安倍晋三首相の友人が理事長を務める 学校法人「加計学園」 をめぐり、週刊誌が 自民党の下村博文幹事長代行が学校法人「加計学園」から「 200 万円の違法な献金を受けた疑いがある」と報じて事件で、その週刊誌によると安倍首相に近い 自民党の下村博文幹事長代行 を支援する政治団体「博友会」 が3年前と4年前に学校法人「加計学園」から計 200 万円を受け取りながら政治資金収支報告書への記載がないとしている。自民党の下村博文幹事長代行は当時の文部科学大臣だったのだ。 自民党の下村博文幹事長代行は東京都内で記者団に対して「献金を受けた事実はありません」と否定し、「東京都議選の選挙妨害だ。内容についてはきちんと説明する」と述べていたのだ。
週刊誌の記事によると 自民党の 下村博文幹事長代行 を支援する政治団体「博友会」の事務所の入金リスト「博友会パーティー入金状況」に、安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」が平成25年と平成26年に100万円ずつパーティー券を購入した記載があるにもかかわらず、「博友会」など自民党の下村博文幹事長代行のいずれの政治団体の収支報告書にも記載がなかったとしている。そして記事では「3年分のリストから、こうした闇献金が疑われるケースを合計したところ、その額は約1千万円」と指摘し、別の内部文書には下村博文幹事長代行が文部科学相だった当時に、学校法人「加計学園」の秘書室長がたびたび陳情し口利きを依頼した経過が記録されていたとしている。
自民党の下村博文幹事長代行 の事務所は新聞の取材に「記事を読ませていただいてからコメントする」とし、安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」側も「記事を見ていないので、今の段階では回答できない」としていたのだ。ところが自民党の下村博文幹事長代行は自民党本部で記者会見し、学校法人「加計学園」が自民党の下村博文幹事長代行村氏の後援会の政治資金パーティー券計200万円分を購入していたとする週刊誌の記事について、学園関係者が学園以外の計11の個人や企業の購入代金を取りまとめ、下村事務所に持参したものだったと説明したうえで、購入費が政治資金収支報告書に記載されていなかったとする指摘には「パーティー券の購入をしてもらったこともない」と否定したという。
自民党の下村博文幹事長代行 は記者会見で問題となっているパーティー券について「平成25年と平成26年に加計学園の秘書室長が、計11の個人・企業から預かってきた100万円の現金を事務所に持参したので個人・企業あての領収書を渡した」と苦しい説明をしたそうで、秘書室長が取りまとめた理由は「事務所の日報には、加計学園関係者が学園以外の個人などにお願いしたと書かれている。自分のパーティーに協力しようという中で知り合いに声をかけたと理解している」と語ったが、パーティー券購入者の中に学園関係者が含まれるかは「聞いていないが、調べてみたい」と否定せず、安倍晋三首相の友人加計孝太郎理事長については「購入者に入っていないと聞いている」と述べたそうなのだ。
政治資金規正法は 一つのパーティーで政治団体が個人または企業から20万円超の支払いを受けた場合、収支報告書に名前を個別に記載することを義務付けているが、自民党の下村博文幹事長代行の支援団体「博友会」の報告書には、それぞれの購入した代金が20万円以下だということで学校法人「加計学園」や室長の名前の記載がないというのだ。政治資金規正法では特定の団体のためにパーティー券の代金を集め、団体に提供することを「あっせん」と位置付け、集まった合計が20万円を超える場合にはあっせんした者も記載することが必要だとされている。ところが自民党の下村博文幹事長代行は「プライバシーのこともある」として公開には慎重な姿勢を示して公表する気はないとしているのだ。
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