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今日も「秘密の特訓」からスタートさて、神奈川県の公立高校の入試制度改革についての記事が神奈川新聞に掲載されました。お読みになっていない方は、下記に記事へのリンクをつけておきました。全受験生に学力検査、前・後期の一本化も、県立高校入試改正案/神奈川学力重視にシフト「脱ゆとり」鮮明に、県立高校入試制度改革案/神奈川記事を読んでいただければわかるように、現在の「前期、後期選抜制」から「後期選抜一本」への変更が主な改革の主旨です。こうした改革はすでに埼玉県や千葉県でおこなわれており、いつものように神奈川県は「後出しじゃんけん」で改革をしていくことになります。前期選抜制度は、2月のはじめ(今年は明日が発表)に合格が決まり、その後の中学生活が間延びしてしまうこと。学力検査をともなわない選抜なので生徒が勉強をしなくなってしまったこと。そもそも絶対評価という担当教師の主観がかなり入る学校の内申を選抜の基準にしていること。などなど、多くの問題点をかかえています。改革の指針では、すべての生徒に学力検査を課す、というのが基本となるようです。ただ、新聞には「早くとも2013年(現中1生)」からの導入をする、と書いてありますが、もう少し遅れそうだと言うことです。統一地方選が間近ですし、神奈川県の場合、現知事が出馬するのかもわかっていません。とにかく、夏前までには「新しい高校入試制度」の具体案が県教委から出され、その後の公開説明会などを経て2013年or2014年から実施、という運びになるのでしょう。また、独自入試については、廃止or一本化の流れのようです。基本的にはこの改革案は「入試制度の一本化」がその主旨ですから、廃止の方向になるのでしょう。そもそも「進学重点校」というのもとても中途半端で意味のない制度です。大阪のように予算が「進学重点校」に重点配分されるわけでもなく、教員増員や卒業生のチューターをいれるわけでもなかったのです。さっさと見直した方が良いと私などは思っています。それもこれも、新しい知事さんが誰なのかにもよるのでしょうが。現中2生について言えば、今年と同じ制度で高校入試がおこなわれることになっています。進学重点校になった大和高校などが独自入試をおこなうかどうかは未定ですが、厚木高校以外はおこなわないだろう、と私は予想しています。そもそも独自入試問題を作ることは高校側にかなりの仕事を増やすことになっています。そんな大変な仕事を背負わないだろう、と思うのです。しかも、なくなりそうな制度でもあるのですからなおさらです。現中1生については、どういう制度になるかは7月にははっきりするでしょう。いずれにしても、「しっかりとした学力」を持つことが大切になってくることは確かです。
2011.01.31
今朝も、中3生の予想模試演習からスタート。小6受験生も午前中から自習に来ています。午後からはア△ナ先生の最後の授業ですさて、今年最初の高校受験合格者です。かなりぼかしをかけた写真ですが、にやついているのが良くわかるでしょうどこに受かったかというと「国立東京工業専門学校」です。偏差値60越えの難関校です。推薦で見事に合格しました。高専は首都圏ではあまりなじみのない学校ですが、5年制の高等教育機関です。認知度は低いですが、工業系の専門職の人材育成機関としては評価の高い学校です。5年間を学んだ後、最近では大学3年に編入する生徒が増えています。国立東京高専の進学者を見ると、東大をはじめとした国公立大にも多く編入しています。miyajukuの講師のS先生も、東京農工大にも高専からの編入学者が何人もいると言っていました。しかも、しっかりと実験の基礎を学んでいるので、研究者としてもチカラがあると言っていました。また、就職をするとしても、この就職難の中でも引く手あまただと言います。学生1人に対して、何十社も募集があるとのこと。それだけ、しっかりとした技術者としての姿勢や知識を身につけているからでしょう。高専という選択。こうした選択をする生徒が出てくるのもmiyajukuのおもしろさかと思っています。何がしたいか、ではなく、何をして喰っていくのか、といった選択。高専での学習の中で、自分が興味や関心を持つ分野を見つけていけば良いわけです。とにかく おめでとう !!! 君の将来に幸あることを祈っています(^_^)v
2011.01.30
今日もいつもの土曜日が朝からスタート。まずは小6受験生の授業から。といっても、今日がこの子たちとの最後の土曜日の授業。あっという間の一年だった。この学年は小4から持ち上げた最初の学年だ。そういう意味で思い入れも大きい。何とか受かって欲しい。「あと、2日だなぁ」と言いながら1月のカレンダーを破ると、「あぁ、見たくない2月の文字がぁぁぁ」と朝から絶叫していた。来週の土曜日にはほぼすべてがはっきりとしている。この子たちにとっても、そのお父さん、お母さんにとっても、長い長い1週間がはじまろうとしている。けなげな子供たちに幸あれと心から願っている。別教室では小5受験生たちが1月の月例テストに取り組んでいる。この子たちも1年後にはけなげな挑戦に向かっていく。この1年間で大きく成長させたい。来月からは小6のカリキュラムがスタートする。高3生たちも今日が基本的に最後の授業になる。あとは、各自の受験日程にあわせての個別指導だけだ。こちらは「オトナの挑戦」になる。といっても、その後ろ側にいるお父さん、お母さんの気のもみ方は同じこと。こちらも胃の痛くなる2月がスタートする。高2生には2月にはいって早々に初めてのセンター模試を受験させる。こちらも1年後を明確に意識した勉強をはじめる時期だ。流れ去る時間と流れ来る時間が交錯する2月がはじまる
2011.01.29
今朝は「秘密の特訓」からスタートいよいよ来週の火曜日から小6受験生たちの「けなげな挑戦」がはじまる。中学入試は高校入試と違い、同一の中学校を複数回受験することが出来る。2月1日に試験がはじまり、5日ぐらいまで続くという長丁場だ。しかも、午前、午後と受験日程がわかれているので、多くの生徒が、2月1日に、午前にA中学を受験したら午後からはB中学を受けに行く、といったスケジュールになる。午前の試験の発表は午後2時頃なので、その日のうちにわかる。午後の入試も、インターネットなどを通じて夜中にはわかるようになっている。ここまでで何とかひとつは合格を勝ち取りたい、というのがホンネだ。受からなかった場合は、2日以降の足取りがどうしても重くなってしまう。受験する本人だけでなく、家族全員が胃の痛くなる数日間を過ごすことになる。もちろんワタシもだがとにかく私立中学入試にはドラマが必ずある。1点差で不合格になり、数日後に繰り上げ合格があってうれし涙を流した△△ちゃんのドラマ。同じ中学を4度受験して、4度目に合格した○○ちゃんのドラマ・・・ 正直、ワタシとしてはドラマなどはなくても良いのでスンナリとみんなが合格して欲しいのです12歳の段階での受験には様々な意見があることだろう。高校受験や大学受験と違って、親子がチームを組んでの受験、といった色合いが濃いのが中学受験だ。2月1日は、子供さんだけでなく、そのお父さん、お母さんも一緒になって試験にのぞむことになる。そんな親の愛情をいっぱいに受けて受験が出来る子供たちは本当に幸せだと思う。それで良いんじゃないだろうか。何とか受かって欲しい。でも、結局は、ひとりひとりが壁を打ち破っていくしかない。ワタシに出来ることは見えない「手」で子供たちの背を押してあげることだ。「秘密の特訓」にもどります
