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今日は自己覚知について説明していきます自己覚知とは自分自身の考え方や性格、癖などを把握することですソーシャルワークでは相手の話を受容して傾聴することが求められますが、受容にはまずは相手を受け入れることが、傾聴は相手の気持ちを察する必要がありますつまり相手を理解することが求められますただ、相手を理解することは簡単な事ではありません相手を理解しるためにはまず自分のことを理解しないといけませんあなたは自分自身のことをどのくらいしっているでしょうか?考え方の癖、性格、口癖、しぐさの癖 等自己覚知の仕方と人間関係にどう生かせるかを解説していきます0.前提「自分のことは誰よりも自分がわかっている」そう思われる方もいるかもしれませんそれも一つの真実ですが、ただ、生まれてからここまでずっと自分と付き合ってきたあなただからこそ、慣れてしまって意外と自分についてわからなくなっていることも多いということをまずは理解しましょう1.自己覚知の方法自己覚知の方法には二つあります一つは主観的に自分自身と向き合うことで、「私」という人間と向き合う方法ですこれは自問自答方式で考え方の癖や性格を考えるときに効果的ですまたなぜそうなったかの背景にある過去や体験は自分にしかわからなかったりするので、自分自身と向き合う時間を作ることはとても重要です______例えば私は本当に好きなものはずっと好きですが、反面それ以外のことは飽きやすく続かない傾向があります具体的にはサッカーやミスチルなどは小学生の時からずっと好きで31歳になった今でも週に2~3回連取へ行ったり、ドライブの際は車内でずっとエンドレスにミスチルかけ続けるような男です一方でこれまでブレイクダンスや英会話などちょろっとかじってはみたものの、少しは楽しかったのですが続かなかったものも多々あります最近では読書と日記をつけるのが2年以上続いていて、久々に継続できそうなものを見つけましたこの性格のきっかけを考えると幼少期から好きなものを否定されずにさせてもらえた、もっというと自分の好きなものを両親も興味を持ってくれるような家庭環境があったこと友人たちの中に自分の好きなものを話したり、共有できる人たちがいて、その時間がとても楽しい体験として記憶に残っていることが挙げられます飽きやすい面に関してはすでに心の拠り所となるものがあるので、よほど楽しいと思えることでないと新たに好きなものを持つ必要も時間を割く必要もないことが原因の一つになっているとおもいます_________という風に自分自身と向き合うことで自分を見つめることが一つ目の主観的な自己覚知です二つ目は客観的な自己覚知で周囲から見た時に自分がどのように見えているかを知る方法ですこの方法では自分の話し方の癖やしぐさの癖など、無意識に行ってしまっているために自分自身では気づけない自分について知るときに有効です______私が言われたことがあるのが、わかってほしい時に手を上下に動かす癖がある語尾に「さー」とつけることが多い(今日さー、こんなことがあってさー)馬鹿にしたように鼻で笑う時がある嘘をつくときは鼻が膨らむ など_______これらは自分では気づきづらいですが、人からは指摘されないことも多いです皆さんも経験があるかもしれませんが、「この人こういう癖があるな」と思っていても面と向かってそれを言い出すのは勇気のいることですこの他人から見た自己覚知をするのであれば、自分と距離の近い人(仲の良い友人や家族など)に自分の口癖やしぐさなどで気になるところはないかを聞いてみるのがいいと思います2.自己覚知のポイント自己覚知で知っておくべきポイントは主に4つです考え方の癖・ネガティブに考えることが多いか、ポジティブが多いか・心配性か楽観的か・自分のことが気になるか相手の目線が気になるか・仕事、趣味、家族、友人 何を大切にしているか・過去、現在、未来 どこを一番大切にしているか性格・緊張しやすいか、わくわくすることが多いか・人見知りか、人懐っこいか・熱くなれるか、冷静でいられるか・協調性はあるか、引っ張っていく力はあるか・リーダーシップを発揮できるか、マネジメントは得意か口癖口癖には様々なものがあり、言葉、話し方、相づち、イントネーション、話のスピード、間の取り方など様々なものがあります癖があることが必ずしも悪い事では無いですし、治す必要があるとは思いませんが、自分の癖を知っておくことは重要な事です言葉の例としては一言目には「とりあえず」 「でも」「だから」と言ってしまったり話し方では「えー」 「うん」「あー」「えーっと」を多用したり相づちでは目上の方に対しても「うんうん」「そーだよね」と言っていたり本当に口癖に関しては様々なパターンがあり、人からすると気になるものもあるので、是非周囲の親しい人に自分の口癖について聞いてみましょうしぐさの癖しぐさもひとそれぞれに様々なものがあります例としては髪を触る爪を噛む話すときに意図せず手を動かす目をそらす、伏せる貧乏ゆすりをするきょろきょろする等色々なパターンのしぐさの癖があります考え方と性格は自分でも気づくことが出来ますし、その原因を自身で分析することもできます人から見た性格なども一つ考える要素になるので人に聞いても見てもいいと思いますそれに対して口癖やしぐさの癖は自分では気づけないことも多いので、周囲に協力をしてもらう必要があります先程も述べた通り、必ずしも癖や考え方を訂正することが目的ではなく、自分の思考パターンや口癖、しぐさの癖を自分で理解しておくことが自己覚知の目的です人は知らないものに対して恐怖や不安を抱く生き物です自分のことをしっかり知っておくことで心の安定を計れたり、相手を知る時に自分との共通点や違いを探したり、自分をPRする場面でも自己覚知は役に立ちます*結論*自己覚知とは自分自身の考え方や行動の癖を理解しておくことです自己覚知をする方法は二つあり、自分自身と向き合う方法と他者から自分のことを教えてもらう方法です自己覚知をすることで自分のことを相手に上手に伝えられたり、相手への見せ方を気を付けられるようになります就職活動をする学生さんでも、今の自分や生き方に迷ってこれからどのように生きたらよいか、進んだらよいかわからなくなっているひとがいればまずはこの自己覚知を通して自分が何者かを見つめなおす作業をやってもらいたいと思います自分自身のことをわからないと不安になるものですその不安を解消して過去の自分と向き合うことで今の自分が見えてきます一度立ち止まって私という人間と真剣に向き合ってみてください自分と向き合うことのできない人に他人と向き合うことは出来ませんし、自分事すらわかっていない人に何を言われても説得力もありません自分と向き合う経験は、それをしたことの無い人と比べると大きな経験の差となって現れます一番わかっているようで意外と知らない自分自身としっかり向き合ってみるとまた新しい自分や目標に出会えると思います
2021年08月28日
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今日は聞くときに実践する受容と傾聴についての話をします聞き上手の人が必ずと言っていいほど実践しているスキルで、簡単なようで意外としっかり出来る人は少ないので、受容と傾聴が出来るようになれば間違いなく聞き上手になれます__________0.前提まず大前提として、そもそも私たちは会話をする時に「相手の話を聞いているようで聞いていない」という事実を認識しておきましょう例えばあなたが友人から「ちょっと相談があるんだけど…」と真剣な話の相談を受けいている場面を思い描いてくださいあなたは当然真剣に話を聞きますそして、話を聞きながら相手になんと声をかけようか、どのようにアドバイスしようかを考えますそして相手の状況がわかって、自分の中で話すことを決めたら、相手の話をそこそこ聞いたところでこちらのターンとばかりに考えた意見を相手に伝えていきますある程度話を聞いた後は「何を話そうか」を考えながら聞くことになり、矢印が相手から自分に向いた状態で聞くことになります1.受容受容とは相手のありのままを受け入れることです相手の話を聞くときに何かと批判したり、評価したりしてしまいがちですがまずは相手の話す内容をそのまま受け止めます一旦受け止めることで、その上で自分の考えや意見を述べる方が相手もこちらの話に耳を傾けてくれます例えばあなたの部下から「仕事が楽しくないんです」と話をもちかけられたとして「そんなこと言っても、生きていくためにはお金を稼ぐしかないんだから頑張るしかないよ」と声をかけるのと「今の仕事に楽しみを感じられないんだね。なんで楽しくないって思うんだろう?」と声をかけるのでは、どちらが相手に相談を続けようと思うでしょうか?大抵は後者の方が、その後話をしようと思えるはずです人は「正しいことを言ってくれる人」ではなく「自分の話を聞いてくれる人」に相談しますし、信頼もしますまずは否定したり、自分の考えを話すのではなく、相手の話を受け入れて、とにかく聞くことが「受容」です2.傾聴傾聴とは相手の言葉ではなく、言葉の裏に隠された意図を読み取ることです先程の「仕事が楽しくないんです」の例を使って考えてみると部下があなたに言いたいのは、言葉だけを聞くと「仕事が面白くない」「仕事がつまらない」という風に受けとれます文字通りに捉えるなら、「今の仕事はこんなに楽しいことだってあるぞ」「続けていけばきっと楽しみが見つかるぞ」と仕事の楽しみにフォーカスして言葉を返すことになりますしかし、傾聴を考えながら聞くと「仕事中にいやなことがあったのか」「最近仕事が上手くいっていないのか」等、何かしらのエピソードや話を聞いてもらいたいことがこの言葉の裏に隠されていると考えますそうすると「なんか嫌なことあったの?」「最近うまくいっていないの?」とその言葉の裏に隠された本当に伝えたいメッセージを話してもらうことが出来ます「「聞く」は耳で聞いて、「聴く」は心で聴くとどこかで教わった気がしますが、傾聴は心で聞くのではなく、相手の心の声を聴くことです3.非審判的態度人の話を聞くときに自分の体験や考え方を重ねて聞いてしまうので、それは良いとか、それは違うとか何かと自分の基準に重ねて聞いてしまいがちですしかし相手にとっては相手の話している内容や考えていることは紛れもなく正解だし、正義ですそこを「いやそれは違う」「それは間違っている」と頭ごなしに言われたのでは、その人からの信頼を得ることには繋がりませんまずは良し悪しを考えずに、今はなしている内容は「相手にとっての事実」だと理解して聞かないといけませんその上で「あなたの考えや言いたいことは良くわかる。それに対して私はこう考えるし、こういう考え方もあるんじゃないかな」と一旦受け止めた上でこちらの意図を話した方が格段にこちら側の意図を相手に受け取ってもらえる可能性が高まります同じ内容を答えるにしても一旦受け止めるか、受け止めないかそれだけで相手にメッセージを受け取ってもらえる可能性に大きな開きが出ることは理解しておいて損はないと思います4.NGワード受容で傾聴を行うときに言ってはいけないNGワードがあります語頭に・「でも」・「だけど」・「そうじゃなくて」・「だから」等をよく使う人はNGワードを連発しているの注意しましょう*結論*受容とは相手のありのままを受け入れること傾聴とは言葉の裏に隠された言葉の意図を読み取ること話を聞くときは相手の良し悪しを判断するために聞くのではなく、相手の話す内容は相手にとっては紛れもない事実であえい正義であることを理解する*重要な事*「正しいことをいう人」の話を聞くのではなく、「自分の話を聞いてくれる人」の話を聞くと言う事ですまずは、相手の話を否定しないで本当は何を話したいのかなということに目を向けながら聞いてみることであなたは人から話をしてもらえて、その結果信頼できる人になることが出来ます是非受容と傾聴を意識しながら話を聞き得るようにトレーニングをしてみてください
2021年08月26日
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おはようございます。今日からはMSWが学ぶスキルの中から日常生活において、主に人間関係やコミュニケーションにおいて利用できるスキルについて話をしていきます第一回目は「自己開示」です_____________MSWは見ず知らずの人から相談を受ける仕事なので、信頼関係の構築やコミュニケーションを大事にしますそこで信頼関係を築くために必要なスキルを多く使っていますが、今日はその中の一つの自己開示について説明していきます1.自己開示とは自己開示とは自分自身について話すことです初めて会った人と話をする時によく自己紹介から始めると思いますが、自己紹介も自己開示の一つです自己開示の目的は自分から自分は何者かを話すことで、相手に安心感を持ってもらうために話をします2.人間の習性人はわからないものを恐れる習性(恐怖本能)を持っていますそのため知らない人から話をされると本能的に身構えたり恐怖を感じますそこでまずは自分が何者であるかを相手に伝えることで、最初のメンタルブロックを解くことが出来ますまた返報性の法則というものがあって、与えられたらお返しをしなくてはいけないという習性も働くのでこちらから自分のことを話すと相手も相手のことを話してくれます3.自己開示のやり方具体的な自己開示のやり方として、最初は薄い情報から開示していき、徐々に濃い情報を開示していきますまず一番簡単なのが名前と所属です自分の名前と所属は自己紹介の場面でも皆使う自己開示です「初めまして、○○と言います。○○会社に勤めています。今日はよろしくお願いします。」よくあるビジネスシーンでの一幕ですが、これも立派な自己開示です次に出身や趣味、年齢などを開示します「私は北海道の釧路町出身で、趣味で週に1~3回フットサルやサッカーをしています。今年で32歳になります。」さらに踏み込んだ情報を開示するのであれば、家族構成や大事にしていること「結婚していて8カ月の子供が一人います。私は仕事よりも家族との時間を一番大切に思っていて、特に子供と居る時間はとても幸せを感じます。」最も濃い開示をするのであれば自分の失敗談や秘密にしていることなどです「実は先日内緒で買い物をしたのがばれて、妻から叱られたばかりでして。今日持ってきたこちらのかばんも先日買ったばかりで、まだ妻には話していないので、内密にお願いします」いきなり濃い情報を開示しても相手が受け止めきれないので、自己開示をする時は薄い情報から徐々に濃い情報を開示するのが鉄則です4.共通点を見つけてもらう人は知らない人や物を恐れる習性を持っていますが、逆に自分と同じものや共通のものを見つけると仲間意識を持つと言う習性もあります全くいらない人同士であっても、「出身地が一緒」という共通点を見つけた途端に突然親近感を持つことってありませんか?