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久しぶりの更新です。あの植草教授、お元気そうですねー。小倉さん、最近は絶対に“落ちない”かつらに替えたそうですよ。
2010.02.13
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マイケル・ジャクソンの葬儀で彼の兄が歌った“smile”はチャプッリンが作曲したのだな。“モダンタイムズ”のラストシーン。
2009.07.08
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トム・クルーズ主演の映画「ワルキュ-レ」が公開されるらしい。「ワルキューレ」といえば、フランシス・フォード・コッポラ監督の「地獄の黙示録」で取り上げられて以来、一躍世に広く知られるようになったが、もともとはゲルマン神話の題材で、神々の長(おさ)ヴォータンの娘たちを表わす言葉、戦場で死んだ勇者たちを天空へと運ぶ役目をしている戦乙女(いくさおとめ)と訳されている。ワーグナーの四部作「ニーベルングの指環」の第一夜が「ワルキューレ」で、このオペラの第三幕冒頭が「ワルキューレの騎行」で始まるのだ。このとき、戦場で亡くなった勇者たちを天空に運ぶのは馬である。けっしてヘリコプターではない。ワーグナーの「ワルキューレ」を巧く演奏するには馬のリズムでないと美味くないとぼくは思う。ダニエル・バレンボイムの指揮する「ワルキューレ」はヘリコプターのリズムで演奏され、ハンス・クナッパーツブッシュの「ワルキューレ」は天空を駆ける馬のリズムで演奏されている、ぼくにはそう聴こえる。2009年1月、ドイツ、ワルハラ社からクナの指揮する1958年バイロイト音楽祭での「ニーベルングの指環」四部作の「ワルキューレ」が分売された。リーマン・ブラザースは昨年秋、あっけなく父さんしてしまったが、ワーグナーもせっかくオッタテタ「バイロイトシアター」をお父さんしないように知恵を絞った。その結果、生まれたのがオペラ「パルジファル」という作品である。ワーグナーは著作権で「パルジファル」をバイロイトでしか演奏させないようにしたのだ。したがって「パルジファル」という作品を鑑賞したければ俺んとこへ来い、というわけで、彼の死後もバイロイトは繁盛するだろうという企画である。そんな秘曲「パルジファル」を1951年から1960年代初頭にかけて、バイロイト音楽祭で毎年毎年、演奏し続けた指揮者がクナッパーツ・ブッシュである。クナはヒットラーに睨まれ第二次世界大戦中は冷遇されていた。ヒットラー暗殺計画の映画「ワルキューレ」に、クナは草葉の陰からどんな思いを寄せるだろうか。
2009.03.15
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弁護士役の田村正和さんが古畑任三郎ばりの名推理をみせた「疑惑」でしたが、劇中沢口靖子さんが小林稔侍さんに向かって歌った歌はこんな曲です。
2009.01.24
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昨日の米国オバマ大統領就任式でヨー・ヨー・マさん等と演奏していたイツアク・パールマンさんの超美演の映像です。ちなみに就任式での映像はこちらです。
2009.01.21
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たとえばリンク先のちゃれ3さんの日記にベーコンを貼り付けるとこのようになります。ピーチ村の住人さんの猫ちゃんの上に貼るとこのようになります。
2008.12.22
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暗いバー、後半の盛り上がり、最高です。お楽しみ下さい。
2008.11.02
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ベニス、サンマルコ広場のQuadriと並ぶ二大カフェの一つ、Florianで聴く「瀬戸の花嫁」の映像です。
2008.09.17
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「うにを煮ていた午後」の次はこの曲で決まりだ。
2008.07.13
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海を眺めながらのコンサートということで、こんな曲はいかがでしょう。
2008.07.07
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この曲この曲を聴いてフーテンの寅さんを思い出すひともいれば、ドクター・コトーを思い出すひともいるだろう。ぼくはkxxのことを思い出す…。
2008.07.06
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リンク先のちゃれさんのブログが十万アクセスを達成されたので、この曲をプレゼント。
2008.06.12
