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今日で9月も終わりです。あいかわらずカラッと晴れた日はありません。そんな中、自宅近所の「小出川」というところに彼岸花を見にいってきました。忙しかったのと、良い天気がなかったのとで、すっかり花の盛りを逸してしまいました。それでもいくつかはまだ真っ赤な色を見せてくれました。ここ http://tanzawa77.tumblr.com に何枚かの写真があります。
2016.09.30
周辺の中学校は、今週と来週が中間試験になっている。塾も平常の授業をストップして、連日のように試験対策の授業となっている。そんな中で、毎日のようにわたしが生徒たちに強調しているのは、学校の定期試験対策と入試対策の学習の根本的な違いだ。それを意識しないでただやみくもに勉強をしても、学校の定期試験では高得点はとれない。ここにふたりの生徒がいたとしよう。A君はどんな問題もどんどん解き進めていく生徒。Bさんはじっくりと考えて問題を解き進めていく生徒。どちらが学校の定期試験で高得点をとれるか、いわなくてもわかりますよね。それなのに、多くの生徒はA君パターンを修正できないままに学校の試験に入っていってしまうのです。いつもいっているように学校の定期試験は60点を平均点になるようにして正規分布させるようには作られていません。絶対評価ですから、理解しなければいけないことをきちんとわかっているかを確認するためのもの。範囲もしっかりとあるし、このプリントから出すよ、などと出題内容がわかっているものもある。そうした試験なのだから、わからない問題などはあるはずもないわけで、どんどん解いていこうと思えばスピードをつけて解き進めることが出来る。そこに落とし穴がある。できる、あるいは、解ける、といった感覚は自分を有頂天にさせてしまう。そうなったらミスがどんどん出てくるようになってしまう。とにかく、丁寧に、丁寧に、解き進めていくことだ。冷静に、冷静に、決して有頂天にならずに、これで大丈夫かな、と確認をしながら解いていく。そんな姿勢をもてなければダメだ。平均点が40点ちょっとで、正答率が数パーセントの問題が混じっている入試とは全く違うテストだとわかって欲しい。
2016.09.29
今日は「神奈川県立商工高等学校 http://www.shoko-h.pen-kanagawa.ed.jp/ 」の学習塾向けの説明会にうかがってきました。県立高校が学習塾向けの説明会を開くことはとてもめずらしいことです。私塾協同組合で県立高校訪問をおこなっていますが、こちらから声をかけてもお返事さえいただけない学校もあります。そんな中、こうして塾向けの説明会を開いていただけるのはとてもうれしいことです。学校は相鉄線の二俣川駅からバスで十数分の場所にあります。JRの保土ヶ谷駅や東戸塚駅からもバス便があるようです。もうすぐ百周年をむかえるという歴史のある学校で、なんと先月新校舎が出来上がり引っ越したばかりでした。とてもきれいで居心地の良さそうなりっぱな校舎でした。商工高校という名称にあるように、商業科と工業科が同居するというめずらしい学校です。正確には「総合ビジネス科」と「総合技術科」というようです。それぞれ3クラスずつの募集で、1年次は商業科と工業科の生徒がいっしょになってクラスを編成して共通科目の授業を受けるとのこと。2年次からはそれぞれのコースにわかれますが、商業コースの生徒が工業コースの科目を(もちろんその逆も)履修することもできるそうです。商業コースは 7 : 3 で女子が多く、工業コースは 9 : 1 で男子が多いとのこと。卒業後は、商業コースは65パーセントが進学、35パーセントが就職。工業コースは40パーセントが進学、60パーセントが就職。進学希望の生徒のためにどちらのコースも3年次に専門科目ではなく一般の科目を履修できるコースがもうけられています。就職については長い歴史もあり、100パーセントの生徒が就職先を決められるようです。入試は、学校成績 : 入試得点 : 面接 の比率が 5 : 3: 2 となっていて、二次選考は入試得点 : 面接 の比率が 6 : 4 となっています。どちらかというと最近は専門コースを嫌う保護者の方が多いように思います。高校進学の段階で将来を決めるのは早すぎる、と考える方が多いからかと思います。ただ、逆に早いときに決めればより有利になる、ということもいえます。専門科に進んだからといって大学への進学はできない、ということはありません。今日もお話にありましたが、大学側も積極的に専門科の生徒を採ろう、ということもあるようです。食わず嫌いにならず、まずは学校説明会に足を運んで見てはどうでしょう。普通科への進学が希望だとしても、それ以外の専門科の様子を知ることは生徒のためにもなるはずです。
2016.09.28
写真は24日の土曜日の朝日中高生新聞です。来年の通常国会で成人年齢を今の20歳から18歳に引き下げる民法改正法案が提出される予定だ、と書いてあります。国民投票法で憲法改正の国民投票の年齢が18歳となり、公職選挙法も改正されてこの夏からは選挙権も18歳に引き下げられました。選挙権があるのならば大人として扱うべきではないか、といった議論がはじまっているのです。さて、18歳で成人ということになると様々に問題がおこってきます。たとえば、来年の国会で民法改正が実際におこなわれると、今の中3や高1は18歳時に成人となるわけです。その年は、18歳、19歳、20歳の3学年が同時に成人式をむかえることとなり、場所の確保やらなにやらで混乱するでしょう。まぁ、そんなことはどうでもよいのでしょうが・・・結婚はどうなるの? 自分でいろいろな契約ができるの? 被選挙権はどうするの? 喫煙や飲酒についてはどうなるの? 年金は18歳からはらうことになるの? などなどと、たくさんの疑問がでてきます。学校の現場も今までとは違った対応が必要になりますね。高3生の進路相談などで、18歳が大人ということになると、三者面談の形も変わらざる得ません。何しろ成人として扱わねばならなくなるのですから。さてさて、保護者の方も心の準備が必要ですね。たぶん、今の15歳の生徒が18歳になる頃には18歳の成人式になるのでしょうから。
