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デンゼル・ワシントン & ホイットニー・ヒューストン の クリスマスファンタジーを見ました。 下町の貧しい教会の牧師ヘンリーは、不動産屋から立ち退きを要求され思い悩んでいた。ヘンリーが神に祈ると、天から派遣されてきたダドリー(デンゼル・ワシントン)という天使が舞い降りてきた。でも、ダドリーは、教会のゴスペル歌手をしているヘンリーの妻ジュリア(ホイットニー・ヒューストン)に恋をしてしまうが・・・ラストはクリスマスに集まる人々を幸せな気持ちにさせて、ジュリアの記憶からも自分を消去して、ダドリーは、ひとり静かに姿を消していく。 ホイットニー・ヒューストンのすばらしい歌声が、天使の贈りもののように思えた。 ゜ ☆゜゜ ゜▲ ゜ ゜▲▲゜゜ ゜▲▲▲゜ ___Ц___ こうして、いい映画を見てムクのX'masがおわりました。
2007.12.25
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ローマで活躍する映画監督が、故郷シチリアで暮らす映写技師アルフレードの訃報を聞いて30年ぶりに帰郷し、懐かしい子供時代から青春時代を回想する物語です。戦争で父を亡くし、イタリアのシチリアで母と暮らす少年サルヴァトーレ(愛称トト)は、町の小さな映画館「パラダイス座」で映画の魅力を知る。映写技師アルフレードに付き従い青年時代までシチリアで過ごすが、映画の世界で飛躍する為にローマへと旅立つ。夢と引き換えにあきらめた最愛の恋人エレナへの思いを織り込んで、アルフレードの死とともに、老築したパラダイス座の取り壊しに、サルヴァトーレの中の「青春時代」が終わる。 アルフレードの陰の力で少年サルヴァトーレの純粋な感性が守り育てられて、映画の世界で開花していく。子供時代のサルヴァトーレ役のサルヴァトーレ・カシオ君が、表情が豊かでとても可愛い。30年という月日が流れても変わらないエレナへの愛(エレナも同じ)に、哀愁ではなく、またひとつの新しい形の希望を感じさせられた。 それは、映画監督として大成したサルヴァトーレが、運命の日のエレナのメモを、アルフレードが守り続けたほこりだらけのパラダイス座の壁から見つけ出すことに始まって・・・。心に残るとてもいい映画でした。
2007.12.20
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デッドロック(DVD) ◆20%OFF! 凶悪犯700名を収容する刑務所を舞台に、「ロンドンルール=時間無制限」で戦う囚人対囚人のボクシングアクション映画です。※ (クィンズベリールール=ラウンド制)刑務所対抗のボクシング試合で、67戦無敗の実力者モンロー(ウェズリー・スナイプス)は、元ヘビー級のボクサーである。 殺人罪で終身刑を言い渡され服役している。ある日、現役のヘビー級チャンピオン・アイスマン(ヴィング・レイムス)がレイプ犯として収容される。アイスマンとモンローとの間に一触即発のムードが高まっていくのを見て、マフィアにパイプを持つ囚人メンディ(ピーター・フォーク)が外部から掛け金を集め、刑務所内で試合をさせることを企画する。看守はショットガンを手に、リングは逃げ場のない鉄格子で囲み、ルールはロンドンルールで対戦する。o( `Д´)==○)θ゚)∵男のプライドを賭け勝負する本格的なボクシング映画で、なかなか面白かった。
2007.12.17
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キンキーブーツ 100年を越える伝統の紳士靴メーカー「プライス社」倒産の危機を、四代目の後継者であるチャーリー・プライスが、ドラッグ・クィーン(drag queen) として名をはせるローラの力を借りて再建していくという物語。オーソドックスな紳士靴が市場のニーズに合わず、窮地に追い込まれていたプライス社のチャーリーは、クラブ「エンジェル」のスター、ローラ(本名サイモン)を路上で助けたことがきっかけで、その業界に隙間市場を見出す。ショービジネスに生きるローラは、セクシーにパワフルに歌い踊ってはいても、中身は長身のちょっと武骨な黒人の男。 彼は、「女性」を最大限に演出して観客を沸かす。