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以前のブログに書いた曲http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20040702で、ビートたけしさんの映像が YouTube にアップされていた。懐かしい。
2008.04.29
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たまには歌スタから誕生したこんな曲homeはいかがでしょう。
2008.04.20
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kiroroのファイナル・ファンタジーなぜかkiroroさんの歌声とぴったりマッチするこの映像
2008.03.15
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ぼくは今日初めてこの映像を見て、五つの赤い風船の良さを知った。
2008.03.02
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ベートーヴェンと沈みゆく太陽ということで、こんな映像はいかがでしょう。沈みゆく太陽
2008.02.02
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新年明けましておめでとうございます。2008年最初の日記は先ずはこのメロディーから。オペラ嫌いのかたもぜひ一度ご覧になってみて下さい。それでは今年が皆様とわたくしにとって実り多き一年となりますように…。
2008.01.01
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久しぶりの更新です。明日はクリスマス。イブの今宵にこんなジングルベルはいかがでしょう。それにしても明石家サンタさんの若いこと。ここをクリック。
2007.12.24
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内田光子さんの弾くモーツアルトのニ短調の傑作、ピアノコンチェルト第二十番を鑑賞していたら、こんなビデオを見てみたくなった。近藤サトさんと川端健二さん、二人のアナウンサーが語るユーミンの名曲「赤いスイートピー」の分析です。泉谷しげるさんと渡辺美里さんのデュエットにからむ竹下登・元総理の映像などを追加しました。このビデオは面白いです。映像はこちらです。
2007.11.17
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リンク先ののり2さんの日記http://plaza.rakuten.co.jp/noclasica/diary/200711040000/を読んで、まさにティーレマンの演奏会だな、と思った。ティーレマンの演奏はクライバーとまったく違うのだ。ドイツ・グラモフォンの秘蔵っ子クリスティアン・ティーレマンは同社専属だったカルロス・クライバーと同じ曲を多くCD化しているが、そのどれもが違う。ベートーヴェンの第五/第七、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」、ブラームスの第一。そのどれもが全く違う。まったく違っているのだがどちらも素晴らしい。いままでは言葉を使ってこの違いを表現するしかなかったが YouTube と「はてな」がリンク出来る現在は違う。まずは鑑賞なさってみてください。映像はこちらです。トータルで約25分です。
2007.11.04
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ついに逝ってしまた王女ちゃれさん(のパソコン)とぼくのセピア色の思い出のためにこちらにパヴァーヌをアップしました。どうぞ宜しかったらご覧になってくだてください。
2007.10.12
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以下の日記はここをクリックしていただければすぐご覧いただけます。よろしくお願いいたします。現在、ベルリン国立歌劇場を率いて来日中http://www.nikkei-events.jp/opera/berlin/のダニエル・バレンボイムは現代のワーグナー指揮者の第一人者であるが、いま我々はバレンボイムが指揮したバイロイトの映像を二作品、鑑賞することが出来る。今日の日記にアップした写真はそのうちの「ニーベルングの指環」、第一夜「ワルキューレ」第三幕のクライマックスの舞台写真だ。神々の長(おさ)ヴォータンを演じているのはイギリス人のオペラ歌手ジョン・トムリンソン。ぼくはトムリンソンの「ワルキューレ」第三幕のライブをサントリー・ホールで聴いたことがあるが、それはそれは素晴らしいものだった。しかしYouTube でこの映像を検索したのだが見当たらない。マッキンタイヤーの映像ばかりが目についたがトムリンソンさんのクプファー・リングは見つからなかった。そこで、ワルキューレ第三幕とはどういうものか、参考になるであろう映像を二作品アップしてみた。最初はプロムスでパッパーノが振った「ワルキューレの騎行」。二番目はロイヤル・オペラハウスでのやはりパッパーノが振った「ヴォータンの告別」。トムリンソンさんの得意としたワーグナーの歌唱とはどんなものだったのか、少しは分っていただけると思う。ジョン・トムリンソンのヴォータンはアマゾンにリンクした下記のDVDで楽しむことが出来ます