性別や年代が違っても同じ趣味を持った仲間で集まったり、同じ大学者出身で作るコミュニティもあったり共通点を持つと言う事は相手との信頼関係を築くうえで非常に重要なポイントです自己開示をしながら相手との共通点を見つけられると信頼関係が深まりますある程度信頼が出来てきたら徐々に深い情報を開示して、相手との信頼関係をより強固なものに出来ます_____________*結論*自己開示とは自分のことをまず先に相手に話して、相手に信頼してもらうこと最初は名前や所属などの軽めの情報から開示していき、徐々に自分にとって重要な情報を開示していくことで相手のメンタルブロックを解くことが出来るまた返報性の法則でこちらから話すことで相手もはなしてくれる自分との共通点を探すことで、信頼関係は一気に深まっていく
2021年08月23日
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昨日はコミュニケーションのコツについて話をしました一番重要なことはコミュニケーションは上手く話すことではなくて、相手に話してもらえる質問が出来ることと、相手の状況を観察しながら話を聞くことが重要だと話しました今日はMSWを目指すうえで必須の資格である社会福祉士がどんなことを学ぶ職業であるかを説明します___________________1.社会福祉士の養成カリキュラム社会福祉士の国家資格を受験するためには、学ばなくてはいけないカリキュラムが定められており学ぶ分野は幅広く設定されています今のカリキュラムを調べてみたところ私が学生だったころからはカリキュラムも変更されていますが、名前が変わったりはしていますがベースとなる領域はほぼ変わっていません(刑事司法と福祉に関してだけは当時一切触れていなかったです)1.医学概論 2.心理学と心理的支援 3.社会学と社会システム 4.社会福祉の原理と政策 5.社会福祉調査の基礎 6.ソーシャルワークの基盤と専門職 7.ソーシャルワークの基盤と専門職(専門) 8.ソーシャルワークの理論と方法 9.ソーシャルワークの理論と方法(専門)10.地域福祉と包括的支援体制 11.福祉サービスの組織と経営 12.社会保障 13.高齢者福祉 14.障害者福祉 15.児童・家庭福祉 16.貧困に対する支援 17.保健医療と福祉 18.権利擁護を支える法制度 19.刑事司法と福祉 20.ソーシャルワーク演習 21.ソーシャルワーク演習(専門) 22.ソーシャルワーク実習指導 23.ソーシャルワーク実習これらの23の分野を学ぶことで初めて社会福祉の受験資格を得られるわけです医学、社会学、心理学などは直接的にはソーシャルワークとは関わりませんが、対象の理解という面では非常に重要な学問です少し専門とは違うからこそ、新鮮で面白く、ソーシャルワークに上手に生かせることが出来ればそこが個性となり強みとなります2.社会福祉士とソーシャルワーク社会福祉士にとってのメインとなる分野がソーシャルワークですソーシャルワークとは「人がよりよく生きるために」を考える学問ですよりよく生きるために社会正義や多様性の尊重、人権の尊重などを行います個人的にはある種、宗教的な要素に近いのかなとも思いますが、誰か個人を対象にするのではなく全人類が対象となる学問で、人間の心情や個別性を非常に重視します対象は個人であり、団体であり、社会です個人に対してはその人自身の力を伸ばすように支援して団体や社会に対しては変革や開発を促しますソーシャルワークの具体的な方法として面接の技術や支援のサイクルなどを学びます支援のサイクル(展開過程)としてはインテーク(初回面談) → 情報収取 → アセスメント(情報を基に問題点や課題をあぶりだす) → プランニング(課題解決に向けてどのような支援を行えばよいか計画する) → 実施 → モニタリング(期間を設けて観察する) →フィードバック(結果をふまえて検討する) → 終結 or アセスメントへ戻るという流れをたどりますこれらの流れを理解して支援にあたることで行き当たりばったりの支援ではなく、一定の支援を提供することが出来ます3.答えのない学問社会福祉は答えのない学問です数学や医学、天文学などのように計算して答えがこれと決まっているものではなく(自然科学)、政治・経済・教育学などと同じように「これが答えです」という一つの答えを出せない学問です(社会科学)そこに楽しみを見いだせる人は社会福祉士に向いていると思います答えが無いと言う事は裏を返せば、「どれもが正解になりうる」と言う事なので、就職して1年目でも30年の大ベテランでも変わらずに答えを探し続けることになります答えがないので評価が難しいのですが、評価は支援した人からしてもらえるので、支援者が少しでもよりよく生きられるようになったと感じてもらえるような支援を行うことを目指します4.