蝉坊の「ああ踏切番」





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最終更新日  2025/04/20 12:45:15 PM
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