2011.01.28
高校入試演習をしていると社会の地理を不得意とする生徒が多いことに気づかされる。理由は簡単だ。学校でまともな授業を受けてきていないからだ。中学では、中1と中2で地理と歴史を並行して学習するようになっている。だが、社会の先生方は、授業時間の大半を歴史に費やし、地理をやる時間は少しになることが多い。現中3の△△中では、中2の時に地理をやったのは1か月ほどだけだった。どうしてこうなるかというと、歴史の方が授業をやりやすいからだ。お母様方は、一度地理の教科書を開いてみていただきたい。昔と様変わりした教科書にびっくりされるはずだ。日本を九州から北海道まで、世界をそれぞれの地域別に学習していた大昔と違い、今の教科書はテーマ別で地理を学ぶようになっている。「資源や産業の特色を学ぼう」や「生活・文化の特色を学ぼう」といった具合だ。確かに理想的な教科書ではあるが、現場では教えにくいことこの上ないのだろう。面倒なので歴史ばかりに時間を割くことになっていく。そもそも小学校では「ゆとり教育」の名の下に「都道府県名」さえも学んでこなかった生徒たちだ。中3になっても、しっかりと都道府県名が言えない生徒もたくさんいる。ましてや、世界の国と地域などわかるはずもない。特定の地域をちょっとつまみ食いして、あとはわけのわからぬテーマ別の学習。そもそも時間的にもしっかりと学ばせてもらっていない。これで良いはずもないのだがお母様方は学校での授業の中身に対しては無関心な方が多い。よくわからない、という理由もあるし、当然しっかりと教えられているはずだ、といった考えを持っている方が多いからだろう。しかし、そうでもないことがこうして社会の授業を見ただけでもわかるだろう。高校受験をする生徒は3人に1人ぐらいだから、地理が出来なくとも問題にならないのも確かだろう。2月以降は3人に2人は全く勉強をしなくなる。高校に進学しても、地理を学習することはほとんどない。世界のおもな地勢を理解しないまま大人になっていく子供がたくさんいるわけだ。グローバル社会の到来、などと言われているのにきちんと地理の授業をして欲しい。同時に、中3生全員に、卒業認定試験のようなものを必ず課すような制度を作ったらどうだろうか。そうすれば、中学の先生も「教える」ということにもっと真剣に向き合うようになるのではないだろうか。もちろん、中学生も勉強するだろうし。とにかく、今のままの制度では、教える側も、学ぶ側も、真剣勝負にならないのが実情だ。
2011.01.27
中3の△△君。前期選抜はパスして後期選抜で希○ヶ○高校を目指している。内申は120をこえてはいるが希○ヶ○高校の前期選抜は130でも厳しい。受けるだけムダだ。でも、そうした生徒は彼のクラスでは彼1人だけらしい。珍しがられるという。そうした意味で、miyajukuの生徒たちは特殊なのかもしれない。これから私立の推薦、前期の合格者がたくさん出てくる。そんな中、彼ら、彼女らが追い込まれないようにフォローをしていかなければならない。十分に注意してケアをしていきたい。△△君が言うには、彼の友達で自分よりも内申が1点高い生徒が湘○台高校を前期選抜で受けたという。もちろん合格するだろう。湘○台高校は108ぐらいで合否がわかれる学校だ。その成績があれば、後期選抜ならば厚木だって、川和だって十分に合格圏内だ。大和高校だって前期で受かる可能性も五分五分だし、後期であれば205点もとれば合格圏内だろう。それなのに前期で湘○台高校に行く選択をする。これが今の時代の流れだと思う。「どこの高校に行ったって同じこと」と学校の先生は建前論を言う。それを鵜呑みにする親と子がいる。その選択の先にあるものは何なんだろうか。もちろん、高校に進学してからも周りの雰囲気をムシして1人で勉強を続ければ、まともな大学への進学も出来るかもしれない。でも、湘○台高校の昨春の実績は「明治/1名、法政/3名、成城/1名、日大/14名、中央/7名・・」といったもの。たとえば川和高校の「東大はじめ国公立大/43名、早稲田/49名、慶応/23名、明治/75名、中央/42名・・」とは比べようもない。湘○台高校を選択すると言うことは、周りのみんなと切磋琢磨する毎日をおくることの出来る環境を捨ててしまうということだ。人は周りの色に染まりやすい生き物だ。こうした生徒は、きっと大学もAOやらで進学を決めていくのだろう。建前論から言えば、どの大学に進学しようと同じことだからだ。そして、就活の時に現実を知ることになる。だからといって、今の高校のあり方を全面否定しているわけではない。前期選抜もしっかりと機能している学校も多くある。単位制やスポーツコースなどの選抜ではグループディスカッションや実技を取り入れて多様な入試をおこなっている。それはそれで良いことだと思う。miyajukuの中3生たちは、ひたすらに17日を目指して頑張っている。受からせてあげたい。合格させてあげたい。心からそう思っている。でも、最終的には「個々のチカラ」で突破していってもらうしかない。この受験を通して強くなっていって欲しい。あと3週間。その先には見違えるほど「おおきくなった」彼ら、彼女らの姿があるはずだ。
2011.01.26
今朝もジムにてトレーニング。5kmのランニングの後、ウェイトトレを40分ほどたっぷりと。負荷も大きめにしたので筋肉痛になるかもしれない。寒いのでこれぐらいがちょうど良い。町を歩いていると卒塾生に会うことがよくある。今日も、大学4年のSと大学1年のTに会った。向こうから声をかけてきてくれるからありがたい。数分の立ち話だが、元気な様子を聞けるとうれしい。Sは就職がまだ決まっていないそうだ。でもあきらめずに挑戦を続けていくと言っていた。頑張れ昨日の夕方は、大学2年の三人娘が突然のように訪ねてきた。何かのきっかけで集まったのだろう。私の顔を見に来た、とのこと。写メまで撮っていった 成人式をむかえた三人はそれぞれに充実した毎日を過ごしているようだった。化粧がちょっと濃いめだったが、まぁ、お化粧したい年ごろなのだろう。私から見ると、彼女たちはスッピンの方がずっとかわいいと思うのだがこうして卒塾して何年かたっても声をかけてくれたり、訪ねてくれたりする塾でこれからもずっとありたいと思っている。そろそろ新学期の募集の準備も進めていかなければならないのだけれど、一人塾は仕事が山積みになってしまいそこまで手がまわりません。おっきな塾はすでに数回チラシを入れて、新学期説明会もおこなっている。まぁ、ボチボチとやっていきます とりあえずは、お母様方の口コミとご紹介がたよりです。よろしくお願いいたします。ご紹介の場合は「お米5Kgプレゼント」は継続実施中です