2007.10.06
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以下の日記はここをクリックしていただければすぐご覧いただけます。よろしくお願いいたします。ここに木村拓哉さんの「イゾルデの愛の死」を追加しました。前回の日記で、ワルトラウト・マイヤーさんのイゾルデについて少しだけ触れたが、ひと昔前、人気を博していた映像をご紹介しよう。ヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮のもと、ウィーン・フィルをバックに歌うジェシー・ノーマンさんの「イゾルデの愛の死」です。この演奏はドイツ・グラモフォンでCD化され、けっこう人気があった。けれども映像はぼくは初めて見る。字幕は付いているが、よく解らん。こういう時に「オペラ対訳ライブラリー・シリーズ」が役に立つ。[http://www.youtube.com/watch?v=j6L0VC5dyy0:movie]それにしても↑この映像、やけに古臭くないか?むしろ↓この映像のほうがワーグナーらしくてええぞう。[http://www.youtube.com/watch?v=w4Wbv-xdRG8:movie]↑バイロイトの舞台で、イゾルデを演じているのが来月来日するワルトラウト・マイヤーさん。たしか舞台衣装のデザイナーは山本耀司さんだったと思う。そしてこれ↓がぼくのいちばん好きなジェーン・イーグレンさんのメトの舞台。http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20041226/p1[http://www.youtube.com/watch?v=bs5txL3Wqow:movie]↑ジェシー・ノーマンさんに決して引けを取らない超重量級のイゾルデだが歌いっぷりは可憐そのもの。ぜひ、この三人のイゾルデ、聴き比べてみてください。[asin:4276355516:detail]
2007.09.22
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コンヴィチュニー演出の「ローエングリン」を観てから約4週間経過した今日の午後は、わが愛聴盤を聴き直した。それは1954年のバイロイト音楽祭の実況録音である。http://www.hmv.co.jp/product/detail/1774798指揮はオイゲン・ヨッフム。タイトルロールにヴォルフガング・ヴィントガッセン。エルザにビルギット・ニルソン。オルトルートにアストリッド・ヴァルナイ。言わずと知れた戦後のバイロイトを代表する名歌手三人の揃い踏みである。とにかくこの演奏を聴かずして、ワーグナーを語ることは出来ないというくらいの、戦後ワーグナー演奏史の出発点のような名演である。じっくり聴いていると歌手の表情が、舞台が、ありありと眼前に浮かんでくる。音源だけで感動出来る、「ローエングリン」の決定的な名演であると思う。それにしてもARCHIPEL社の DESERT ISLAND COLLECTION シリーズは素晴らしい。1950年代のバイロイト・サウンドが、このように安価で、このように瑞々しく聴くことが出来ることを素直に喜びたい。http://www.operac.com/chumon/rochu.htm
2007.09.08
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今日8月25日はわが診療所の受付事務をお願いしているM.T.さんの誕生日。ということで夕刻から天王洲アイルのT.Y.ハーバー・ブルワリーでささやかな食事会。逝く夏を惜しむかのように沈みゆく太陽を眺めながら飲む地ビールの味は格別だ。夢も憧れもどこか違っているけど、それがぼくと君のハーモニー夜空をたださまようだけ、星屑のあいだを揺れながら夢、憧れをいつまでもずーっと忘れずに…。井上陽水さんと安全地帯の「夏の終わりのハーモニー」、ぼくはこの時期になるといつも、この曲を聴きたくなるのだった。http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000103056.html
2007.08.25
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ペーター・コンヴィチュニー演出の「さまよえるオランダ人」 フィットネスクラブでエアロバイクを楽しむ女性たち。いったいどこの誰が、エアロバイクのスポークから糸車をイメージ出来るだろうか。やはりペーター・コンヴィチュニーは天才だ。この舞台映像はペーター・コンヴィチュニー演出、ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」第二幕冒頭の糸紡ぎの合唱「ぶんぶん回れ、糸車よ」のものである。ぼくはこの一枚の映像を見て、唖然としてしまった。直後に舞台が暗転して歌われる「ゼンタのバラード」にはきっと、ハッとさせられることだろう。うむ、コンヴィチュニーの「オランダ人」、絶対に観てみるぞ、と思った曇り空の八月土曜の午後だった。
2007.08.18
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コンヴィチュニー演出のワグナーを「ローエングリン」、「トリスタンとイゾルデ」と続けて日記に書いてきて、順当にいけば「ニュールンベルグのマイスタージンガー」へと進むべきだろうが、この秋、来日するドレスデン国立歌劇場http://www.japanarts.co.jp/html/dresden2007/abstracts.htmの演目の重要な柱である「タンホイザー」に注目、今日はバイロイト・シノーポリの「タンホイザー」を観た。この DVD は我がお気に入りの盤。ホームページによれば、コンヴィチュニー演出の「タンホイザー」には大きな読み替え演出はないらしいが、ボルフラムのエリーザベトへの秘められた愛が細かく演出されているらしく、この点には激しく同意。シノーポリ盤のボルフガング・ブレンデル演ずるヴォルフラムとも相通じるものがあると思う。惚れた男と結婚するよりも、惚れられた男と結婚するほうが人生、楽に生きられるという映画「月の輝く夜に」http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20031202/p1のなかの名セリフをエリーザベトにも聞かせてやりたいものだ、と思った。
2007.08.11
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小学校を舞台にした、コンヴィチュニーの「ローエングリン」を観て感動し、もう一度彼の演出による「トリスタン」を観てみようと思い、昨日土曜日の午後、じっくりとワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を鑑賞した。 第一幕の豪華客船の演出で一目で分かるように、このコンヴィチュニーの「トリスタン」は明るい「トリスタン」である。ただひたすら第三幕の「イゾルデの愛の死」に向かって盛り上がってゆく悲劇としての「トリスタン」というよりも、むしろイゾルデの「愛を成就させる意思」を強く感じさせる演出だ。 イゾルデはもはや中世の受身の女性ではない。トリスタンをリードする面を持った、強い意志を持つ現代女性として演出されている。 コンヴィチュニーの「トリスタンとイゾルデ」の読み替え演出は、イゾルデをマチルデ・ベーゼンドンクとして描くのではなく、むしろコージマ・リストとして描いている。 このような描き方はフルトヴェングラーの指揮する「トリスタンとイゾルデ」とは真逆のものだ。 「愛を成就させる意思」を持った強い女性としてイゾルデを描くと、どうしてもあの問題のラストシーンが必要になってくるのだな、と思った。
2007.08.05
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「ピンクの電話」と「ローエングリン」7月8日(日曜日)、16日の「海の日」、そして21日(土曜日)の夜、と三日にわたって三度、コンヴィチュニー演出のワーグナー、「ローエングリン」の DVD を観た。最初はただただ受動的に、あれあれ、すっごいなー、といった感じでアッという間に終了、二度目はやや落ち着いて観ることが出来、うん、うん、このへんのテンポは良いなあ、このへんのアクセントはいまいちかなあ、などと思いながらじっくり鑑賞、ついで三度目はいっぱしの批評家気取りで、このタイトルロールの歌唱は昔の誰某に比べてとか思いながら観るのは、だいたいいつものことだ。で、今回のコンヴィチュニー演出の「ローエングリン」の DVD だが、こんな感想は誰もブログになんかアップしたりしないだろう、という感想を一つだけ。オルトルート役のオペラ歌手ルアナ・デヴォルさんが「ピンクの電話」の竹内都子さんにそっくりなのにタダタダびっくり。オルトルート役は映像ならカタリーナ・リゲンツア、音源ならアストリッド・ヴァルナイが良いなァ。
2007.07.22
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ミートホープなブラームス 毎年毎年、十年以上もバイロイト祝祭劇場でワーグナーの楽劇「パルジファル」を揮り続けたハンス・クナッパーツブッシュhttp://d.hatena.ne.jp/mii0625/20051015は、ワーグナーの名演、ブルックナーの名演、ベートーヴェン第八の怪演、ブラームス第三の怪演でも親しまれているが、クナの指揮するブラームスの交響曲第一番の演奏は実はクナが指揮したものではなく、我がオットー・クレンペラーhttp://d.hatena.ne.jp/mii0625/20030909/p1が指揮したものであるという。http://www.hmv.co.jp/product/detail/1218497そう云われて聴き直してみると、クナの指揮ではなくてクレンペラーの指揮であるようにも思えてくるから不思議だ。まるで、牛肉100%だと思って食べればそれなりに美味しく食べることの出来る、ミートホープのコロッケのようなブラームスの演奏だな、と思った。
2007.07.16
