MM2022のブログ

PR

プロフィール

MW2022

MW2022

カレンダー

コメント新着

天国にいるおじいちゃん@ Re:打席に入る前に、バットを天にかざして、天国にいるおじいちゃんに『力を貸してくれ』(08/24) 天国にいるおじいちゃんについては、 089…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2025.10.31
XML
カテゴリ: ネイチャー
レアメタル使わない有機LED 「江崎玲於奈賞」に九州大大学院・安達主幹教授



 財団などによると、安達教授は、有機LEDについてレアメタル(希少金属)以外の材料を使う方法を発見。さらに、発光効率の高い高性能のデバイス構造も確認した。これにより、資源に乏しい日本でも有機LED開発が進められる可能性がある。安達主幹教授は「賞を励みとして、今後も物質科学・有機エレクトロニクスの発展に貢献してまいりたい」と話している。

 同賞は、04年度の創設。ナノテクノロジー(超微細技術)などに関する分野が対象で、1973年にノーベル物理学賞を受賞し、筑波大学長も務めた江崎玲於奈理事長(100)らが選考委員を務める。2013年の第10回受賞者の北川進・京都大特別教授が今年のノーベル化学賞に選ばれたことで注目を集めている。

 歴代の受賞者で初めてノーベル賞受賞者が出たことについて、選考委員会の江崎委員長は「大変うれしく思う。今後もノーベル賞が贈られることを期待している」と語った。


☆東北大学発のスタートアップ「AZUL Energy」が開発したのは、これまで高価で希少なレアメタル「白金(プラチナ)」に頼らざるを得なかった燃料電池などの性能を、鉄をベースにした新触媒で実現するという革新的な技術です。高騰や地政学リスクといったエネルギー問題の根幹を揺るがすこのブレークスルーは、なんと青色インクの研究中に偶然発見された

次世代エネルギーとして期待される水素燃料電池。この心臓部で、水素と酸素の反応を効率よく進めるために不可欠なのが「触媒」です。この触媒はまさに”魔法の粉”ともいえる存在ですが、その主原料は白金(プラチナ)という非常に高価で希少なレアメタルです。

実は、この白金には大きな課題があります。
・希少性と偏在: 世界の年間生産量はわずか約200トン。その約90%を南アフリカとロシアに依存しており、地政学的なリスクを常に抱えています。
・普及の壁: 燃料電池車1台には、一般的なガソリン車の排ガス用触媒より1桁多い20~数十グラムの白金が必要です。単純計算では、世界の全生産量を投じても約1000万台分しか作れません。世界の自動車生産台数が年間約1億台であることを考えると、白金触媒に頼るままでは、本格的な水素社会の実現は「机上の空論」になってしまうのです。


この長年の課題に光を当てたのが、AZUL Energyの技術です。驚くべきことに、この新触媒は、もともとインクジェットなどに使われる青色顔料「フタロシアニン」の研究過程で偶然発見されました。
研究室のメンバーが、この顔料の化合物を電池に応用してみようと考えたのが始まりでした。数多くの化合物を試す中で、フタロシアニン分子の中心に鉄原子を配置したものが、驚くほど高い触媒性能を持つことを発見したのです。これは人間の血液に含まれるヘモグロビンにも似た構造で、ありふれた「鉄」が希少な「白金」の役割を代替できる可能性を示しました。
まさにセレンディピティ(思いがけない幸運な発見)が、エネルギー問題解決の糸口を見つけ出した瞬間でした。

◎レアメタル貧国の日本はPSCの原料のヨウ素だけは世界でトップクラスの資源を有する。

 PSCの生産に不可欠な原料の一つがヨウ素であるが、この元素は、PSC構造を形成する際に重要な役割を果たしており、その供給がなければPSCの大量生産は困難である。日本は世界のヨウ素資源の約30%を保有しており、その供給力は国際的に重要な役割を果たしている。国内では、特に千葉県や茨城県の地下水からヨウ素を効率的に採取する技術が確立されており、安定的な供給が可能となっている。このような安定供給は、PSCの生産において日本の国際競争力を維持するための基盤となっている。

 日本には、多くの大学や研究機関がPSCの研究を行っている。特に東京大学や物質・材料研究機構(NIMS)は、PSC材料の特性評価や新しい合成方法の開発を行い、産業界との連携も進めている。東京大学の研究グループはPSC材料の結晶構造や耐久性向上に関する研究を進め、国際的にも高く評価されている。NIMSは、PSC材料の特性を評価し、商業化に向けた技術の開発を進めている。これらの研究機関は、PSCの実用化に向けた重要な役割を果たしている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.10.31 18:38:23
[ネイチャー] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: