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どうしてわからないんだよ腹が立つ 腹が立つ 腹が立つ言えなかった 言わなかった何度もさっきを再生して腹が立つ 腹が立つ 帰り道だけど服を脱いでわたしに戻って熱いお湯に浸かったらつま先からほどけてゆく喉元のかたまりもゆるゆるとそうだ、わたしにはこれがあるあんなやつたいしたことないじゃないそして好きな歌を口ずさみながら作ったおいしいご飯心から満たされてゆく体の隅々までほかほかとそうよ、わたしにはこれがあるあんなことたいしたことないじゃないお風呂とご飯と音楽とあの人がくれた大事な言葉それだけあれば大丈夫それだけあるから大丈夫明日も生きてゆけるのですそうだ、わたしにはここがあるそうよ、あなたにもそこがある明日も生きてゆけるのです明日も生きてゆくのです
2017.04.27

どれだけ長く一緒にいてもほんの少し気を遣い合うそんな二人が好きでした大切ゆえの思いやりだったいつも冷蔵庫のあまりもので何を作ろうか考えたよね楽しかったなあ楽しかったよね?記憶のなかにしかいないあなたに呟くひとりごと悲しいのか寂しいのかわかんないや わかんないや傷つけないようにってズルい傷つくのが怖いんでしょうそんなことならわかりますだってわたしだって同じだものねぇ二人の日々のあまりものじゃもう何もできるものはないかな温かいものは生まれないのかなあなたを失うということは恋や愛を失うよりずっと、ずっと…。どうでもいいことばかりに浸っていられたらよかったあまりもの一緒に食べて笑い合えるだけでよかったどれだけ長く一緒にいてもほんの少し気を遣い合うそんな二人が好きでした大切ゆえの思いやりだっただからこそ、さようなら。
2017.04.26

ちょっと待ってと言ったって時間はわたしを癒してゆくもったいない、もったいない薄紅のかさぶたを引っかくあなたのことを考えない日なんてないよわたしのことを考える日なんてないでしょそれならそれでそれならそれでいいのだけれど「サヨウナラ」手を振って、お願い。なにもなかったように消えてゆくのはどうして?せっかく弱くなれたのにあなたしか知らないわたしをどこに置いておけばいいかな。ちょっと待ってと言ったって夜明けは必ず訪れるのもったいない、もったいない夢で記憶を増やしていたい白黒つけないクライマックスの映画が好みだった二人にはふさわしいのかもねそれならそれでそれならそれでいいのだけれど「アリガトウ」微笑んで、お願い。逃げて楽になってもいいから大丈夫だからせっかく強くなれたのに捲ったページが突然真っ白なのは哀しいよ さすがに、哀しいよ。 「サヨウナラ」手を振って、お願い。二度と会えなくたってそれならそれでいいから「サヨウナラ」 届くまで、想って。 このまま終わりだって それならそれでいいから それならそれで それならそれでいいから。
2017.04.24
産めない哀しみあなたから聞いた帰り道わたしは平たいこのお腹を撫ぜてみました産まない苦しみなんて言えるわけないじゃない「贅沢な悩み」聞こえた気がして俯いた母になれたら、母になれたらそんなあなたにわたしの体だけあげられたらいいのに母になれたら、母になれたら当たり前にそう思えるように生きてくればよかった一体いくつの夢を叶えたならわたしの心は膨れる?比べるものじゃない、わかってる恋の歌なんて必要じゃなくなるのでしょう愛の歌すべて注ぐ先が変わるのでしょう母になれたら「あなたにはわからない」って怒ったりしないでよ諭したりしないでよ呆れたりしないでよあなたはもちろん、間違ってないだけれどわたしも、間違ってないあなたにはわからないって怒りたいのは同じ泣きたいのは同じ苦しいのは同じそれなのにブレるのよ、どうしても肩身が狭くなるの、どうしても母になれたら、母になれたらそんなあなたにわたしの体だけあげられたらいいのに母になれたら、母になれたら当たり前にそう思えるように生きられたらいいのに 母になれたら、母になれたらいいのに
2017.04.23

道はわかっていた 他を行く人の方 あちこちよそ見して 迷子のフリしていた 「あの星だけを見つめて生きなさい」 星座の名を訊ねたら 「知らない」って笑ったね それだけで救われたの 簡単なことだったの 輝きたい あなただけが見つけてくれる 星になりたい 輝きたい あなたのためだけに瞬く 星になりたい どの季節も似合わなくて怖かった 他の星たちとちゃんと 結べなくて怖かった 輝くのが怖かった あなたに逢うまでずっと ずっと 輝きたい あなただけの星になりたい たったひとつの 輝きたい 名も持たない星になりたい あなたの星に 輝きたい、見つけて、笑って。
2017.04.22

届け。言葉より伝わる気がしてただその目を見つめ続けた春の夜、あなたとの最後の日。10年後にまた逢いましょうそんな歌は信じてなかったそれなのに不思議なものです凛と懐かしい声が響くどうしてそんなに強いのかあの頃から不思議だったけど今日はじめてわかったのです流れ落ちた一粒の雫あなたがこれまでどれだけの涙をどれだけの涙を届け。少し触れ合った右肩で知らないあなたを知りました春の夜、手の平に爪のあと。どうして話してくれたのかもうなんとなくわかっています10年後にまた逢いましょうそんな歌を信じたいけど雪が溶けるよりゆっくりと桜が溶けるようにゆっくりと届け。わたしもっと強くなるからあなたのように生きたいから春の夜、桃色の羽が舞う届け。一生分のありがとうも今日の日の溢れる想いも忘れない、手の平の三日月を届け。言葉より伝わる気がしてただ心を見つめ続けた春の夜、あなたとの最後の日。
2017.04.21