2011.01.25
大学4年次に下宿をいっしょにしていた友達がいます。卒業後もつながりを持ち続けていました。彼は他の大学に数年間通ってからW大に入り直していたので、私よりも2歳ほど年長です。卒業後は都立の高校で国語の教師をしています。5年ほど前に遅い結婚をしました。そんな友達から年明け早々に、子供が生まれた という知らせが届きました。驚きました。奥さんは10歳ほど年下です。最近はそのぐらいの年齢で出産することも珍しくないでしょう。それよりも彼の方です。家の娘は今年が成人式で、そろそろオレも老後のことを考えようか、なんて思い始めたところだ。お前はさ、子供が成人するときに○○歳だろ。まぁ、頑張ってくれよ。とにかくめでたいことだ そんな話をしました。子供というよりも、孫が生まれたようなものでしょう。その子が小学生の間に定年をむかえるわけです。昔から楽天的なヤツだったので、何とかしていくのでしょうが・・・ でも、めでたいことには違いありません。この歳になって、わが子のおしめを替えて、ご飯を食べさせて、遊んであげて、と新鮮な毎日を過ごすことになるのでしょう。次に呑むときには、今後の人生についてしっかりと聞いてやろうと思っています人生はいろいろです。いずれにしても、楽しく過ごしていくことが何よりです。どんなことでも楽しんでしまえば良いのだと思うのです。彼のこれからに幸あれ、と心から願っています。
2011.01.24
今日も9時スタートで中3の予想模試演習授業。5日目だから折り返し点は過ぎている。○○は国立の高専の推薦試験に行った。今頃は適性検査の問題に取り組んでいるのだろう。小6受験生も朝から塾に来て自習をはじめている。私は、採点の合間をぬって「リスニング問題集」の製本と、CDの焼き付け作業をしている。とにかく県入試の最初は英語のリスニング。英検4級程度の易しいモノだが、ここでつまずくと後の教科にひびいていく。といって、良い問題集は市販されていないので、過去問を中心にまとめたものを作っている。生徒たちにも言い続けているが、試験というモノは「流れ」をつかまないと成功しない。サッカーや野球の試合と同じこと。自分の「流れ」に乗ることがまずは大切なことだ。ここから3週間ちょっと。とにかく「やる気オーラ」を前面に出し、流れを引き寄せることだ。福の神は自ら引き寄せなければいけない。演習問題の結果と一緒に短いメッセージを中3生に向けて書いている。今日のメッセージの一部だ。・・・大切なのは、ここからの3週間だ。私立の推薦合格者もどんどんわかってくる。前期選抜でも合格者がたくさん出てくる。自分は大丈夫だろうか、といった焦りがうまれてくるときだ。焦るな! その時々の状況に流されることなくしっかりと前を向いているモノに「福」はやってくる。すべては2月17日の結果次第だ。今日も話をしたが、高校入試は君たちの人生の中での「最初の選択」なのだ。このスタートをどう切るか、それは君たちが想像している以上に今後の君たちの人生に影響をしていく。必死になれ! 自分を追い込め! ・・・遠い昔になるが、高校入試の1日を私は記憶している。どんな問題だか忘れたが、数学の問題が1問解けなかった。終了時間が迫ってくる。そんな時、ピカッとひらめいたモノがあり問題が解けた場面を今でも覚えている。そうしたひとつひとつの積み重ねが人を作っていくこともよく知っている。だからこそ、彼ら、彼女らには頑張って欲しいのだ。 あと一粒の涙で ひと言の勇気で 願いがかなう その時が来るって 僕は信じてるから 君もあきらめないでいて 何度でも この両手を あの空へ のばして あの空へ
2011.01.23
大学生の就職内定率が過去最低になりそうだ、といったニュースが連日のように流れてきます。60パーセントを切って、50パーセント台になりそうだといいます。問題は、景気が悪いことが原因かどうかということです。景気さえ回復すれば大学生の就職内定率は上がっていくのでしょうか。中学生の子供さんをお持ちのお母様たちとお話しをしていると、「せめて大学ぐらいは出てもらいたい」といった言葉を良く耳にします。「どうしてそう思われるのですか?」と聞きますと、「どんな就職でも条件が大卒となっていますよね」というような答えがかえってきます。こうした考え方が本当に正しいのかどうか、そんなことに答えてくれるのがこの本「学歴の耐えられない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識/海老原 嗣生 (著) 」です。多くのマスコミは、大学生の就職内定率の低下を不況などを理由とし「若者被害者論」を展開します。その方が視聴者受けしやすいからです。しかし、この「若者被害者論」がいかに間違っているかを筆者はデータを通して説明していきます。私立大学の半数以上が定員を割っている今、一部の難関校を除いて大学そのものがインフレになっていて、今や専門学校より役に立たない一般教養を教える機関にすぎないということです。大学ぐらいは出てもらいたい、といったお母さんの気持ちはわかります。でも、大学は昔のように一部の若者が進学するところではなく、行こうと思えば誰もが進める場所になってしまっているのです。大学卒という学歴が本当に軽くなってしまっているのです。その一方で、電車の中吊り広告をはじめとして、大学側の宣伝は本当に上手です。ある程度のウラを知っている私でさえ、この大学にいけば夢がかないそうだ、と錯覚してしまうほどです。こうした実際の姿と、オモテに出てくる姿の乖離も今の時代の特徴なのでしょう。何も難関校だけがすべてだといっているのではありません。自分の進む道を軽くするのも重くするのも自分次第だと言いたいのです。そして、そのことは高校選択の段階からスタートしているのです。何よりも大切なことは、流れに棹さすことです。流れにのっていれば良かったよき時代はとっくに去っていってしまいました。自分のチカラで越えたハードルだけが自分の糧になる。流れに棹ささない限り自分のチカラでハードルを越えるチャンスも得られないのが今の時代だと思うのです。いろんな啓示を与えてくれる本です。就活中の学生だけでなく、これからの就活生である中高、大学生をお持ちのお父さん、お母さんも是非とも読んでみて下さい。
2011.01.22