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6月3日の日記に書いたコンヴィチュニー演出の小学校を舞台にしたワーグナーの「ローエングリン」がオペラックhttp://www.operac.com/より到着。ペーター・コンヴィチュニーの演出よりなにより前に、前奏曲にまいってしまった。「ローエングリン」の前奏曲は簡単そうで、実にテンポとアクセントが難しい曲で、指揮者のバトン如何で感銘深いものともなれば、単なる駄演に終わってしまうこともあるのだが、この DVD の前奏曲は名演である。安易な気持ちで聴き始めたのだが、すぐに聴き入ってしまった。前奏曲の終わり頃、舞台左手から光が射し、厳かに幕が開く。オペラの始まりと恋の始まりはこうでなくてはならない。今日の日記を書くにあたり、念のために HMV のホームページhttp://www.hmv.co.jp/product/detail/2568334を再訪したところ、今回は指揮者のことに触れていた。>>指揮は現リセウ音楽監督である1961年ベルリン生まれのドイツ人指揮者、セバスティアン・ヴァイグレが担当。ヴァイグレは2007年に新演出の『マイスタージンガー』でバイロイトにデビューすることが決まっており、また、2008年秋からはフランクフルト歌劇場の音楽総監督に就任することも決定している現在注目の実力派です。
2007.07.11
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ちょうど一年前の2006年7月、モーツァルト生誕250年記念ということで、ザルツブルク音楽祭は、モーツアルトの残した22の舞台作品すべてを一挙に上演するという企画でモーツアルトの誕生を祝ったのだったが、就中、ニコラウス・アーノンクールの指揮、クラウス・グートの演出による「フィガロの結婚」は素晴らしい出来栄えだったという。http://yohirai.asablo.jp/blog/2007/05/02/1480590今日の午後、ついにその「フィガロの結婚」のDVDを観た。http://www.hmv.co.jp/product/detail/1233526解釈の「読み替え」などというのはワーグナーのオペラで馴れっ子になっているのだったが、さすがにこのクラウス・グートの「フィガロ」の「読み替え」は新鮮かつ鮮烈だった。オペラは音楽劇であるが、音楽の部分にウェイトを置いていた時代から、明らかに劇の部分にウェイトを置いた時代へと変化している。それを如実に感じさせてくれた、素晴らしいクラウス・グートの「フィガロの結婚」だった。
2007.06.30
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あるかたがブログを再開されたので、パウル・クレーのとっておきの一枚の絵をプレゼント。標題は「頭も手も足もハートもある」、1930年。
2007.06.23
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舞台を小学校に設定してしまったことで、一大センセーションを巻き起こしたペーター・コンヴィチュニーの強烈な演出を見ることができるワーグナー、『ローエングリン』のDVD。さっそくリンク先のオペラックhttp://www.operac.com/に予約。到着が待ち遠しい。ペーター・コンヴィチュニーといえば、この秋、バレンボイム/ベルリン国立歌劇場の来日公演http://www.nikkei-events.jp/opera/berlin/index.htmlの演目のひとつ、「タンホイザー」も彼の演出によるもの。この「タンホイザー」もぜひ観てみたいのだが…。
2007.06.03
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今日の朝日新聞夕刊にぼくの大好きな画家、ルネ・マグリットの「大家族」が、大きく紹介されている。2005年8月28日の日記「コンヴィチュニーはいかがでしょう」http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20050828では「光の帝国1950」を、2006年7月9日の日記「モノローグ」http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20060709では「光の帝国1954」を、そして2006年4月2日の日記http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20060402「元の木阿弥」では今日の「大家族」を、それぞれ挿絵風に載せておいたのだが、きょうの夕刊で初めて、「大家族」が宇都宮美術館蔵http://u-moa.jp/jp/index.htmlであることを知った。いまさらながら知らないことは恐ろしいことだと思った。
2007.05.23
