仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2008年03月14日
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 昨日から今度の勉強会の準備を始めたのだが、今回は私も「ボランティア養成講座」ということで、2時間ほどの講義をしなくてはいけなくなった。講義といってもそれほぼ難しいものではなく、まち歩きの基本と地図の読み方を喋るだけなのだが、それでも少しは準備しようとレジュメをA4用紙に3枚程度と古い地図と現在の地図とをつくったのだ。

 私の参加している史跡庭園を管理するNPOは、昔の松山のことを勉強したりしているので、古い地図と現在の地図とのことを少し話そうと思っている。色々な地図や案内書を持ってまち並みをそぞろ歩きする行為は、現在の流行でもなんでもなんでもなく、昔からいつの時代でも行われてきた普遍的な営みである。(楽しみ方には違いはあるが・・・)

 自分の生活圏は地形も地勢も頭に入っているので地図は必要ないが、いったん知らない町を歩こうとすると、地理不案内だから東西南北の方位や、歴史、町名、めぼしい地点などその町の様子を知る便は、どうしても地図やガイドブック(案内書)に頼らざるをえない。全国各地から人々が流れ込んだ江戸では、携帯可能な区分地図「江戸切絵図」が活用されたのだ。

 今回の私に講義資料もその「江戸切絵図」の手法を元に作ってみたのだが、作家の永井荷風は「江戸切絵図」を懐に入れて明治期の東京をゆっくりと歩いたそうだし、江戸の人々の生活ぶりを舞台に多くの時代小説を書かれた山本周五郎や池波正太郎両氏も、「江戸切絵図」を下敷きにその創作の世界を広げているとのことだった。このように古い地図はたくさんの情報と湧き出る想像力の源になって、作家の創作意欲をかき立たせるものらしい。

 私も一様は土木の技術屋なので、地図を造ることや図面を読むことなどは、それほど苦にはならない。苦にはならないどころかそれを商売の一部にしていることもあり、資料を作っていてもそれこそどんな講義をしようかと、ワクワクする気持ちのほうが強かった。自分としてはまあまあの講義資料が作れたと思っている。

 交通手段の乏しかった昔は移動の手段が、基本的に「歩くか船に乗って」というしか方法がなく、ごくごく小さな町の範囲で人々は生活し、喜怒哀楽をともにしていたのだ。そんなところからまち歩きの面白さを、講義では話していこうと思っている。(乞、御期待・・・)





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最終更新日  2008年03月15日 11時55分41秒
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