学ぶフィールドの広さ社会福祉士の専門はソーシャルワークですが、先も述べたとおり対象は全年代のあらゆる人なので活躍するフィールドは無限にありますそもそも対象が人なので人間や社会に対する知識(医学、心理学、社会学)も必要になるのと対象となる領域(高齢者、障害者、児童)利用できる資源(社会保障、権利擁護、法制度)国の行う社会福祉政策、組織経営に至るまで様々な制度や組織、社会、人間の特性などの知識が求められます特に社会保障制度(医療保険、介護保険、年金等)等の知識は必須です社会保障関係の制度は原則が申告制となっています支援者であるソーシャルワーカーが制度や資源を知っているか否かでダイレクトに相談者の不利益につながってしまいますとわ言え学ぶべき領域が広いのと知っておかなくてはいけない制度の数が多いので、広く浅く知っていることが重要です細かい説明は各々制度の申請窓口で説明をしてもらえるので、どんな制度があるかと制度の対象がどんな人か、どこへ相談したらくわしく教えてくれる(どこが制度を管轄しているか)くらいを知っておけば良いです5.学びの面白さ社会福祉の学問の面白さは何といっても多くの人の悩みやこれまで生きてきた人生を知れることです人の悩みやその人の辿ってきた人生を聞くことで、追体験をすることが出来ます人生は一度きりなので自分自身で体験できることも、仕事も、人間関係も、社会情勢も限られていますしかしソーシャルワーカーとして相談者の悩みやこれまで生きてきた道のり、体験したこと、人間関係、就いた仕事の話を聞くことで他人の人生を知ることが出来ますそれはまるで小説でも読んでいるようで、まさに「事実は小説より奇なり」と言わんばかりの壮絶な人生を歩んでこられた方もいますそうした人たちの体験を聞くことで自分自身の価値観を広げて、より多様性のある生き方や考え方を理解できるようになります家を持たずに車で生活をして夏場は北海道に来て、冬寒くなると本州へ戻っていく生活をしている人がいたり今まで何不自由なく暮らしていた方が病気になってある日突然仕事も出来なくなり、それがきっかけで家族と離れ離れになったり今話題になっている生活保護を受給している人達にも病気や精神障害や発達障害のグレーゾーンと呼ばれる診断がつきづらい障害があって一人では生きていくだけの収入を得ることが出来ない事情があったり普段生活しているだけでは関われないような様々な人たちと関われます___________*結論*MSWの基礎資格となる社会福祉士は人間がよりよく生きていくために必要な幅広い領域の知識を必要とされる資格である特に専門はソーシャルワークで信頼関係の築き方や課題の探し方、計画を立てて実行し、その評価をするまでの一連のソーシャルワークの展開過程を学ぶことが出来る領域は高齢者、障害者、児童、地域、医療機関、学校、刑務所等幅広い社会科学の分野で「これが正解」という答えの無い分野なので、年数を重ねても考え続けられる面白さは様々な人の経験を聞くことで、生き方や考え方の幅が広がり、机上の空論ではなく実際に多様性について学ぶことが出来る社会福祉士は対象が広いので広く浅くの分野で学ぶべきところが多いですが、それだけおおくの人や物に関わることが出来ます人が理解できずに恐れるのは「知らないから」ですとにかく多くの人と関わり知ることで、全く分からず怖いと思っていた人でも自分との共通点を見つけられたり、絶対的な違いを見つけられたりして恐れは減っていくものですより多くの人と関わり話す機会が得られるという点では、人への理解が深まり、人間としての深みの出る職業だと思っています
2021年08月20日
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昨日はバイスティックの7原則について話をしましたMSWとして働くうえで絶対に意識しておかないといけない原則だとお伝えしました今日はMSWという職業に就くうえで必要なコミュニケーションについて話をしようと思います___________1.メラビアンの法則MSWにとっての商売道具は「自分」そのものです相談へ来た人へにこの人なら話しても良い、相談しても良いと思ってもらうことですそのためにまず第一に重要なのは「見た目」次に「話し方」 「態度」 「誠実さ」等が挙げられますメラビアンの法則というものがあり、人は話をする時に見た目(外見、しぐさ)や、話し方(声のボリューム、トーン)に9割ほどの意識が向いて、話す内容は1割程度しか意識していないという実験結果がありますこのメラビアンの法則は特に第一印象に大きく関わり、初めて会った人と話をする時は特に話の内容よりも外見や話し方に気を付けなくてはいけないと言う事ですコミュニケーションと聞くと会話にしか目が向かない人が多いですが、それだけ言語以外のことも重要と言う事ですMSWとして面談する時は言語(バーバル)だけではなく、相手のしぐさや表情などの非言語(ノンバーバル)を大切にしなさいと教わりますコミュニケーションは相手があって初めて成立するので、相手がどんな表情や態度で自分の話を聞いているのかをしっかり見ながら話しのできる人はコミュニケーションが上手です言葉ではない見た目やしぐさの重要性をわかっていれば、自分の見せ方もそうですし、相手の見方も変わってきます2.MSWとコミュニケーションよく社会福祉士の現場実習へ来る学生さんと話をしていると、「患者さんとのコミュニケーションが続かない」 「会話が広がらない」という声をよく聞きますコロナ下になってからは今までよりもより一層対面して人と話す機会が減るので、今の学生さんは特にこのコミュニケーションで悩む子が多い気がしますMSWという職業は相談へ来た人がどこに悩みを抱えていて、最終的にどこへたどり着きたいかを共に考えていく職業ですバイスティックの7原則でも説明したようにソーシャルワーカーの支援には自己決定が原則ですので、本人がどう考えてどうしたいかを探っていかないといけませんそのためには相手の考え方を引き出すようなコミュニケーションを求められます初対面の人の頭の中を探る方法を皆さんは知っていますか?黙っていても同じ空間にいたら相手の頭の中がわかるとか、一目見ただけで相手の考えていることがわかるとかそういう特殊能力を持っていなければ、答えは一つ「話を聞く」それしかありません「(話してもらうために)質問する」 「話を聞く」という能力こそが「コミュニケーション能力」と呼ばれるものの正体です就職してから9年間、毎日個室で様々な年代や職業の方と「1対1」や「1対複数」で面談を繰り返すMSWが相手の行動を観察しながら得た経験からコミュニケーションのコツをお伝えします3.コミュニケーションのコツ私は就職するまではあまりコミュニケーションは得意な方ではありませんでした学生時代は当然同じ年代の人としか話はしないですし、そもそも口数の多いタイプでもなかったのでどちらかというと「相手に察してほしい」タイプの人間でしたそれでも趣味のサッカーや好きなアーティストの話など共通の趣味を持つ人とならいつまでだって話し続けられるという偏った一面もあったと思いますそんな私が今ではどんな年齢の方でもどんな職業の方でも(時には怒って相談室へやってくる人も)相手の不安や悩みを引き出せるまでのコミュニケーション能力を身に付けたのにはコツがあります0 コミュニケーションの大前提コミュニケーションとは自分が話すことが目的ではありませんコミュニケーション能力の高い人と聞いて話を面白く話せる人とか、ネタが尽きずにずっと話し続けられる人と思い浮かべる人もいるかもしれませんがそれは間違いですコミュニケーションの目的は自分が聞きたい内容を相手に話してもらうことですつまり「聞くのが上手い人」もっと言うと「相手が話しやすいような質問や話題を振るのが上手い人」がコミュニケーション能力の高い人であり、コミュニケーションを取るコツです講演や配信のように一人で一方的に話すものではなく、コミュニケーションは相手がいて初めて成り立つものだと言う事を押さえておきましょう①目的を明確にするコミュニケーションを取る目的を持たずに話をする人がいます急に話しかけてきて、一方的に話して去っていく人っていませんか?今のなんだったんだろう? 何がしたかったんだろう?と思いますよねあなたが誰かとコミュニケーションを取る時は仲良くなりたい、何か要件を伝えたい、感情を伝えたい(嬉しい、幸せ、寂しい、怒り、悲しい等)、自分のことを知ってほしい、相手の気持ちを知りたい・・・等必ず目的があるはずです「何となく話したい」と思っても、「時間を持て余して一人でいるのが寂しいから、何となく話したい」「この人と話していると楽しいから、特に話題はないけど何となく話したい」と必ずコミュニケーションの目的がありますまた「話がまとまらないんです」という人がいますが、こういう人はこの話の目的を自分で理解しないまま話すために「話がまとまらない」状況になりますただ感情を伝えたかっただけなのか、相談をしたかったのか、なんの話を聞いてほしかったのか目的を意識して話すようにすると相手に伝わりやすいコミュニケーションが取れます②話す時間を意識する人はコミュニケーションを取る時に相手の話を8割くらいは聞いていないものです 特に相手の話が長くなればなるほど話を聞いていません聞いている振りして別のことを考えていたり、次に自分がなんて話そうかを考えたりしますそこで自分が話す時間はなるべく短くしないといけません20秒から30秒を超えてくると体感的には長く感じますそのため1~3回くらい言葉を発したら相手に話すタイミングを持たせないといけません③相手を見る話しているときにあなたはどのくらい目を使っているでしょうか?