今日のニュースを見ていると、8月30日の衆議員選挙は終わってすぐの9月1日に、政府が好きに使える内閣機密費の支出額が、なんと1日で2億5000万円になっている事がわかったらしい。このときは当然まだ自民党政権だったのだが、麻生政権末期の資金の動きの不自然さが際立っているのだ。この内閣機密費の正式名称は、内閣官房報償費で「権力行使の潤滑油」と呼ばれているそうなのだが、内閣官房長官の判断で機動的に使われることから、内閣官房長官の大きな権限の元になっているのだ。(1日に何回かマスコミの前でしゃべるだけが、その仕事ではないということだろう・・・)
この官房機密費の使いみちについては、今までは一切明らかにされていないのだが、(国の予算の使いみちを厳しくチェックする機関であるはずの会計検査院の調査も、事実上フリーパスということで免除されているそうなのだ・・・)この官房機密費の異常支出のことは、現在行われている国会で共産党の塩川鉄也衆院議員が、衆院内閣委員会で追求したそうだ。これは共産党にしては間の抜けた質問だと私は思っているのだ。この時は自民党政権で官房長官は河村氏であったはずだから、今の鳩山政権の平野官房長官が、その支出の内訳を知っているはずがないではないか。(また、知っていても胡散臭い金なのだから、その使い道など言うはずがないではないか・・・)
この官房機密費は、国政への寄与などを名目に、国会議員の海外視察に対する餞別)などのほか、与野党の国会対策にあてられているとの指摘もあるが、真偽のほどは定かでないというのが今までの常識で、予算額で言うと月に約1億円は使える費用となっているのだ。(だいたいが1年で14億円異常必要なのかがもよくわからないのだが・・・)この秘密のベールに包まれていた官房機密費だが、民主党政権になって公表されたのは、歴代長官が内閣府に機密費支出を請求した日付と支出額で、文書の保存期限とされる過去5年分というふうに、国に対する情報公開請求での開示内容と同様の範囲にとどまっているのだ。(無駄な出費を省くという約束が、少し違うのではないだろか・・・)
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