24階のミミック

24階のミミック

2005.05.03
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 暦どおりの休みだった父が、せっかくの連休だからどこかへ行こうと言い出す。前から泰がきたら山につれていってくれる、と言っていたのでこの日は赤城山にドライブにでかけた。覚満淵という、湿原に遊歩道があるというので車を止め、ハイキング開始♪


 子供が、足が震えるほど怖いのを我慢して一生懸命がんばって歩いているところを見ると思わず笑みがこぼれる。長い木道を行くうち、だんだんなれてきたのだけど、すたすた歩くようになるまで後からくる人には道を譲り、のんびりと湖上の散歩を楽しんだ。
 この日は天気もよく、五月晴れの空に赤城の内輪山が顔をのぞかせている。山の後ろや池の上を涼やかな風が渡ってくるのが気持ちいい。
 途中、池を離れてわき道に入り、鳥居峠というちょっとした山を登ることに。行ってみると階段が中心ではあるが、部分部分は短いけど本格的な山登りの道だ。丸太で作られた階段は土の部分が削れてしまいただのハードルとなっているし、段差も大きく泰の一足ではとても上れない。大人にとっては粗い階段でも、小さな泰にとっては腰の位置より高い登り台だ。ひとつひとつ手をかけ、うっ、うっと声をかけながら登っている。そのくせ足の悪いばーちゃんを気遣って、「だいじょぶかーい」と後ろを振り向いて心配しながら歩くのがすごい。私としては心配になるような、一人しか通れないがけっぷちの小道もちゃんと歩けたし、きつければきついほど張り切ってがんばって歩いているのが誇らしいほどだった。
 短いけど、初めての本格山登りを立派に歩ききって、頂上のレストランに到着! 上のレストランは、今は廃止された昭和初期の観光ケーブルカーの駅を改造したもの。ケーブルが到着するところが座敷になっていて、大きな窓からケーブルのレールの下だったすごい坂を見下ろすことができる。おいしいおにぎりと、子持(こもち・地名)の豚肉がたっぷり入ったあったかいうどんを食べる。すごくうまい! 
 運動の後のご飯は格別だ。泰も、いつになくお腹をすかせたらしく「おりぎり(おにぎり)、おりぎり!」と叫んで大きなおにぎりを口いっぱいほおばる。ママも同様で、一人前多くとったうどんをすごい勢いで食べ、ばーちゃんに笑われる(笑)。泰と二人でおにぎり・うどん3人前(笑)。

 おなかいっぱいになって、まったりした感じが漂ったところで休みたい気持ちをぐっとこらえて立ち上がる。なぜって、大人が休みたいと思っているということは、泰なら確実に「眠くなる」はずだから。

 足の弱い子供や年配者にとっては登りよりもくだりのほうが負担がきつい。母がよろよろするのを、また泰が気遣って声をかけながら降りていく。実は、これが結構よかったらしく、人の心配をしている間は泰も慎重で、自分が危ないと思ったところは振り向いて「ばーちゃん、あぶい(あぶない)、だいじょーぶかい」などとすっかりリーダーになっている。とはいえまだ子供だから、急坂を下りきったところで、ゆるくなった坂をつい「走っちゃいけない」というのに走りだし、とまらなくなってすごい勢いで転んだりもした。でも、その痛さを知って泣いて以来、坂で二度と走らなくなった。こうやって早いうちに自然の掟を覚えられるのはよいことだと思う。
 再び池の周りの道に戻っても、ばーちゃんの心配をしながら歩くので、1時間ものかなり長い道も一度も抱っこすることなく、全部歩ききる。山好きのじーちゃんは大喜びだった。
 最後、清流に咲く水芭蕉を見て、アイスを食べて帰りました。じーちゃんのRVで、珍しく前に乗せてもらい、坂道をぐいぐい下るのは楽しかったようすだけど、そのうち疲れてママのおひざの上でバタンキュー。何かを達成した、という満足感に満ちたいい寝顔でした。

 山、初体験はいい経験を積めた。次は、海(^-^)。今年の夏、行けるかなぁ……。





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Last updated  2005.05.31 13:35:49


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