2016.09.27
昨日は「神奈川・東京 私立中高進学相談会」を町田で開催しました。27回目になる相談会で、たぶん、その最初の時からわたしはかかわってきています。今では、実行委員長としてこの会を運営し、多くのmiyajukuの卒塾生にも手伝ってもらっています。昨日は2,018人の方に来場いただきました。この相談会では、生徒たちは、自分が受験しようかなと思っている私学のブースに個別に足を運びます。各ブースには、それぞれの私立学校の先生方がいらっしゃって、自校の特長や高校生活についていろいろと話しをしていただけます。もちろん、生徒の側も様々に質問することもします。この時期、生徒たちはまだまだ学校名をしぼり込めていません。昨日は、miyajukuの中3生たちもこの相談会に参加し、それぞれに数校の学校に足を運びました。いくつかまわった後、わたしが「どこの学校の印象が良かった?」と聞くと、△△高校がよかったです、などと答えます。この感覚が大事なのだと思っています。説明をされているのはその学校で教えている先生方です。その話を聞いて良い印象を持てたということは、その生徒とその学校の接点としてとっても大事なことなんです。学校選びは最終的に「自分で選んだ」というイメージを持つことが重要だとわたしは思っています。自分で選んだからこそ頑張ることができます。自分で選んだからこそ何かあっても乗り越えられます。パンフレットの情報だけでなく、まずはそこの先生との会話からイメージした学校情報が得られることがこうした相談会の良いところでしょう。昨日の段階で2校〜3校にしぼったところで、つぎは実際にその学校の説明会に足を運ぶことになります。電車に乗ってその学校に行き、駅から学校までの風景をはじめとして、すれ違うその学校の生徒たちの様子になどなど、しっかりと観た上で実際の受験校を決めていくことです。お手伝いいただいた皆さん。ご苦労様でした。
2016.09.26
国語の得点をアップさせるにはどうすれば良いでしょうか。語彙を増やすなどといった根本的な問題は横に置いておいておきます。今すぐにでもできる、つぎの定期試験ですぐに活用できる方法です。ちょっと考えてみてください。答えは 問題を読む ということです。保護者の多くは「えっ」と思われるでしょう。問題を読むのは当たり前でしょ、という先入観があるからです。子どもたちは本当に問題を読みません。これは国語に限ったことではないのです。次の二字の漢字の熟語にふりがなを振りなさい。ただし、音読みはカタカナで、訓読みはひらがなで書きなさい。なんて問題があったら、ほぼ10人中8人は間違えます。すべてひらがなでふりがなをふります。とにかく、問題を読む、といった習慣づけがまったくされていないのです。ですから、読解問題などでも、・・・といった理由を十字程度で抜き出して答えなさい、とあっても、半数ほどの解答が理由ではないものになってしまいます。理由、という言葉をしっかりと読んで、咀嚼することをほとんどしないのです。それじゃ先生、早いとこ「問題文を読みなさい」って指導してくださいよ、という保護者の声が聞こえてきそうです。もちろん指導をしてますよ。でも、十数年間で培われた「問題文を読まない」という習慣を直すのは並大抵なことではないのです。日々、問題文を読もうね、といった問いかけを、あの手この手で繰り返すのが国語の指導なんです。それだけ根の深い問題です。できましたらご家庭でも、ちょっと考えて行動しようね、といった問いかけを日々重ねていただけるとありがたいです。国語という教科は、そうしたちょっとした立ち止まりをして、ものを落ち着いてながめられる能力なんです。
2016.09.24
神奈川県の県(公)立高校入試では、受験者全員に「面接試験」が課されることになっています。どのような面接かというと、事前に各高校から発表されているいくつかの項目と共通項目について質問され、それに対して受験生が答えるというものです。基本的には「受験生1人対面接官2人」といったものになります。時間はひとりあたり10分です。面接の観点は、共通項目が3つと、それぞれの高校ごとの観点があります。詳細は神奈川県教委のホームページ http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/830678.pdf にあります。受験生は、共通項目と「自分の長所」について「面接シート」を記入して受験校に提出をします。観点以外の項目で採点をされることはありません。極端な話し、面接の態度にチェックがされていない高校では、面接の態度がどんなに悪くても減点されることはない、ということです。さて、実際に面接が入試の合否にどのぐらい影響があるのでしょうか。miyajukuの周辺高校はほとんどが「学校成績300点、当日の入試得点500点、面接200点」の1,000点で合否を決めています。これだけみると面接点の比重は、2年、3年の学校成績の2/3の重みを持つことになり、たった10分の面接で2年間の学校での努力が消えてしまうこともあり得そうです。しかし、実際にはそうなっていません。面接得点は「簡易開示」されています。受験生は簡単に自分の得点を知ることができるのです。その得点を集計すれば、面接の実際がわかります。例えば、今春の入試で、厚木高校の受験生は全員が面接得点は100.00点でした。つまり、面接では全く差がついていないのです。周辺校をみても、海老名高校、座間高校、大和西高校も、ほぼ受験生全員が同じ得点です。大和高校は少しは差がありますが、2点以内の中に分布しています。逆に大和南高校や綾瀬高校では、30点〜40点の差の中に得点が分布します。つまり、基本的に中堅上位校では面接点で差をつけていないということです。さすがに簡易開示されますし、10分間の面接で学校成績や入試得点での本人の努力をひっくり返すことを高校側もさけているようです。ただ、下位校については30点、40点の差がつくのはふつうになっています。これは高校入学後のことも考慮して、少しでもまともな生徒を入学させたいということなのでしょう。結論からいいますと、面接に神経質になる必要はないということです。ただ、学校によっては、面接点で差がつく場合もあります。希望ヶ丘高校などがそうしたひとつです。志望校を選択するとき、面接で差がつく高校なのかどうかは、とても重要な判断基準になるでしょう。miyajukuの中3生は、塾長との進路相談時だけでなく、いつでも「△△高校は面接で差がつきますか?」と聞くようにしましょう。
