仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2007年06月29日
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 ここ数日の新聞報道やTVのニュースで株主総会のことが載っているのだが、私も農業的な第三セクター株式会社の株主総会に参加してみた。その株主総会の中で女性下着販売のシャルレを傘下に持つテン・アローズの株主総会では、創業家が求めた元五輪バレーボール代表の三屋裕子社長の解任が承認された。


 創業家側の勝利におわった訳だが、本当に女を上げたのは解任された三屋元社長だと思っている。彼女が「サンデーモーニング」のコメンテーターして活躍していた頃からファンだったのだが、3年間、経営の一線で活躍してきたのだから、知識にも厚みが増していると思うので、これからも面白い話をしてくれると期待してい
る。

 今回の三屋元社長の解任劇は、新聞情報によると会社の業績面では、商品力の弱さから主力の下着やギフトの販売がふるわず売り上げは減少が続いたが、コスト削減などを進めて、昨年から連結業績予想では、4期ぶりに税引き後で黒字に転換する見通しになり、やっと業績回復ができそうになった矢先だったのだ。

 このため、今回の解任劇も「業績回復を受けて創業家が経営への復帰を望んだ」との見方もあるが、現在の「ホームパーティー形式」と呼ばれる訪問販売手法を強化していくのか、反対に直営店での販売や、通信販売など販売手法を広げる方向へ変更するのかと言う、経営方針をめぐっての確執もあったらしい。

 私が見て彼女が偉かったと思うのは総会開始直後のこと、創業主一族が議長である三屋氏の事業報告をいきなり挙手でさえぎり、「議長不信任動議」を突きつけ、突然の交代劇を起されて解任されたのだが、未練タラタラの恨み節は一切なかった点である。大株主でない経営者の立場を理解している点である。

 日本の大企業の次期社長の選考は、「年次順送り、最後は社長の独断」とやゆもされてきた。今回の解任劇はそれはそれで面白いのだが、本当に会社にとって大事なのは、新しい経営者が就任すれば、どのような戦略や施策がとられるか、その業界等にとってはどのような影響があるのか、といった「分析」のはずである。


 会社の方針や人事の目的も最終的には、投資家や顧客である消費者に向いているはずであり、決して内部向けのものではない。新たな時代に即したトップ人事の説明責任の果たし方、報道のあり方が求められる。今回のように「だれか」を一番に知るということだけにエネルギーを消耗してしまっては、説明責任は十分に果たさ
れないし、創業者一族の新社長では本当に今の実績を続けられるのか疑問である。





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最終更新日  2007年06月30日 04時31分37秒
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