先ほど述べたように話す側も聞く側も視覚からの情報はコミュニケーションにおいて重要な要素です見るべきポイントとしてはまず相手の目ずっと見続けると圧迫感を与えますが、時折視線を外しながら相手とアイコンタクトを取ります目を見て話してくれると、「私に話してくれている」「私の話を聞いてくれている」と言う事が相手に伝わります次に表情楽しそうにしているのか、真剣な表情か、退屈そうにしているか、疲れた表情をしていないか表情は目やまゆげ、口元等見ていると読み取れますコロナ下でマスクしながら面談するようになってかなり表情読むための情報が制限されて、難しくなってますが目元やまつ毛からはかなり表情を読み取れます後はしぐさや態度わかりやすいのは髪の毛をいじったり腕組みをしているときは自己防衛が働いているとき自分の話したくない内容や、自分が知らない話をされている時に起こりがちなので、話題を変えるなど工夫が必要ですまばたきが多くなっているときは緊張しているときこちらは立場が対等ではない時に起こりがちです上の立場にある人が話すときは特に気を付ける必要があり、目を見る時間を少なくする、相手が緊張しないで聞ける話をする等の工夫が必要ですうなづきや相づちを入れながら聞いているときは真剣に話を聞いているとき聞き上手な人の特徴でもありますが、うなづきや相づちをいれながら聞いているときは真剣に聞いているときか、聞き側のコミュニケーション能力が高いかのどちらかです最後は立ち位置人にはパーソナルスペースなるものがあります自分が安心できるスペースで、この距離に入れる人はかなり信頼できる人です人によっても場面によっても変わってきますが、私の場合はそれほど親しくない人であれば手を伸ばした時に触れられるくらいの距離に入られると少し不安を感じます初対面の人ほど、相手がどんな人かわからないのでより相手のパーソナルスペースに踏み込んでいないか気を付ける必要がありますパーソナルスペースに入っているかを見極めるためには、先ほど言った腕を組む、髪を触るなどの自己防衛のしぐさをしていないか、後ずさったり距離を取ろうとしていないかを観察する必要があります________*結論*コミュニケーションを取る上で意識しなくてはいけないことは「コミュニケーションは相手がいて初めて成立する」と言う事です話す内容や話し方は実はコミュニケーションにおいてそこまで重要な要素ではありませんむしろ重要なのは相手の話を聞くことや、話しやすい環境を作ってあげられるかです前者は自分に矢印が向いていますが、後者は相手に矢印が向いていますコミュニケーションや会話が上手く続かないと言う人は自分のことばかりに目が向いていませんか?話す相手のことを考えられていますか?一人では会話もコミュニケーションも発生しません常に相手があってこその会話であることを意識してください緊張する、何を話せばよいか悩んでいる人は自分が何を話そう、どうやったらうまく話せるかと自分にしか矢印が向いていない状態ですそうではなくて、「自分はなぜこの人とコミュニケーションを取りたいのか」という目的に立ち返って相手に話してもらいたい内容を話してもらうような質問をしてみてくださいまずは相手に質問が出来ること、そして相手の話を目を見てうなづきながら聞くことを意識してみてくださいそれだけでかなりコミュニケーションはとりやすくなりますよ信頼関係を築く上で最も重要なのがコミュニケーションです是非あなたのコミュニケーション能力を上げてよりよい人間関係を築いていってください
2021年08月16日
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みなさんMSWって何する人かわからないという人の方が多いと思いますが今日からはMSWの基盤となる資格やスキル、MSWになることで得られるスキルを紹介していこうと思いますMSWが専門職を名乗る以上、どの人がやっても一定のレベルの支援を提供できないといけませんその支援のレベルを担保するために、価値や倫理、原則などがあるのでMSWはそれらの定められた基準に則ってものを考え、行動します今日は基盤となる、バイスティックの7原則について説明します______________1.MSWとソーシャルワーカーと社会福祉士・MSWとはメディカルソーシャルワーカーの略語で、医療機関で働くソーシャルワーカーのことを言います→仕事の名前です 教師、エンジニア、看護師等と一緒です・ソーシャルワーカーとは医療分野に限らず、高齢者、児童、障害者、地域(包括支援センター、社会福祉協議会)等で働く社会福祉の専門職のことを言います最近ではスクールソーシャルワーカーや刑務所でのソーシャルワーカー等活躍の場が広がってきています→同じく仕事の名前です 「何の仕事してんの?」「ソーシャルワーカー」「え、なにそれ?」