仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2009年11月01日
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 私も建設業職員が加盟している労働組合の役員をしているのだが、全国の労働組合の組織率が低迷を続けるなかでも、約3割くらいの組織率を誇っているのだ。もっとも、建設業界は不況で従業員のリストラがものすごく進んでおり、労働組内の組織率はそれほど落ちてはいないのだが、組合員数は減少し続けているのが実情なのだ。ところが首都圏では、逆に組織率が上昇に転じるなど組織化が進んでいるそうなのだ。その組合員数増加の中心になっているのは、パートや派遣労働者などの若者層だというらしいのだが、このところの労働条件の急激な悪化を背景に、労働現場で弱い立場に追い込まれた非正規雇用者の増加が、労働組合活動の活性化の一因になっているそうなのだ。

 その中でも20~30代の看護師や介護職員が口を揃えて言うには、「この看護や介護の仕事をずっと続けたいから、労働条件がよくなるように組合運動をして頑張る」と、低賃金重労働で厳しい労働環境に置かれている医療・福祉分野で働く若手を中心に、労働組合員が増加しているそうだ。厚生労働省の統計によると、全国の労働組合員数は約1千万人で、全労働者5千6百万人に占める組合員の比率である推定組織率は、約18%となっており前年から横ばい状況となっているそうなのだ。看護師や介護職員が加盟できる医療業界唯一の産別労働組合である日本医療労働組合連合会では、今年4年ぶりに組合員数が大幅に増加しそうで、これから組合員数が増加知る傾向にあるというのだ。

 もっとも労働組合員数全体の増加数のうち、非正規労働者の増加が多くを占め全組合員数に占める割合は約10%まで上昇していると言われているのだ。厚生労働省の役人によると「組合員の増加数と非正規労働者の増加数がほぼ一致しており、非正規労働者の加入増により組織率も上がったとみられる。連合系や全労連系が行っている非正規労働者の組織化も一因ではないか」とコメントしていた。我々が所属している建職労でも首都圏を中心に、非正規労働者の組合が組織されているとのことだった。我々建設業関係の労働条件は、昔から「タコ部屋」との呼び名があるように劣悪だったのだが、看護関係の労働条件をそれに劣らず劣悪だったそうで、看護師の女性には働きながらの結婚の自由も許されておらなかったそうだ。(男性の建設関係と女性の看護関係が、特に酷かったそうだ・・・)

 我々の年代では労働運動をすることは、なにか特別な感じを持っている輩が多いのだが、今の若者は労働組合について、「私たちより上の世代は、組合に否定的なイメージを持っているようですが、私たちの世代はこれまでの労働運動の歴史を知らないので、逆に労働組合活動を新鮮に感じる」と話してうるそうなのだ。厚生労働省の労働組合基礎調査によると労働者の労働組合への参加率は、敗戦直後の昭和24年に6割近くまでに達して以降低下傾向が続き、団塊世代の大量退職期を迎えた平成17年から約18%と低迷しているそうだが、今の情勢が続くと「連合」が目標としている組織率2割も、夢ではない勢いだそうなので、私も少し期待が持ててきたところなのだ。





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最終更新日  2009年11月01日 02時10分50秒
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