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イエス・キリストと最後に、晩飯(ばんめし)を一緒に食べた12人のなかの4人(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)が、キリストによる人々を救う善いお知らせ(福音)を書いた本を残した。それが福音書であり、聖書とはこの四つの福音書を一冊に合本したものだ。バッハはこの福音書に歌伴を附けた。マットのパッションとジョンのパッションの2曲は今でも良く演奏されている。前回の日記に書いたとおり、ぼくはマットのパッションは何回か聴いたし、特に前奏曲~第一曲は一時期、非常に良く聴いたことがあるのだが、ジョンのパッションは今回初めて聴いた。この演奏は深い感動を与える素晴らしいものだった。ぱんきゅんさんもご自身のブログで述べられておられるように、このような音楽を聴くと、その演奏の巧拙を云々することが全く意味をなさないと思わせるような、巧い下手という次元を超えた、感動の名演だ。このような演奏を聴かせてくださったぱきゅんさんに心から感謝したい。昨日、作品と演奏家と聴衆とが三位一体と化した「ヨハネ受難曲」の感動に浸ったぼくだが、今朝はレッドソックス松坂投手の一回表の乱調にドキドキしながらブログを書いている。俗人度し難しである。
2007.05.04
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インターネットの畏友、ぱきゅんさんhttp://ameblo.jp/pakyunnoheya-22/から思いがけないプレゼントをいただいた。2007年3月24日に岡山シンフォニーホールで開催された岡山バッハカンタータ協会創立20周年記念演奏会「ヨハネ受難曲」のDVDである。指揮はあのペーター・シュライヤー、ぱきゅんさんは合唱で参加されている。バッハの受難曲といえば、はてなダイアリーの日記、第二回目http://d.hatena.ne.jp/mii0625/20030909に書いたオットー・クレンペラーの超名演、「マタイ受難曲」は我が愛聴盤なのだが、「ヨハネ受難曲」は未だに聴いたことがない。だいたい、キリスト教徒でもないぼくは、そもそもマタイとヨハネの違いもあまり良く知らない。オットー・クレンペラーはバッハを正しく演奏するためにはキリスト教徒でなくてはならいとして、ユダヤ教からキリスト教に改宗した人だが、結局ユダヤ教徒に戻ったのだった。この連休にいただいたバッハの「ヨハネ受難曲」を鑑賞してみようと思う。
2007.04.30
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米国の作家、レイモンド・チャンドラーの傑作ハードボイルド小説、「The Long Goodbye」はこの国では清水俊二さんの名訳で「長いお別れ」と題されて多くの人々に読まれてきたのだが、このたび、作家、村上春樹さんによって新たに訳されて、「ロング・グッドバイ」として早川書房から登場した。ぼくがこのハードボイルド小説を早川ミステリーで清水さんの訳で「長いお別れ」として読んだのは高校生のときだから、実に久しぶりのギムレットとフィリップ・マーロウなのだが、長いお別れの後に再会したマーロウに感じたものは、それは懐かしさではなく、これは全くの驚きなのだけれど、新鮮さだった。村上春樹さんの何時もながらの読ませる後書きによれば、新築の家も25年めで補修、50年めで大改装あるいは新築が必要であるように、いくら名訳でも50年めには新訳が登場しても良いだろうとのことである。「長いお別れ」ののちに再会した「ロング・グッドバイ」をゆっくり楽しんだ日曜日の午後だった。
2007.04.15
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米リンデン・ラボ(Linden Lab)の「セカンドライフ(Second Life)」にいってみた。インターネット上の3次元の仮想世界のなかで、ぼくのアバターがチャットをしたり、大学で学んだりする。
2007.04.07
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カルロス・クライバーの超絶名演がいまでも心に残るプッチーニの名作「ボエーム」の藤原歌劇団公演の舞台が本日午後十時、NHK教育テレビで放送される。
2007.04.01
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バイエルン国立歌劇場でペーター・コンヴィチュニーの新演出のもと、ズビン・メータが指揮し、ワルトラウト・マイヤーがイゾルデ、ジョン・フレデリック・ウエストがトリスタンを演じているDVD.以前、衛星第2で放送された時、録画しておいたのだが、3倍速だったため、音、映像共に劣化が激しいので、改めてDVDを購入した。これは第一幕と第三幕が素晴らしい出来栄えだと思う。以下、思いっきり私信です。このDVDと、アルミン・ジョルダン/スイス・ロマンドのDVD,ルニクルス/BBCのCD,グッドール/ウェールズのCD上記四作品のなかでご覧になったり、お聴きになられたい作品があったら、書き込みなさってください、ぱきゅんさん。
2007.03.21
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「そして誰もいなくなった」シャケ缶さんが先週、ブログを閉鎖されたらしい。ライコスから楽天に引っ越してきた時、最初にぼくのブログにリンクしてくれたかただけにとても残念だ。こうして一人去り、また一人去りと、どんどん寂しくなっていく。フォトはクレーの「古(いにしえ)の響き」。
2007.03.11
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「いつもの喫茶店で午後二時に」時は過ぎ去り愛は消えて愛は終わり語り合った夢はいまいずこ…