今日の午前中は藤沢にて神奈川県私塾協同組合主催の教材・教具展でした。後片付けなどもあって先ほどやっと塾にやってきましたさて、今朝の新聞にも発表になっている前期選抜試験の志願者倍率です。この見方をちょっとお話ししておきましょう。下は、今年のmiyajukuの中3生たちが受験する高校の前期選抜の倍率です。学校名 前期募集人数(定員に占める前期募集割合) 志願者数 倍率希望が丘高校 82人(30%) 254人 3.1倍川和高校 94人(30%) 327人 3.48倍大和高校 110人(40%) 254人 2.31倍海老名高校 142人(40%) 325人 2.29倍座間高校 138人(50%) 316人 2.29倍市が尾高校 197名(50%) 443人 2.25倍大和西高校 138名(50%) 255人 1.85倍まず、前期選抜試験を受ける生徒にとっては、志願者倍率が何倍だろうと全く気にすることもありません。と同時に、繰り返し言っているように、前期選抜試験は学校成績の良い方から順に前期の定員までがほぼ合格する試験です。たとえば川和高校は、昨年度は132/135まではほぼ全員が合格し、130までが合格者と不合格者がわかれ、そこから下は合格者はいなくなってしまいます。つまり、120台で受験したとしても合格の可能性は全くないわけです。面接や自己推薦書があったとしても、それによって合否が逆転することはありません。それが前期選抜試験です。問題は後期選抜試験です。前期の募集率が50%の学校はこの志願者から半分がいなくなり、残りが後期を受験していきます。つまりこの前期の倍率が2倍をきっていると、後期は定員割れをおこすことになります。大和西などがそうです。ただし、実際は前期に願書を出したのと同じ所を全員が志願するわけではないのでその通りにはなりませんが、おおざっぱな今年の傾向をさぐることは出来ます。たとえば、希望ヶ丘、川和は後期も2倍近い数字が出てかなりの激戦になり、大和、海老名は1.4倍程度で例年並み、座間は1.2倍程度、大和西は限りなく1倍に近い数字、市が尾は1.3倍程度だろうか、などということです。とにかく前期選抜試験はほとんど合否が受験前に決まっている試験です。この合否や志願者数で一喜一憂してもなんの意味もありません。しっかりと実際の試験に得点をとれる実力を作っていくことだけが、今の中3生たちには必要なことです。
2011.01.21
明日の朝に発表になる「前期選抜の志願者数」がわかりました。中3生にはFaxしましたが、miyajukuからの志願者がある地域のものを塾専用ページに画像で貼り付けておきました。希望ヶ丘、川和は3倍をこえています。大和は昨年並みの志願者数。海老名と座間は2倍ちょっとです。大和西は人気がありません。市が尾がかなりの志願者を集めました。分析は明日以降に書くことにします。
2011.01.20
ソニーの「リーダー」という電子書籍端末を購入しました。私が定期的に読んでいる雑誌は「アエラ」ぐらいですが、今ではi-padにダウンロードして読むようになっています。i-pad用の電子書籍も増えてきて、雑誌以外にも新刊書も文芸書もほとんどがネットを通じて購入できるようになってきました。ただ、i-padは液晶ディスプレイですから、雑誌ではなく文字だけの書籍を読んでいると目が疲れてきます。そんな中、ソニーが出した電子書籍端末が「リーダー」です。何が違うって、ソニーの「リーダー」は「電子ペーパー」なんですね。液晶ディスプレイのようにバックライトがついているのではないので目が疲れません。ほとんど紙の上の印刷物を読んでいるのと同じ感覚で字をおうことが出来ます。また、白黒に特化しているのも書籍を読む媒体としては です。私のように本をけっこう読む者にとっては、読んだ後の本の始末が頭痛の種です。電子書籍で本を読めたら、そうした苦労から解放されます。こんな小さなカラダに1000冊も入れることが出来るんです。とにかく軽いです。文庫本サイズの5型を買ったのですが、本当に胸ポケットに入れて持ち運べます。また、液晶ではないので電池もかなりもちます。なんだかどんどん本が読めそうです。これはヒットすると思いますよ。本が電子化していくスピードは想像以上に早いかもしれません。電子ペーパーなら学校の教科書を電子化しても良いかもしれません。本好きの方はお暇なときにお近くの家電量販店などで「リーダー」を手にしてみて下さい。きっとその場で購入してしまうと思います ソニーの「リーダー」の情報は こちら です。
2011.01.20
こんなニュースが流れてきた。国際社会で活躍できる人材育成のために英語教育の充実を目指す大阪府の橋下徹知事が、府内の公私立高校で英語検定試験「TOEFL(トーフル)」を実施し、成績優秀だったトップ50校に計5億円の予算を配分する方針を府教委に示していることがわかった。1校平均で1000万円になるが、上位校ほど手厚く分配する計画で、私立高校も巻き込んで公立高校との学力競争を促したい考えだ。橋下知事は2012年度からの導入を要請しており、府教委も検討を始めた。府関係者によると、府立高校全138校と私立高校全96校が対象。計画では、各校から選ばれた生徒50~100人程度にTOEFLを受験してもらい、平均点でトップ50校を決める。さらに50校を上位、中位、下位グループに分類し、上位グループほど予算配分が多くなるようにする。各校は配分された予算を自由に学校運営に使うことができる。賛否はあるだろう。TOEFLは留学のための試験なので、それだけで学校の評価を決めることには確かに問題がある。でも、学校間格差はない、と言い張る神奈川県などから比べるとずっと先を行っていることは間違いない。高校は多様化している。次世代を担う人材を育成する高校から、生活習慣から面倒を見ないといけない生徒が集まる高校まで、それらを同一の平面で語ってもしかたがない。どこかで割り切って、この大阪府のような改革を目指す必要があるのではないかと思う。それと、やるならば思い切ってやって欲しい。神奈川県も「進学重点校」などを作ってはいるが、教員が1名増員され、予算措置は十万円単位だという。どうせやるならば、大阪府のような1校平均で1000万円の予算措置をして欲しい。そうすれば高校は活性化するはずだ。同時に公私の競争も神奈川県でもやって欲しい。とにかく、高校入試制度の改革にしても、神奈川県は首都圏のどの都県よりも遅れている。いつも「後出しじゃんけん」をするばかりだ。湘南高校、翠嵐高校などの県内進学校も、過去の輝きはない。学業もスポーツも私立校ばかりが目立っている。数ヶ月後には神奈川県も県知事選だ。橋本知事のような人が立候補してくれないかなぁ
2011.01.19
高校生向けの科学情報誌「someone」をみんなに配っています。今号の特集は「映像が、私たちの未来を変えるかもしれない」というもの。小学生には難しい内容です。お父さん、お母さんが読んでいただき、その内容をちょっとお話ししていただければ幸いです。<Ah-HA!カフェ> コエンザイムQ10 の話題など、よく耳にするサプリメントの正体についてわかりやすくまとめています。また「細胞シートがつくる未来」という記事も、これからの再生医療のようすを伝えてくれる記事です。