2016.09.23
休日でした。にもかかわらず今日も雨でした。今年は残暑もなく、そのまま梅雨のような秋が続いています。萩も彼岸花も咲いているのですが、ゆっくりと愛でる前に散ってしまいそうです。なんとかならないもんでしょうか(^_^;)そんな雨の中、以前から予約をしていた江ノ島の「ちょっとヨットビーチハウス」へ。わたしは二十代のはじめ頃にディンギーという小さなヨットを趣味にしていました。三浦海岸の三戸浜というところに艇をおいて海に出ていました。それから二十数年。途中で息子や娘を連れて親子ヨットスクールなども楽しみましたが、しばらくは離れていました。シーカヤックなんかも楽しいのですが、あの風をつかまえてヨットを走らせる楽しさには及びません。そんなこんなで、本当に久しぶりのヨットでした。しかも、雨の中、風もあって最悪のコンディション。小学校低学年の子どもたちに混ぜてもらっての再挑戦でした。案の定、数十回は「沈」をし、結局はほとんど艇を走らせることもできず・・・頑張ります。子どもたちにはびっくりです。海といっしょになって、悪天候なんかも全く関係なく、楽しそうにヨットを走らせていました。いいですねぇ。雨だからってスマホやゲームをして家の中で過ごすのではなく、ああして海と遊ぶのは。あの子たちはきっと「かっこいいオトナ」になりますよ。ちょっとビーチハウス http://chotto-yacht.com
2016.09.22
今日の午前中は横浜まで電子黒板の実機をさわりにいってきました。先日見たものはディスプレイ一体型のもの。今日見たものは投写型のものです。一長一短があります。ディスプレイ一体型の方がペンで書いた感覚にタイムラグがありません。投写型のものは書いた時と字が書かれる間にちょっとした差があるので違和感があります。ただ、ディスプレイ一体型は重量があるので重くて大きく、値段も投写型の倍以上します。その他の機能としてはほぼ同じようなものです。ネットワークに電子黒板をいれて、PCやタブレットとつないで様々なことができます。何よりも、画面を保存できるのが良いです。ある問題を解いてそれを保存しておき、他の問題に移って、再び前の問題に戻る。しかも、画像としてではなく、解いていた過程の途中からさらに書き足していくこともできます。映像授業を前もって作っておき、それを再生させながらさらに説明を付け加えていく、なんてこともできます。そもそも最近のテキストはほとんどがデジタル化しているので、それを投射して、その上に説明を加えていくようなスタイルがメインになるはずです。英語であれば、クリックすると英文をネイティブが読んでくれる、なんてことは普通にできます。アイデアしだいですね。電子黒板もあくまでひとつのツールです。教具です。それを使う側が「何ができる」かをしっかりとわかった上で使わないと全く意味を持ちません。普通のホワイトボードを置き換えるものではなく、電子黒板なりの使い方があるということです。まったく違うものだと考えた方が良いかもしれません。前にも書きましたように、今のmiyajukuの環境は、PCを大きなディスプレイとリンクさせて映し出し、その下のホワイトボードに板書して授業を進める、といった形態です。電子黒板を導入するとそうした作業がひとつになるというイメージです。PCとリンクした画像が映し出され、その上に薄い膜があって、その膜の上にわたしがいろいろと書いていく、といった様子でしょうか。いずれにしても近々どちらかのものを導入するつもりです。他のデジタルデバイスとどうつないで、どう授業を組み立てていくか、いろいろと考えてみます。
2016.09.21
雨が降り続いています。皆さんもせっかくの連休の予定を変えざる得なかったのではないでしょうか。わたしは雨の中を18日は西丹沢に行ってきました。まぁ、ある程度の雨でも楽しめるコースを選んだつもりでしたが・・・新松田の駅からバスで70分。西丹沢自然教室という県の施設があり、そこからいくつかの山登りのルートがあります。今回は「畦ヶ丸」という山を目指しました。途中におっきな滝がふたつほどあり、それをみるだけでもいいかな、といったつもりでした。案の定、二つの滝をみるあたりで雨足が強くなり、結局は戻ることになりました。それでも、自然教室のベンチを借りて山メシも楽しめましたし、帰る途中には、中川温泉「ブナの湯」にも入れたので、ある程度は満足できました。今日の夜遅くから明日にかけては関東地方にも台風が近づくとのこと。くれぐれも御安全にお過ごしください。ここ に何枚か写真があります。
2016.09.20
miyajukuでは、漢字検定試験を小中学生のすべての生徒に必修にしています。英語だ数学だといいますが、日本語ができてその上に積み上がるものです。日本語が出来るということは、その根っこのところに、日本語の語彙がきちんと身についている、ということを意味します。漢字の力もそうした日本語の語彙力の大切な要素になります。子どもたちが大人になって社会に出て行くとき、どんな就職試験でも、日本語の語彙、漢字の能力をはかる試験は必ずあります。そうしたチカラはあって当たり前、ということです。そんな漢字の能力ですが、今の子どもたちに決定的に欠けているものがあります。ひとつの漢字は、その時に学習した「読み」と「意味」でしか子どもたちは理解しようとしません。そうした習慣がついてしまっています。つまり、ある単元の中で出てきた漢字は、そこで使われているものでしかなく、そこから別の意味や別の使い方には全く進んでいかないのです。一つの漢字には、音読みや訓読みを含めて複数の読みがありますし、意味も様々にあるのが普通です。