リバーサイド・カフェ

リバーサイド・カフェ

PR

コメント新着

聖書預言@ Re:フチ子さんのご先祖・一閑人(08/23) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2025/02/16
XML
カテゴリ: 映画
京都にある​ 「おもちゃ映画ミュージアム」 ​が引越しすることになり、その活動支援のためのクラウドファンディングをいま募っています。
<クラウドファウンディング・ポスター>
このミュージアムは、まだ映画に音が付いていなかった時代の活動写真(無声映画)に関する機材や資料類を収集しています。それだけでなく、​ パラパラマンガ方式の動く絵の器材 ​や、​ ランプ式の幻灯機 ​など、映画の元となる原理の機材が館内いっぱいに展示されています。 

この施設が力を入れているのは明治、大正期の活動写真関連の機材やフィルム、資料類の収集と保存です。当時の映画作品は興行が終わると破棄されてしまい、現在はほとんど残っていません。またフィルムは環境による自然劣化もあって現時点でほぼ限界に来ており、今も消滅しつつあります。
しかし家庭向け映写機用として切り売りされた映画の断片 (35mmタイプの玩具映画) がわずかながら全国に残っているため、これらを集め、修復してデジタル資料として保存をしているのです。これは国立の関連機関では対応出来ない地道な活動です。
その成果として、これまでに失われたとされる映画作品の断片やニュース映画などを数々発見しています。90年前の尾上松之助の「忠臣蔵」の欠損していた1巻と4巻を含む完全版フィルムとか、壊滅前の浦上天主堂の最古の映像などは大きな話題となりました。 

ですので、もしお手元やお知り合いのところにこのようなフィルムが残っているようでしたら、このミュージアムまで是非お声をおかけください。
「おもちゃ映画ミュージアム」は館長の太田夫妻が私財を投じて運営されており、会員の方々と共にほぼ手作りで活動しています。行政や企業からの援助もなく、まさに孤軍奮闘です。
私は10年前、ここが出来た頃に会員になり、展示や運営のお手伝いをしてきました。会員には映画界で活躍するプロの方や著名人の方々も多く、アメリカ、ドイツ、台湾などの研究者や学生との交流も深く、おかげで沢山の刺激や経験を積むことができました。
つきましては、​ このクラウドファンディング ​​を機に、皆様にも「おもちゃ映画ミュージアム」 の状況を知っていただければ幸いです。


昨年末まで京都の大宮(壬生)にあった「おもちゃ映画ミュージアム」は移転を迫られ、4月から西陣の京町家で再オープンすることになりました。これについてはまたレポートさせていただきますので、お愉しみに。












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025/05/09 04:22:02 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: