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December 1, 2007
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2回に分けると、リスクばかり強調するような形になり、ちょっと
誤解を生むかもしれませんね。

昨日コメント欄にも書いたように、基本的には大いなる可能性を秘めてる、という
路線で考えています。

ただし、手放しでイケイケに気持ちがなるのはやや甘いので、やはり気を引き締めて
どこかに落とし穴がないか?と考えていくのが慎重な姿勢ではないかということです。

この辺りを誤解されませんよう(^^;

(基本的に魅力的でなければこんなに詳しく考察しない。ロシアのように
「こりゃダメだ」の一言で終わりです(笑))



マクロ経済的観点からのリスクを書きました。

一方、証券市場、という点から見ますと、現在はまだ大型の国営企業が上場してきていない
フェーズ、例えばビナミルクが最大の時価総額であったりということで、どちらかというと枝葉の
企業が上場しており、国の発展のための資金調達の中軸バッターが登場してない、と書きました。

今回の投資考察団では、ベトナム証券委員会のエライさんのお話を聞く機会もあったのですが、
今後、4000社に及ぶ国営企業を順次株式会社化していく、ということです。
それらが全て上場銘柄となるのか、あるいはOTCで止まるのかはよくわかりませんが、
そのペースは伝え聞くところ4年ということですから、1年で1000社つまり一日
5社ペースということになります。

さすがにこれは物理的に無理だと思いますが、今後大きな資金吸い上げ要因と
なっていきそうです。つまり、既存の株式が売られて、新しい企業への投資に分散される

要因です。

なお、これらの会社の上場は、ベトナム証券市場だけでなく、シンガポールや香港、米国ADRへの
上場も視野に入れてるそうですので、できるだけその影響は緩和しようという意図は読み取れます。

海外市場への上場ということでは、近いところでは、ビナミルク社が近いうちにシンガポール市場に
上場予定だとのこと。



細かいところでは、やはりまだ証券取引の場合のシステムの脆弱性といいますか、現地証券での
取次ぎが、担当者任せになっており、注文が通ったり通らなかったり、送金確認が遅れたりと
いうところ、でしょうか。
そのうちこのような問題は徐々に解決されていくと思いますが、株式が下落するリスクだけでなく
このような足元についてもヒヤヒヤしながらやらないといけないというのは少し投資家としては
しんどいとこでもあります。

幸い、現在Q先生が現地に証券会社を作り、この辺の足元を固めようとされていますから、
そのような体制を待つといいかもしれません。

それと、これはベトナムの、というより僕自身のリスクですが、まだ情報の集め方とかが
よくわかっていません。
今回聞いてきた話では、上場企業については年1回の監査済み決算報告(英文?)と
4半期(1ヶ月だったか?)毎の監査なし決算報告(ベトナム語のみ)が義務付けられていると
いうことですが、OTCについてはその辺のルールはよくわかりません。
ですから、いい企業というのをどうやって見つけていくか?個別企業の調査というところが
まだまだ難航しそうです。
ある程度、戸松さんのリポートとかその他有料情報も利用しながらやる必要があるように思います。

以上は上場企業の話ですが、

実際現地で行われている投資の方式としては、これ以外に、未公開株へのアクセスという形も
あります。こちらは、なんらかの人づてで未公開株を取得し、IPOや上場されることによって
その大きな上場益を得ようというもので、なんだか空中戦の様相です。
これに関しても話を聞いてきたのですが、アングラな話もありますし、あまり読者の皆さんの
ためになる話でもないので、ここでは割愛します。
ここへ手を突っ込むとなると、かなり両足突っ込むほどどっぷりベトナム投資に入り込む覚悟が
必要です。通常の株式投資とは別の世界です。


リスク要因に話を戻しますが、これはリスクかどうかはわからないのですが、上記の未公開株や
不動産の話、上場株式の話も含めて現地は今、イケイケモードです。すなわち株は売り出せば
高値で売れる、不動産も上がるもの、という意識で充満しています。
これは、なにかの拍子ではじけると、思わぬ痛い目にあうかもしれません。

このブログで常々書いているように「価値」と「価格」は違う、ということを認識し、本当の「価値」は
どこにあるか?という目線を失わないようにしながら参入しないといけないと思います。
(熱狂やバブルに踊らされない、冷静で透徹した目を持ち続けることが重要)





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Last updated  December 1, 2007 07:55:53 AM
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