2011.01.18
センター試験の結果を登録し終えました。毎年のことですが、結果は正直です。思った以上にできた、といったことはほとんどありません。実力通りの数字が出てきます。それが入試というものでしょう。いずれにしても、センター利用の大学に合格できたかは20日になればほぼわかることです。2月1日以降の本番の一般試験に向けて気持ちを切り替えていきましょう。数学検定試験の申し込みもすませました。2月5日に中1/中2生、2月19日に小5/小6生の全員に受検をさせます。数学検定試験はmiyajukuの算数、数学の学習の1年間の目標でもあります。それぞれの学年の学習内容がしっかりと理解されたのか、それを数学検定試験で試すのです。出題範囲はこの1年間に学習してきたことですが、総合問題になりますから事前の学習準備も必要です。ということで、今週から、おもに宿題で数学検定試験の過去問題演習をやってもらいます。数回やれば、おおよその問題傾向やら出題パターンやらがわかるはずです。小6受験生のうち2人が体調不良で休んでいます。いよいよという時期になってきました。体調管理だけはしっかりとしていきましょう。私も風邪をひいているわけにはいきません。今朝もしっかりと1.2kmの水泳トレをやってきました
2011.01.17
今日も中3の日曜直前講習からスタート。本番に会わせて英語のリスニングから開始している。朝の眠たい状態でリスニングをやると集中力がなくて聞き落とすことが多くなる。さすがに今年の中3生はよくわかっていて、5分前にはほぼ席についてリスニングに備えるようになっている。こうした姿勢が自主的に出てくることが大切だ。昨晩も中3生たちに話をした。こうして予想模試演習を続けていくと、思うように得点がとれなかったり、わかっているミスを続けたり、と不安がつのってくる。でも、そうした葛藤を繰り返すことが大切なんだ、ということを繰り返し説いた。最終的な志願先をどうするか。悩ましい選択になるが、あと3週間。1月30日までのこれから3回分の予想模試演習の結果を積み上げたところで話しあおう、という話をした。同時に、大学入試センター試験の話もした。君たちも3年後にはセンター試験を受験する。遠い未来の話じゃない。こうして高校入試のための勉強をすることは、すでに大学入試のための勉強をしていることにつながるんだ。君たちは後期選抜試験にしぼってチャレンジしようとしてる。たとえ志願先を最終的に変えたとしても、そこまでの努力が3年後に生きてくる。前期で受かってしまって、数ヶ月を何も勉強せずに過ごしたヤツらとは決定的な差がつくんだ。今、こうして葛藤していることにこそ意味があるんだ。そんな話をした。たくさんの生徒たちを見てきている。やはり、高校入試で葛藤した生徒は、大学入試でもチカラを発揮する。これはどうしようもない事実だ。人は自分で見たり、聞いたり、感じたり、体験したり、といったことの中でしか生きていけない。目の前にある壁に向かって、それを突き破ろうとする毎日を過ごすこと。それがどれだけ貴重な時間となって子供たちの中に蓄積されていくか。そのことを私は毎年のように見てきている。同時に私たちオトナも、そうした壁を突き破ってきた経験値の大小で、今を生き抜くチカラを培ってきたことを知っている。だからこそ子供たちには葛藤を続けて欲しい。頑張れ
2011.01.16
今年初めてのいつもの土曜日がスタートです。といっても、センター試験初日。高3生の授業はありません。小6受験生も今日を入れてあと3回の土曜日があるだけです。受験=生徒たちとのお別れ、というのが学習塾の宿命のようなモノ。あと少しです。ここまで来ると、学習面の具体的なバックアップだけでなく、精神的なフォローも塾の大きな役割になってきます。週に数回かもしれませんが、数年間をともに過ごしてきた生徒たちです。このときのために普段から人間関係を作ってきているのです。自信を持たせ、試験に向かわせる。そんな後押しをしていきたいです。とくに小学生です。何と言っても12歳。しかも、中学受験は当日の試験だけで合否が決まる厳しいモノ。今までどれだけ出来ていても、当日にチカラを発揮できなければしかたがないのです。彼ら、彼女らの気持ちは、試験が近づくにつれて張り裂けそうになっていることは間違いありません。今日も、「ここからの学習は内容よりも気持ちの問題だよ」ということをしっかりと伝えたいと思っています。「神様は君たちの心の中にいる」「つまり頼れるのは自分の中にいらっしゃる神様だけだ」「自分の中にいらっしゃる神様とよく話をしながら試験にのぞもう」そんなことをいつも話しています。それと、お母さんギュッと抱きしめる作戦、というのも小6生たちには有効かと思います。もちろんお父さんでもOKです ここぞというとき、そうですね、2月1日の朝ですか。「ここまでやってきたんだ。貴方ならゼッタイにだいじょうぶ」と、ギュッと抱きしめちゃうんです。恥ずかしがらずにやってみてください。子供は思いの方に安心するはずです。本当ならば、中3受験生のお母様たちもそうしたい方もいらっしゃるでしょうが(笑)、もう年齢的にはムリですよね。でも、ギュッと抱きしめる代わりに、言葉やお弁当などでそうした気持ちを伝えることは大切だと思うのです。子供たちにとっては、家族の気持ちこそがもっとも支えになるはずです。恥ずかしがらずにどんどん態度に現してしまいましょう。
2011.01.15
12月の終わりに受験クラスでない小5,小6と中1、中2に実施した全国模試を返却している。学期ごとに実施しているので、1学期の終わりに実施したものと同じ模試会社のモノとなっている。こうした模試を実施する最大の目的は、生徒の相対的な評価を知る、ということにある。いつも言っていることだが、学校の評価は小学校も中学校も絶対評価になっている。絶対評価は、ある単元のある項目が出来るようになったかどうかの積み上げで評価がついていく。他の同学年の生徒との相違的な評価ではない。それぞれに良い点、悪い点があるが、今の生徒、御父母の方は、相対的な評価を知る機会がなくなっていることが問題だと思っている。相対的な評価を知ることは厳しさをともなう。とくに、今の子供たちはそうした評価に慣れていないのでより難しい面がある。今回も、小5は5,000人の中で、小6は7,900人の中での教科ごとの順位が出ている。その数字を見て、ショックを受けるお母様もいることだろう。でも、そうしたことに目をつぶっていてはいけません、と言いたい。現状をしっかりと認識すること。そこからしか学力の向上はありえないからだ。さて、今回の成績表のどこをしっかりと見ておいていただきたいかを書いておく。まずは偏差値をしっかりと見ていただきたい。偏差値は40から60の間に約70%、30から70の間に約96%がおさまるようになっている。