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まるごとで聴くあり… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2026.08.06
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昨日は、

そんな時、様々な芸術的な活動がその手助けをしてくれるでしょう。


ということを書きましたが、では「人はなぜ、芸術的な活動を通して科学の使い方を学ぶことが出来るのか」ということです。

それは、人は芸術的な活動を通して、「私たちの命の働きを支えている世界のルール」を学ぶことが出来るからです。

音楽は「音のルール」によって出来ています。ただ音楽を聞いて楽しむだけなら、「音のルール」など知る必要がありませんが、自分で歌ったり演奏したりしようとするのなら「音のルール」を学ぶ必要があります。

人に聞いてもらうために歌を歌おうとするなら、「心やからだのルール」も学ぶ必要があります。ちょっとした姿勢や、重心の位置や、心の状態の違いが「声の状態」にダイレクトに表れてしまうからです。

「アレクサンダー・テクニーク」という、心とからだの調整法がありますが、これはオーストラリアの俳優F.M.アレクサンダーが、舞台上で声が出なくなったときに、自分の声を取り戻すために色々と工夫して発見した方法です。「声のルール」「からだのルール」に従って声を出せば、より自然でいい声が出るのです。
好き勝手に歌ったり、しゃべったりするだけなら特に「学び」は必要ありませんが、芸術的な行為として声を出そうとするのなら「声のルール」や「からだのルール」を学ぶ必要があるのです。

絵を描こうとするのなら「色のルール」「明暗のルール」「形のルール」「人の心のルール」「物語のルール」「空間のルール」などを学ぶ必要があります。
絵を描かない人は、「絵は、ただ思いつきで自由に描くだけ」だと思っていますが、そういう描き方をしているのは子どもと素人だけです。
単なる自己表現を超えて、芸術的な活動として絵を描こうとするのならそういうことを学ぶ必要があるのです。



ダンスや踊りも同じです。子どものように、単なる感情表現として自由に踊るだけなら特に何かを学ぶ必要はないのですが、人の鑑賞に耐えられるようなダンスや踊りを踊るためには、表現のルール、からだのルール、動きのルール、心のルールなどを学ぶ必要があるのです。
私がダンスや踊りに詳しくないのでこの程度しか思いつきませんが、実際には「学ぶべきこと」はもっともっといっぱいあるでしょう。

そして、「心のルール」と直結しているということは、全ての芸術的な活動において共通しています。だから芸術は人の心に響くのです。

ただ自分で楽しむだけならこんなこと学ぶ必要はないのですが、芸術的な活動として人に聞いてもらう、人に見てもらうためには、そういう活動をしたことがない人には想像も出来ないような様々なことを学ぶ必要があるのです。だから「専門家」なるものが存在しているのです。

まただから、人は「芸術的な活動」を通して様々な、「自分が生まれてきた世界のルール」を学ぶことが出来るのです。
そのルールは人に不自由をもたらすものですが、その不自由をうまく使いこなすことを学ぶことで、さらなる高見に登ることが出来るのです。そしてその学びは機械にやってもらうわけには行きません。

そのような「この世界の背後にあるルール」を学ぶことで、「科学の使い方」も分かってくるのです。自然や、人の心やからだを壊すような使い方ではなく、そういうものを生かすような使い方を知ることが出来るのです。それは「科学の芸術的な活用法」と言えるかも知れません。

芸術的な活動をしなくても、子ども達は「社会のルール」は学ぶことが出来ます。そして、「社会のルール」を学ぶことが出来れば社会人として生きていくことは出来ます。だから、多くの人がそれだけで十分だと思っています。
でも、その「社会のルール」は不安定です。人々の価値観の変動に合わせて「社会のルール」も大きく変わります。欲望に支配される人が多くなれば、社会のルールもそれに従います。「科学の使い方」を知らない人が欲望に任せて「科学の力」を使ったら社会全体が壊れてしまうかも知れません。

本来人間は「社会のルール」よりも先に、「命のルール」「自然のルール」に従う必要があるのです。「命のルール」「自然のルール」を無視したような社会のルールは、人の心とからだを壊してしまうからです。そして、心とからだを病む人が増えれば社会も崩壊します。
様々な芸術的な活動はその「命のルール」「自然のルール」を教えてくれるのです。





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Last updated  2026.08.06 08:17:30
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