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シェーブル・ドールは崖にはりつくようにして建てられたホテルだが、狭い敷地の中は紺碧の海を借景にした美しさに満ちている。

こちらが入り口。右がフロントで左がバー。テラスレストランやバーを利用したいようなら、右のフロントで聞いてみるといい。
奥に見える扉の向こうは宿泊客専用空間で、外部の人間は立ち入り禁止。

こちらが扉を抜けたところにある中庭。

中庭から一段下がったところにテラスレストラン兼バーのLes rempartsがある。右側のパラソルの広がっているエリアがレストランで、左側がバー。

中庭から見上げたMizumizuたちの部屋。部屋のカテゴリーはかなり細かく分かれている。Mizumizuが今回選んだのは海の見えるChambre Lux(部屋代は560ユーロ)。タックスが2人で3ユーロ、朝食代は別。
部屋のインテリアは、同じカテゴリーでもそれぞれ違うよう。

部屋についたベランダからの眺望。目の高さまで海。ここの滞在は天気に左右されると思う。晴れなければ魅力は半減。

下は中庭。ランチの時間はテラスレストランにご馳走を運ぶウエイターが上から見えて、「落ち着かないかな?」と思ったのだが、下からこちらは見えないし、人の動きが見えるこの部屋のロケーションも案外珍しくていいな、と途中で考えが変わった。

部屋の窓を開けると、ホテルのシンボルである黄金のヤギ(シェーブル・ドール)と紺碧の地中海。サンジャンカップフェラが遠くに見える。

Mizumizuたちの部屋は、入ってすぐがリビングになっていた。

狭い廊下でバスルームとベッドルームがつながっている。カーテンは赤と黄色の明るいプロバンスカラーのストライプ。生地そのものは高級ではないが、南仏ではこの洒脱さが映える。

ドアにはピンクと薄緑のペインティングが施されている。

ベッドルームの棚も同じ意匠。どちらかというと素朴な塗りで可愛いのだが、子どもっぽくも安っぽくもならないのは、さすがにフランス。

気持ちのよいベッドルーム。

ベッドカバーにはさりげなく、極上のファブリックを使っている。しかも、色は白。エクスのVilla Galliciの部屋のテーブルクロスもそうだったのだが、フランスの高級ホテルは、カバーファブリックに惜しみなくピュアなホワイトカラーを使う。部屋でコーヒーだのお茶だの飲んで欲しくない気持ち、よくわかる。
部屋は清潔で快適そのもの。少し休むと、また歩き回る元気が沸いてくる。

テラスレストランをさらに下るとまた庭があった。海とヨットが借景。どこも絵になる。

秘密めいた通路は、むしろ海へそのまま続いているよう。Mizumizuがこのホテルでもっとも気に入ったのが、この狭く暗いパッサージュ。階段を右に折れて、パッサージュに入ったとたん、白い帆を浮かべた青い海原がぱっと目に入ってくる。
ここは完全にプライベート空間。宿泊客以外は通らない。観光客でごったがえすエズの小道とは別世界の静謐がある。
やはりフランスも純然たる階級社会だ。ニースから1ユーロのバスで往復でき、何も買わずに「中世風」の小道を歩けば、安くエズを楽しめるが、隠された場所に本当の贅沢がある。そして、そこはバカ高いお金を払った客だけにそっと公開される。この一瞬の豪奢は、フランスでは特に高くつく。
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