おおむね45~55の間に入っているのであれば、ごく普通の成績だと考えてもらっていいわけだ。逆に、偏差値が40を下まわっているということは、全体の下位15%に入ってしまっていると言うことで、いろんな意味で考えなければいけない信号だととらえて欲しい。とりあえずの目標としては、どの教科も偏差値で55をこえた成績をとるところにおきたい。このラインから上が上位1/3の層だということだ。おおざっぱにいって、高校入試であれば座間、海老名などの中堅校、大学入試であれば日東駒専のラインということになる。また、7月の模試の結果との比較にも注目していただきたい。矢印が上がっていれば問題ないが、下がっている教科があったとしたら、ここでしっかりと手当をしていくようにしたい。もちろん、私の方でも生徒一人一人の成績を精査して今後の指導に役立てていくつもりだ。そのための模試でもあるのですから。それと、中学生については志望校判定をつけている。学校成績を考慮していない、今回の模試の結果だけからの判定なので、あくまでも目安としてとらえて欲しい。それでも、大和高校の偏差値が63だとすると、上位10%にいないと入れない学校なんだな、といった意識を持つ良いきっかけになってくれると思う。大和西高校ならば偏差値で54なので、上位30%あたりの成績が目安だと言うことがわかる。好むと好まざるとにかかわらず、子供たちは大人になるにつれて相対的な評価にさらされていくことになる。目をつぶるのではなく、そうした評価を積極的に知り、そうした数字にこだわるのではなく、それを学力向上の糧にしていくことが大切なのだと思う。最後に、miyajukuは学習塾ですから、数字にはこだわっていきたいと思っています。
2011.01.14
昨日の小6生の入試問題演習。なかなか思うように合格ラインをこえられません。高校受験の中3生たち。日曜講習の入試問題演習。思っていたように得点が伸びません。高3生はセンター問題演習。ここにきてもつぶせない教科があります。こんなんで大丈夫なのだろうか。落ちたらどうしよう。オレなんか受かるはずがない。弱気のムシが心の中に生まれてきます。そんな時期です。誰もが苦しんでいます。すんなりと進んでいくモノなどいるわけないのです。みんな葛藤しています。弱気のムシと闘っています。入学試験。それが中学入試でも、高校入試でも、大学入試でも、大切なことはこうして「葛藤すること」なのです。入試というのはひとつの壁のようなモノ。その壁を乗り越えるのも、乗り越えずにやり過ごすのも、すべては君たちしだい。乗り越えられるだろうか。試験が近づくにつれてそんな気持ちが心の中に大きく広がっていきます。お前は今まで何をしてきたのか? 試験の神様は君たちに問いかけます。今までやってきたことが、君たちが努力してきたことが試されているのです。自信を持って進んでいきましょう。最後の1日まで実力は伸び続けます。そう信じて前に進んでいきましょう。大人になるにしたがって心の葛藤は多くなります。そして、しっかりといろいろなことを受けとめて、自分のチカラで乗り越えていったことだけが、君のこれからの自信の糧になっていきます。やり過ごしてしまった経験は何も残しません。葛藤しましょう。葛藤することだけが、君を成長させます。君たちのお父さん、お母さん、オトナはみんな知っているのです。大切なことは、自分のチカラで乗り越えていくことだ、ということを。そうして乗り越えていく先にだけ、君たちの未来は開かれるのだ、ということを。頑張れ!どこまで頑張ればいいんだ ぎゅっと唇を噛みしめたそんな時 同じ目をした 君に出会ったんだそう 簡単じゃないからこそ 夢はこんなに輝くんだとそう あの日の君の言葉 今でも胸に抱きしめてるよあと一粒の涙で ひと言の勇気で 願いがかなう その時が来るって僕は信じてるから 君もあきらめないでいて何度でも この両手を あの空へ のばして あの空へあとひとつ //FUNKY MONKEY BABYS
2011.01.13
ものごとにはすべて「ホンネとタテマエ」というか「オモテとウラ」があります。受験も同じこと。とくに高校受験にはこの「オモテとウラ」が多くあります。当日の入試だけで合否が決まる私立中学受験にはこうした「オモテとウラ」はあまりありません。たとえば、もうすぐ県立高校の前期選抜試験の願書提出です。miyajukuからは4名が前期選抜試験に挑みます。えっ、たった4人なのという声が聞こえてきそうです。その他の中3生は前期選抜は受験しません。だって、落ちるのがわかっている勝負をすることはないでしょう。前期を受験する4人のうち2人も落ちるのがわかっています。こちらはお家の方針というか、本人が不合格通知をもらって発憤したいというか、そんな理由からの挑戦です。残りの2名は、特別な学科への挑戦でもあり、実技などの試験もあるので頑張りがいのある挑戦です。何で落ちるのがわかっているかというと、前期選抜というのは学校の成績だけで合否が決まる制度だからです。自己推薦書や面接などもあるじゃないか、という声が聞こえてきそうです。中学校では自己推薦書や面接の重要性を説いています。でも、それらが合否に占める割合はほとんどありません。成績のボーダーライン前後でそうしたものによって合否が分かれるぐらいです。そもそも面接など3段階ぐらいでしか評価をつけていないのです。数百人の面接を現場の先生たちが手分けして1日でやるのです。ほとんどを真ん中の評価にして、よっぽど悪い生徒は下の評価、よっぽとすばらしい生徒を上の評価、といったところです。結果、学校成績で合否は決まってしまいます。そんなことは毎年の合否データがきちんと証明しています。たとえば大和高校は122~124あたりで合否が分かれます。内申が120を切っていて前期を受験しても、合格の可能性は100%ありません。そんなことがわかっているのに、面接の練習や自己推薦書を書く時間に手間を省く必要はないでしょう。そんな時間があったら、英単語のひとつ、数学の問題の1問を解いた方が良いに決まっています。つまり、特別な学科への挑戦でなければ、前期選抜は無視するにかぎるのです。こんな制度は本当に早くなくして欲しい、というのが私の心からの願いですし、多くの方もそう思われていることでしょう。制度があるから利用する、のではなく、まともな制度でないのならば無視する、という姿勢も受験に対しては必要なのではないかと考えます。同じことは大学入試にも言えることです。どんな制度にも「オモテとウラ」があるということ。ここでそうした世の中の「フシギ」にふれることも、オトナへの第一歩だと考えるのです。
2011.01.12