という感じです・社会福祉士とは国家資格の名称で、福祉系の大学に通うなりして受験資格を得て、国家試験に合格するともらえます「看護師」とか「医師」は国家資格の名称と、職業名が一致しているのでわかりやすいですが、「社会福祉士」はソーシャルワーカーと呼ばれるので余計にわかりづらいことになっています→資格の名前です 調理師 介護士 弁護士 医師 公認心理士 等と一緒です2.MSWの基本学問 ~ ソーシャルワーク理論MSWを目指すうえで必須の資格となっているのが「社会福祉士」です「社会福祉士」の専門は「ソーシャルワーク」です「ソーシャルワーク」とは個別援助技術(ケースワーク)を用いて個人や社会の問題を解決していくことを目指す学問で「人間の福利(幸福と利益)の増進」を目指します平たく言えば人が生きていくうえで直面する課題を、個人や社会を巻き込みながら一緒になって解決していく学問ですソーシャルワークの基礎となるケースワークについて学ぶ上で外せないのがバイスティックの7原則というものがありますケースワークとは面接技法を用いて相談者と信頼関係を築き、話を聞いて、問題解決とその後の生活も安心して暮らしていけるように援助していく技術ですこのケースワークの過程で意識しなければいけない、7つの原則をまとめたものですつまりこの7つを抑えておけば、ソーシャルワーカーとしての基礎は身に付くことになります逆に言うと、この7つを抑えていなければ、ソーシャルワーカーとは言えませんそれほど基本的で重要な7つの原則を紹介していきます3.バイスティックの7原則①個別化の原則 ②受容の原則 ③自己決定の原則 ④意図的な感情表現の原則 ⑤統制された情緒関与の原則 ⑥非審判的態度の原則 ⑦秘密保持の原則ざっくりと解説すると①個別化対象者をパターン化せずに、同じような相談であっても一人一人違うんだという視点を持つこと→「このパターンの相談前も受けたな」とか思わない②受容相手の言うことをまずは受け入れること→自分とは違う考え方であったり間違っていると思っても、否定したり反論したりせずまずは受け止める③自己決定支援者側の考えや答えを押し付けるのではなく、本人が決められように支援する→支援者があーしろこーしろ言わないで、自分で決められるようにあくまでもサポートする立場を取る④意図的な感情表現相談者が感情を吐き出せるようなリラックス出来る環境設定や、感情を出せるような問いかけを行う→必ずしも自分から言い出せる人ばかりではないことを理解して、思いや悩みを吐き出しやすいように支援者側が工夫する相談者によっては自分が何に悩んでいるかをわかっていないこともある⑤統制された情緒関与支援者側は相談者に対して感情移入しやすくなることを理解して、感情を自分で制御する必要がある→一緒に泣いたり怒ったりするだけでは個別援助とは言えない(意図を持った共感であれば良いが、感情的にただ同調するだけではいけない)支援者は自分の感情をコントロール出来ないといけない⑥非審判的態度どちらが良いとか悪いとかを判断する立場ではない→相談者からは誰が悪いとか自分がいけないのかとか、回答を求められる場面があってもそれぞれの正義があることを理解して「何がよくて、何が悪い」などを判断しない⑦秘密保持相談内容を絶対に外部に漏らさない→相談を受けるということは相談者の個人情報やプライベートな情報を取り扱うことになる自分の秘密をぺらぺらと他人に話す人に安心して相談は出来ないソーシャルワーカーにとって最も重要なのは、「この人になら相談しても良い」と思ってもらうことですそのために特に重要な原則は個別化と受容です個別化は「この人は”私”の悩みを聞いてくれる」と相談者に思ってもらえること受容は「私の考えをちゃんと受け止めてくれる」と思ってもらうことです「私の話を聞いてくれて、ちゃんと受け止めてくれる人」と「自分の話ばかりして、否定してくる人」だったらどちらの人に相談したいかと言う事ですソーシャルワーカーは相手の悩みや問題を解決する仕事です問題解決するためには、相手がどんな人で、何に悩み、なぜ悩んでいるのかを正確に理解する必要があります人それぞれ生まれた環境も育った環境も考え方も違うので、一見同じ悩みのように見えたとしても「全員にぴったりのワンプラン」は存在しません一人一人にぴったりの解決策を一緒に探して、相談者本人が解決できるように支援することがソーシャルワーカーの醍醐味です___________*結論*MSW、ソーシャルワーカーは仕事の名前で社会福祉士は国家資格ですMSW、ソーシャルワーカーとは人がよりよく暮らせるように問題解決のお手伝いをする仕事で問題解決のためにケースワーク(個別援助技術)という学問を学びますケースワークの基盤となる考え方にバイスティックの7原則と言うものがあり特に個別化と受容の原則が理解できないと、そもそも「この人になら相談したい」と思ってもらうこともできませんMSWを目指す学生や実習に来る学生はまず、このバイスティックの7原則をしっかりと見直してもらえればと思います細かいテクニックなら働いてからいくらでも身に付けられますが、まずはこの基礎が身についていないとソーシャルワーカとは呼べません基本中の基本の理論ですが、MSWと呼べるかどうかはこの7原則に則っているかどうかで決まりますMSWを目指す方は是非見直してみてください
2021年08月12日
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