夏休みの終わりに、外骨腫と診断されたこねこ君。
場所が足の親指の先、それも爪の下ということで、経過観察ではなく、手術でき次第、手術をするということになりました。　 詳しくは前日の日記へ

手術日は、冬休み前。
でも、まだ3ヶ月以上あります。
足の先は、爪の手術の傷が残っている状態です。
先生からは「化膿させてしまうと、手術ができなくなるので、化膿したら近くの病院で消毒をしてもらうこと」と、厳命が下りました。

学校の秋の授業が始まりました。
体育祭こそないものの、秋はそれなりに行事が目白押しです。
夏休み明けに手術ということになったら、合唱コンクールの伴奏者も引き受けていたので、それはそれでみんなに迷惑をかけるところでしたが、当面はそのまま学校に通えることになったので、まずは一安心。
足の先も、爪が生え切っていないのと、傷が治りきっていないとはいえ、それほどの痛みはありません。

この外骨腫というもの、そのものには痛みはないのです。
ただ、余計な？骨があることで、他の部位に影響すると、傷や痛みになる。
こねこ君の場合は、特に「爪」にひっかかるので、傷ができてしまったというわけです。

痛みもなく、歩くのにも支障がないので、通常の生活が始まりました。
ただ、「傷を化膿させない」ということだけです。
病院の先生には、体育なども「様子を見て（休んでもいい）」とまで、言われたのですが、こねこ君、休む気はサラサラありません。

診察から２週間ほど、傷も癒えてきました。
夏休み中、外出はサンダルだったものの、学校には運動靴を履いて行きます。
さすがに、まだ傷のある状態なので、ガーゼと包帯でガード。
「痛くないし、傷にはあたってないし」
と言うのですが、しばらくすると、爪の付け根のほうに痛みを感じるようになり、押してみると、膿が出てきました。
どうやら化膿してしまったようです。

最初の皮膚科に診察に行き、抗生物質の飲み薬と、塗り薬（ゲンタシン）と、消毒薬、ガーゼなどの一式をもらって帰りました。
傷は治りかけたかな？　と、思うと、また一週間位して、他の場所が痛んできたりと、なかなか完全な状態になりません。
しばらく、飛び飛びに通院して、なんとか収まるかなと思っていたら、今度は、反対側の爪が巻き爪になって食い込んできました。またジクジクと痛み、膿も持ってます。
皮膚科で、液体窒素で低温療法で殺菌？してもらい、巻き込んでいる爪の下にソフラチュールという薬品つきの網を入れてもらいました。
皮膚科の先生の言われるには、靴の中で蒸れてしまうとなかなか治らない。とにかく、乾燥させて、新しい傷を作らないようにしたほうが良い――ということです。自然、靴を履くと、蒸れてしまうので、通学はサンダル（それも片足だけ）ということを、渋々、承知しました。

外骨腫のある親指の先が、かなり膨らんできています。
「8月に診たときは、こんなに大きくなってなかったよ。もう一度、整形で診てもらえば？　ここがこんなに膨らんでいたら、どうしても反対側の爪が押されて爪が食い込むし」
と、皮膚科の先生に言われるので、10月の終わりごろ、もう一度、整形を受診することにしました。
手術前の検査日は11月の終わりなのですが、やはり見た目にも、足の先にふくらみが目立つようになってきたのです。

ちょうど職業体験や参観日といった行事が重なってしまい、予約を取ったのは11月に入ってから。あと数週間で診療日ではあるのですが、念のためと思って、受診。またもや、学校を遅刻しないといけなくなるこねこ君は、不満なのです。
とにかく、痛くもない、それほど不自由もない状況なので、イマイチ、ホンキ度が測りかねます。

整形の診察の結果、骨自体が大きくなっているということはなさそう。それよりも、傷口が化膿したことで、皮膚が固くなっているよう。まだ、傷口が化膿しているので、とにかく、傷口を治すことという診断が出ました。

・外出は、サンダル。
・体育館シューズは、体育の先生に言ってはだしでよいことにしてもらう。
・上履きは――。
上履きもスリッパのように前あきのものにして欲しかったのですが、最後まで頑固に言うことを効かなかったので、結局、「指先に当たらないようにする」ことを条件に許しました。

それから約1ヶ月、神経使いっぱなしで、指先を保護し、毎日、消毒をくり返して、やっと事前検査の日を迎えました。
診察は、なんとか、クリアです。
そこで、手術の日が一日早くなってしまいました。年末で手術が立て込んでいるとか。授業を一日多く休むことになって、またこねこ君は不満なのですが、一日も早く、こういう状態から抜け出たいし、余裕がある日に手術をやってもらったほうが良いはずです。
もしかすると、手術日が早くなったことで、退院も早くなり、最終日には登校できるかもしれません。

その後も、体育の時間に、足踏まれた！りとか、患部が赤みを帯びてきたり――とか、なんだか順風満帆とは言いがたかったのですが、やっとのことで、入院の日が来ました。

------------------------つづく

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