取り返したい言葉を思い出せばキリがない伝えたかった言葉を数え出せば果てしないこんな夜にはせめてわたしが思った時間の分あなたの夢でそっと優しくできたらいいのにそんなわけないよねそんなわけなくていい悲しくて悲しくてねしあわせに満ちてしまうしあわせでしあわせでね悲しみに満ちてしまうこんな夜にはせめてあなたを思った時間の分わたしの夢でそっと笑ってくれたらいいのにそんなわけないよねそんなわけなくていいだけど叶うことならば取り返したい言葉も伝えたかった言葉も悲しみもしあわせも 花束にしてその胸にぶつけたい何度も何度もぶつけたいのあなたとの一日は生涯の宝物になりました。だけどね、だからね 取り返したい言葉を思い出せばキリがない伝えたかった言葉を数え出せば果てしないしあわせでしあわせでね悲しみに満ちてしまう悲しくて悲しくてねしあわせに満ちてしまうしあわせに満ちてしまう
2017.04.17

ふたりのすべてを 誰かに話すためには もうすこし長い 時間がかかりそうです だんだんあなたを忘れてゆく それは正しいことなのだけど どんどんわたしを離れてゆく それは眩いことなのだけど さびしいなって思わず 呟いたくちびるで 風をそっと吸い込んだ フーッと吹き飛ばす あなたとの出逢い 旅立ってゆく白い羽たちは 互いの未来のところどころで 希望を咲かせることでしょう 光に生まれ変わるのでしょう あなたの名前を 口にするだけで何故か 微笑んでしまう 泣きたくなってしまうの だんだんわたしを忘れてゆく それは哀しいことなのだけど どんどんあなたを離れてゆく それは不安なことなのだけど 胸はしあわせに満ちて 十分。もう十分。 風をも一度吸い込んだ フーッと吹き飛ばす あなたとの別れ 舞い上がりゆく白い羽たちの 景色は一生の宝物で 生きゆく力になるのです 明日の光になるのです 大切から溢れるほど 大切な人でした さようなら。 フーッと吹き飛ばす あなたとのすべて 旅立ってゆく白い羽たちは 互いの未来のところどころで 希望を咲かせることでしょう 光に生まれ変わるのでしょう
2017.04.11
いろんなことがちゃんとできないわたしだけれどたったひとつのこの夢だけは誇りだったのだけど傷だらけでも痣だらけでも愛するヒトと奇跡を育てた あなたの前では 埃だったわだって何をどうしたって 命にはかなわない一生、言いたくなかった言葉が溢れてしまった夜でした夢なんか、見なきゃよかった。「わたしはわたし」そんな魔法はもう効かなくて命を繋いでゆく それがしあわせ それでしあわせ ずっとそう思えるように生きてくればよかったなんで そう思えるように 生きられないんだろう 一生、言いたくなかった言葉が涙になった夜でした夢なんか、見なきゃよかった。何をどうしたって命にはかなわない誰かに認めてほしいだけだった誰かに認めてほしいだけなんだ一生、言いたくなかった言葉が溢れてしまった夜でした夢なんか、見なきゃよかった。
2017.04.10

瞳を閉じなければあなたがいない明日にこれからわたしは行くのそんな世界でいったい誰とどうやって生きてゆこうそれぞれ薬指に錆びた約束を飾ったまま出逢った二人でしたねだから半分欠けた愛をお互いに持ち寄って小指を絡めたのです今さらって想いながらここからって期待していた瞳を閉じたほうがずっとマシなあの頃にこれからわたし戻るのそんな世界でいったい何をどうやって生きてゆこうどんな数字にゼロをかけても無力なこと同じそういう二人になってどんな言葉かけてもかけてもかけても届かなくてあなたのゼロになった今さらって裏切られてこれまでって思い知ったのあなたの薬指は約束を取り戻してあなたの小指は偽りをそっとほどいたわたしの薬指はもう時効を迎えてわたしの小指はさようならと揺られていた瞳を閉じなければあなたがいない明日にこれからわたしは行くのそんな世界でいったい誰とどうやって生きてゆこう何をどうやって生きてゆこうどうやって生きてゆこう
2017.04.07

最後に「またいつか」と言ったねきっとわたしこれからもその言葉を飴玉にしては晴れたり泣いたりするのでしょうねぇ真っ青な空だけがしあわせじゃないこと満月より綺麗な三日月があること涙をごまかすには雨は冷たすぎること悲しみをなでるため涙はあたたかいこと光が痛いときはまぶたを閉じていいことしあわせが怖いときは手を離してもいいこと離した手は何度でも繋ぎなおしていいこと「ありがとう」の瞳が「さようなら」を語ること心臓より大事なものを失くしても続いていく日々を生きていくために必要なことは全部、教わった全部、教わったから最後に「またいつか」と言ったねやさしい嘘をありがとうこれがあなたへの最後の唄もう全部、教わった。
2017.04.04
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