私は酒類が大好きなのだが「ビール腹」という言葉にもあるように、ビールを飲むと太るというイメージがあるとされ、下腹あたりがぽっこりと突き出す様はあまり格好のよいものではないのだ。特に中年になると男女共にビール腹になりやすいといわれているが、実はこれの原因は「ビール」だけではないというのだ。ビール腹とは「ビールを飲み過ぎた」ことによるお腹という意味ではなくて、昔ビールを製造する時に使われていた「ビール樽のようなお腹」という意味なのだ。しかし現実にビール好きの方にぽっこり腹の人が多いのも事実で、アルコールは非常にカロリーが高くそしてアルコール度数自体が熱量なのだが、多くあるアルコール類の中ではビールは比較的低い度数のお酒とされている。
酒を好きな人の中で比較すると度数の低いものを好む人の方が肥満率は高いと言われているそうなのだが、そして度数が低いお酒はヨーロッパでは「食中酒」と位置づけられ食事をしながら飲むのに適したアルコール度数だというのだ。ビール以外にはワインや日本酒がこの仲間になりウイスキーやブランデーなど度数の高いものは「食後酒」とされており、そしてシェリー酒などは「食前酒」とされています。ビールが好きな人はおつまみを多く食べる傾向があって飲食にかける時間も長めで、通常の食事と比べるとかなりの量の摂取カロリーとなりこれがビール腹の原因となるというのだ。だからと言ってビールを飲むことを諦める必要はないそうで、太らないための飲み方のコツはあるというのだ。
酒のカロリーは含まれるアルコールの割合に左右されるのだが、アルコールは 1 gあたり 7kcal なので炭水化物やたんぱく質の 1g あたり 4kcal よりずっと高カロリーだといわれている。基本的にはアルコール度数の高いお酒はカロリーも高くなる計算になるわけだが、飲む全量がどれくらいになるのかも大きなポイントで、 2 時間ほどの間にビールならジョッキ 5 杯程度は飲むというひとはやはりビール腹にご用心だという。ビールだけで 1000kcal を超えてしまう計算になってしまい、少しずつ飲めるワインや焼酎のほうがトータルのカロリーが低く抑えられる場合が多いというのだ。その性質上「一回の飲み会あたりのカロリー」としてはビールが他のお酒よりもカロリー過多になりすぎる傾向にあると言えるそうなのだ。
ビールは炭酸を含む飲料の特性として「食欲を増進させる」効果があると言われており、 勢い良くビールを飲みながらおつまみも同じスピードでパクパクでは、どうしてもたくさんのカロリーを摂ってしまうことが避けられないというのだ。 そして揚げ物をはじめとした油を使った料理と相性が良いのもビールの特性で、 ビールのおつまみとしてついついから揚げやフライ物をオーダーしてしまいがちになるのも仕方がないというのだ。その結果としておつまみ自体が高カロリーになることも多いし、ビールは塩気とも相性が良く味の濃いおつまみと一緒にビールを飲むとより美味しくたくさん飲めてしまい、気づけば一気にカロリーオーバーになっていたという可能性も高いというのだ。
ビールと一緒に食べても太りにくいものとして次のものがオススメで、 アブラが少ない高たんぱくのおつまみである 豆腐類に鶏のササミやムネ肉だけでなく、内臓類や馬肉など良く噛んで食べると代謝を高めてくれる効果がアップするというのだ。 食物繊維が多いおつまみとして きのこや海藻・野菜の料理などビールを飲む前に食べると、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるので飲んだビールが体脂肪になりにくいという。他にも切り干し大根やかぼちゃ煮・ひじき煮などのお惣菜や納豆・枝豆もおすすめで、 良く噛む必要があるものとして 野菜スティックやイカの干し物などが食べすぎを防いでくれるそうなのだ。残念がならビールの飲みすぎは太るモトということなので、美味しく飲むときは楽しみつつおつまみの種類に一工夫が必要だというのだ。
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