熟語になればさらに用法は増えていき、慣用句としてまったく違った使われ方をすることもあります。そうした漢字の発展的な使い方を学ぶ機会がほとんどないのです。漢字検定試験は、単純な読みや書きの問題も出題されますが、それは全体の4割ほどの出題で、それ以外は、様々に漢字をどれだけ理解できているかを試される出題になっています。とくに熟語の出題は多く、文脈の中でしっかりと漢字熟語を使えるかを試されます。また、同音異義語や対義語、四字熟語などの出題もあります。当該学年の漢字について、漢字検定試験に向けて漢字を学習していくことが、最も良い漢字学習法と思って、miyajukuでは、ほぼ開塾以来ずっと秋に漢字検定試験を受検させているのです。つぎの問題は、中3レベルの3級のものです。みなさんもやってみてはいかがですか。解答は装着 祈念 散漫 顕著 圧巻 滑走 吐露 補充 円卓 芳香です。反転させると表示されます。
2016.09.17
雨の日が続いています。明日は、miyajuku周辺の各中学校は体育祭のようです。なんとか実施できるといいですね。雨さえふらなければ、かえって涼しい中での運動会で良いのでしょうが。昨日は「十五夜」でした。旧暦の8月15日の満月です。したがって、今の暦でいうと今日が満月のようです。いずれにしても、月を愛でると同時に、秋の様々な作物の収穫への感謝の意味もこめられています。ちなみに「十五夜」は、新月から満月までがおよそ15日かかることに由来しています。ススキをかざるのは、神様に来ていただくためだそうです。お団子を食べるのは、月のパワーをいただく、ということのようです。昨晩、23時過ぎに帰宅すると、思いもかけずに「仲秋の月」が煌々と照り輝いていました。三脚とカメラを出して写真を撮りました。
2016.09.16
小学5、6年生の英語が教科化され、3、4年生にも英語の授業が導入される、という話を先日しました。また、これからの英語は、「読み、書き、話し、聞く」といった4技能の学習をバランス良くおこなうことになり、今までのように「読む」に隔たった学習から変わっていく、ということもお伝えしました。そんな中、miyajukuの小学生英語の授業についてです。miyajukuでは、ミート・ザ・ワールドという英語の授業をおこなっています。下の写真は、昨日の授業の様子です。ミート・ザ・ワールドの授業では、アプリでの学習を30分間やったあと、オンラインでつないで学習したセンテンスを実際に使うことをします。ちょっと見づらいでしょうが、生徒の学習画面です。左の映像は、上からネイティブの先生、日本人の先生、学習している生徒自身となっています。右側はテキストです。ネイティブの先生は、アメリカ本土から授業に参加していて、みんな小学校の教員免許を持っている教育者です。もちろん日本語は全く話せません。したがって、学習する子どもたちの補助を日本人の先生がおこなうようになっています。すごい仕組みだと思いませんか? 4技能を使いながら英語の学習を進めていく上で、こんなにすばらしいメソッドは他にはないのでは、とわたしは思っています。子どもたちは知らず知らずに留学しているのと同じ環境で英語を学習出来るわけです。しかも、こんなにすごい授業を、miyajukuでは月額4,000円で提供しています。実際、子どもたちの発音は学習するにつれてどんどん良くなっていきますし、英語を話すに際して、日本人特有の「はにかみ」のようなものはどんどんなくなっていきます。自分が学習したセンテンスが相手に伝わる面白さは何よりでしょう。まぁ、子どもたちは、ネイティブの先生がどこにいて、どのようにつながっているのかなんて全く意識していません。意識しない、というのがこのシステムの良さかとも思います。ICTの進歩というのがこうした教育手段を可能にし、しかも、かなりの安価で利用できる。若干の余裕はありますので、この仕組みでの英語学習を希望の方はお問い合わせください。本当にお薦めの学習法です。
2016.09.15
自民党や政府は早ければ2017年度から配偶者控除について見直しをしようとしているようです。いわゆる103万円の壁をなくし、女性が心理的に働き方にセーブをしないようにすることをねらってるとのこと。かわりに夫婦控除を新設する案が有力になっているとニュースでは伝えています。扶養控除廃止で激変!パート主婦<2017年配偶者控除廃止?> https://upin.jp/4743実は、配偶者特別控除は2016年10月からなくなることになっていて、130万円の壁は取り払われることになっているようです。ここは税の話をするところではないのでやめておきますが、皆さんのご家庭でも、とてもおおきな影響があるはずなのでちょっと調べられた方がよいかもしれません。そんな税制の改革から、いわゆる専業主婦の割合がどの程度なのか、と調べてみました。下のグラフが厚生労働省の白書をにあります。パーセントで見ると、世帯に占める専業主婦の割合は、1980年代は65パーセント前後、1990年代に逆転して、現在は38パーセントになっています。まだ、720万世帯も専業主婦の世帯があるんだな、とちょっとびっくりはしました。学習塾の経営者としてこのグラフから何を言いたいかというと、女の子の教育に対して、保護者の方ももう少し意識改革が必要なのでは、ということです。どちらかというと「女の子だから」といったいい方で進学時など無理をさせなくてもいい、といった意識を持たれている方がまだまだ多いように思います。しかし、これからの時代、夫婦共働きというか、経済的に家計を夫婦が一緒になって支えていくのは当たり前になっていくのでしょう。しかも、女性が働きやすい社会はまだまだ実現されていません。就職活動でも、女の子は、男の子に比べてはるかに厳しい活動をしますし、女性への差別もまだまだたくさん残っています。男女10人の募集と表向きはいっていても、ひとりも女性を採用する気のない会社などたくさんあります。とにかく、女の子の方が男の子よりも、ずっとチカラを持っていてはじめて同じ土俵で戦える、といったのが現状です。だからこそ、女の子は、高校選択や大学選択の際、男の子よりもずっと良く考え、ずっと頑張る必要がある、というのがわたしの思いです。お父さん、お母さんも、女の子だから無理することはないでしょ、ではなく、だからこそここは無理しようよ、と発想を転換すべきではないでしょうか。そうすることで、彼女たちの将来の選択が楽になります。とにかく武器を持たせましょう。社会に出ていって、様々な女性の働きにくさを克服できるような、そんな自分なりの武器を持たせてあげることが、彼女たちへの最大の教育なのではないでしょうか。そんなことをこのグラフから考えました。