今日から平常授業の再開です。午前中は3週間振りにジムに行き、1.2kmほど泳いできました。身体がギシギシいっているような感じでした。動かしていないとダメですね。今日からはまた週に2回~3回は身体を動かしていけます。家の庭にスイセンがたくさん咲いています。倒れていた1本を塾に持ってきて一輪挿しに挿しました。凜としてきれいですね。いつもこの花のような心根でいたいものです。新成人の意識調査を見ていてちょっとびっくりしたことがありました。男性の83.7パーセントが現在彼女なし、49.3パーセントが「これまで彼女はひとりもいない」とのこと。調査依頼最低を記録したとのことです。(詳しくは ここ をどうぞ)miyajukuの卒塾生や自分の子供たちを見ているととてもそんな数字は信じられないなぁ。先日、現在大学3年の卒塾生たちと話した様子ではほぼ100パーセントだった。8割以上が彼女がいないって・・・ そんなのつまんないよ。若いうちはたくさん恋愛した方が良いよ。頑張って彼女をつくってよ、新成人のみんな
2011.01.11
今日は成人の日。家の娘もお祝いの日でした。朝の5時から美容院、着物の着付け、写真館と忙しい1日のスタート。といっても、介添えはすべて妻の仕事。近くに住む私の母に挨拶に行った後、娘は市の成人式に行きました。藤沢市の成人式は「江ノ島水族館」で行われます。クラゲやイルカといっしょの成人式です。年間パスポートももらえるとのこと。ここでは主に小中学校の仲間たちと喜びを分かち合うのでしょう。その後、一回帰宅してから、高校の同窓生たちが集まっての成人式に。ホテルを貸し切っての集まりのようです。ほとんどすべての同窓生たちが集まるのでしょう。この高校の吸引力は今も昔もかわりません もうすぐ、一回帰宅してから着物を脱いで二次会に向かうと言います。結局、父親は何もすることはありません。写真を撮ることぐらいが仕事です。多くの友達に囲まれ、成人になった喜びを分かち合える仲間がたくさんいることが親の喜びです。おめでとう。
2011.01.10
今日も中3生の日曜講習からスタート。小6生たちも自習に来ています。朝、私の住む町の駅は受験生とその親でいっぱいでした。長崎日大中の入学試験の関東地方の会場が、日大の生物資源学部になっていたからです。首都圏の中学入試のスタートは2月1日ですが、函館ラサールや長崎日大などがこの時期に入試をおこないます。多くの中学受験生たちが、小手試しに受験をします。入学手続きも首都圏での中学入試の結果が出そろう2月10日なので、とりあえずひとつ合格をとっておこう、という考えなのでしょう。とにかく私立中学入試は内申点などがまったく関わらない入試の得点だけでの合否判定です。そうした意味では高校入試よりもずっと厳しいものがあります。あと3週間ほどで本番です。最後の仕上げをしっかりとさせていきたいです。中3生たちは、順調に結果を出していっているモノと、そうでないモノがはっきりとしてきました。何が違うのか、しっかりと本人たちに話したいと思います。違いはただひとつ。受かりたいという気持ちの大小です。結果が出ない生徒は、まだまだ「受かりたい」という執着心が足りないのです。何としてでもやってやろう、という気迫が欠けているのです。そんなことはない、と言い返したくなる気持ちはわかります。頑張っているのもわかります。でも、あえて言います。まだまだなんだよ、と。ここが切所です。もう一段階エンジンをふかしましょう。今日はここでいいや、と勉強を止めていた時間をあと1時間伸ばしてみましょう。まだまだ、ムリして良い時期です。ここでムリをしないでいつムリをするのですか。受験は自分との闘いです。受験生たちにFUNKY MONKEY BABYSの「あとひとつ」の歌を贈りたいです。今年の受験生たちへの応援ソングはこれで決まりですね。あと一粒の涙で ひと言の勇気で 願いがかなう その時が来るって僕は信じてるから 君もあきらめないでいて何度でも この両手を あの空へ のばして あの空へあとひとつの坂道を ひとつだけの夜を 越えられたなら 笑える日がくるって今日も信じてるから 君もあきらめないでいて何度でも この両手を あの空へ
2011.01.09
今日の授業は冬期講習の補講と、高3生のセンター対策の授業のみ。といっても、日曜講習の準備やら、来週以降の授業の仕込みやらで「とんでもなく忙しい1日」になってしまっている今年の中3生はトップ高を受験する生徒が多く、入試では220点以上の高得点を目標としている生徒が何人もいる。冬期講習に予定していたこともも順調に終えてきたので、自宅学習用のテキストを作成して配布することにした。入試問題というのはその傾向にあわせた学習をしなければ無意味だ。でも、書店で売っている「神奈川県入試対策△△」なんて本はテキトーなものが多い。生徒たちにはしっかりと傾向にあわせた問題演習をさせたい。ということは、こちらで準備するしかなくなってしまう。あと40日を切りました
2011.01.08
今日で11日間の冬期講習は終わりです。といっても、明日は補習日、明後日は日曜講習と続いていきますが来週末は大学入試センター試験。いよいよ受験シーズンの開幕です。センター試験へ向けての最後の仕上げは「青パック」と呼ばれる駿台予備校刊の予想問題の演習です。と同時に、代ゼミの「センターリサーチ」にも登録をします。今や、多くの私大がセンター試験を利用した入試をおこなっています。ただ、どの大学もセンター利用の募集人数は少なくなっているので、自分の実力と同じ程度の大学にはセンター利用入試では合格できません。どちらかというと、押さえとして受験する大学をセンター利用で受験することになります。また、センター試験を受けた後に志願できる大学はほとんどないので、自己採点の結果を見てからの出願は出来なかったり、センター利用入試の合否発表が2月の一般入試の合否発表の後だったりと、センター利用入試は利用しづらい面もたくさんあります。それでも「センターリサーチ」に登録しておけば、ほぼ合否がわかってしまいます。センター利用入試で押さえの学校に合格出来ることがわかれば、2月1日以降の一般入試の日程を楽に組むことが出来ます。何よりも受験料を抑えることが出来ます。私大の受験料は1校あたり35,000円ですから、6校受験すると210,000円にもなります センター利用ならば1校あたり1万数千円ですみます。
2011.01.07