でも、市場には、ローラたちダンサーの体重を支えるような頑丈なハイヒールは存在していなかった。ローラは、あくまでも 赤 と 高いヒール にこだわる。 履きやすくてもローヒールのブーツでは意味をなさない。動揺する従業員に、チャーリーは、社運を懸けて、ローラ企画のキンキーブーツを製作し、イタリア・ミラノの見本市でショーを行うことを発表する。経営難で従業員を15人も解雇したことに胸を痛めていたチャーリーが、偏見の中で生きてきたローラとタッグを組み、傷つき合いながらも新市場に挑戦していくストーリーに笑い泣きしてしまう。そして、そんな窮地を乗り越える中で、チャリーは自分のすぐそばにあった本物の愛を見つける。マイナスの状況下でも、頭を切り替えて従業員たちと力を合わせて新分野を開拓しようと努力する、とてもユニークでポジティブな映画でした。ドラッグ・クィーン、ローラの存在がとてもスパイシーで良かった。
2007.12.13

監督 スティーブン・スピルバーグ 出演 モーガン・フリーマン, アンソニー・ホプキンス, マシュー・マコノヒー, ジャイモン・ハンスゥ, ナイジェル・ホーソーン 1839年、スペインの植民地であったキューバのハバナ沖で、西アフリカから来た奴隷船テコラ号よりアミスタッド号に買い取られた53名のアフリカ人たちがいた。そして、プエルト・プリンシペへの長い航海途中で、ひどいリンチを受けたり、食糧事情の悪化で、鎖につながれたまま次々と海へ落とされたりして十数名が殺される。シンケ(ジャイモン・ハンスゥ)を中心とする奴隷たちは鎖を解き放ち、スペイン人の乗組員に反逆し武器を手に彼らを次々と殺していく。だが、シンケたちは、奴隷商人のルイズとモンテスの、西アフリカへ帰すという言葉に騙され、彼らに舵取りを託してしまい、船はアメリカの領海へと入って行く。そして、アメリカ海軍ブリッグ艦ワシントン号に発見される。生き残った39名は、コネティカット州ニューヘヴンに連行され、反乱罪及び殺人罪で裁判にかけられる。アメリカの奴隷廃止運動家タパン(ステラン・スカルスゲールド)、ジョッドソン(モーガン・フリーマン)らは、彼らを擁護する為に「アミスタッド協会」を設立し、募金を集め、弁護士ボールドウィン(マシュー・マコナヘイ)を雇い、ルイスとモンテスに対して暴行、誘拐、及び不当監禁の罪で訴訟を起こす。しかし、シンケの話す言葉は、民族語(メンデ語)で、どういう経緯で奴隷船に乗せられたのかを聞き出そうにも意志の疎通が図れなかった・・。 1841年、彼らが自由の身になるまでの裁判を中心に描いている。スティーブン・スピルバーグ が、「シンドラーのリスト(1994)」に続き手掛けた、実話に基づく大作映画でした。映画なので、脚色はされてはいるものの、シンケが話す全ての話は、とても悲しく残酷で本当に可哀想だった・・。 そして、39名を救った 奴隷廃止運動家 たちの懸命な活動と、前大統領、マサチューセッツ州選出連邦議会議員ジョン・クィンシー・アダムズ(アンソニー・ホプキンス)の最後の弁護に感動を憶えたが、現実的には、シンケたちの帰国に幸せは残されてはいなかった・・。そのことが悲しかった。
2007.12.10
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【DVD】ギャザリング/クリスティーナ・リッチ 「スリーピー・ホロウ」でジョニー・デップと競演したクリスティーナ・リッチが主演を務めるサスペンスホラーです。ギャザリング=集う者約2000年近い昔、エルサレムの郊外にある「ゴルゴダの丘」で、磔の処刑を受け、息絶えたイエス・キリストの姿を、ただの「好奇心」だけで集まり傍観した者たち・・。神の御前に どんなに歴史が変わっても、何百年、何千年の月日が流れようと、彼らの魂は永久に眠りにつけない。世界を揺るがす大事件の影には、必ず彼らの顔が映っていた。ケネディ暗殺事件の時も。彼らの魂は、悲しくも血の惨劇場所をさまよい続ける。ある事件が起こり、地中に埋まった古い教会が発見される。奇妙にも、磔にされたキリストの石像が、壁に彫られた幾人かの人物のほうに向けられて立っている。要するに、うしろの壁に向かって裏磔(うらはりつけ)の形になっている。一方、キャシー(クリスティーナ・リッチ)は、大雨の中、車に轢かれ、その時から自分の名前しか思い出せない。車を運転していたマリオンは、救急車を呼びキャシーを病院へ搬送してもらうが、軽症の為にすぐに退院できることになり、自分の屋敷へ連れて行く。発見された教会の謎を研究するサイモンと、その妻マリオンの住む屋敷の中で、キャシーは過去か未来か、わからない予知夢を見るようになる。地域で起きる連続殺人に絡み、キャシーは自分が何者なのか理解していく・・。叫ぶわけでもなく、救助するわけでもなく、同情するわけでもなく、ただ興味本位に惨劇の場所に集まり傍観する者たち。彼らは主の御前に敬意すらもたなかった。ホラー映画ではあるけど、神は「ギャザリング」に救いの道を示している。昔、「アダムス・ファミリー」にも出演していたクリスティーナ・リッチは、とても美人に成長してはいるが、やはり顔立ちがホラー映画の雰囲気に合ってるな・・って思った。キリスト教をベースにした、なかなか面白い(興味わく)映画でした。
2007.12.06

今朝は風が強く、寒い朝でした。 彡(_~_;彡)ヒュ~ (ムク)も、最近は私の布団の中に入ってきて朝まで一緒に寝ています。 ムクと寝るとあったかいので、お互いに共存しあっています。 (o^―^o)vでも朝はホントに冷えるので、まず、ストーブで部屋を暖めなければいけません。 {{(゚д゚)}}さむ~給油タンクが空になってきたので、灯油を買わなければ・・・。ひと冬でポリ容器何個分使うだろう・・。 節約していても18リッターなんてすぐになくなるからね。(あの、これから話がちょっと長くなるので よかったらお茶でもどうぞ。 宇治茶の産地、京都南山城のお茶ですが、気兼ねなく飲めるほうじ茶でも香ばしくてホントにおいしいヨ。 ) ところで、今年も12月に入り、1年もあっという間だったね。日本は四季があって、衣替えや夏の準備、冬の準備、年間行事も多いので、毎年ドタバタとあわただしく過ぎていきます。この時期テレビ局は、年末番組やお正月の番組撮りで、芸能人の方たちは、ものすごく忙しいのでしょうね。 年末からスペシャルの目白押しかな。最近は、クリスマスなんかは、家でツリーを飾ったり、庭に色とりどりの電飾を点したりするお家もあったり、友達同士でパーティーしたりと割りに賑やかなんだけど、お正月になると、だんだんと日本の情緒も薄れてきたよね・・。 (うちの自治会は、恒例の「餅つき大会」をやるみたいですが)でも初詣に関しては、日本の大きな神社は、毎年変わらずすごい参拝客で賑わってるよね。 良い年を迎える為の古来から続くおめでたい慣わしだからね。年末の買出しなんかで、上野のアメ横に行ったりするのが私は好きで・・。店先で威勢のいいお兄ちゃん相手に値切って買うのも面白いし、お菓子のお店では、大量のお菓子を、これでもか、これでもかって安く売ってくれたりするしね。 その賑わいが好きで行ってみたりする。でも、年末ピーク時に行くと、すごい人込みで死にそうになるから時間帯や日にちを選ばないとだめだけどね。東京なのに、日本中であんなに活気のあるノスタルジックなところはないと思う。今、「日本人のしきたり」 っていう本を読んでいるんだけど、日本に生まれ、日本で育っていても、その習慣はわかっていても、意味を聞かれたら案外答えられない場合が多い。 第一章 正月行事のしきたり というところでちょっと抜粋すると、初日の出・・(なぜ「ご来光」と呼ぶのか) これはかつて、初日の出とともに、「年神様(としがみさま)が現れると信じられていたことに由来する。年神様は新年の神様であり、「正月様」「年徳神(としとくじん)」ともいって、年の初めに一年の幸せをもたらすために、光臨してくると考えられていた。とくに高い山頂で迎える太陽を「ご来光」といって、山頂近くの雲に映った自分の影が、まるで光の輪を背にした仏の像のように見えた為で、仏の「ご来迎」との語呂合わせで「ご来光」と呼ばれるようになった。ちなみに、初日の出を拝む習慣は昔からあったわけではなく、明治以降さかんになり、それ以前の元旦には、年神様を迎える為に家族で過ごし、「四方拝」といって東西南北を拝んでいた。門松・・(何の為に立てるのか) もともとは新年を迎える際に、年神様が降りてくるときの目印として木を立てたのが始まり。松が飾られるようになったのは平安時代からで、松は古くから神が宿る木と考えられていた。さらにここに、まっすぐに節を伸ばす竹が、長寿を招く縁起ものとして添えられた。玄関前や門前の左右に一対立てるようになったのは、江戸時代ごろから。しめ飾り・・(家じゅうを飾りつける意味は?) 門松と同様、正月に年神様を迎える為の準備。しめ飾りに使う、ウラジロは常緑の葉であることから長寿を、ユズリハは新しい葉が出てきて始めて古い葉が落ちることから、次世代に家系を「譲って絶やさぬ」という願いを込めている。ダイダイは家が代々栄えるといったことから、縁起物として正月飾りに使われるようになった。鏡餅・・(なぜ丸餅を二つ重ねるのか) もともと餅は、ハレの日に、神様に捧げる神聖な食べ物と考えられており、室町時代以降、正月に年神様に供える目的で、現在のような鏡餅が定着していった。鏡餅といわれる理由は、昔の鏡が円形だったためで、人の魂(心臓)を模したことから、丸餅になった。また、大小二つ重ね合わせるのは、月(陰)と日(陽)を表していて、福徳が重なって縁起がいいと考えられていたから。ユズリハ、ダイダイは、しめ飾りと同様の理由から、昆布には子孫繁栄の願いが込められている。まだまだある正月行事のしきたりや、節分に始まる年中行事、結婚、懐妊・出産、七五三や成人式などの祝い事のしきたり、神輿(みこし)、縁日などの縁起のしきたりなど、日本人のしきたりの「意味」が盛りだくさん書かれてあってスゴク勉強になります。
2007.12.04
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私は、ブログの中で、自分にとって心に残った映画などを、ひとつひとつファイルしていくように、自分流儀に書いたりしてるわけだけど、今まで見たSF映画のなかで、一番印象に残っているのが、キアヌ・リーブス主演の「マトリックス」で、何度みても面白いと感じている。 進化した人工知能( AI )が創り上げた「仮想現実空間」マトリックスの世界で、ソフトに侵入してくるウィルスを阻止する為のプログラムとして創られた超人的パワーを持つエージェント・スミスと、マトリックスから人類を解放する為に選ばれた救世主「ネオ」との闘いが描かれている。人類が住む現実世界は、「仮想現実空間」であり、真実の世界ではない。人類との戦争で太陽エネルギーを絶たれた AI は、発電施設を建設し、人間の持つ微弱な電流を取る為に、人間を培養する。液化された死体を栄養源にして、人類はもはや自然に繁殖しているのではなく、電気エネルギーを機械に供給する目的の為だけに栽培されている。カプセルの中でプラグを体中に装着され、「現実社会」だと信じていた世界が、実は AI に創られたソフトの中の世界であるという真実を見せられたネオは正気を失う。モーフィアスは言う。 「ようこそ現実の世界へ」そこは、大手ソフトウエア会社のプログラマー(裏の顔は天才的ハッカー)として働くトーマス・アンダーソン(ネオ)の住む1999年のアメリカではなく、AI に支配され、光を失い人間社会すべてが消滅している2199年の不毛の世界だった。生き残った少数の人間たちは地下にもぐり、「ザイオン」を築いていた。「心を解き放て」 モーフィアスにより、マトリックスの中で訓練を受けるネオ。エージェントは、ザイオンを壊滅する為に、ザイオンへのアクセスコードを探り出そうと躍起になる。預言者であるオラクルの存在や、コンピューターに精通した人は、「リローデッド」や「レボリューションズ」に登場するキーメーカーやメロビンジアンやエグザイルの組織の役割なども理解しやすいと思うが、私にはだんだんと難しくなっていく。 センチネルの大群と、ザイオンを守る人間の戦いを除いて、深い理解力が必要になってくる。オラクルを守るプログラム、セラフの案内で、キーメーカーに会い、その導きでネオはマトリックスの設計者アーキテクトに直面する。そして、アーキテクトにより衝撃的な事実を知らされたネオは、再び、究極的な選択を迫られる。映画「マトリックス」は聖書をモチーフにしているが、ギリシャ神話や、仏教の「悟り」のような哲学的要素も多く含んでいる。単なるSFアクション映画ではない。現実に人間が創り上げてきた、それぞれの国の歴史や教育、政治や経済(金融)、戦争や紛争、報道などの社会システムにも相対して暗示している。「マトリックス」は、シリーズで大ヒットしたアメリカの娯楽大作映画ではあるが、その一作目は、「覚醒」という意味において、SF映画の中では名作中の名作だと私はいつも思う。
2007.12.02
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