2016.09.14
今日の午前中は横浜までIT機器の展示会に行ってきました。そろそろ電子黒板を導入しようかな、と思っているので実機をさわりにいってきました。電子黒板といっても2種類あって、今日見てきたのは画面そのものに文字を書いていくタイプのものです。プロジェクターになっていて投影するタイプのものあります。RICOHのものでしたが、画面への書き込みもとってもスムーズでした。手書きの文字を認識してテキスト化してくれたりします。もちろん、ネットワークを通じて、様々な材料を画面に映し出して利用できます。キャプチャーもできて、それをメールで送ったりもしてくれます。こうした機器は日々進歩しているようです。ただ、全体が重いので、スタンドがかなりおっきなものになってしまいます。さらに百数十万円はするものなので、費用対効果もよく考えねばなりません。miyajukuでは、今はPCの画像をおっきなモニターに映し出して授業をしています。最近のテキストはほとんどデジタル化していて、授業にはこうしたIT機器が必要不可欠なものになってきています。グラフを書いたり、英語の音声を出したり、ちょっとした理科の実験を映し出したり、と様々に使っています。このまま、大画面モニター+普通のホワイトボードが良いのか、電子黒板に置き換えた方が良いのか、悩んでみます。会場にはペッパー君もいました。踊りも上手だし、会話もスムーズです。近い将来、授業のアシスタントはペッパー君がするようになるのでしょう。余談ですが、展示会の帰りにクジをひきました。なんと2等のかなり高価なデジタルカメラが当たりました。しばらくの運を使ってしまったかもしれません(^^)
2016.09.13
25日の日曜日は、町田の「ベストウェスタンホテル町田(旧ホテル・ザ・エルシィ)にて「神奈川・東京私立中高進学相談会」が開催されます。今年で16回目となる相談会で、神奈川、東京の私立学校が一同に会し、生徒・保護者の進路相談に個別に対応していただけるものとなっています。わたしもここ数年は実行委員長として会の運営にかかわっていて、miyajukuの講師の先生方や卒塾生にもお手伝いをお願いしています。高校受験の場合、公立高校第一志望だとしても、必ず併願の私立高校を受験することになります。また、どの私立高校を受験できるかによって、公立高校の受験で勝負するのかを決める判断材料にもなります。多くの私立学校はこの秋から学校にて説明会をおこないますが、やみくもに説明会に行くのは時間の無駄です。この町田の相談会で、いくつかの私立学校をまわり、そのなかなか2校〜3校にしぼった上で学校説明会に行けば効率的です。また、小学4年生、5年生の私立中学受験を目指している生徒、保護者の方にとっては、あっ、こんな学校もあるのね、といった思わぬ発見もあるかもしれません。入場は無料です。どなたでも参加できます。周辺にお住まいのかた。25日はぜひとも会場に足をお運びください。pdfのチラシは ここ にあります。
2016.09.12
夏の講習の最終日に実施した「学力診断テスト」の中学生の帳票のみかたについてです。小学生と同じように、今回の試験は当該学年の1学期範囲までの復習が出題範囲でした。平均点は各教科によってばらつきがありますが、40点~60点になっています。受験者は1500人前後。実施した目的の第一は、現段階での相対的な評価をしっかりとわかることにあります。相対的な評価は、偏差値をみるのが最もはやいです。教科ごとのばらつきがあるので得点ではだめです。偏差値は、SS50で集団の真ん中の位置、それ以上の数字が出ていれば集団の上位、それ以下の数字では集団の下位に属している、ということです。おおむね、SS55をこえていれば全体の上位1/4の中にいて、SS60をこえていれば全体の上位10数パーセントの中に属している、といえます。評定5ということです。逆にSS40を切ってしまっていると、かなり学力的に厳しい状況にあると危機感を持つべきです。評定2に相当します。学校の評価は保護者の方が中学生だった時と違い、現在では「絶対評価」になっています。中間試験や期末試験の得点だけでなく、提出物や授業にのぞむ姿勢、その他の様々な要素によって成績がつけられています。5が何人で、4が何人でなどといったきまりも基本的にはありません。とはいっても、高校入試の資料に使われるので、県教委はそれぞれの評定に対して何パーセントずつがのぞましい、などとはいっていますが、その通りにはなっていないのが実際です。とても「あいまい」になっているということです。それに対して、今回のテストの結果は、数字だけで評価がされている「相対評価」そのものになっています。こうした評価に、今の子どもも保護者も慣れていないので、どうしても「えっ」といった驚きをもってこの帳票を見ることになってしまうと思います。しかし、すべての学習の基本は、現状の把握からはじまります。まずは、現段階での自分の位置を知り、そこから目標を設定することです。中2生と中3生の帳票には、志望校の判定もついています。今回の判定は、学校成績を加味していないものです。単純に今回の偏差値と、それぞれの志望校の合格に必要な偏差値との差から合格可能性判定を出しています。とはいっても、当日の入試の重みが大きくなっている県立高校入試では、こうした偏差値のみでの判定の方が、学校成績を加えたものよりも現実の合否ラインに近いともいえます。合格可能性が80パーセント以上と出ている学校については、もう1ランク、あるいは2ランク上を目指しても大丈夫ということです。