新年早々、メインで使っているWindowsノートPCが壊れてしまった。外付けの外部モニターをつなぐと映るので、本体の液晶モニターがダメになってしまったようだ。まだ2年ほどしか使っていない。とりあえず、大切なデータをバックアップして修理に出すことにする。でも、きっと新品を買った方が安いのだろうな。最近のパソコンの安さったらほとんど消耗品のレベルだ。 これ なんか25,200円で買える。Windows7が付属している。Windows7は数千円するから、PC本体の価格は2万円もしないということだ。確かに安いことは助かるが、最近のモノの値段というのは「ちょっと違うんじゃないか」という気もする。息子が言うには、水産物を扱う商社は、日本の国内で捕れたものでさえ海外に売りはじめているという。国内で流通させるよりもその方がもうかるのだそうだ。大きなロシアの船が東北の漁港に横付けしてサンマなどを大量に買っていくという。「今は円高だからまだ良いけど、円安にふれたら、いろんな水産物が流通しなくなるだろうね。」ということだ。実際、ロブスターや銀ムツなどはもう全く入ってこなくなっているという。タラのすり身、タコ、エビ、カニなども危ないらしい。マグロでさえ、国内で養殖して生産したモノが海外に輸出されはじめているという。それだけ中国やインドなどの購買力が高まり、日本の国内のデフレ圧力が大きいと言うことなのだろう。今、何よりも必要なことは、このデフレの流れを変えることなのかもしれない。冬期講習も明日が最終日です
2011.01.06
昨晩は大学3年生になった卒塾生たちの集まりに誘われて呑み会に参加してきた。就活真っ最中の苦労話や、恋バナに花が咲いていました。みんな前を向いていました。前さえ向いていればたとえ倒れても前のめりの倒れ方です。いくらでも立ち上がってやり直しがききます。ただ、こうして今の若者たちと話をすると気になることがあります。それは、みんなあまりに真正面からしか物事をとらえていないことです。例えば、就活のことを尋ねると、立て板に水のように答えがかえってきます。「接客がしたい」「業種としてはブライダル関連を目指す」などなど・・・「お前、一人っ子だったよな。親は家を出ても良いって言ってるの?」「ダメだと思います。」「それじゃ、職種よりもその条件が優先になるでしょ」「そうですね」「その条件に当てはまる会社を探すだけでもけっこうしぼられちゃうよ。仕事の内容は次の問題でしょ」「そうっすね」仕事って生きていくための糧を得るためのモノだという原点。結婚して家族を持って一緒に生きていくために稼ぐという見方。そんなことが欠けているような気がする。小学生以来、キャリア教育を受けてきている今の若者たちは、「仕事=夢」といった考え方を知らずのうちにしている。喰うために稼ぐ。それも仕事の持つ大きな意味ではないだろうか。そんな当たり前のことをもっと考えても良いんじゃないだろうか。どんな仕事だって、結果的には世の中のためになっている。「仕事=夢」は実際の仕事の中で探していけば良いと思う。さて、冬期講習は続いています
2011.01.05
今日も中3は入試予想問題演習に取り組んでいます。午前中に県入試の予想問題に取り組み、午後からはそれを採点して返却し、解答・解説をする、というパターンで授業を進めていきます。入試本番まであと6回ほどの演習を日曜日を利用しておこなっていきます。何度も書いていますが、入試問題の出題形式は毎年ほぼ決まっています。これは公立高校入試だけでなく、大学入試センター試験にもいえること。こうした出題形式が決まっている試験への対処法は、やはり同じ形式の演習問題を数多く解くことにあります。「解く→ダメ出しをする」の繰り返しが最良の学習法です。例えば、数学の問題です。自分の目標点が45点であれば、5点は間違ってもかまいません。昨日の予想問題でも、空間図形の問題がとても難しいモノでした。その問題に10分も時間をかけて正解したとしても、その所為で見直せば気づいたはずの計算ミスをチェック出来なかったとすればダメなのです。空間図形の問題は3点。簡単な計算問題も配点は2点なのです。どの問題が自分には解けて、どの問題は解けないのか。また、解けるとしても何分ぐらいかかるのか。そうした「問題を見きわめる眼」をつくっていくことが入試予想問題演習の大切な目標の一つになります。このことはセンター試験に向かって勉強している高3生にも言えることです。いや、その後の就職試験のSPI試験などでもまったく同じことがいえます。昨日も、解答用紙にいくつかの空欄があった中3の女の子に話しました。「わからない問題があって解答しなかったのだろうが、これは入試演習だよ。4択ならばどれかの答えは書き込んでおくこと。ちょっと印をつけておけば、あとで確認できるだろ」1点を取りに行こう、という気持ちがまだまだ弱いのです。今の子供たちは、「競う」ということに慣れていません。こうして高校入試を通じてでも「競う」ことの意味をしっかりと知っていって欲しいです。学校では「点数にこだわるな」といった学習に慣らされてきています。彼ら、彼女らは「1点にこだわること」を悪いことだとさえ思っています。実際の入試では1点が合否を分けてしまいます。自分の「夢」を実現するためには「1点にこたわる」姿勢を持たねばなりません。非情でしょうが、1点でもライバルより得点を積み上げて「勝つ」ことが入試の目標なのです。ここから入試までの学習法は、あくまで実践的に。1点にこだわったスタイルでやっていきますそれにしても、1日で「良い緊張感」が戻っています。昨日の「喝」が効いたようです
2011.01.04
今日から授業はスタートです。とりあえずは小6,中3,高3の受験学年の入試問題演習からはじめています。みんな気合いが入っているか、というと・・・ やっぱり年末、年始の空気に伝染していてかなり気が抜けています。中3など時間を間違えて数人が遅刻をしてきました。たるんでいます(T_T) テレビのバラエティ番組を見て笑えば、それだけ入試得点が1点減っていくと考えましょう。受験生の家庭ではゼッタイにテレビのスイッチをオンにしてはいけません。もう1月なんです。ぴりぴりした緊張感を家庭でも持って欲しいです。今日の様子ではダメです。世間が浮かれていても、受験生は浮かれていてはいけません。マスクをして風邪の予防をするように、受験生は世の中の空気を遮断していきましょう僕たち、私たちの正月は3月です
2011.01.03
今日は等々力競技場まで全国高校サッカーの2回戦を観に行ってきました。神奈川県の公立校が出場しているだけでも応援の価値はあるところ、miyajukuのT君がいるのです。行くしかないでしょ残念ながら結果は下のようになってしまいました。でも、ここまできただけでもすごいでしょ明日は塾で待ってますよ。2011年のmiyajukuは明日が初日です。気合いを入れていきますよ
2011.01.02
新年あけましておめでとうございます。初詣に「湯島天満宮」に行ってきました。地下鉄の出口を出たらすぐの行列で、お参りするまで1時間ほどかかりました。今春の小6、中1、高3miyajuku所属受験生19名の合格をしっかりとお願いしてきました。ひとりひとりの顔を思い浮かべ、希望校をとなえて天神様に合格を祈念してきました。1月1日の御祈願です。ご利益があるはずです。でも、自分のチカラをしっかりとつけてからの神頼みですよ皆様にとっても2011年が良い年でありますように。今年もよろしくお願いいたします。
2011.01.01
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