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「自分らしさ」は、「自分」が、「自分が生きている世界や、社会や、周囲の人達とどういう形で繋がっているのか」ということの中に表れます。そこには「自分自身とのつながり方」も含まれます。
「自分らしさ」というものが、世界とば別に存在しているわけではありません。
「自分らしさ」は「関係性」の中に表れるのです。
「他の人と会った時にどういう関わり方をするのか」というような時に表れるのです。
ですから、他者と関わろうとしなければ、「自分らしさ」とも出会えません。それが一昨日書いた、「自分を表現しようとしなければ、自分らしさと出会えない」という言葉の意味でもあります。
また、自分を表現したり、他者と関わることから逃げていたら、自分が望むような「自分らしさ」を育てることもできません。
子どもの「自分らしさ」は、周囲の大人や、子どもや、自然や、さまざまなものたちとの関わり合いの中で育っていきます。
ただし、同じような体験や環境を与えても、実際にそれとどのように関わるのかは、気質によっても大きく異なります。
胆汁質の子は自然を破壊して遊ぼうとする傾向がありますが、憂鬱質の子は自然と友達になって遊ぼうとする傾向があります。
そういう体験を通して、「自然との関わり方に対する自分らしさ」が育っていくのですが、自然との関わり合いを奪われて育った子は気質に関係なく、自然とモノとして扱うようになるのではないかと思います。
「人間」に対しても同じです。
それが「自分らしさ」になってしまうのです。