新しいキャリアの創造に向けて 

 新しいキャリアの創造に向けて 

January 9, 2006
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カテゴリ: その他
最近のことである。契約社員として働いている30歳前の男子Oが転職相談にやってきた。学歴は一流大学卒、大学卒業後に入社した会社も名のとおった一流企業である。ただし、その一流企業で頑張りすぎたのか、体調面の不調から精神的にも大きくダメージを負い、ついには退職となったとのこと。現在、契約社員として働いてはいるが、正社員として就業したいので、転職・求職相談にのって欲しいといってきたのが始まりだった。

本人の希望は、統計解析の仕事に興味があるので、その分野での仕事がしたいとのことではあったが、前職同様、コンサルティング会社をすすめてみる。結局、本人としては早期に正社員たる地位を手にしたいので、チャンスがあれば、応募してみたいとのことで、2社に応募することに決定。

まず、ある企業へ先に応募。先方から即座に連絡有り。Oのレジュメは既に他の会社から送付されており、エントリー済とのことであった。応募先の担当者も、個人情報保護法の施行以来、個人情報の取り扱いにはかなり慎重、ナーバスといったほうがよいかも知れないほど、過敏に反応してくる。こちらからは、求人先にOとのやり取りの経緯を説明し、了解をもらったが、このダブルブッキングについて、Oからは何もいってこなかったのである。Oが確信犯であった可能性は充分考えられたが、ことさら追求はしなかった。

その後、もう一方の企業に応募。面接の依頼が程なくあった。一次面接は無事通過。問題は二次面接の日程調整でおこった。一度、確定した面接日時をOが直前で何度も日程変更を申し入れてくる始末。携帯に連絡し、留守電に幾度となくメッセージをいれるもまったく連絡なし。メールでの連絡はこちらが発信してからややしばらくあってやっと返信してくるという有様に、こちらも手をやくというよりもなす術なしという状況に陥った。

求人先も、度重なる面接日程のキャンセルにあきれ、本当に転職する気があるのかといぶかりだす始末。契約社員の身の上であることを考えれば、いち早く、面接を終えて、正社員への道を望むのが普通のはずだが、いつも業務都合により日程調整は難しい、急な業務により再度の調整をお願いしますの繰り返しには誰もがその候補者の自己管理能力に疑いをいだくことになるのではないだろうか。その類のことをOにメールで送ると、いち早く返信があるではないか。そこには、自己管理能力がないとはなんたることか。他の人材コンサルタントでれば、自分の意向に合わせてすべてやってくれるというのに何故、おたくにはそれができないのかとあるではないか。

何がこうまでOを自分勝手にさせるのであろうか。最近、特に問題が多い、身勝手な転職希望者が増えてきているが、そのことについて今後考えていきたいと思う。









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Last updated  January 9, 2006 04:02:57 PM
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