合格可能性が50パーセントあたりが実力相応校でしょう。たとえそれ以下の判定であっても、まだまだこれからです。発憤材料にしてください。中3生は、10月末に実施する模擬試験から、神奈川県の公立高校入試の問題に準拠し、学校成績も加味した形での判定を出していきます。そこからが志望校を具体的に意識した模試になっていきます。中2生と中1生は、まずは今回のテスト結果から、現状の自分の相対的な位置をしっかりと認識し、そこからどうあげていくかを考えましよう。相対的な位置というのは、今までのあなた達の学習習慣の結果です。つまり、今までと同じことをやっていては、また同じ相対評価にしかならないということです。何かを「かえる」きっかけにしてください。最後に、教科ごとの結果にもよく目を通しておきましょう。それぞれの問題の正答率がでています。正答率が70パーセント以上の問題を自分が間違えていたとすると、その原因をしっかりと確認しておくべきです。簡単なミスなのか、その単元を不得意としているのか、といった確認をすることがつぎへのステップになります。
2016.09.10
夏の講習の最終日に実施した「学力診断テスト」の結果が戻ってきました。今日の授業から順次生徒に返却していきます。まずは、小学生の帳票のみかたから書いていきます。中学生の帳票については明日のブログをお読み下さい。今回のテストは、当該学年の1学期までに学習した単元の中から出題されています。また、私立中学受験をする生徒は受けていません。ただし、学校の試験とは違って、平均点が60点前後になるような難易度で問題は作られています。いわゆる「正規分布」をするような問題です。とはいっても、この段階でこうした試験を受けてくる生徒は、ある程度「出来る生徒」が多いことも事実ですので、順位等についてはそのことを頭において見ていただけるとありがたいです。普段の学校の評価というのは「絶対評価」といって、他人と比べるのではなく、自分の中での達成度をはかる評価です。今回の試験は、同学年の集団の中で、お子さんがどの位置にいるのかを示す「相対評価」になっています。全国で5600人ほどが受験していますので、その中での順位が出ています。こうしたテストをおこなう目的のひとつは、現段階でのお子さんの「相対評価」を保護者の方に知っておいてもらいたいからです。厳しい現実かもしれませんが、すべてはそこからスタートするのですから、まずは現実を受け入れることが大事です。高校入試は相対的なものになります。同じ高校を受験した同学年の生徒の中で、1点でも高い得点をとったものが合格します。今からそれを過度に意識する必要はありませんが、少しずつ、そうした現実に向けて学習を進めていくことが大切です。時間内で問題を解くことや、できない問題を見きわめて捨てることなど、学校の試験ではありえない(学校の試験は基本的にすべてできます)ことに、ちょっとずつでも慣れていかねばなりません。ただ、あまり神経質になることもありません。子どもは「伸びる」ものです。そのために塾に通っていただいているのです。ここからどう「伸ばす」かを一緒に考えていく材料にしていきましょう。そうした意味で、各教科ごとの細かい結果もよく見て下さい。それぞれの設問ごとに「正答率」がでています。正答率が80パーセントをこえている問題をお子さんが間違えていたとすると、それについてはすぐにでも対処が必要だということです。逆に正答率が30パーセントの問題を間違っていたとしても、今の段階ではそれほど問題ではないということもいえます。いずれにしても、ちょっとでも気になることがありましたら遠慮なくご相談ください。
2016.09.09
日曜日に「シン・ゴジラ http://www.shin-godzilla.jp/index.html」を見てきました。興味はなかったのですが、いろんな方の感想が「見た方が良いよ」といったものだったこともあり、足を運んだしだいです。結論からいうと、久しぶりにおもしろい日本映画を見せてもらいました。皆さんもぜひとも劇場に足を運んで見て下さい。できたらIMAXの劇場が良いです。もともとゴジラというのは、水爆実験が生み出した怪獣で、初期の頃から反核思想が映画のテーマとしてあるわけです。今回の「シン・ゴジラ」にもそうした核問題は強く表現されています。ゴジラそのものが核で動いている。ゴジラが通過した場所の除染の問題。国連安保理が決議をしてゴジラに核兵器を使うことに・・・ などなど様々に核があつかわれています。さらに今の日本における自衛隊の位置づけ。自衛隊が兵器をつかう際の手続きの問題などなど、政治的な部分についても描かれ、怪獣が来た、それ自衛隊をつかって攻撃しろ、といった単純なストーリーにはなっていないのです。この映画では「対ゴジラ」ということになっていますが、今の日本で危機が起こったときの危機管理はどのように進んでいくのか、といったこともある程度のリアリティを持って描かれています。そうした意味では子ども向けの映画では無いのかも知れません。それでも、久しぶりに映画館が様々な年齢の人たちで満員になっている様子を見ました。どの年代の人が見ても、それなりに楽しめる映画になっていると思います。親子で見て、日本がかかえている様々な問題について語り合うきっかけになる映画かもしれません。「シン・ゴジラ」はエンターテイメントであり、社会性のある映画でもありました。変に家族愛や友情、絆、みたいなものが描かれていなかったのも良かったです。お薦めです。
2016.09.08
先日、高3Y子のお父さんと三者面談をおこなった。もともと生物、農学系への進学を希望していたY子なのだが、大学のオープンキャンパスなどにいくうち、管理栄養士、栄養士の□に興味を持つようになり、そうした方向で大学受験を目指すことになっていた。専門系の大学の場合、結果的に国家試験などの資格試験を受験することになる。したがって、どこの大学にいっていたからというように、大学名が、資格取得に対して有利、不利ということはない。もちろん大学によって合格率に違いはあるが、管理栄養士の資格をとれる大学はそれほど数が多くなく、どこもしっかりとした合格実績を出している。しかも、そうした大学はほぼすべてが女子大だ。高校生を子どもさんにもつ保護者の方の女子大に対するイメージは、将来は家庭に入る女の子が通う大学、といったものが強いようだ。しかし、最近の女子大は、バリバリに社会に出て仕事をする、といったものになっていて、かなりしっかりと就活指導やキャリア支援を実施している。世間の企業も、どちらかというと女子大出身者を採りたがる傾向があるともいう。Y子は自分なりに将来の人生の設計図を思い描いた結果なのだ。そんな話をお父さんを交えておこなわせてもらった。とっても良いお父さんで、Y子ともしっかりとコミュニュケーションがとれているのを感じられた。面談はそうした流れでとってもスムーズに進んだ。わたしはいつも言っているように、何がしたいかよりも、自分に何ができるのかを優先すべきだという考えだ。とくに女の子の場合は、社会に出るとき、社会に出てからも、いろんな意味で男の子より「厳しい現実」が待っている。だからこそ、自分なりの「武器」を持つことがとっても大事だと思っている。女の子だから、ではなく、女の子だからこそ、といったいい方が大事なのではないだろうか。さて、Y子の進路なのだが・・・ とっても頑張ってもいることだし、きっと「自分の思い描いた」進路を進むことができるはずだ(^o^)
2016.09.07
先の見えない時代だという。今ある仕事でも、10年後にそれが残っているとは限らないらしい。とくに人工知能(AI)の進歩によって、以下の仕事はなくなっていくという。タクシー運転手、法律事務所の事務員、レジ係、税務申告書作成者、医療事務員、不動産仲介者、コールセンターのオペレーター・・・ なくなる仕事を想像すると、これから残る仕事が見えてくるはずだ。例えば、レジ係がいらなくなるとはどういうことだろうか。きっと、近い将来の小売店はこんな感じなのだろう。ひとつひとつの商品に電子タグがつけられている。客は買いたい商品をカバンに入れてレジを通り過ぎるだけで商品情報が読み取られ、あらかじめ登録されたクレジット口座から代金が引き落とされる。万引きもなくなるし、販売員は必要なくなる。でも、ICタグや電子処理システムの開発、補修業務は必要だ。さらに、データを分析して、売れる商品を提案したり、店舗に付加価値をつけるような業務は今よりも必要性を増すはずだ。単純業務は消えるが、IT関連や新たな価値を生み出すような業務は必要性を増していくだろうということだ。ということは、今の子どもたちが身につけなければいけないチカラはなんなのか、といったことははっきりしてくるはずだ。与えられたことをしっかりとやっていくチカラではなく、新たに課題を発見しそれを解決していく能力。これを日々の学習で言いかえれば、問題文の中から問われていることをしっかりと理解し、さらには情報を整理整頓して無駄な情報を省き、必要な情報だけを取り出して解答を導き出していくチカラと同じといえる。まさに、新しい神奈川県の公立高校入試問題への対処と同じだし、2020年に向けて動き出している高大接続改革で出題されるだろう問題への対処とも同じといえる。多くの子どもたちはちょっと難しい問題にぶつかると、「習っていない」「まだやっていない」といった言葉でそうした問題を避けてしまう。そこで腰を据えて問題と向き合い、きっちりと理詰めで問題を分析し、ひとつずつ紐解きながら解答に結びつけていくことこそが、10年後に求められるチカラなのだ。
2016.09.06
世間にはいろんな学習塾があります。中でも最近は「個別指導」がはやっていて、あっちもこっちも「個別指導塾」ばかりです。さて、そんな個別指導塾とmiyajukuの違いを、学校の進度とのかねあいで書いておきます。よく、個別指導塾のチラシには「・・・当塾は、学校の進度よりも先に進めて授業をおこなうことは絶対にしません。あくまでも学校の進度よりも遅く、その復習を中心とした授業を徹底しておこないます。・・・」と書かれていたりします。これはmiyajukuの指導方針と全く違っています。とにかく学校の進度は遅いです。たとえば、現中3の数学は「二次方程式の解き方」で「解の公式」にはいったところです。中3数学の学習内容の1/4あたりといったところです。これから先に「二次方程式の応用」「二乗に比例する関数」「相似な図形」「三平方の定理」と残っています。ところで、皆さんは中3の学習はいつまでだと思われてますか? 中3の学習は11月半ばの期末試験までです。そこから2月15日の入試本番まで75日ほど。1,2年の範囲の復習もしながら、実戦的な問題演習に入っていかねばなりません。学校の進度に合わせてなどいたら大変なことになってしまいます。11月の半ばの段階で中3範囲が半分も残っていることになるからです。学習塾は高校入試を成功させることが第一の目的で存在しています。少なくともmiyajukuはそうです。高校入試を成功させるために、学校の成績を修めることが必要であればしっかりと定期試験対策もします。しかし、あくまでも「高校入試」が主であって、学校の定期試験対策が主ではありません。学校のテストで1点をとりにいくのではなく、高校入試で1点をとりにいく指導がmiyajukuの学習指導です。今、miyajukuの中3生の数学は「相似な図形」の証明問題を学習しています。あと1週間ほど続けて、その後で中間試験対策に戻します。きっと、学校はこの2週間ほどでドタバタと進度を前に進めていくはずです。それでも、うちの生徒たちは夏休み中にもかなりしっかりと演習を進めているので、いつ中間試験になっても大丈夫です。どうしてmiyajukuが学校の進度よりも前を進めているかの理由がおわかりでしょうか。
2016.09.05
