近年、 糖尿病網膜症
による失明が大きな社会問題となっています
この病気は糖尿病の合併症の一つで、見にくいと感ずることもなく進行し、自覚症状が現われたときには、すでに失明の危機にひんしていることも多いのです
糖尿病と診断されながらも症状がないからと定期的な診察を受けずに放置し、見えにくくなってから眼科外来を訪れる患者さんが多くいますが、すでに手遅れの状態で、レーザーや手術をおこなってもなかなか視力の回復にはつながりません
これを防ぐには十分な知識と、 年に1、2回の眼底検査
を受けることが大切です
早期発見、早期治療が失明防止に直結します。
糖尿病網膜症の現状
糖尿病の患者数は年々増加しており、40歳以上の成人10人に1人の割合です。
糖尿病が問題になるのは、糖尿病網膜症は失明原因の第一位になっています。
糖尿病患者の30~50%がこの病気を合伴しており、そのうち10%の人が重症で失明の危険にさらされています。
多くは中年以後の中途失明で家族や社会への影響も大きいのです。
目が見えなくなっては、これまでの生活の変更を余儀なくされます。
仕事ざかりの人が、今までどおりには働けなくなったり、気軽に外出することもままならない人たちを私はたくさん見てきました
糖尿病を甘く見ると危険です
糖尿病と診断された方は、症状がなくても必ず定期的に病院を受診しましょう![]()
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