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2006年09月19日
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カテゴリ: 業界ネタ
店に来たあるお客が、「瓶ビールの王冠が欲しいんだけど余ってるの無い?」という。


一体どうしてそんなものが要るのか訊いたところ、
「だってそれたくさん集めると、何か貰えるってキャンペーンやってるでしょ」。

え(?_?) そんなこと全く聞いてない.......。

確かに今大々的に宣伝をやっているものでは、商品についているシールを集めて送ると、
抽選で何かしらの景品が当るというキャンペーンは実施されているが、それとは違うみたいだ。

さらに詳しく訊いてみると、そのお客は自分の行きつけの居酒屋でその話を耳にしたという。
そこまで聞いて、「あっ!」と気が付いた。


それはメーカーが飲食店に持参した箱の中に王冠をどんどん貯めていって、その箱が一杯になった段階で
何某かのモノと交換しますよ、というものだ。
私も随分前にそのキャンペーンの話を、ウチの得意先のある料亭で聞かされていたっけ。

ただそのことを忘れていたのは、そのキャンペーン自体がわれわれのような納入酒販店を飛び越して、
直接飲食店サイドに持ち込まれるからだ。
われわれ酒販店が一枚噛んでいることなら、私もその進捗状況などを気にする機会もあるのだが、
われわれがタッチしていない所で進んでいるキャンペーンだと、それをやっていることすら
頭から離れてしまうのだ。

でも最近の酒類メーカーの政策には、このキャンペーンのように端から酒販店を飛び越して
持ち込まれるものが多くなってきている。
そうしたいわゆる「頭越し外交」については、商道徳にもとる行為だということを
以前の日記

こういったキャンペーンの話をメーカーがわれわれの頭越しに直接しに行くのには、
おそらく理由が二つあると思う。
ひとつは酒販店によってこういったことに積極的なところと、そうでないところがあるため、
自分たちで廻った方が均質的に案内が出来るということで、これはまあ解からないでもない。

そしてもうひとつは、納入酒販店が変わってもいいように、ということだろう。

中立的な立場のメーカーとしては、そこにヘタに干渉したくないということなのだろう。
ましてやその「取り合い」の実態も、ひとえに「大手」が「中小」を食っていくという図式になっているのだが、
メーカーとしても納入酒販店がある程度の大手に集約されていった方が、何かと都合が良いだろう。

ちょっとうがった見方かもしれないが、私はそのような思惑が有ると思っている。
そしてそれはいみじくも、「大手メーカーにとって中小酒販店は、フォローすべき対象とは見られていない」
ということを物語るものなのかもしれない。

話が最初に戻るが、状況を理解した私が件のお客に、そのキャンペーンは飲食店のみが対象となっていて、
一般消費者がいくら王冠を貯めても何にも出ないよ、と言うと、なんだか複雑な表情で帰っていった
(もう既にいくらか集めてたのかもしれないな)。
しかしそのお客にキャンペーンのことを話した居酒屋も、ちょっと軽率だよなー。









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最終更新日  2006年09月19日 20時56分46秒
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