仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

PR

プロフィール

HbA1c 6

HbA1c 6

フリーページ

2008年03月23日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 今日は一日中雨であったのだが、史跡庭園を管理するNPOの、「ボランティア養成講座」に参加していた。昨年までなら講義を受ける立場だったのだが、今年は講師ということで参加者に2時間ほどの講義をしてきた。私が担当してのは、まち歩きを行って地元の歴史等を知ることなど、どちらかといえば「地元学」に属する講義である。

 「地元学・地域学は何か?」 いろいろな答え方があるわけなのだが、どちらかといえばわかりにくい講義になりがちである。それでも、今日何人かの人と雨の中町を歩いてみて、人が興味を持つものが多様であること、そのこと自体に魅力があるのだということが、本当によく分かりました。(本などを読んでわかっているつもりだったのだが・・・)

 単に、地元の人とヨソ者がまち歩きをして面白いものを見つけたり、住民にインタビューをして地図を作ることが「地元学」だと思われているフシもあるのだが、今日の経験で改めて思ったのは、地元学は「バラバラになった地域住民をつなぎ、行政に丸投げした自治を住民の手に取り戻すこと」と言い切った地元学提唱者の結城氏の言葉である。

 今日のまち歩きで参加者が一番興味を持ったのは、城下町松山の交通の起点「札の辻」という所で、藩のお達しを伝える高札場があったところである。その様子はさまさまな書物ににも描かれており、江戸でいえば日本橋といったところなのだ。現場には国交省が造った大きな石製の碑があり、説明文が刻んであるがそれ以外は往時を偲ぶものはあまりないのだ。

 今日は雨がシトシト降っていたので、現場での説明はあまりしなかったのだが、参加者に地域を広くつなげることの意義を説いたつもりなのだ。地元をよく知ることがより深く持続可能な社会づくりに向かう、可能性・必然性を示したかったのだが、どれくらい参加者に伝わったのかはあまり自信がない。(あとで書いてもらったアンケートでも読んでみようか・・・)

 広域の地元学に取り組む多くの人の報告書をけっこう読んでいるのだが、私のごとき未熟者には文章が難解に過ぎるものが多いのだが、なるほど、今日の参加者の意見というカタチも、地元学の問題提起にはありなのかなと思いました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年03月23日 17時34分02秒
コメント(1) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

砥部焼祭り@ Re:減税派の方が少数だといわれているが・・・(04/17) 砥部焼祭りについては、 0896240183 をど…
スマホ@ Re:ディールの好きな大統領といっても・・・(03/31) スマホの知りたいことは、0896244450 か…
aki@ この様な書き込み大変失礼致します 日本も当事国となる台湾有事を前に国民の…
aki@ Re:速歩をはじめよう・・・(03/17) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
aki@ Re:能登半島地震で行われていること・・・(01/16) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: