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「聴く」こと、「対… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2017.01.09
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友人から借りました。

ヴァルドルフ人形とは、シュタイナー系の人たちが好んで子どもに与えている素朴な手作り人形のことです。鼻も口もありません。目はちょっと糸の縫い目で引っ張って凹ませているだけです。

中には買っている人もいるかもしれませんが、私の周りのお母さんたちはみんな自分で作っています。中には羊毛がぎっしり入っています。

うちにも「二人(二体)」いるのですが、子どもがいつも一緒に遊んでいたため、こんなに綺麗な状態ではないのでお見せ出来ませんが、顔の作りは写真のものと同じです。

この人形を目・鼻・口がちゃんと付いたお人形しか知らない子に見せると、先ず第一声が「変だ」です。「気持ちが悪い」と言う子もいます。

逆に、いつもヴァルドルフ人形で遊んでいる子に、はっきりとした目・鼻・口が付いたお人形を見せると「怖い」といいます。

お人形が「他者としての主張」を持っているからなのでしょう。

それに対して、ヴァルドルフ人形は「他者」ではなく「子ども自身の分身」として子どもの側にいてくれます。



最初からそういう人形を与えられている子は、目・鼻・口は子どもの心が補っているので、そういうものがなくても気にならないのです。

幼い子どもは感じただけで「それ」が見えてしまうのです。(本当は大人にもこの能力はあります。)

だから、一つの積み木を自動車やビルやロボットに自由に変身させて遊ぶことが出来るわけです。それがいわゆる「見立て遊び」と呼ばれるものです。

泥んこでお団子を作ったり、葉っぱをお金にしたり、ドングリをご飯にすることも出来ます。

子どもは大人と違って、「物質的な現実世界」を見ているのではなく、「自分の心を投影した世界」を見ているのでそういうことが自然に出来るのです。

そして、大人とは逆に「客観的にものを見る能力」の方は弱いです。
そのため、9才頃までは写実的な写生は出来ません。

皆さんも、子どもの頃に遊んでいたものや、遊んでいた場所を大人になってから見てみると、子どもの頃にはあんなにもキラキラしていたものや、あんなにも不思議だったものや、あんなにも大きかったものが、「実物通り」になってしまって、「あれ!!」と感じることがありますよね。

それは、子どもの頃は、「現実の世界」ではなく、感覚の働きが創り出した「心の世界」の中で遊んでいたからなんです。

あまり自己主張しないオモチャや遊びの空間は、その子どもの心の世界を素直に受け入れてくれます。そして自由に変身して付き合ってくれます。

何にも加工していないただの一枚の布が、波になったり、風になったり、マントになったり、スカートやドレスになったり、川になったり、火になったり、お花になったりします。


丸めれば「ボール」にすらなります。

私の親子遊びでは、布で「かくれんぼ」などもします。


ただの「段ボールの空き箱」が、自動車や、お風呂や、電車や、おうちや、基地や、お便所になったりもします。

押し入れや、木の洞や、小さな穴が、どこまでも広い空間になったりもします。

そのものが持つ素朴な感覚特性が子どもの「感覚」を刺激し、「感覚」が「心」を刺激し、「心」が「自分の想いに合わせた世界」を創り出します。



大きな布を広げてみんなで揺すって「波」を作ると、子どもたちはピョンピョンしたりします。

その過程で、創造力や想像力、そして意思やからだが育っていくのです。

そういうものは「子どもの内側」からしか育たないので、感覚の働きを通して「子どもの内側」に刺激を与える必要があるのです。

それに対して、自己主張が強いリアルなオモチャや、便利なオモチャで遊ぶときには、子どもがオモチャに合わせる必要があります。

そのため「子どもの育ちに必要がない能力」は育ちますが、「子どもの育ちに必要な能力」の方は育ちにくくなリます。





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Last updated  2017.01.09 10:51:55
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