仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2008年02月03日
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 昨日は「脱・貧困」という会合に参加してみたのだが、パートをかけもちして働いても生活できず、役所に生活保護の相談に行ったら追い返され、仕方なくサラ金からお金を借りて多重債務者になってしまう人や、高校を出ても就職先がなく、派遣会社に登録して工場で働いたら条件が全然違い、期間満了でクビを切られて行くアテなく「ネットカフェ難民」になってしまう人などが増えているそうだ。(逆に野宿者「ホームレス」は減少しているらしい・・・)

 私も実は「反貧困ネットワーク」のサポーター会員で、昔言われた一億総中流から格差社会に向かっていっていることを危惧しているのだ。今のように湯に貧困な人が増えている原因は、小泉元首相の構造改革のせいなのだが、彼が在任中はその本質を、国民が分かっていなかったのだ。現在でもアンケートによると、小泉内閣で暮らしが悪くなったと答えているのに、悪くなったのは小泉内閣の政策に問題があったとは、半分の人は思ってないのだ。

 小泉元首相が行った構造改革は、企業の競争力を高めるため規制緩和を行いながら、社会保障を行う行政を「小さな政府」と称して、滅茶苦茶にしてしまったのだ。特に厚生労働省は生活保護基準の見直しについて、国民生活に多大な影響を有する生活保護基準を、十分な調査・検討を経ずに引き下げが強行しようとしているのだ。生活保護基準といったら憲法25条で決められている最低基準のはずだが、それを引き下げようといっているのだ。

 これは生活保基準が年金や最低賃金と比べて、著しく不均衡だからという理由だそうだが、生活保護を引き下げると最低賃金が上がらなくなることを、もっと連合などの労働組合も考えるべきだろう。労働組合の連中も、生活保護基準の安易かつ拙速な引き下げに抗するとともに、生活保護基準の見直しについていかなる対応・検討が必要かを、多くの人と議論し、意見を交換する必要があるのだろう。

 私も一応労働組合に入っているから、少しは貧困のことも勉強しているのだが、貧困という問題が起こってくることは、今から200年位前からわかっており、その対応策も160年前にロンドンにおいて考えられているのだ。昨日の会合に参加して、ここまでほって置いた責任は、私たちにも少しはあることを反省して、微力ながら自分にできることを、なにかやってみたいと思っている。今の私は幻魔に立ち向かうベガの心境である。





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最終更新日  2008年02月03日 06時37分16秒
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