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2023.07.26
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カテゴリ: 報徳記を読む
報徳記巻之三

【5】先生烏山天性寺円応和尚の寂するを歎ず

 先生之を聞きて大(おほい)に歎じて曰く、
嗟呼(あゝ)烏山の事廢(はい)せる歟(か)。

今、我が言を用ゐずして没せり。
豈(あに)一人の不幸ならん。
烏山一國の不幸なり。
始め厚木に至らんとする時、我頻(しきり)に之を止めたり。
兩人(りやうにん)の意(い)、厚木の富人(ふじん)に説諭し、財を出さしめんとするにあり。
彼等(かれら)國君(こくくん)の仁に感じ、貧民救助の志(し)を發(はつ)し、烏山に來(きた)りて其の道を求めば、是其の時を得たるなり。
未だ其の時節に至らずして、是より往きて説諭するもの、豈(あに)是(これ)仕法の仁術ならんや。
我が言に隨(したが)ひ彼(かの)地に往(ゆか)ずんば、此の憂なからん歟(か)。
然りといへども、烏山興復の時至らざるの爲す所か。
一人の進退に依りて大道興廢(こうはい)す。
如何(いかん)ともすべからず。
菅谷猶(なほ)存せり。
興復の道絶えたるに非ず。
然して圓應と菅谷とは車輪の如し、今忽然として其の一輪を欠く、奚(いづくん)ぞ仕法の盛行を望まんや 
と、愁歎止まず。

尊徳先生は亡くなるとき、弟子達を呼ばれてこう言い残された。
「鳥のまさに死なんとするやその鳴くや哀し
 人のまさに死なんとするやその言や善し
 慎めや小子
 速やかならんと欲するなかれ
 速やかならんと欲するときは大事を乱す
 勤めよや小子
 倦むことなかれ」

 急がず厭きることなく、水が上の田を満たしてのち、下の田に順々に行き渡るように自然の理にしたがって進めてまいろう。



円応和尚が亡くなったのを聞いて、尊徳先生は大変嘆かれた。
「ああ、烏山の事廃せるか。
 円応和尚が誠の心を尽くして烏山藩の再復の道は起った。
 今、私が言うことを用いないで亡くなった。
 これは一人の不幸ではなく、烏山一藩の不孝である。
 始め厚木に行こうとする時、私はしきりに止めた。
 二人の意図は、厚木の金持ちに説いて、資産を出させようとすることにあった。
彼らが君主の仁に感じて、貧民を救助しようと志を発して、烏山に来てその道を求めるならば、この時こそ時を得たものというべきである。
未だその時期に至らないのに、こちらから行って説くことがどうして仕法の仁術であろうか。
私の言にしたがって厚木に行かなければ、この憂いはなかっであろう。
しかしながら烏山復興の時がいたっていないということであろうか。

どうにもすることができない。
菅谷がまだ存している。
復興の道が絶えたわけではない。
しかし円応和尚と菅谷は車輪のようであった。
今忽然としてその一輪を欠いてしまった。


と嘆かれたのであった。

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「ツキを呼ぶ魔法の言葉」は、言葉の使い方の教科書です。
また自らの潜在意識をコントロールする方法を教えるものです。


イスラエルのおばあさんが説いた「言葉の使い方」は、生涯、実践すべき大切な教えだと思います。
1 決して怒ってはいけない。(p.20-21)
2 一人でいるときも、絶対に人の悪口を言っちゃダメよ(p.20)
3 汚い言葉を使ってはいけない。きれいな言葉を使いなさい。(p.20)
4 (1) 嫌なことがあるときに「ありがとう」と自分に言いなさい。
 (2) 良いことがあったら「感謝します」と言いなさい。
(3)この言葉がとても便利で、たとえまだ起こっていないことでも、 なんの疑いもなく不安も心配もなく、力まずに言えれば 、自然とそのとおりになる可能性が高まる。





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最終更新日  2023.07.26 13:12:58


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