2007.03.03
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朝は薔薇色の輝きに包まれて花の香りに大気は満ちる。歓喜に溢れた、夢想もしなかった庭園がわたしを招いた。
2007.02.18
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この2、3年、いちばん気にいっているのがこの「大通りとわき道」。その色使いと遠近感が素晴らしい。この絵をみていると、やはりモーツアルトが聴きたくなってくる。
2007.02.12
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「クレーの日記」ドン・ジュアンの五重奏は、トリスタンの叙事詩的な動きにもまして、私たちの心に迫る。モーツァルトとバッハは、19世紀の音楽にもまして現代に近い。(1917年7月の日記より)
2007.02.03
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正月になってワーグナーのオペラのことをうだうだ書いてきたが、オランダ人にしても、タンホイザーにしても、ローエングリンにしても、はたまたトリスタンにしてもワーグナーのオペラの女性主人公は圧倒的に「男性から好かれたい」というよりも「男性を好きになりたい」というタイプの女性ばかりだということにいまさらながら驚いている。ワーグナーは女性に「自己犠牲」を求めるのだ。「自己犠牲」とは難しい言葉だが、これはぼくにいわせれば、なんということはない。酔っぱらって溝に嵌まったぼくを、新しく買ったばかりのシャネルのスーツやフェラガモの靴が汚れるのを犠牲にして、助けてくれることを意味している。ワーグナーは自らを犠牲にしてまで自分を助けてくれる女性が好きなのだ。これとは逆に、自分が好きにならなければ意味がない、まず自分が好きになってこそ恋愛には意味があると考える男性もいる。良い例がブラームスだ。ブラームスはその生涯を通して年上のクララを思い続けて、クララに尽くした。女性に犠牲を求めるワーグナーとは正反対だ。ワーグナーはひとを熱狂させるが、ブラームスはワーグナーほど人を興奮させることはない。けれどもブラームスはじっくり、ねちねち型だが、間違いはない。小泉ワーグナーから安倍ブラームスに総理が替わって、安倍ブラームスの支持率はジリ貧だそうである。けれども、安倍ブラームスはじりじりと人気を得てくるとぼくは思う。ワーグナー的ハッタリが無いぶん、時間はかかるだろうが、安倍ブラームスの真紅の薔薇のような暗い情念がほのかに、いづれ我々に伝わってくると思う。2007年の1月の下旬にこんなことを考えた。
2007.01.24
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2006年も暮れかかっていた。忘年会の三次会から行きつけのバーへと流れてきた男は、カウンターのいつもの座り慣れた席に知らない女が一人座っているのに気づくとしげしげと女を眺めた。年の頃は30代の半ばか、愁いを帯びた切れ長の目になぜか男は郷愁に似た淡いときめきを覚えた。気がついたら男は女の隣の席に座っていた。ぶつぶつ喋りながらウィスキーを飲む男と、黙って男の話を聞く女。二人揃ってバーを出たのは午前1時過ぎ。もう電車は終わってしまっている。それほど飲んだつもりはなかったのに、バーを出た男の足取りはぎこちない。六本木の交差点で溝に嵌まりそうになった男、そんな男を見捨ててスタスタと足早にタクシー乗り場へと急ぐ女。女はこうつぶやく。「あんな酔っぱらいの中年おやじになんかカマッテられないわ。わたしは白鳥の騎士と結婚してセレブになるんだから…。」やっと見つけたタクシーで小手指へと向かう男はタクシーの中で細川たかしの♪矢切のわたし♪を口ずさむのだった。「♪連れて逃げてよ~、ついておいでよ~、風が吹く夜霧のたわーし♪」これがワーグナーのオペラ、「ニュールンベルグのマイスタージンガー」のあら筋だ。
2007.01.20
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あれっ、ミュミュの靴が…2006年も暮れかかっていた。忘年会の三次会から行きつけのバーへと流れてきた男は、カウンターのいつもの座り慣れた席に知らない女が一人座っているのに気づくとしげしげと女を眺めた。年の頃は30代の半ばか、愁いを帯びた切れ長の目になぜか男は郷愁に似た淡いときめきを覚えた。気がついたら男は女の隣の席に座っていた。ぶつぶつ喋りながらウィスキーを飲む男と、黙って男の話を聞く女。二人揃ってバーを出たのは午前1時過ぎ。もう電車は終わってしまっている。それほど飲んだつもりはなかったのに、バーを出た男の足取りはぎこちない。六本木の交差点で溝に嵌まりそうになった男、男を助ける女。男は女に何やら真剣に語りかけている。タクシーを捕まえようとして、思わずよろける二人。その時、買ったばかりのミュミュの靴の踵が溝に嵌まってしまって、倒れてしまう二人。溝に嵌まった二人を無常にも疾走してきたタクシーが轢き殺してしまう。これがワーグナーのオペラ「トリスタンとイゾルデ」のあら筋だ。
2007.01.17
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