ここ数日で2つほど大切なニュースがありました。「大学入学希望者学力評価テスト」 民間の英語検定試験を活用へhttp://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160901-00000011-jnn-soci何度かこのブログでもふれている「2020年大学入試改革」が少しずつ具体化されてきている、というニュースです。英語については、今までの「書く」技能偏重から、「読み」「書き」「聞き」「話す」の4技能を均等にはかっていく方向に進んでいきます。とはいっても、今のセンター試験のように日程を集中して実施するのに、たとえば「話す・書く」力を試す試験を実施することは不可能です。そこで、英検やTOEICなどの外部試験に代替しようということです。とりあえず文科省の話を聞くかぎり、まずは一部を外部試験に委託し、将来はすべてを民間試験で評価しよう、という流れのようです。先日も書きました、小5と小6の英語の教科化、小3と小4への英語の導入をふくめて、学校教育の中で英語のしめる割合がますます大きくなってきそうです。とはいっても、英語は言語活動です。まずはしっかりとした「論理的思考能力」を身につけることこそが大切かと思います。無利子奨学金、希望者全員に貸与…http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160831-00050028-yom-pol日本学生支援機構の奨学金のうち無利子のものの枠を広げるよう、文科省が来年度予算の獲得を目指す、といったニュースです。無利子の奨学金はなかなかとれませんでした。それをある程度はとれるようにしよう、という方針かと思います。とはいっても、奨学金=本人の借金、であることに変わりはありません。自宅通学で私立大学の区分ですと月額54,000円。4年間で2,592,000円の借金を背負って社会人になるわけです。無利子だと言っても借りたものは返済しなければなりません。そのことをしっかりと理解しておきたいです。とはいっても、無利子の枠が広がることは良いことです。
2016.09.03
来年の冬期講習開けの1月7日〜9日に「受験対策勉強合宿」を実施することにしました。今日の午前中は、その下見と打ち合わせにあちこちをまわってきました。合宿を実施する目的は、受験に合格させるるためでもあります。が、それ以上に、受験をきっかけとしていろいろな意味で「大きく成長」してもらいたいのです。その「大きな成長」を得るためにも、寝食をともにして時間を「密」に共有することで、より子どもたちに働きかけたいという気持ちの方が強いです。保護者の方には金銭的な負担をお願いすることになりますが、なにとぞよろしくお願いします。費用を極力抑えるために安い場所を探しました。宿泊費と食費以外の経費は、講師の人件費など最小限にするつもりです。しかも、中央林間からは電車で行けるところなので交通費は電車賃のみでOKです。会議室は3日間、朝から夜中まで確保しましたので、徹底的に子どもたちの学習に付き合うことが可能です。とはいっても、ハチマキして気合いを入れて、といったスタイルはわたしは大嫌いなので、ごくごく普通の勉強合宿になります。もちろん、最大の効果を上げるために今から「何をどうおこなうか」はきっちりとつめていきます。対象は、小6受験生(1泊2日)、中3受験生、高3受験生(2泊3日)の予定です。冬期講習とこの勉強合宿を一体のものとしてあつかうことで、中学受験生は2月1日に向けて、大学受験生はセンター試験に向けて良いラストスパートを切らせます。高校受験生については、この勉強合宿に続いて、毎週日曜日の日曜講習へしっかりとつなげ、2月15日の入試に向けてしっかりと準備をさせます。
2016.09.02
昨日の中3の授業で、入試までの流れ、という日程表を配った。ここから来年の2月15日まで。なにをするにしても「入試」を意識した毎日にして欲しい。そのために、いつ、何があるのか、どこまでに何をしなければいけないのか、それをしっかりと頭の中に入れておいてほしい。最も大きな流れは、9月末の中間試験と11月半ばの期末試験だ。このふたつの定期試験が終わるまでが前半戦とすると、終わってからが後半戦ということになる。入試までの167日間の折り返し地点だ。期末試験が終わるまでの学習で注意しておくことは次の1点だ。定期試験の対策は10日前から。それまでは学校の学習進度を気にせずにとにかく学習を前に進めていくこと。とにかく学校の学習進度は遅い。11月半ばの段階では中3のすべての学習内容を終えておかないと、後半の入試対策の学習本番に入っていけない。試験対策は10日もあれば十分だ。そもそも試験対策というのは、基本演習の繰り返しだけ。何か難しい問題に挑戦していく学習とは全く違う。丁寧にのぞむことがすべて。9月〜11月の学習においても、学校の定期試験問題ではなく、「入試問題」をいつも意識して学習していこう。と同時に、理科と社会については、中1範囲と中2範囲の復習も同時併行で進めていきたい。11月までにこの2教科は「基本事項」のチェックが目標となる。難易度の上がった県入試では、基本事項が理解できているレベルでは得点ができない。かといって、基本事項のしっかりとした理解は、記述問題や難易度の高い複合問題を解く上でも必携になる。11月の半ば以降、高いレベルの実践演習にすぐに入っていけるよう、それまでに基本事項のチェックをしっかりとしておこう。日程表には、11月までに2回の模擬試験の予定も入れてある。また、漢字検定、英語検定、数学検定の検定試験も入れてある。検定試験の資格は、併願となる私立校校の打診基準にプラス材料となる。毎年、こうした検定試験の資格を持っていたおかげで、学校成績ではたりなかった学校の基準に達した、という生徒が何人も出てくる。これらの検定試験に向けても、夏の講習時から少しずつ準備を進めてきている。あとはひとりひとりの自覚の問題だ。この日程表は、机の前に貼っておき、いつもチェックしながらこれからの150日を送っていこう。今年は、新年早々に「入試対策の勉強合宿」を予定している。君たちの「やる気」には、とことん応えていきたいと思っている。逆に、君たちに「やる気」が見えない場合は、勉強合宿さえ消えてしまうかもしれない。とにかく「やってやるぞ」ということだ。
2016.09.01
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